諸星未来堂ープ

沖縄から戻って議論しまくりの十一月第二週


MOROBOSHI Tomorou's
Warp Diary
1998 November 2nd Week


Japanese-Language Contents


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でも、よいこは両方ともブックマークしておこうね!
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各記事タイトルの先頭を参照してくれ!
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MOROBOSHI Tomorou's Warp Diary 1998 November 2nd Week
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981111
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980714【hold me tight】(CASIO QV10A)
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980702【PLALELE】(CASIO QV10A)
980613【MAZINGER Z】(CASIO QV10A)
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980421【TSUTSUJI】(CASIO QV10A)
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981115a[ daily life / 日常生活(日) ]

 福岡、晴れ。

 週末はずっと徹夜というか睡眠不足で書類をいじっているので、きつい。

(あ「きつい」は「締め切りがタイトだ」という意味ではなくて「疲れている」を表す福岡の方言ね)

 徹夜で書類いじって、きついなら、何もワープ日記で文系理系とかわからん話題でわらわら文章かかなくてもいいだろうに>オレ、という気がする。

 って、そんなことしてるから徹夜するはめになってるんじゃ? ってのが根本的疑惑なのだが、あまり考えたくないな。


「石橋けい、ぢうやう」

 世界Aの始末書981114にて、ワープ日記に「石橋けい、ぢうやう」と書いた件についてフォローがついているので、お返事。

 石橋けい、がどうしてぢうやうかというと、「有言実行三姉妹シュシュトリアン」の次女、月子役だったからです。

 ちがうな、原因と結果をとりちがえているな。石橋けい、がどこから現れたかという話となれば「シュシュトリアン」で出てきて、関東地方ではキオスクの看板娘としてポスターで微笑んでいて、あとはウルトラマン・ティガでシンドウ隊員(だっけ?)の妹の看護婦役をしてたりするわけで(映画「女優霊」の中で……って書こうと思ったらネタバレかもだからヤメ)、ってことになって、その発端であるところの「シュシュトリアン」がオレにとってなかなか「ぢうやう」だったのもあって、石橋けい、もぢうやうなのであって……。

 やっぱりうまく説明できないな。

(彼女の特撮系キャリアが「ナイトヘッド第1話」からなのは知っていても、観たのはずっとあとだから、オレにとってはシュシュトリアンが「発端」という意味ね)

 冬樹さんがおっしゃるとおり「SF好きな男性が好む女性のタイプってのは、ある傾向があるのかね?」という話ですな。要は「タイプよね」ということで。

 どこがどういいのかを語ると、なんだか生臭くなったり「オヤジがメルヘンかたってるんじゃねー!」になったりしがちなので、語らないわけなんですが、オレにとって石橋けい、は山田まりや、よりは非常に「ぢうやう」である。

 あ、やっと言いたいことがわかった「石橋けい、はシュシュトリアンで見たときから、こーなんかググっとくるものがあって、ずっと『ぢうやう』リストの中なんですよね」ってだけですな。


 なんか最近、言いたいことがスパッと出てこないなぁ。迂遠だなぁ。

● そう「石橋けい、ぢうやう」ですね。「シュシュトリアン月子」からずっと。リスっぽい顔とヒョロっとしたところがよろしーです。

 うむ、これぐらいかな。これなら「どうしてぢうやうなのか」も入っているし。

(これだけ「ぢうやう」と言いながら、ティガもガイアも見てないあたりが、なんかもぉ「口だけ」って感じがしてイヤンだなぁ。まぁ、いいか、毎週テレビ観るのってエネルギー使うから)

 冬樹さんも981108で、えらく熱くハマリっぷりを表明しているなぁ。

 石橋けいサイト『 I LOVE K 』か、ええのぉ。眺めよう。


 さて、ひょろっとした所では、佐藤康恵もけっこう好みなのであるが、今度7イレブンな新山千春と「謎の転校生」を演るらしくて、二人並んだ写真を雑誌などでみるが、それぞれ単体で見ると気にならないのに、二人並ぶと「佐藤康恵は宇宙人的にヒョロヒョロすぎて怖くて、新山千春は顔が丸すぎて怖い」と感じてしまう。どちらか一方が異様に見えるならしょうがないのだが、両方とも異様に見えるのはもったいない気がする。せめて間に標準体型の誰かを入れてもらうと、気持ちが和らぐのだが。

 雑誌で、親友同士らしい菅野美穂と小嶺麗奈が同じ写真に収まっているのを見たが、この場合は菅野美穂が「普通」に見えて、小嶺麗奈だけが「異様に顔が丸い」ように見えたのが悲しかったので、やっぱり片方だけが異様に見えるのも悲しいかも。


 と、来年には30にならんとするオッサンが、小娘にうつつをぬかしていてもしょうがないので、いそいそと作業を進めよう。


「ダース・ヴェーダの『ダース』って称号だったのね」

「スターウォーズ解体新書」を読んでいて初めて知ったのは「ダース・ヴェーダ(Darth Vader)」の「ダース(Darth)」ってのが「Dark Load of Sith(シスの暗黒卿)」の略だということ。

 まぁ正式に「シスの暗黒卿」の略称であって称号の一種、かどうかは謎なんだけど。シスの暗黒卿は代々、名前として「ダース」を名乗ることになっていてその名前の由来が称号名の省略だ、ってことなら「称号名由来の固有名詞」だろうし。

 そういうわけで、新三部作やら小説版の世界には、たくさん「ダース・なんとか」が出てくるのね。

 理力の暗黒面(今後は特別編的に「フォースのダークサイド」と表記すべきか?)に落ちたジェダイを「ダークジェダイ」と呼んで、そのダークジェダイで一時代二人までが「シスの暗黒卿」を名乗れることになっているらしい。

「一時代に二人」って設定がどこで発生したのかぜんぜん知らないし、ダークジェダイとかジェダイの設定もフォローしてないので、詳しいルールはよくわからない。

ってのは、わかるんだけども「ダークジェダイでシスの暗黒卿と呼ばれない人がルール上存在できるのか?」「シスの暗黒卿であってもダース・某と名乗らない人物もいるのか?」とかいうことが気にかかるな。別にどうでもいいんだけども。

 あんまりスターウォーズの小説読みたくないんだけどなぁ。


「ボバ・フェットってアリジゴクの穴に落ちて死ななかったのか!」

 あと「スターウォーズ解体新書」呼んで初めて知ったのは「ジェダイの復讐」で、ジャバの反重力船からこけ落ちて、砂漠のアリジゴクに食われて死んだと思っていたボバ・フェットは、後にアリジゴクの体内から脱出して別の冒険を繰り広げていた、ということだ。

 そうかそうか、あんなに人気者で、強そうなのに、いいとこなしにこけ落ちてガブリと食われてそのままかと思っていたが、そうじゃないのか。

 よし、これからはボバ・フェットのTシャツを胸をはって着るぞ! って、いくら後で脱出したとしても、「ジェダイの復讐」でみっともなく退場したのは事実なのであるが。


 さきぽんさん関連で追記。これにてver.5。(981115,16:50)


 さきぽんさん関連で追記。これにてver.6。(981116,16:00)

 なるほど、私が「オレはどーして関係者でもないのに偉そうにツッコミいれているんだろう?」とか書いたのが発端だったのか。いかんいかん。


981114b[ What a long composition, I wrote! / オレの文章が長い訳 ]

 しかし、どうして他人のWeb日記の「お返事」を書いてるだけで、こんなに膨大な文章になってしまうのだろうか?>オレ

「長すぎて読めない」「読んでるとウンザリ」「もっとサクッと書いたら?」と言われ言われて、ぐるぐると悩むのだった。うーむ。

 先に書いた(981114a参照)「はち日記981114」への「お返事」も、

>うーん やぱし、学問を「役に立つ、立たない」
>という切り口で分類することには、ものすごー
>く抵抗があるなあ。

そうそう、抵抗あるよね。

>学問は本来「知」のみに奉仕すべきで、「役に立
>つ」道具としての使い方は副産物のよーな気がす
>る。

そうそう。オレもそう思うよ。

>でも、これって工学の否定のような気はしなくも
>ないな(汗;)

そんなことないから大丈夫!(^_^)

と、いうような書き方をすれば、返事本体は3行で済んでしまってコンパクトでよろしいなぁ。(って、なんか慣れない文体で、変な感じになったな。難しいな)

 さらに引用とアイヅチ部分を省略してしまうと、最終的には。

そうですね、基本的に同感。だけど工学の否定にはならんでしょう。
ぐらいにまで短くできるな。

(えーと、はち日記を例にとったのは、たまたま「130字ほどの文章に返事しただけで、750字(言い訳まで含めると1500字)に膨れ上がってしまうのかオレ、という例」としてちょうど良かったからで他意はないので、ご了承くだされ)

 これだけ膨大になるのは、まず構成として

  1. タイトルのようなものを書く
  2. 引用箇所などを書く
  3. 相手の発言を(けっこう長く)引用する
  4. 引用部分を自分の言葉で言い換える
  5. それに対するコメントを述べる
  6. 先のコメントで「自分が言わなかったこと、言うつもりがなかったこと」を述べて「とは言ってないので念のため」と述べる
  7. 自分の発言意図・態度などを述べる
  8. 発言のまとめをのべる
というような書き方をしがち(あくまで「最長(最悪)の場合」の話ね)なのが原因だろう。

 発言の「本体」と言える部分は結局「5.それに対するコメントを述べる」だけだからなぁ。

 邪魔な部分を減らすことを考えると「1.タイトルのようなものを書く 、2.引用箇所などを書く 、3.相手の発言を(けっこう長く)引用する 」は、リンクだけ張って、いきなり話始めることで省略可能だな。

 ただ、まぁリンクに関しては「引用元を参照するのが紙の図書よりもずっと容易」なWebでもリンク切れは頻繁に発生するので、最低限度の引用はしておかないとWebが「何の話しをしているのかわからないページの束」になってしまうと思うので、最低限度の引用は必要だろう。「とりあえずそのページを見ただけで、最低限度何を言っているのかわかるページ」を目指すとすれば、ね。まぁ「リンクが切れて元ページが参照できない状態になっても、元ページに対して何事か言ってしまうページ」って捉え方をすると「リンクが切れて元ページが参照できなくなった瞬間に意味がわからなくなって、元ページについて何事も語らなくなるページ」の方が安全かもしれない、という考え方もできるだろう。どちらがよりWeb的か、とかね。これについてはまた別の機会に考えたい。今回はとりあえず「そのページを見ただけで、最低限度何を言っているのかわかるページ」は正しい(望ましい)として話をすすめる。

「4.引用部分を自分の言葉で言い換える」ってのも無駄といえば無駄だよな。きちんと相手の言葉を言い換えているなら、相手の言葉で充分だし、きちんと相手の言葉を言い換えてないなら「不正確」で、かえって邪魔だし。

 しかし「自分の言葉で言い換える」ことは「相手の発言を自分の考え方で咀嚼(そしゃく)する」ことだから、「言い換えてみて、それで相手の発言意図と食い違わなかった時に、初めて意思が疎通していると判定できる」ってことになりゃしないだろうか。そういうことを考えるので、相手の言ってることを自分の言葉で書き直してからそれに従って考える、って作業をするのだが。(「相手の発言意図との食い違いを判定するのも言葉を使うのでそこで食い違いが発生する。よって、いつまでたっても意思は疎通しない」って意見もあるだろうけど、まぁ、とりあえず、「ほどほどには通じる」ことにする)

 6.や7.にも関連するけれども、相手をある程度知っていれば、わざわざ言い換えなくても相手の意図がつかめるので、これは不要になる。

「5.それに対するコメントを述べる」ってのが本体。言いたいことは基本的にここしかない(はず)。ここは削れない。

「6.先のコメントで『自分が言わなかったこと、言うつもりがなかったこと』を述べて『とは言ってないので念のため』と述べる」ってのが最大のくせ者だな。何せ「正解は一つだが誤解は無限」という話の通りに「自分の言いたかったことは一つだけど、言いたかった事じゃないこと」は無限にあるわけだから、厳密に「自分が言わなかった事を全部あげて、一つ一つ否定していく」みたいな行為をしていたら時間が無限にかかってしまう。まぁ「自分の文章を普通に読んでも誤読可能な別の解釈のうちで、自分が言わなかった事」って制限がつくから、とてつもない量の「無限」には発散しないだろうけど。

 これ、本来必要ないものなんだよなぁ。

という前提があれば。

 ただ、まぁ「誤読できない文章を書く」ってのは言うは易く行うは難しであるし「誤読できるできない」の基準も人それぞれだしな。これは「推奨される態度」という程度のもので、実際には「誤読が少なくなるような文章の書き方の個々のテクニック」を積み重ねていくしかない。

「発言全体で論旨に一貫性がある」かどうかは、「発言全体」を読んでないと判定できないわけで、面倒な作業だ。「発言全体」がある程度以上大きくなると、事実上不可能な作業になる。極限までいけば「あるテーマに関する文章の意味を知るためには、その人が今まで書いてきた全ての文章、そしてこれから書くであろう全ての文章を読まねばならない」とかいう話になるから。

「お互いの発言意図がある程度、予想できている」ってのが、まぁ、予防線はるのはらないの「念のため」を書くの書かないののキモの部分で「何が言いたいのかだいたいわかる」「何言い出すのかだいたい予想できる」相手なら、問題はない。

 けど、まぁ、これは「どんな人が相手でも、最初は、どんな人か、どんな事を言い出すかわからない」んであるからして、言葉を交わして文脈のすりあわせをするしかないんじゃないかな。これは面倒くさい作業だけど、これをやらないとなると「親しいお友達とだけしか話ができない」「たまたま自分と発想が似ている人とだけしか話ができない」ことになるから。

 まぁ「親しい友人や、自分に似た人とだけ話すればいいんじゃ?」と言われてしまうと、その通りなんだけども。あるいは「どう言葉を費やしても、親しい友人や自分に似た人といか意思は疎通しないものなのだ」ってのが結論なのかもしれない。しかし、現段階ではオレはこの結論を採用しない。「正しい言葉を、ある量だけ費やせば、ある程度まで意思は疎通する」と信じて活動している、ってことで。この「ある量」ってのは、実用上費やせる最高時間内に収まり、また「ある程度」ってのは「実用上充分なほど」までは高められることにしている。

「7.自分の発言意図・態度などを述べる」ってのは6.と密接な関係があるというか、6.のまとめ、なのかも。

 これに関しては「言葉の表面上の意味と裏腹に、行間に別の意図が隠されている」ってことを考えるかどうか、だよな。

「文章に悪意が込められている(にちがいない)」とか「文章上には明記してないが、その言わんとする所を突き詰めていくと、自分の人生観と反する」とか、考えるかどうか。こう考えてしまうと、ありとあらゆる文章が自由自在に読めることになってしまうので、非常に面倒くさい。しかも一番問題なのは「往々にして文章の行間には色々な意図が(著者が自覚している、自覚していないにかかわらず)隠されている」ってことだな。

 これは、まぁ、なんというか、書く方も、読む方も注意するしかないってことかな。「書いてる文章に悪意やらなんやらがこもらないように注意を払い」「読んでる文章から悪意やらなんやらが感じられても、とりあえず無視する」というか。

 論説文だのなんだのいう形式にして文章を書くという行為は、この「文章の行間に潜り込む意図を、なるだけ無視しやすいようにする」効果があるんじゃないかと思う。「あんたは、正しい正しくないとかいいながら、本当は単に、気に入らない、って言いたいだけじゃないのか?」という場合に、発言者が「いやそんなことはない。それは邪推だ」と言おうが本当の所は「気に入らないから言っている」ことはありえるわけで、しかしながら「文章が形式的に、正しい正しくない、という形になっている」のなら、裏から読みとれる「気に入らない」ってのは無視して「正しいか、正しくないか」にだけ対して話をすることができる。

(ここでいう「正しい正しくない」ってのは、価値判断とか社会的正義とかの話よりはむしろ「正解か不正解か」のような意味にとってもらいたい。「1+1=1」と主張すれば、悪意がある人も無い人も「それは正しくない」と反論するだろう。悪意ある人は「それは正しくない(お前はバカだ。無価値だ。死んだ方がいい。オレの方が偉い。けけけ)」と言っていて、悪意の無い人は単に「それは正しくない」という情報を伝達しているだけ、というような意味。もちろん、これから発展して「それは社会正義として正しくない」とか「人として許されない」とかいう倫理的価値判断にもなるのだが、基本的には価値判断なしにも判定できることだということで)

「8.発言のまとめをのべる」

 まとめが必要なのは、本質以外の部分が膨大だから。つまり「5.それに対するコメントを述べる」だけ書いてれば必要ない。「あまりに長い文章を書くのでまとめが必要になって、さらに長くなる」という悪循環なわけである。

「文そのものが長い理由」

 先程「これだけ膨大になるのは、まず構成として……」と書いたが、「まず」に対応するものとして「次に、文章を構成している個々の『文』そのものが長い理由を述べる」というのが続くはずなのであるが、話が長くなりすぎたので、後日の宿題とする。

「文そのものの誤読を減らすために、自然な日本語の文章よりも主語を増やしたり、省略しても意味が通じる部分をあえて繰り返したり、指示代名詞(これそれあれどれ)を指示する言葉で書き換えたりするので、どうしても長くなる」というのが骨子になる。

 まぁ、このようにくどくなった文章は読みづらくてかえって誤読しやすいとか、読むのがウンザリなので読まないので伝わらない、などの弊害があって、実はこちらの害の方が大きくて「多少(あるいは大幅に)誤解されても、さらっと読める文章の方が効果がある」ってのが真実かもしれないのだが、このあたりはおいおい考えることにする。


【まとめ】

 諸星の文章が長くなるのは、

である。


【まとめ2】

 結局、諸星文章が長くなるのは「議論の相手も読者もあまり信用してないから」ということになるな。

「信用していない」と書くと、ちょっと過激だが「これぐらい書かなくてもわかるだろう」とか「これぐらい知っているだろう」とかあまり想定してない、ってことですな。

「これぐらい書かなくてもわかるかな? どうかな?」と思ったら、とりあえず書く。「これぐらい知ってるかな? 知らないかもな?」と思ったら、とりあえず書く。

 小さな親切なのだ。(大きなお世話だが)。

 つまり「これぐらいは大丈夫だろう」の「これぐらい」の基準の問題で「オレの事を知らず、ネタの事もよく知らない読者でも、ある程度は読める文章」を目指しているというか。

 うーん、無謀な目標だのぉ。我ながら。

 Webというのは「不特定少数」に適したメディアであるからして、オレのWeb日記は、「不特定少数」の読者に向けて書かれているわけで、不特定多数の人の中からオレの文章を読んで人生にプラスになる少数の「誰か」を抽出するためには、文章そのものは、基本的に「不特定多数に読める」ようになってないといけない、と。読んで面白いかどうか、その人の人生にプラスになるかどうかは、オレの責任じゃないわけだが。

 こういう文章を目指して書いているので「オレの事を知っている読者は文章がくどすぎてウンザリ」で「オレの事やネタの事を知らない読者は、そもそも読みゃーしない」ってことで。

 うーん、なんか、「オレってバカ?」って結論になってしまったぞ。


981114a[ daily life / 日常生活(土) ]

「オレのホナミが!」

 昨夜(というか今朝はやく、という方が正確か)帰宅すると、リビングがえらくぴかぴかに掃除されている。これだけぴかぴかに掃除されているということは「弟君が友達を呼んで宴会したから?」かと思ったのだが、そういう気配はない。と、コタツテーブルの下にホットカーペットが敷いてある。なるほど、ホットカーペット敷設工事に付随する清掃作業だったのか。

 リビングに進出(「侵略」と書いた方が政治的に正しいかもしれない)していたオレ的物品(雑誌、書籍、鞄、CDラジカセ、ウクレレの類)がことごとくオレの個室の入口付近に山積みになっていてドアを開けた瞬間に雪崩をうってきたのにはたまげたのだが、まぁ、弟の乱暴な荷物積載法に文句を言う前に「よくまぁこれだけの私物を共有スペースに放置できたものだな、このクソアニキは」と自責の念が浮かんでくるのだった。

(睡眠3時間)

 個室ドアをノックして弟が顔を出す「にーちゃん、起きてる?」

 なんか声のトーンからして「あまり楽しくない話題」を切り出す口調だ。咄嗟に「リビングちらかすのに我慢ならん!」とかいう領土紛争が勃発するのか!? 北方領土と同じく2000年ぐらいまで棚上げにしてもらいたいものだ、と思っていると、

「石橋タカアキと鈴木ホナミが結婚したって知ってる!? お、オレのホナミが!」

だとさ。知ってるから、んな事で起こすなよ。

「知ってるよ」「どこで知った?」「インターネット」「インターネット、恐るべし!?」という短い会話のあと、弟君は玄関を抜けて風のように外界に旅立っていったのだが、「インターネットで知った」と言っても「インターネットの朝日新聞ページで」だから、結局「朝刊に載ってたじゃん」ってことなんだけども。まぁ、インターネット幻想が家族内にちょびっと広まっても、別に被害はないからいいかのー。


「理系文系:なぜ文系は役に立たないか」について。

 はち日記981114に曰く、「学問を「役に立つ、立たない」 という切り口で分類することには、ものすごーく抵抗があるなあ。」とのこと。

 そうですねぇ、やっぱ「学問の第一義」みたいな話をするとなると『「知」のみに奉仕すべき』になると私も思いますね。役に立つか立たないかは、やっぱり「学問の価値」みたいな話では、あくまでも二次的な価値でしょう。

 まぁ「これって工学の否定のような気はしなくもないな」に関しては、仮に「学問」に対して「知への奉仕だけで価値を判定すべし」という基準を採用しても「工学」は「工学の範囲」内での整合性を競えばいいので、いきなり無価値にはなりませんけどね。工学も「自然科学」の一ジャンルであるわけで、「役に立つ」という部分を抜いても学問的整合性は(とりあえず)保持しているわけですから。

『「知」のみに奉仕すべき』の意味を「学問になってりゃなんでもいい」って意味じゃなくて「『知』のみに奉仕すべき(で『知』以外に奉仕したらそれだけ価値がさがる)」とか「『知』のみに奉仕すべき(で、その奉仕度によって学問の価値が決まる)」という意味に拡張すれば、さすがに「工学の否定」につながるかもしれませんね。「否定」までいかないとは思うけど、少なくとも「工学は理学よりも一段さがる学問」ということにはなるでしょうね。

 って「工学は、『実用性』と『学問的厳密性・整合性』をハカリにかけた場合は、実用性を優先して、厳密性・整合性を犠牲にしている部分がある。よって、理学の学問に比べて厳密性・整合性で劣る部分がある」ってことを前提にしてますけど。

【まとめ】

(ここまでが新規のお話。以下は、発言意図に関する言い訳にシフトする模様

 というわけで「学問の価値は役に立つか立たないかで判別される」と私が主張したがっているわけじゃない、って今、書いてますが、この話はワープ日記981110aの段階で、一応、

「文系の学問は役に立つか役に立たないか」に関しては、「文系の学問は役に立つものもあるであろう」「文系の学問のうちで仮に役に立たないものがあるとしても、役に立たない学問こそがまさしくpure学問である。役に立つ学問ってのはむしろ邪道」というような反応になるなぁ。
と書いておいたので、予防線オッケー、と思っております。(って、まるっきり同じ事書いてたじゃん>自分)

 まぁ、これだけ「役立たない学問こそpure」とか言っておきながら、延々と「役に立つ役に立たない」という話を展開しているあたりが「実はやっぱり『文系の学問は役に立たない!(からダメだ)』と主張したいのでは?」と読まれかねないかもですねぇ。

 発言意図としては「ちまたで『文系の学問は役に立たない! からダメだ』と主張してしまう理系クンを見かけることがあるけど、どうしてこういう事を言ってしまうんだろうか? こういう事を言ってしまう人に、何と言うのが一番説得力があるのか? ということの探求」でしょうか。

 ですから

と感じる人にとってみれば、オレが色々考えたり語っているという事自体が、ばかばかしいというか、無意味に感じられたりするかもしれませんね。

「それがわかっていて、あえてなぜ君は考えるか? なぜ書くか!?」
「そこにネタがあるからだーッ!」


 再現ない日々981111に曰く「私が専攻した会計の世界になると解釈に恣意性が入り込む余地はあるものの、測定は厳密だし(アタリマエだ)再現も可能だったりします。」とのこと。

 なぁるほど。会計だったら、厳密で再現性もありそうですよねぇ。これが、いわゆるひとつの「厳密な手法が適用できる文系の学問」の例なんだな。

 まぁ、素人的には「厳密なのか。あぁよかった」と安心した直後に「その厳密な会計って、どこまで現実の経済活動を反映してるんだろう?」って点が気になり始めるわけなんですが。ってこれは工学屋の発想か?


 しかし、どうして他人のWeb日記の「お返事」を書いてるだけで、こんなに膨大な文章になってしまうのだろうか?>オレ。という話は書いたら長くなりすぎたので、別項に移動。


「文部省が犯人か」

「理系文系」の話なのだが、「学問が理系の学問、文系の学問に別れているのは何故か?」「いろいろな学問があるのだが、それらを区別するものは何か?」ということを考えていたのだが、

「そりゃ、文部省がそう分けたからだろう」

と言われて衝撃を受ける。そうかー、言われてみればそうだよなぁ。しかも、「学問は、理系文系学部学科が細分化されまくってる」って発想をするのは、実は理科系国立大学受験者的世界観だったのかもしれん。

 なるほどー。「文部省がきめたからじゃん」と言われるとあまりにも実もフタもないが、「なぜ文部省はそのような分類にしたか?」とかを考える気力が萎えるような発想だな。

 そうか。やっぱ世界はお役人が動かしていたのだ。東大卒の文系の男が!


 はて「世界は予算で動いている」って誰の台詞だっけ?


「学問の役に立つ役に立たない」の話。

 先に書いた部分に対して、はち日記981114にフォローありなので、それに対するお返事。

 あぅ、なんか予防線はるのに忙しくて一番大事なことを書き忘れていたかも。

「工学自体の『存在意義』に対する疑念につながりやすいよな」とのことですが、そのとおりで「『学問にとって役に立つということは副産物にすぎないよ』という考え方が」をとると「工学という学問の工学としての存在意義」は消滅しますね。「役に立つように科学技術を使う学問」ですから。

 先に述べたのは「学問にとって役に立つということは副産物にすぎない、とした時でも『工学という学問の学問としての存在意義』は消滅しない」ということであって、その時「工学を理学から区別している工学らしさ(役に立つ)」は消滅しているわけです。


 うーむ、ウルトラマン・ガイアを観ねばいかんかもしれぬのー。

 先日飲んでいる時に、久しぶりに遠方より飛来した一児の父が「そういえば、オタクなお前は当然ながらウルトラマン・ガイアを観ているのだろうな?」と言ってきたので「いえ、最近はめっきり忙しくてヒッパレでSPEEDを目撃するのが精一杯です」などと返答すると「このバッカモン! ガイアのピースキャリアが六角柱のコンテナを格納するシーンのしんぼうたまらん素晴らしさを観てないのか!? オレはあれを観る度に魂が震えるような興奮をおぼえて、息子の誕生日に息子をダシにしてぜひとも買って、息子はほっといて自分でいぢくりまわしたくてたまらんのだが、その陰謀をヨメにうすうす感知されて『まさか、あなた自分が欲しいんじゃないでしょうね?』『わっはっは、何バカなことを言ってるんだいハニー?』とかウソ寒い夫婦の会話をしながら、たまには『仕事が忙しくてガイアなんか観てる暇ないよ』というポーズを取って、あえて観ないようにしてヨメの疑念を逸らすという苦労までして観ているというのに、ヨメに邪魔される心配もない貴様がなぜ観ない!!!!!」とか涙ながらに怒鳴られてしまったのだった。

 いやーもーヨメもらうあてもなくて、よかったよかった(涙)

 さて、その酔っぱらいの一児の父な隠れ特撮ファンはいいとして、本屋で宇宙船を立ち読みしてきたら、おぉ、なんと、この戦闘機とか戦車とか小型メカは全部「六角形コンテナが変形」したものだったのか! こりゃーすごいな。大興奮だよな。

 なるほどーガンボットか何かかと思って気にしてなかったのだが、六角柱なコンテナが次々に飛行機や戦車に変形するとなると、観ねばなるまい。

 それに、キャストよく知らないが写真みていると女性戦闘機チームの一人は石橋けい、のように見えるな。石橋けい、ぢうやう。


 SAPIOを買う。「日韓『歪んだ共生』」って特集。

 いってることはそれぞれまっとうだけど、束にして読むと、かなりやばいにおいがしてくる話だなぁ。井沢元彦と江畑謙介の対談も、いつもと同じ様なこと喋ってるのになんかヤバサ比20%増量(当社比)って感じだ。

 って「やばいやばい」と言いながら買って読んでるオレって、何企んでるの? って感じだが。

 そりゃもちろん「日韓友好」っすよ。当然じゃないすか。へへへ。


「スターウォーズ解体新書」マサチューセッツ"スターウォーズ"ラボラトリー著、扶桑社、を買う。

 あ、これ二版なのか。初版は1998年の8月10日だから、けっこう前だな。

 タイトル通りの「スターウォーズ三部作に対する謎本」だな。翻訳だから、ちょっとノリが違うけど。

 撮影時にミニチュアの位置がずれていたり設定上のミスから台詞に整合性がなかったりっていう、しょうもない作品世界のほころびを容赦なくつなぎ合わせて「オビ・ワンはアルツハイマー症である」とか、かなりヤバい話に持っていくのは、洋の東西を問わず謎本のお約束なのか。公式な設定になっていない新三部作の設定(すでに公式になったのかもだが)と映画になった旧三部作のズレを、すべてオビワンの健忘症の理由にしているのだからヒドいぞ。例えば、オビワンは共和国将軍時代にミレニアム・ファルコン号に乗ったことがあるという噂があるのにエピソード4で、ミレニアム・ファルコンを初めて見たような顔をしている、とか、R2D2と初対面であるはずがないのに「私はドロイドを持ったことがない」と口走るとか、ルークとレイアの兄妹を別々に育てる計画を立てたのは自分なくせに何度も「ルークが最後の希望だ」と口走って、その都度ヨーダに「まだもう一人いる」とツッコマれる、とか、デススターでトラクタービーム発生装置を解除しに行くときに「ここで待っていろ」とルークらに言ったにもかかわらず、トラクタービームを解除してから戻ってこずにデススターをうろうろと徘徊したあげくにヴェイダーと出くわして死ぬハメになるから痴呆性徘徊の初期状態だ、とか。

 で、アルツハイマーになって原因を「ライトセイバー作成時に吸引した高密度のアルミニウム蒸気のせいであろう」とか言い出すのだから、呆れる前に本屋で大笑いしそうになったよ。あぶなかったよ。だから買ってしまったよ。

「ストームトルーパーは何故、利き腕ではない左手で銃を撃つのか?」とか「何故、帝国軍は小熊のヌイグルミにすぎないイォーク族にあっけなく負けたのか?」とか、しょーもない話をする一方で「ジェダイ騎士の決闘の掟は、敵の命を奪わずに、セイバーを持った利き腕を落とすだけで決着すること、とか、先にセイバーを抜いた方が必ず負ける」とかいう、かなり深い考察もあって、なかなかな本である。って、いや、ほとんどアホウみたいな蘊蓄ばっかりだが。


981113b[ Natural Science, Social Science and Humanities / 自然科学・社会科学・人文科学 ]

 そもそもの話の発端としての「理系と文系」の話であるのだが、理系と文系の定義を思い出した(って辞書でひき直した、だけなのだが)ので書いておく。

りか【理科】
(1) 自然科学系の学科の称。
(2) 理学部。また、自然科学等の学問を研究する部門の総称。

ぶんか【文科】
(1) 数学・自然科学系統以外の基礎教科。それを主として学ぶ課程。
(岩波国語辞典)

 あと三分割法として、「自然科学」「社会科学」「人文科学」のわけかたもあるかな。

しぜん【自然】 (2) この世のあらゆる物の総称。(イ) 人間をも含めて、因果的必然の世界。物体界。
−かがく【―科学】自然<2><イ>を研究する学問。研究対象とする事実がもつ価値関係には触れず、事実間に存する一般的法則を求めようとする経験科学。<=>文化科学・社会科学・人文科学。

しゃかい【社会】
−かがく【―科学】人間生活の諸関係や人間の所産について研究する科学の総称。自然科学に対し、社会学・法学・政治学・経済学・言語学・歴史学等をいう。また、科学を自然・社会・人文に三分することもある。この時には、集団法則に重点を置くものと、個性的・一回的な面に重点を置くものとで、社会科学と人文科学とを区別する。

じんぶん【人文】
人間が作り上げた文化。文物制度。多く「自然」に対して使う。「じんもん」とも言う。
−かがく【―科学】広く人類文化についての学問の総称。文化科学。<=>自然科学。自然科学と社会科学とに対し、文学・歴史学等をさすこともある。

かがく【科学】
一定領域の対象を客観的な方法で系統的に研究する活動。また、その成果の内容。特に自然科学をさすことが多い。

(岩波国語辞典・一部省略の上引用)

 うーん、こうやって「自然科学、社会科学、人文科学」とか並べられると大学の教養部(今はどこも無いのか?)の頃に「はてさて、社会科学の単位をどうやって調達するべーか?」と悩んだことを思い出すな。「法学・政治学・経済学」あたりから逃げ回って、思いつくままに「文科系の学問ならよかろう」と思って講義を受けていたら、ことごとくそれらが人文科学に分類されていて、社会科学の単位が全然足らなかったような記憶が。あー懐かしすぎ。

 さて、こうして定義を眺めていると、理系と文系は、科学としての手法に区別があるわけではなくて、研究対象が「人間以外の森羅万象」なのか「人間のやることなすこと」なのかで別れているのか。で「理系は厳密で、文系は厳密でない」というようなイメージがあるのは、文系の学問対象には人間が含まれるので、厳密で容赦のない手法が使いづらいからなのだと思う。特に、人文科学の分野は「個性的・一回的な面に重点を置く」という定義からしても、追試したり再現性を求めたりする手法は使いづらいと思う。

 もちろん、文系の学問でも、特に統計処理を多様するような分野は「厳密な測定と厳密な分析」をしているのだろう。(そういう説明をしてある学部学科が存在しているのは知っているが、具体的にどういう名前の学問だかおぼえてないので、ぼやかして書く)。

 あと「理系の学問は役に立つが、文系の学問は役に立たない」というようなイメージがどこからくるかというと、これは「自然科学が役に立つ」のではなくて「科学技術が役に立つ」あるいは「工学が役に立つ」ことからくるのではないか、と思う。

かがく【科学】
ぎじゅつ【―技術】
科学(主に自然科学)と、その理論の成果に基づく実際的な技術。

こうがく【工学】
役に立つ生産物を得るために、計画・設計・製造・検査の段階に基礎的科学を応用する技術の総称。
engineeringの訳語。もとは工業に関して言ったが、近ごろはそれに限らない。
(岩波国語辞典)

 というわけで、「主に自然科学を利用して、役に立つ生産物を作る技術」を「工学」と呼ぶとすれば、「工学」の成果は定義的に「役に立つ」のであるからして「工学は役に立つ」のは当たり前といえば、当たり前のことになる。

「役に立つ学問、役に立たない学問」という話を、自然科学の中だけで考えれば、それは「工学vs理学」ということになるのではないか?

りがく【理学】
(1) 自然科学(の中での基礎部門)。特に、物理学。

 つまり、自然科学の中で基礎的部分(であるからには、実際の役には立たないことが多かろう)を「理学」と呼び、実際に役に立つように基礎的科学を応用したものを「工学」と呼んでいるのだから「理学が役に立たなくて、工学が役に立つ」のは、あまりに当たり前すぎる。

 で「理学って役に立たないよね」という話があまり聞こえてこないのは(いや「理系クンってさーなんか何の役に立つのかわからない研究の話をクドクドクドクドするんだよねー」って話の時には良く出てくるが)「工学を支えているのは理学だから」という考え方が自然にできるからだと思う。よって「理系の学問って(全体として)役に立つよね」というイメージが形成されるのだろう。

 工学側から理学を見るときに(負け惜しみを込めて)言う言葉に「物理学は所詮、工学の道具にすぎないし、数学にいたっては物理学の奴隷にすぎない」という言い方があるだが、これがちょうど、ここで述べた「『役に立つかどうか』という基準でみた理科系の学問の関係」ではないかと思う。(念のため言っておくと、通常「数学=>物理学=>工学」となるに従って学問としての厳密性や純粋性が薄れていく、という言い方がされていて「厳密でも純粋でもない学問それが工学」という言われ方に対して「お前らの学問はオレらが役立つようにしてやってるから食えるんじゃねーか!」と工学部が反論する時に使う言葉であるからして、これを持ち出して「数学」「物理学」「工学」の優劣を論じようと思っているわけではない。あくまでも「あぁいえば、こぉいう」の例として。)

 さて次に、「ではなぜ、文系の学問は役に立たないのか?」(正確には「役に立っているように思われないのか?」)という話をしなくてはいけなくて、私としては先の「理学vs工学」の話を「文系vs理系」に延長してアナロジーで語れば説明できるのではないか? と考えて「理学vs工学」の話をしたのである。しかし、「文系の学問もきっとどこかで役に立っているのだろう」とは思うのであるが、実際に「ほれ、このとおり役にたっている!」という例を知らない私として、うまく説明できない。そのようなわけで、後は文系の誰かにおまかせしたい。では、さようなら。

 と、いったん説明を逃げたところで、適当な話をしてお茶を濁すとすれば、文系学問の成果は、目に見えないものが多いから、その成果について実感しづらいのではないか、と思う。法学が進歩しても、法律が稼動して社会正義をガシンガシンと生み出している所は見えないだろうし、経済学が発展してもその成果は、何かしら「物質的な豊かさ」のようなものを通してしか実感できないわけだし。

 あるいはたとえ話として、織田信長がどうして天下統一寸前までいけたのか? という話をした場合、自然科学的な見方をすれば「鉄砲という最新の科学装備の力だ」という話になってしまうわけだけれども、もう少し大局的に見れば「農民の徴兵をやめて全て職業軍人にして軍隊を整備する」とか「補給経路を確保する」とか「楽市楽座で産業を振興させる」とか、そういう「社会科学的な裏付けがあっての鉄砲隊」という言い方ができると思う。(なんか軍事知識がインチキなオレだからうまく説明できないが)

 あと、まぁ、「社会科学の成果」という話をすれば、マルクス・レーニン主義とそれに続く共産主義・社会主義が、どれほどの威力を出して世界地図を塗り替えたか、とかいう話を考えると「科学技術は所詮、小手先のテクニック、いってみれば戦術級の学問で、社会科学こそは戦略級ぜよ」というような発想もできるかもしれない。ここで原爆や爆撃(科学技術)で死んだ人間の数と、ソ連の飢餓輸出(社会科学の成果)によって死んだ人間の数を比べてみたりすると説得力が増すかもしれない。けど、私は数字を持たない。(っていうか、物心ついたときはすでにソ連、傾きまくっていたオレとしては、マルクス・レーニン主義が素晴らしいと言われても、どーもピンとこないものがあるけど)。例として不適切なのかもしれないが、うむ。(「社会科学の力」よりむしろ「宗教の力」の例として適切かもしれないが)。

【まとめ】

 なお、念のため言っておくが、オレ個人としては、「文系の学問は厳密でない(からダメだ)」とか「文系の学問は役に立たない」とか思っていないし、そう主張もしてない。ただし、「理系の学問が役に立つ」のは暗黙の前提として認めている。また「『文系の学問は厳密でない』とか『文系の学問は役にたたない』とかいうイメージが世の中に広く浸透している」、と仮定して話を進めたが、実際の本当に浸透しているかどうか知らない。


981113a[ daily life! / 日常生活(金) ]

 福岡晴れ。

 13日の金曜日だと気付いたのは、本日の残りがあと6時間を切ってからだった。なんか、残念な気がするなぁ。


 懐かしい人がやってきたので、夜は仕事場あげてモツ鍋。腹が減っていたオレとしては鍋奉行の立場を利用して、食べるは食べるは。一部から「業務上横領」という話もでるほどだったとさ。


 さきぽんさん関連で追記。これにてver.4。


「理系と文系」とか「自然科学、社会科学、人文科学」とか「どうして文系の学問が役に立たない気がするのか」とかの話は別項に移動。


 むぅ、先の「理系と文系」の話は「話のネタが10年古い」と言われてしまったわい。そうかー。(ってWeb上で言われたわけではないので、ネタ元を探さないように>そこの読者様)


「特撮ヒーローといえば、シャリバン派? メタルダー派?」に関して。(ワープ日記981111aを参照)

 きわもとたぶん駄文981113にて言及されているので、お返事。

 きわもとさんも、メタルダー派かー。

 なるほどー、階級制は「『より上位の立場を目指して各軍団、軍団員間で競争させることにより 全体のレベルの向上を図る』ちう意図」ですかー。(って、そりゃそうだよな。それ以外にわざわざ階級制つくる意味なさそうだし。って、理由無く派閥ができてしまって抗争してる、ってのがあるかもだが)

 オレ的には、やっぱクールギンの正体は……ってあたりで期待しすぎていたのもあってなぁ。(見てなかったくせに期待するなって)。

 あとは、戦闘ロボット軍団・凱聖バルスキーが、工事現場シマシマ(黄色と黒の)で塗ってあって異様にかっこよかったこととか印象深いな。(異様に「かっこわるかった」じゃないところがミソ)。

「私を夜の闇に包め……」も名台詞か。第一話のラストのメタルダーの台詞「雲よ! 空よ! 心あらば教えてくれ! 私は何故うまれてきたのだ!」がかっこよかったかな(ちょっと台詞まちがってる可能性あるけど)

 まぁ「名台詞」って話をするなら、ジェームズ三木作詞のオープニング曲の♪きみのーせいしゅんはーかがやーいているかー、の歌詞の壮絶さと、日本刀で白波に斬りつける映像が、全てを物語っている気がするからなぁ。(気がするだけだろうが>オレ)

♪君のー青春はーかがやーいているかー?
 ♪まっくーろな欲望でーよどんではいないかー?

 他には、戦時中に作られたのになぜスターレット(シャレードだっけ?)の形してるんだろう的マシンとか、主役なのに吹き替えられてるんじゃねーぞとか、ムキムキマンとか、いろいろくだらないツッコミが浮かぶなぁ。

 いつかは性根を据えて見ねばならないのか。よし見るぞ、運動会も含めて。(だから、見てから言えよ、見てから>オレ)


「Xボンバーの話」

(ネタ元は はち氏きわもと氏はち氏あかり氏きわもと氏 、という流れで)

♪そるじゃーいんざ、すぺーす
 ♪ぐっばーい、ねばねば、ふぉげっ、まいらぶ
                   (歌:BOWWOW、う)

 Xボンバーは民放だった気がする。けど確証も自信もない。なぜかしらないが、日曜日の午前中にあっていたような気がする。けど自信はない。

 ビックダイエックスは顔のバッテンも含めてかっこいいと思うが、やっぱり名前がインチキすぎると思う。変形機構はよくおぼえてないが、かなり投げやりだったような気がする。

 Xボンバー本体って、今思うと、ウルトラマン80のシルバーガルに似てる気がするな。って首が下がってる以外、あんまり似てないか。

 しかし、お姫様の設定を含めて、このころの宇宙SFは、スターウォーズの影響を受けまくりだったなぁ。


「NHK人形劇、NHKアニメの話」

(ネタ元は、はち日記981111、ってそもそもXボンバーの話はNHK人形劇の話からの派生ネタだったのだが)

 NHKの人形劇は、「新八犬伝」の途中から「真田十勇士」「紅孔雀」「プリンプリン物語」までみてましたね。

(「600こちら情報部」とカップリングになって記憶されているのはいうまでもない。ロクジローとか懐かしいな。シカノコーシローアナと帯ジュンコアナ。)

 もう一度観たい! と言えば「プリンプリン物語」であるな。タンガラトントン島あたりの滅び行く国家、の話あたりまでしか観てないけど。

 歌は「アクタ共和国国家(♪世界で一番すぐれた民族、アクタ、アクタ共和国)」と「世界お金持ちクラブの歌(♪お金さえあればーなんでも手にはいるー)」が強烈な記憶になっているな。あとはまぁ、「人類の祖先」とかいう展示で「ピテカントロプス・エレクトス(ジャワ原人)」と書いてあるのに、自動的に「ピテカントロプスオシモサク」と読んでしまうような。「黄色い潜水艦」と言われて、ビートルズじゃなくてランカー商会の武器商船だと連想したり、「嵐を呼ぶ男」の主題歌♪おいらはドラマーヤクザなドラマー、を聞いても自動的に「シドロとモドロの歌」になってしまったりするな。「赤と黒」と言われると「赤は血の色、黒は罪の色」とか言ってしまったりとか。(オーレ! とまでは言わないが)。

 あー、みてー。もう一度みてー。(NHKにもビデオが保存されてないから永久に再放送ないらしいが)

 で、「もう一度観たい」のはプリンプリンであるが、「一番オレ的な原体験になっているもの」といえば「真田十勇士」だったりする。だから「猿飛サスケ」といわれると、なんかフンドシした力士みたいな姿を連想してしまうのである(NHKの人形がそうだったから)。霧隠才蔵も、なんかギリシャ彫刻っぽい姿の外人で連想されてしまったり。けど「原体験」と言うわりには、真田十勇士が、豊臣側についていて大阪夏の陣で壊滅してしまうのはずっと知らなかったりするのだった。

 マイペディア的な「真田十勇士」

  1. 猿飛佐助
  2. 霧隠才蔵
  3. 三好清海入道
  4. 由利鎌之助
  5. 三好伊三入道
  6. 穴山小介
  7. 海野六郎
  8. 筧十蔵
  9. 根津甚八
  10. 望月六郎
 なんか、前にもワープ日記で書いた気がするけども、オレ的に記憶があるのは上から4人だけだなぁ。「なんとか小天狗」と「真田大介」が入っていた気もするし。猿飛サスケは、まぁ、忍者で、才蔵は外人で巨大なコンドルの「ゴンドラー」だか「マンダラー」だかを使役してて、三好セーカイ入道は女装してて、ゆりカマの助は、鎖カマ使ってたっけな?(名前からしてこっちが女装してそうだが)。

「紅孔雀」は、なんかけっこうキテル内容だった気がするなぁ。宇宙から飛来した隕石を動力にして動く島とか(名前が浮かばない)。あと、なんか話が古代中国だかにいきなりうつって「盗賊紅孔雀」の話になったり、なんかいろいろ怖い話だったような気がする。(記憶が曖昧だなぁ)

 NHKアニメに関しては、「コナン」はともかく「キャプテン・フューチャー」に関しては、オレ的にはいろいろ思い入れがあるので、とても簡単には語れない。

「時は未来、所は宇宙、光すら歪む果てしなき宇宙の海に愛機コメットを駆るこの男。太陽系最大の科学者にして冒険家カーティス・ニュートン。だが人は彼をキャプテン・フューチャーと呼ぶ」

♪こーどーもーのーころはーそらをーとべたよー

(個人的趣味で「ヒデ夕木の声」でどうぞ。タケカワユキヒデの声では不可)

 しかし、コメット号、あの「ディスカバリー号にXウィングを移植したような姿」は、今となってみるとかなりなさけないかもしれないなぁ。まぁ、ガキの頃に「このマヨネーズ容器のような涙滴型がかっこいいんだ!」と言われても、多分納得しなかっただろうけども。っていうか、学研ジュニアチャンピオンコース「SFスーパー世界」(じゃないよなタイトル。なんだっけ?)のスタジオぬえ、のイラストの「コメット号」を観て「かっこわりー」と思った記憶があるからなぁ。

「スプーンおばさん」は主題歌が飯島真理である以外には別にオレには関係ないかも。「太陽の子エステバン」が最後とんでもなくSFになってしまってびっくりたまげた記憶があるなぁ。あーあとなんかあったな、あぁ、「ナディア」か。あれについては語りたくないな。


「わたしの書いた文章の本当の意味を理解できるのは……」

 ネタ元は、ふるふる日記981112

【まえふり】
 オレは、ふるふるさんを不愉快にした(ている)一連の「議論になってない議論」の当事者であるわけで、しかもその「議論」はいまだ係争中なわけで(「争っているわけではないので、係争中ではない」という指摘がきそうだが、まぁ言葉のアヤということで使わせてもらうとして)、ふるふるさんの発言にウカツに反応すべきでない立場なのではあるが、オレとさきぽんさんの議論に直接関係すべき部分には言及せずに、それに付随して、ふるふる氏が披露している「人生観」について、一言だけツッコミたくてしょーがないので、ツッコム。
【まえふり終わり】

 ふるふるさん曰く、

「あなたというフィルターを通して見たわたし」と、「わたしというフィルターを通して見たわたし」は、おそらく違うもので、それがピッタリ重なることはないだろう。という意味です。より正しく言うなら、「わたしの書いた文章の本当の意味を理解できるのはわたしだけである」というのが近いでしょうか?
とのことですが、やっぱこういう話を展開するならば、最後の部分は「わたしの書いた文章の本当の意味を理解できるのは誰もいないとオトしてもらいたかったなぁ。その方が、ググっとニヒルさが際だって、いい感じだったんじゃないかと思いますです。

 話の流れとしては「自分の書いた文章の『本当の意味』」は、わたしというフィルターを通してしか世界を理解できないわたしには、やっぱり理解できない、って風に流れる方が自然だと思うから。

 ってことで。

 えーと、面白そうな話だったのでツッコミ入れてみただけで、別になんというか「反撃!」とかいうつもりはないので。


 と、ツッコンだ上で、もう一度よーく、ふるふる文章を読んでみたのだが、なんかオレが上で突っ込んだようなことは書いてない気がしてきたな。

「あなたというフィルターを通して見たわたし」と、「わたしというフィルターを通して見たわたし」は、おそらく違うもので、それがピッタリ重なることはないだろう。という意味です。より正しく言うなら、「わたしの書いた文章の本当の意味を理解できるのはわたしだけである」というのが近いでしょうか?
の中の「わたし」と「あなた」は「わたし=ふるふる」「あなた=さきぽん」じゃなくて「わたし=発言者」「あなた=聞き手」という意味だとした方が、話がスムーズだなぁ。

 あと「意味」と「理解」も話が難しくなるから、なんか言い換えた方がいいかなぁ。

「わたしの書いた文章の本当の意味を理解できるのはわたしだけである」ってのは「『わたしが、ある文章を書いた意図』について『その文章で、私が言いたかったことはこういうことで、そういうことではない』と認定できるのは、わたしだけである」ということなのだろうか。

「たとえ話その1」

 私がある文章を書いたとする。その意図は「Aであると主張すること」だったとする。誰かがそれを読んで、私の意図を「Bであると主張すること」だと理解したとする。第三者が私の文章を分析したところ「Aだとも、Bだとも(Cだとも)読める」ことがわかったとする。

 この時、私の文章は、読者によって「Aであるとも、Bであるとも(あるいはCであるとも)」読むことができる。よって、相手が「Bである」と読むことは可能である。

 しかしながら、私は文章の作成者であるからして「私の意図はBではなくてAである」と認定することができ、この認定は他の誰にもできない。(なぜなら、私が何を意図していたか知っているのは世界で私だけだからである)。

「たとえ話その2」

 私がある文章を書いたとする。その意図は「Aであると主張すること」だったとする。誰かがそれを読んで、私の意図を「Bであると主張すること」だと理解したとする。第三者が私の文章を分析したところ「Aとは読めず、Bだと読める」ことがわかったとする。

 この時、私の文章は、読者によって「Bであると読めるが、Aであるとは読めない」。よって、相手が「Bである」と読むことは可能である。(というか、普通の場合Bとしか読めない)。

 しかしながら、私は文章の作成者であるからして「私の意図はBではなくてAである」と認定することができる。そして「Aとは読めない文章は、書き間違えただけだ」と認定することができる。相手が「お前の意図はBだ」と認定することはできない。(なぜなら、私が何を意図していたか知っているの私であって、相手ではないからである)。

 この「たとえ話」で言うところの「意図を認定することができるのは私だけだ」ってのが「わたしの書いた文章の本当の意味を理解できるのはわたしだけである」に相当するのだろうか?

 たとえ話の中で出てきた「第三者」に関して「わたしや相手の能力を超えて、文章がAと読めるとかBと読めるとか判定できるのか?」って疑問はあるのだが、まぁ、「コンピュータだか神様だか、判断基準があると仮定できる」ということにしておこう。

 で、意図がどうだったのかというのは発言者しか認定できないということになると、ふるふるさんの一連の発言の骨子は、

のどちらかになるんじゃないかと思うのだが、どうだろうか?

 まぁ理由を抜きにすれば発言骨子が「とにかく言い争いはやめろ」なのは間違いないだろうけれども。あ、いかん、オレとさきぽんさんの論争に直接関連することに、徐々に言及しつつあった。いかんいかん。

 あー、あと、さらに念のために付け加えておくと、先の「たとえ話」は、あくまでも、ふるふるさんの発言を私が理解するためのモデルとして使うためだけに持ち出した物なので、登場人物に、さきぽんさんや諸星や、K(仮名)氏をあてはめて何かしらを語る意図はありません。


981112a[ daily life! / 日常生活(木) ]

 福岡、晴れ。


 さきぽんさん関連で追記。これにてver.3。


 ううう、とってもイカくさい!

 さっきからなんだか周囲がイカくさいので謎に思っていたら、鞄の奥底に放置して忘れていた旅行中おつまみ「笹かまぼこ」のビニールパックが破れて、中身が飛び散って腐っているのだった。

 ああああああ、鞄の中から、くさーい臭いが!

 あああ、とりあえず、直撃を免れたらしい品々を取り出して天然水配合クールクリーンのオーデコロンをふりまいてにおいを消してみました。そして、鞄はそのまま流しでごしごしと洗ってみました。

 ああああ、手から部屋の空気から、なんかイカくさいにおいがしてくる。あああああああ、頭が痛い。

 しかも、臭い消しのコロンが猛烈なにおいを出していて、ああああ。

 逃げ出したい、この部屋から!


981111c[ AQUAPOLICE! / アクアポリスなのか! ]

 MacはどれもHDが一杯で、Winは画像変換ツールがインストールしてなくて、沖縄旅行のデジカメ画像の取り扱いに難儀しているのはオレなのだった。

 というわけでMkLinuxのインストール実験につかったHDを再度、Macフォーマットでフォーマットしてしまって、画像置き場とした。さらば、MkLinux。

 そういうわけで、とりあえずアクアポリスの一番無難な画像をuploadしてみた。

981111【アクアポリス】(CASIO QV10A)

 同じアングルから撮影したDC2L画像もあってそっちの方が鮮明なんだけれども、なんかレンズに水滴が付いていたのに気付かなかったので、画面の真ん中になんかぼやーっと謎の影が。悲しい。

 おぉ、数メートル離れた画像があったので立体視に挑戦!(平行法)

 う、うーん、あんまし立体に見えぬのー。しかし、これ以上左右に移動して撮影すると命かあと二つぐらい必要だったからしかたないことにしよう。ちなみに「熱帯ドリームセンター」の遠見台の上からの展望なのだった。

 さらに、アクアポリスへの道の長さを実感するツギラマを作成したので見れ!

981111【アクアポリスへの道】(CASIO QV10A)

 けっきょく、「立ち入り禁止」を無視しないかぎりこれ以上は近づけないので、アクアポリスを見に行ったのに「アクアポリスはよく見えない」ということを確認しにいったようなものだったのだった。「アクアポリスへの道は遠かった」ということで。

 ちなみに過去ワープのアクアポリスネタは980719b[ aquapolice1975 / 『アクアポリス』の没落 ] を読むと吉。ただしaquapolice1975ページはNot Foundになってしまっている。悲しい。

 アクアポリスへの桟橋の横に錆びて朽ち果ててゆく看板を発見。

981111【喪われた都市への錆びた道標】(CASIO QV10A)

「アクアポリス」と書いてあるのだが、かろうじて「ク」だけが生き残っている。

981111【喪われた都市への錆びた道標その2】(CASIO QV10A)

 英語部分を拡大する。「Aquapolice」の文字列のうち「A*u*p*l***」が読みとれる。一瞬「April」とか読んでしまって「エイプリルフール?」とか、なんか虚しい単語が浮かんでしまった。踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら……滅びるアホウはいやだな。


981111b[ about Ms.Sakipon / さきぽんさん関連 ] ver.6.0

ver.6、(981115追記その2)を追記した。

ver.5、(981115追記)を追記した。

ver.4、(981113追記)を追記した。


「さきぽんさん理系文系誤読に激怒事件」に関して。

(勝手に事件にするなよ>オレ、ってのはおいておいて。)

 昨日のワープ日記でのツッコミに対して「でも、誤読されたのは文系理系の文章の方ではなく、追記の方だと思うのですが」とあるので「なぜ追記しても誤読されたのか」について書く。結論としては「追記が有効でなかったから」だとオレは思う。

 そもそも、さきぽんさんは日記981106で何を主張してようとしていたのか? 「誤読」とさきぽんさんが主張する内容は、おそらく以下のようなものであろう。

 誤読「私の知り合いには文系を馬鹿にしてひどいことを言う理系の人がいる。よって、理系の人は文系を馬鹿にしてひどいことを言うものだ」

 で、実際にさきぽんさんが書いた文章を読んでわかることは

  1. 私の知り合いには、文系を馬鹿にしてひどいことを言う理系の人がいる。
  2. この人は理系の人の中でも例外かもしれない。
  3. 私はこの知り合いと絶交した。
  4. 私は「理系はひどいことをいう、だから絶交」したわけではない。
  5. 絶交の理由はその人に人の良さが皆無だったからである。
である。

 上の「誤読」ではない結論で上の文章から読みとれるものといえば「私の知り合いにヒドイ理系の人がいて、私は絶交したんだよ」ということであろう。よって、さきぽんさんがそもそも主張したかった内容は、

正解「私の知り合いにヒドイ理系の人がいて、私は絶交したんだよ」
ではないか、とオレは思う。(さきぽんさんは「誤解だ」とは書いていても、何が正解だったのか言い直していないから、よくわからない)

 このテーマを語るのであれば、「特殊だったのかもしれませんが」と続けるよりは「理系といえば思い出すヤツがいるが」というふうに、もっと露骨に話の流れをかえる書き方をした方がよかったのではないか、と思う。

「特殊だったかもしれない」と「上記文の印象が「理系はひどいことをいう、だから絶交」にならないよう追記。」と2回注釈したにもかかわらず理系全体について語ろうとしているようにとられたとさきぽんさんは主張しているけれども、2回目の注釈は、「絶交したのは人のよさが皆無だったからだ」と主張しているだけで「理系はひどいことをいうのかどうか」については語っていない。

 であるからして、2回目の注釈を「理系はひどいことをいうのは事実だと私は思っているが、何も私はそれだけで絶交する人間ではないぞ。私が絶交するのはひどいことをいう上に人の良さもない人だけだ。」と読むことも可能である。

 さらに昨日指摘したが「特殊だったのかもしれない」は同時に「特殊じゃなかったのかもしれない」という意味も持つのであるから、さきぽんさんの「2回の注釈」は、「理系全般が文系の学問を馬鹿にしていてひどいことをいうかどうかについての話」について、有効な制限になっていない。

 と、いうわけで、本当に誤読されたくない場合は、太字にしてみたりフォントサイズを大きくしてみたりする前に、「自分の文章がどう読める可能性があるのか」を検討する必要があるんじゃないか、と思うのでした。というか「自分の文章が、自分の想定した以外の文脈で読めないことを確認」する必要がある、というか。

「理系の作文技術」という本の中の一節に「『読者に理解できるように書く』のでは不十分である。『読者に誤読できないように書く』ことが必要である」とかいう文章があって感銘をうけたのである。まぁ文章を書くというのは、こういうことも考えながら書かねばならないのかーと思ったことである。

 まぁ「どんな意地悪な読み方をしても絶対に誤読できない文章を書く」ってのは、理論的には可能かもしれないけども、実際にはやってられないので、どこかで「これぐらい書けば誤読されないだろう」ってふうにやめるしかないんだろうけど。この「これぐらい」の基準が人によって違うのが問題なわけで。(知り合いや同じコミュニティに所属する人々では「このぐらい」の基準が近くて、別のコミュニティに所属する人とは大きく食い違っているものだと思う)

「言語表現というのは非常に不便で不器用で不具的な手段」ではあっても、言語使ってコミュニケートしている以上は、使い方を向上させてなんとかコミュニケーションを成立させるしかないわけだし。

 とはいえ「とある可能性をつぶすために予防線はっていたのに、あたかも自分がその可能性に気付いてないかのように言われたら、なんか腹立つ」ということはオレも身におぼえがあるわけであるが、ここはやはり「予防線の予防していたものがいまいちわかりづらかった」のではないか、と。

 あとは「一般化しないでほしいな」という相手の台詞も「お前は一般化しようとしているな!」ではなくて「気付いているみたいだけど念のため言うけど、そこからいきなり一般化するなよ」という念押しだと思って、受け止めるしかないんじゃないかなと。

「オレに念押しするとは、オレを誰と思ってるんだ!」ってのは、まぁ他人は誰なんだかよくわからないものなんだから、やはり念押しは重要ということで受け止めるしかないな。


 なお「自分の卑近な例を用いて、あるコミュニティ全般に一般化させるような頭の悪さが私に見受けられた」という話であるが、そもそも「卑近な例から一般化する」のは手法のひとつであって、それをして「頭が悪い」と断定しては、何もできないと思う。

この二つを押さえておけば、とりあえず悪い方法ではないと考える。

 問題は「この例はお前のモデルの仮定から外れている」とか「お前のモデルはこの例に対しては破綻している」と指摘されたときに素直に検証できるかムカっ腹をたてるか、であるが。(そして人は往々にしてムカっ腹モードに入りがちである)

 まぁ、単にオレが「過剰な一般化をすることで有名」だから自己弁護してるだけなんだけどね。


 と、いうわけで、今回の話でオレが思ったことを書けば

ということになる。

 さらにまぁ「オレはどーして関係者でもないのに偉そうにツッコミいれているんだろう?」ということも気にかかるのであるが、まぁ、「追究するは、おたくの性」ということで。類友類友。


(数時間経過)


「さきぽんさん、ごめんなさい」

 さきぽん日記981111に関して。

以上、まことに申し訳ございませんでした。以後気を付けます。

 謝った後で「しかし」を使うと、謝ったことにならないらしいのですが、どうしても一点、確認しておきたい部分があるので、一つだけ質問。

 さきぽんさんは、「事件にすれば、関係者以外でも言及できる状況を作れる、という意図を感じるんですが。」と書いておられるわけですが、「事件じゃない場合は関係者以外は言及してはいけない」という前提なんでしょうか? もしそうならば、その前提はいったい何にかかるんでしょうか?「Web日記というものは」でしょうか? それとも他の何か?


(981112追記)


 上で全面的に謝ってしまったので、以後、何か付け加えるのは無粋だとは思いますが、上の文章を追記した後に、さきぽんさんが書いた文書(さきぽん日記981112)に対して、お答えします。

 なお、文中で引用部分はカッコ「」でくくった上に斜体で示します。単なるカッコでくくった部分は強調区別のためのものです。

【内容】

 まず「ケンカ」「事件」「逆上」などという用語を使った理由ですが、私は「ケンカ」「事件」などを別段、特別な意味で使ってないので、別段深い意味なく使ってしまいました。ごめんなさい。

 例えば「ケンカ」の場合は、「こりゃこのまま行くとフレーミングになるなぁ」という状態や「これは相手がケンカ腰で反論したら、即座にフレーミング開始だな」という状況、つまり「まだケンカになっていない状態」でも、それを大ざっぱに「ケンカ」と呼んでいるわけです。「これは場合によっては相手に挑発行為と思われかねないぞ」というダケで「ケンカ売ってら」と。

 結局、私が「ケンカ腰だな」と思ったら、それだけで当事者がどう思っていても「ケンカ」呼ばわりするということです。そして、私の中では「ケンカ」呼ばわりは別に致命的な汚名でもないので、他人の行為をケンカ呼ばわりすることに対してさほど躊躇がなかった、ということです。

 また「事件」に関しても、別段なにか「特殊な事件性」というようなものがあるから「事件」と呼んでいるわけではなくて、単なる「出来事」程度の意味です。私は他人のWebページにいきなりリンクだけはって説明無しに話を始めるタイプではないので、話を始めるにあたって「さきぽんさん理系文系誤読にたいして激怒してしまったあの話に関すること」というのを「さきぽんさん理系文系誤読に激怒事件」と呼んでラベリング(名前づけ)しただけです。

 と、いうわけで「ケンカ」や「事件」に関しては、特に深い意味もなく使ってしまったわけで、これらの用語を使って「話を大きくして何かを語る野望がある」というようなことはありません。

 しかし、「ケンカ」や「事件」という用語を使ってしまうことで使われた、さきぽんさん側に不快感があったり違和感があったり、結果として「何やらすごい事になっていると思われる効果」が出たりした可能性があるので、それに関しては「自分の文脈で『ケンカ』とか『事件』とか使ってしまってごめんなさい」と謝罪した上で、以後気を付けたいと思うわけです。

 また「逆上気味」に関しては、失礼ながら「怒りのあまりクラクラ」して「頭に血が上った」と書いている、さきぽんさんは字義通り「逆上」していたのだと私は思います。

ぎゃくじょう【逆上】
〔名・ス自〕怒り・悲しみ・驚き等のあまり、血が頭にあがって、取り乱すこと。かっとなること。(岩波国語辞典)
 問題として「逆上している人に向かって『逆上してら』と言うのは失礼じゃないか?」ということで、考えてみれば、それはやっぱり失礼だったと思ったので、謝罪した上で以後気を付けたいと思います。

 なお「ケンカ」とか「事件」とか「逆上気味」とかいう用語を使うことで、とくに「からかう」とか「まぜっかえす」「揶揄る」「ちゃかす」効果を狙ったわけではないので、そう取られたとしたらすみませんけれども「誤解だった」ということにしていただきたいです。

「定義はいいから、なぜ使ったのか?」と言われると、さきぽんさんの「怒りのあまりクラクラします」あたりの文章の激怒調は「ケンカ」だの「逆上」だのいう言葉を使うのにふさわしい迫力だったから、としか申せません。


「諸星がそもそも、さきぽん文章にツッコミを入れた意図」

 次に、私がそもそも、さきぽん文章にツッコミを入れた意図について説明します。さきぽんさんが「なぜに他人のケンカにくちばしをツッコんでいることを自認されながら、「ケンカ」や「事件」にまで発展させて長文を展開されるのか、その動機がよく見えなかったのです。」と書いているのに対する回答になります。

 さきぽんさんの例示しているのが究極的には当てはまるようです。

ろくに誤読防止もしていない人間が声高々に誤読した人間を誹謗する、そのような前例をWeb日記上で許容できない、そのような前例を作れば、そのような人間が増えてしまえば、自分のいる場所が居心地の悪い場所になってしまうのだ、というような、なにか個人的動機
という部分の、特に前半になるでしょうか。ただし、私は別に、さきぽんさんが「ろくに誤読防止もしていない人間が声高々に誤読した人間を誹謗する」と言っているつもりはないんですが。

 究極的には「Web上で文章を使ってコミュニケーションする全ての人のために」とか「言葉を使ってコミュニケーションする全ての人のために」とかいう話になるのでしょうが、「何故、諸星が、なぜ、さきぽんにツッコムか?」という話は、別にこんな遠大で高尚で(かつ、かなり偉そうな)話じゃなくて、

というダケの話なんですけれども。単に、目の前で、知り合いが、自分の納得できないことを言っていたので、口出ししたよ、というつもりなんですけれども。まぁ、口の出し方が大仰だったのかもしれないし、「口出しするほどの知り合いでもないのに何故?」と言われてしまったら、そりゃもう、私が、さきぽんさんと自分の距離を勘違いしていただけ、ということでして。

 というわけで、べつに「Web日記界が自分の住み良い世界になるためには、さきぽんサキポン叩くべし! さきぽんがどうなってもオレはしらねー」とかいう企みの元に攻撃に向かったわけではないので、そのように思わないで欲しいです。

 あと「なぜに他人のケンカにくちばしをツッコんでいることを自認されながら、「ケンカ」や「事件」にまで発展させて長文を展開されるのか」に関しては、 なぜ

ということになりますか。


「さきぽんさんの回答への回答」

「事件にすれば、関係者以外でも言及できる状況を作れる、という意図を感じるんですが。」という文章でさきぽんさんが言いたかったことは「諸星はなぜこんなに長文かいてまでツッコミかますのか?」ということだったようなので、これに関しては了解しました。そして回答は上に書いた通りです。

 また、

「事件にすれば、関係者以外でも言及できる状況を作れる、という意図を感じるんですが。」と書いておられるわけですが、の後になぜ「事件じゃない場合は関係者以外は言及してはいけない」という前提なんでしょうか?という展開になるのか」 わからない。
と、さきぽんさんは書いているわけですが(赤字が諸星の発言部分。黒字がさきぽん発言部分)、「事件にすれば関係者以外でも言及できる状況を作れる」って文章は、「事件にならなければ関係者以外は言及できない」ことを前提にしてませんかね? 別に、さきぽんさんの考えを裏読みしたりしなくても「事件にすれば、関係者以外でも言及できる状況を作れる」という文章を見ると「事件じゃない場合は、関係者以外は言及できない」ことが前提になっていると考えられると思うのですが。

 だから『「事件じゃない場合は関係者以外は言及してはいけない」という前提なんでしょうか?』と質問したわけです。(981113追記:これに関して後ろの方に追記した)

 私は「基本的に、Web上に書いてある文章は、誰でも自由に言及できるものだ」と思っているわけなんですが、さきぽんさんはそうは思ってないわけでしょうか? もちろん私も「Web上の全ての文章は常に言及可能で言及してはいけない文章は存在してはいけない」とか主張するつもりはないわけですが、「言及していけない文章もあるかも」ってのはあくまで「すべての文章は言及してもよい」という大原則の上にあるものだと思っているのですが。


「Web日記には何でも書いていい」

 大前提として、人間には(少なくとも日本国憲法の下では日本国民には)言論の自由がありますから、Web日記には何でも書いていいので、さきぽんさんが何を書くのも自由です。(もちろん、他人の自由や権利を妨害しないかぎり)

 そして、何人もこれを邪魔できないわけです。

 ただ、私にも言論の自由があって、それには他人の文章にツッコミを入れる権利も含まれるわけです。(誹謗中傷とかにならないかぎりね)

 と、いうわけで、大前提として、さきぽんさんにはWeb日記を書く権利があって、誰もそれを邪魔できないわけです。

 そのようなわけで、私としては大原則として他人に「Web日記書くな」とか言うつもりはないわけです。ましてや他人の人格を否定するつもりはございません。(さきぽんさんの話は突き詰めると最後にはどうも「アナタは私の全人格を否定するつもりか否か?」と問う仕組みになっているように思えるので念のため言っておきます。「私はそんなことは問いかけてない」という場合は私の邪推ということでご勘弁ください)

 問題は「言論の自由の話はわかったが、その言論の自由を使ってツッコミ、ツッコマれた結果、私が不愉快な気持ちになったのはどうしてくれるんだ?」という話が出てくることで、これはまた次元が一つ違う話だと思っています。

 で、私としては「これぐらいのツッコミなら許可だろう」と思ってツッコンだところ、さきぽんさんとしては非常に不愉快な気持ちになったご様子なので、大変申し訳なく思っておりまして謝罪するとともに、以後気を付けたいと思っているわけです。


 とりあえず、いま、思いつくものは以上です。また何かありましたらご質問くだされ>さきぽんさん。


(981113追記)

「事件にすれば、関係者以外でも言及できる状況を作れる、という意図を感じるんですが。」の意味がわかった(と、思う)。

「諸星は関係者である」が鍵だろう。

 これによって「事件にすれば(大げさに騒ぎ立てれば)関係者である諸星以外の関係ない人でも、どんどん言及できる状況になる。そして今回の件と直接関係ない別の話を展開する場として利用できる。そのような場にする意図が感じられる」というような意味にとれるようになる。そういうことでしょうか? 後半の「別の話をする場として利用する」は例なんで、別の用途でもいいんですが。

 こう読めば、この文章が、さきぽんさんが述べているように「諸星は『事件』とか『ケンカ』とか騒いで話を大きくして何を企んでいるのだ?」という意味に読めるようになるので、おそらくこうではないか、と。(カッコの中は引用じゃなくて意訳なので念のため)

 私は「諸星は関係者ではない」と、さきぽんさんが想定して書いているのだろうと思って読んでいたので「事件にすれば、関係者以外でも言及する状況をつくれる。だから『事件』と呼んだのだ。そうでもしなければ、関係ない諸星は言及ができないはずだ」という意味にとれたもので。(なお、こちらの意味だった場合に対する反論は、追記する前の部分「さきぽんさんの回答への回答」の部分で述べています)

(981116,1605追記:これに関しては、誤解だった模様。「981115追記その2」を参照のこと)

(981113追記ここまで)


(981115追記)

 さきぽん日記981114に対する返事。

「係争中かどうか」について

 さきぽんさんの質問に対する私の解答でさきぽんさんが納得したかどうかがわからなかったので、それがわかるまでは「議論続行中(すなわち「係争中」)」と判断しました。

「あきらかに議論が続いている」と思ったのではなく「議論が終わったことが確認できない以上、議論中だと判断した」ということです。

981114の時点での「係争ポイント」は、

  1. 981112追記部分、981113追記に関して、さきぽんさん側に、これ以上の質問があるかないか。
  2. 981113追記中の解釈があっているのか間違っているのか。
    「諸星は関係者である」が鍵だろう。これによって「事件にすれば(大げさに騒ぎ立てれば)関係者である諸星以外の関係ない人でも、どんどん言及できる状況になる。そして今回の件と直接関係ない別の話を展開する場として利用できる。そのような場にする意図が感じられる」というような意味にとれるようになる。そういうことでしょうか?

の2点になります。

 1個目に関しては、さきぽん日記981114中で、特に異議を唱えておれらないので、質問の意思はないであろう、と判断しました。(981115、16:50現在)。2個目の質問も特に、さきぽんさんの解答を強く求める物ではないので、回答の意思がなければ放置してください。

 双方にそれ以上の質問の意思がなくなった状態で、とりあえず議論(あるいは論争)は終了すると考えます。


(「争っているわけではないので、係争中ではない」という指摘がきそうだが、まぁ言葉のアヤということで 使わせてもらうとして)という文は、最初にuploadした時からあっただろう、と私は思うのですが、確証はないので、ひょっとしたら、後から付け加えたのかもしれません。

 ただ、「係争中」という単語を使うことに決めた瞬間に、さきぽんさんが気にすることは想定していたので、後から挿入したのではなくて、最初から文中に埋め込んであったのではないか、と思うのですが。少なくとも、uploadしてから読み返して「こりゃやばいかも」と思って追記した記憶はありません。おぼえてないだけかもですが。

 なお「係争中」という用語ですが「議論」を受けるのかどうか確証はありませんが、ふるふるさんに対して「議論にならない議論」という言い方をしている関係上、それを受けての「係争中」です。また「その件につきましては係争中につき発言を控えます」のような言い方が裁判中の人から出るので、それをまねしてみました。

(981115追記ここまで)


(981115追記その2)(更新するのは981116になってしまったけど、書き始めたのが981115だったので、981115追記2 である)

 さきぽん日記981115に対するお答え。

 なるほど、私が「オレはどーして関係者でもないのに偉そうにツッコミいれているんだろう?」とか書いたのが発端だったのか。いかんいかん。

 さきぽんさんが不審に思った理由はわかりましたです。

 まぎらわしい文章書いてしまってすみませんでした。

(981115追記その2ここまで)(981116,17:00)


981111a[ daily life / 日常生活(水) ]

 さきぽんさん関連は、別項に移動。


 ライダーの話とか。

 しゅがい日記981110にて

  1. 剣持って戦うのはRXになってからで、ブラック時代はまじめにライダーキックで戦っていたのでは?
  2. クライシス帝国はネロス帝国の方が近いと思いま す。
と二つツッコミが入っているのでお返事。

 まず1.に関しては昨日のワープ日記で「惜しいのは剣持って振り回したらライダーにならん、ってことかな。」と書いた部分に対することだろうけど、これ主語書かなかったこっちのミスでして、その2文前からのつながりで「惜しいのはシャドームーン、剣持って振り回したらライダーにならん、ってことかな。」ってつもりだったのです。途中で現れたよくわからない幹部「剣聖ビルゲニア」だかをブチ殺して魔人の剣だか、帝王の剣だかいう剣(次期創世王の証サタンサーベル、と言うらしい【参考ページ】)を手に入れるエピソードがあったと思ったので、「ライバルライダーが剣を手に入れる入れないとかいう勝負したらライダーにならんやんけ」と言いたかったわけです。

 ちなみにRXがリボルケイン使う話は、その下のRXの段で「RXは(中略)レーザーブレード使ったりして」と書いているので、一応、サタンサーベルの話とは区別して、認識はしていたわけです。(まぁ、素直に読んでも読みとれないので、これはオレの書き方が悪かったのだな。反省)

 ゴルゴムの世界観の中で、やっぱり剣聖ビルゲニアだけ浮いていて、んで「やっぱり浮いている」と消されてしまうのを見ていると「なら、最初から出すなよ」と思ってしまったりするのであるが、やっぱり視聴率的なテコ入れとかあったのだろうか? 関係ないがオレ的イメージの世界では「剣聖ビルゲニア」と「サンドルバ(宇宙刑事ギャバンの後半? の敵幹部。ドンホラーの息子)」がごっちゃまぜなのである。

「クライシス帝国はネロス軍団(超人機メタルダー)に近い」という指摘は、なるほどですね。

 ネロス軍団については他人さま資料がなぜかオレページに……【超人機メタルダー・ネロス軍団リスト】

 オレ的特撮世界の中では、メタルダーは(たまたま見てなかったせいで)扱いが低いので、あまり連想に出てこないわけですが、「クライシス帝国」と「ネロス軍団」が似ているのは「幹部ごとに軍団に別れていて足の引っ張り合いをしている」という部分でしょうか?

 オレが「スーパー戦隊の敵っぽい」と思うのは、主に、

によるものです。ビジュアル的な印象、といいますか。(「雰囲気が戦隊の敵みたい」ってのをちゃんと分解して説明しないと、説明になってないのであるが)

 以上、お返事。以下、雑談。

 メタルダーは、オレの中ですっぽり抜けているアイテムだからなぁ。

「最も重要な特撮ヒーロー番組」というときに「宇宙刑事シャリバン」をあげるか「超人機メタルダー」をあげるかで、けっこう世代がわかる、とか言う話があったなぁ。まぁ、所詮「すべて見ている人」じゃないと何も語ってはいけないのがオタク道のつらいところか。って、見てないのに語ってるじゃんかよ>オレ。

 なんだか知らないけど「ネロス軍団」と聞くと、どうしてもロボダッチを連想してしまうんだけど、どうしてだろうか? 機甲軍団のボスが最初の設定では超巨大で、他の機甲軍団を格納できるようになっていた、とかいうイラストを見て、それがロボダッチにそっくりだったからかなぁ?

♪人間だったら友達だーけど、ロボットだから、ロボダッチー

♪プロペラぶるるん、空飛んで、ドッコイ、負けるか、ロボ根性

♪オレは涙を流さない、ダダッダー、ロボットだからマシンだから、ダダッダー

(何がなんだかわからなくなってきた)

「なになに軍団」が出てくるといえば、仮面ライダーV3(ぶいすりゃー)の翼大僧正とツバサ軍団、牙男爵とキバ軍団とかあったなぁ。けど、あれは対決して足の引っ張り合いしないからなぁ。(対決して勝ったヤツが今回の作戦をしきる、ってネタは勇者ライディーンの後半の敵が真っ先に浮かぶんだけどな、オレの場合)

 うーん「ライダーの敵っぽい」って、どういうのを言うんだろうなぁ? 最初期なら「壁の鷹の紋章がピキーンピキーンって光って納谷吾郎の声で『ようこそライダーの諸君』とか言う首領がいて、戦闘員がイー! と叫ぶ」とかいう「お約束フォーマット」で理解できるかもしれないけどなぁ。うーむ。


「気持ち悪いヒーロー」

 はち日記981110の「ストロンガーに出てきた気持ち悪い敵幹部」は、無事に「ジェネラルシャドウ」と認定された模様。ジェネラルシャドウ、なんかベルトからでかいトランプだして攻撃したりした記憶があって、すげー怖い。トランプ怖い。トランプマンも怖い。

 さて、気持ち悪いヒーローとして、はちさんは「サナギマン」をあげておらるる。うむ、けどオレはあまりサナギマンを「気持ち悪い」と思ったことはないなぁ。弱すぎて欲求不満にはなっても。

 色合いもなんとなく似ているけれども、オレ的には、やっぱりレインボーマンの「レインボーダッシュ6・土の化身」が怖いな。どう見ても悪の戦闘員にしか見えないし。(悪の怪人じゃなくて、悪の戦闘員にしか見えない点がミソ)。まぁレインボーマンは死ね氏ね団の戦闘員が「ツリ目ツリ口の邪悪な顔のマスクにテンガロンハット」とかいう「これ以上ないぐらいの悪党づら」しているおかげで、土の化身があまり悪の戦闘員に見えないんだけども。

 キカイダーに関しては、はちさんは「キカイダーなんかも、冷静に観察すると 夜中にフランス人形がふと目にとまった時のような不気味さがあって」と書いているけれども、なんというかあれは「あからさまに左右非対称でメカが見えてて気持ち悪いはずなのに、男の子はあまり気持ち悪いとおもってなくて見ているので不気味」なんじゃないかなーとか。よく見なくても、ちらっと見ても気持ち悪いんじゃないかなーとか思いますが。まぁ、キカイダーは頭が段違いだったり模様が左右非対称だったり目が垂れてたりするのも含めて味があっていい、てのには全面的に賛成しますが。

 予算その他の関係でテレビには登場しなかったキカイダー兄弟の末弟「ダブルオー」は「身体の真ん中が抜けててメカが見える」ってデザインだったとか。(あれ? イズブチ勝手に設定しただけだっけ?)。うーむ、それも見てみたい。あ、でも、なんか「三兄弟がそれぞれ左・真ん中・右がメカ」ってのは、どっかで見たなぁ。あぁ、サイボーグ009のブラックゴーストの幹部の坊主たちか。

 他に、なんかいたかなぁ、あぁ「変身忍者嵐」とか顔がすげー怖いなぁ。鷹とか鷲とかの猛禽系の顔の口が剣道の面になっていて。

 くちばしっぽさ、じゃ超人バロム1も、にたような顔だな。

 快傑ライオン丸、とかも「ライオンの仮面」をどうとらえるか、によるなぁ。あれも気持ち悪いといえば、気持ち悪いし。鎧かぶった風雲ライオン丸になると、だんだん、おバカっぽくなるしなぁ。鉄人タイガーセブンとかも同系列だよなぁ。まぁ、自動車のハリヤーのCMに出てくるライオン面のエグゼクティブも、ライオン丸だよなぁ。

 ダイヤモンドアイとか、目がダイヤ型で気持ち悪いって話もあるなぁ。オレはあまり怖くないが。まぁ、「夜中マネキンを目撃したらすげー怖い」って意味で怖いかも。けど、ダイヤモンドアイの目が怖かったら、小さなスーパーマン・ガンバロンもダイヤ型の目してたような気がするなぁ。ガンバロンは口に腹話術人形なラインも入っていてとっても怖かったかも。

 ロボット刑事Kも、「スーツからはみ出す巨大な鉄の顔」も考えようによっちゃ気持ち悪いかもなぁ。後半の真っ赤になって頭やら肩やらぱかぱか開いてミサイルやらレーザー砲やら出してしまうモードも、なんか怖かったが。

 顔から武装が、という意味じゃ、大空魔竜ガイキングの後半の「フェイスガードオープン」は死ぬほど怖かったなぁ。顔の装甲板がふっとぶと、なかからなんか怖いむき出しメカの顔が出てきてそっからミサイルやらビームやらがほとばしって。「何もそんな骨格むき出しにしなくてもさー」と思ったもんだよ。ってガイキングは巨大ロボで変身ヒーローじゃないや。

 何がなんだかわからなくなったので、「君が選ぶ、第一回『実はすごく気持ち悪かったり怖かったりする正義のヒーロー選手権大会』」とか開催したくなったんだけども、投票CGI用意するのが面倒くさいので、パス。

 それにしても、特撮ヒーローの話するのに、画像がないと知らない人にはぜんぜんわからない話になってしまって悲しいなぁ。どっかに画像ないかなー? できれば著作権的にやばくないのがいいんだけど。


 アクアポリス画像の話は別項に移動。


 映画評論家の淀川長治死去。

 なんか黒沢監督が死んだ時に「死ぬ数日前にすごく会いたくなったけど、あれが虫の知らせだったのかなぁ」とか(記憶で書いてるので正確じゃないが)コメント出してたんで「おいおい、そんなこと言ってると、あんたもひっぱられるぞ」と思ったりしたのだが。89才で心不全だそうだから、まぁ、しょうがないのかも。

 最後に「それでは、さいなら、さいなら、さいなら」って言ったのかなぁ? とか不謹慎なことをつい考えてしまうオレなのだが。

 う、なんか明日あたりの天声人語のオチが読めた気がするのだが、それはあまりにありがち?

 とにかく合掌。


981110a[ daily life / 日常生活(火) ]

 2年前の沖縄旅行記がNOT FOUNDになっていたので、サクラのサーバにuploadする。

【Warp Diary Extra】OKINAWA DAYS ver.2

 うあ、書き中のまま放置していたのか! 実にオレらしい!

 しかも「くぅ(>_<)/」とか、最近はもはやつかわない顔文字使っていたり、QV10Aを買ったばっかりでなんかトリミングがヘタクソだったりして、懐かしいねぇ。

(書き中で放置といえば、韓国旅行記も米沢旅行記も、放置決定だろうなぁ……)

 まぁ、今回の旅行の観光部分は2年前の旅行の補完って面が強いから、今回の旅行記を書けば、自動的に前回の旅行記の内容が明らかになるのだった……って、今回のを書かなかったらどのみち闇の中なのか。


 仮面ライダーの気持ち悪い幹部の話。

 はち日記981110に曰く「ストロンガーにすげい気持ち悪い幹部、 出てきませんでしたっけ。」とのこと。

 つらつら考えるに、仮面ライダーストロンガーの敵幹部って一つ目タイタン、百目タイタン、ジェネラルシャドウを初めとして、後半のデルザー軍団の皆さん、みんな気持ち悪い気がするなぁ。

 ちなみにタイタンは「黒いスーツを着た男の頭が黒いヘルメット? になっていて顔にでっかい目が一個だけある」って姿。百目はその「一つ目」の顔の至る所に小さい目がついてる、って姿。ジェネラルシャドウは、「白いピチピチのタイツの腰にサーベルを下げていて、顔は、皮はいで血管が浮き出たのかはたまた大火傷でもおったのかというアオヌマヂヅバな白い顔の上から透明の金魚鉢をかぶっている」という姿。(書いてて気持ち悪くなっちゃった)。

 デルザー軍団では電波人間タックルを死に追いやったドクターケイトの赤い鶏頭な姿が異様に恐ろしくて、いまでもケイトウを見ると恐ろしい。別に毒はないのか。てっきり毒草だと思いこんでいた。

 デルザー軍団大幹部なマシーン大元帥は、異様にかっこよかった記憶があるのだが、よーく考えたら「でっかいU字磁石をかぶったミイラ」だったのかもしれない。ガキの頃みて「かっこいい!」と思った怪人もヒーローも、今となってみるとどうしてかっこよく見えたのかわからない、ってのがあるなぁ。(ハカイダーなんてその筆頭だよなぁ。黒バケツつーかカッパつーか)

 むむ、検索で発見した【仮面ライダーWORLD】によると「磁石団長」ってのマシーン大元帥と別にいるなぁ。なんか混同しているのかもしれん。

 歴代ライダーでは、リアルタイムで見た記憶がある最初のライダーがV3で、お子様雑誌のグラビアで新サイクロンに乗って並んでいるダブルライダーの肩の上に立ってポーズを取ってるV3を見たときに、全身に電撃が走るような衝撃を感じたので、やっぱV3が一番好きだな。(あれほどの衝撃は、後に宇宙刑事ギャバンの姿を最初に見たときにしか感じたことはない)。しかし、今の目でみるとV3は、異様に格好悪い。顔の真ん中の白い蛇腹というか洗濯機ホース状というか芋虫な部分も格好悪いし、足短いし。あれがどうしてかっこよく見えていたのかよくわからない。まぁ、変身するオニーサン(宮内洋だ)がかっこよかったから、なんだろうな。宮内の「変身! ぶぃす、りゃーりゃーりゃーりゃー」ってのにダマされていたのだ。

 仮面ライダースーパー1が、デザインとギミック的に結構好きだったりする。ハーレーが変形するのもやりすぎっぽくてかっこいい。ただ「NASAが開発した宇宙開発用サイボーグ」が「都合により赤心少林拳の型で変身する」っていうのが解せなかった。(まぁ、ヒーローの味ってのは「解せなさ」から醸し出されている可能性あるから、解せないからダメとは言えないと思うが)

 仮面ライダーブラックがかっこいいのは、もぉ、本当というか「仮面ライダー1号」「スカイライダー」「ブラック」を並べると、ブラックの脚の長さとかっこよさは次元がひとつ違うぐらいなので、「ブラックがかっこいい」ってのは何の文句もない。シャドームーンもかっこいい。ちょっとボルトやらリベットやらがやりすぎデザインだと思うけど。惜しいのは剣持って振り回したらライダーにならん、ってことかな。あと、ゴルゴム創世王もやっぱ「プロトタイプライダー(バッタ怪人様)」であるべきだったと思う。

 RXは、顔が変で、首も含めてバッタっぽさを演出したのは勇気があってよろしいと思う。ただ、ゴキブリ型自動車に乗ったりレーザーブレード使ったりして宇宙刑事だったり、敵のクライシス帝国がスーパー戦隊っぽかったりと「他の番組とのフォーマットの混同」が強かった気がするので、その点であまり好きではない。さらに言えば、敵もろとも木っ端微塵に吹き飛んだあと、いくつもの水たまりの水が合体してバイオライダーになって復活していたが「バラバラになっても合体して復活する」ってのは敵怪人のやることで正義の味方のやる事じゃないと思ったなぁ。まぁ、「地球の支配者ゴルゴムの後継者、バッタ怪人様ことブラックサン」なんだから、何してもいいんだけどさ。最終回でクライシス帝国に対して行った仕打ちはどう考えても「正義の味方」とは思えないし。

 まぁ、個人的にはライダーの敵幹部で最高に怖かったのはアマゾンに出てくる十面鬼だったな。いまだにハロウィンのカボチャなランタンみて不吉な連想をするのは、ハロウィン自体が持つ不吉な陰以前に、十面鬼のボディがカボチャっぽかったからだろうと思う。あのジャック・オ・ランタンのポカっと開いた口の向こうに邪悪の存在を感じるんだろう。♪世界で一人君だけがゲドンの悪を知っているー、ってわけで。

 しかし、やっぱりアマゾンライダーは血しぶき飛びまくりで、なんか子供心に「残酷」だと思ったなぁ。ジュラシックパークでラプトルが人間襲いまくるのを見て「あぁ、トカゲ野郎ってのはいやだなぁ」と思ったのだが、ふと昔にも同じことを感じた記憶があって、やっぱりそれはアマゾンが大切断だか大切斬だかで怪人の腕やらなんやら切り落としてブシューっと血しぶきが飛び散るシーンが最初だったんだろうなぁ。あー、トカゲ野郎はいやだね。

 まぁ、敵を蹴り殺すバッタ野郎とか、敵をバイクで轢き殺す空飛ぶバッタ野郎とか、相手を感電死させる電気カブトムシ野郎とかが「残酷じゃないか?」と言われると、まぁ、どいつもこいつもろくな殺しかたしてないのだが。


 さきぽん日記981106に曰く「『パタリロ!』に昨日、池田秀一の声のキャラがおちょくられ役で出ていた」とのこと。

 池田秀一は、バンコラン役のオーディションに落ちたのでタマネギ部隊の声でくすぶっていたんだっけな?

 いや、それだけの話なのだが。

(2時間後に追記:池田秀一は殺し屋役でタマネギ部隊ではない、という指摘がネットの彼方から。ありゃ間違ってしまいましたか。タマネギ一号は古川登志夫だったかも? けど、古川登志夫がバンコランを狙っていたとは思えないが……、パタリロのアニメに古川登志夫が出ていたのは間違いないみたいだが【参考ページ】。はてさて、オレは一体何をどう勘違いしたんだろうか?)

 ちなみに白黒版怪物君とかみたことないから白石冬美の声を聞くと、オレは自動的にパタリロ・ド・マリネール8世殿下の姿が浮かぶのだった。(ガンダムのミライ・ヤシマも白石冬美なんだろうけど)


「理系と文系」の話。

 ネタ元はさきぽん日記981106

 オレ的には「文系の人に自分の学生生活を教えて何にびっくりされたかというと、学校に泊まる、というのが一番だったよ。」って感じかな?

 さすがに「文系の人の学生生活を知って何にびっくりしたかというと、学校に泊まらない、というのが一番だったよ」ということはないな。

 あえていうなら「学校に毎日出てこなくても卒業できる」とか「卒論書かなくても卒業できる(学科もある)」とかいうのは、びっくりだったな。って、ビックリはしないよなぁ。まぁこれはオレの偏見というか誤解というかかもしれないが「一般に言って、文系の方が理系よりも楽に卒業できる」ってのは理系の人間にとって常識であるからして、あんまり驚かないなぁ。うらやましいとか「ずるいや!」とか思ったりはしても。

 まぁ、理系といっても実験系とそうでない系では、これまた生活時間も違うだろうが。


「文系の人間は使えるか使えないか」とか「文系の学問は役に立つか役に立たないか」とかいう話は、まぁ、本音なのか建て前なのか、一般論なのか目の前の口喧嘩なのか、で自ずと結論がかわるだろうからなぁ。

「文系の人間は使えるか使えないか」に関しては、場合によるなぁ。特定の理科系の知識がないとどうしてもできない業務には、そりゃ役に立たないかもしれないけど、そういう意味なら「理系の人間は使えない」という方がよっぽど思い当たるフシがあるからなぁ。

「文系の学問は役に立つか役に立たないか」に関しては、「文系の学問は役に立つものもあるであろう」「文系の学問のうちで仮に役に立たないものがあるとしても、役に立たない学問こそがまさしくpure学問である。役に立つ学問ってのはむしろ邪道」というような反応になるなぁ。

 オレは出身が工学部なので、常に「で、何の役に立つの?」と聞かれ続け、聞かれたときには、実際には実用化とか考えてなくても「これこれ、このように人類の光り輝く未来に貢献します!」とか詐欺師トークをぶちかます訓練を受けてきた。また、常に同じジャンルの理学系の人間からは「科学的じゃない」と言われ、企業のエンジニアからは「実用に耐えない」と言われる板挟みに合いながら、理学部の人には「実用化や採算性も考えずに面白いからって研究してんじゃねーぞ!」と叫び、企業の人には「理屈こねくり回すのが大学の仕事だ! 実用化はお前らが現場でやれ現場で!」と叫び、もぉ身も心もコウモリ野郎なのだった。

 そのようなわけで「どんな学問も役に立つでしょう」「仮に役に立たないとしたらそれはそれでpure学問でしょう」って反応になってしまうのだった。


 てなわけで、文系の学問(って言っても色々あるだろうけど)をして「その研究も、新しいものを開拓・発見するでもないまったく無駄な学問」と総括するのは無理としても、この理系クンが文系の学問にツッコミを入れたくなる気持ちはわからんでもない。

 うーん、オレは「文系の学問は無駄な学問」とは(いちおう)思ってないのでいまいち筆が冴えないが

とかいうことを言い出す理系クンはわからんでもないなぁ。

「量子力学からトンネルダイオードが、相対性理論からは原子力エネルギーが得られたが、文系の学問から何か得られたのかー!?」とかさ。


 うーん、なんか書いてる間にも自分でツッコミが入りそうになるなぁ。なんか、こういう「豪快な理系クンねた」は、割と本気でそう思っている人に書いてもらわないとなぁ。

 まぁ、オレの親戚で医学部に受かった男が、合格祝いの席上で酔っぱらって「ボクが医学部に進むのはボクの才能に見合うのが医学部しかないからです。文系の学問なんてボクが本気になれば片手間でできる学問ばっかりですから!」と言い放ったことがあるが、あれは衝撃だったなぁ。「そんなばかな!」だよなぁ。

 ま、オレが工学部選んだのは「勉強する対象が数値で測定できないと、不安だから」だったんだけどね。


 あと、まぁ、さきぽんさんは「いつわたしが理系全般に一般化しましたか?」と「怒りのあまりクラクラ」きておられるご様子だけれども、その怒りのネタ元のK(仮名)氏の「それは その人がひどいだけであって,理系全体に一般化しないでいただきたいなあ」って発言を読むと、K(仮名)氏の反応がそう変に読めないのであるが。

「いつわたしが理系全般に一般化しましたか?」って言われても、「文系と理系」ってタイトルで話を始めて「私の知っている理系の人が特殊だったのかもしれませんがって書くことは、確かに限定していてもそれは同時に「一般に理系の人は##である」という意味になりゃしませんかね?

「これは例外かもしれないが、これによると###である」って言うことは同時に「これは例外じゃないかもしれなくて、これによると一般に###である」って言うことじゃないかと思うのだが。

 であるからして反応として「それは例外でしょう」と言うのは許可だろう。まぁ、「それは例外でしょう。一般化しないでくれ」まで言われれば「一般化していない」と言い返したくなるかもだが。しかし、「一般化してない」んじゃなくて「制限つきで一般化した」ように読めるもんな。まぁ「一般化」って用語の定義によるかもだけど。

 まぁ「例外かもしれません」の「が」が、特に逆接の意味じゃない、ってことなのかな?

「身に覚えのない」とまで言うなら「例外だと思うが」ぐらいにしておいて「かもしれない」を使わない方がよかったと思う。

 とか、他人のケンカにくちばしツッコムのはオレの悪い癖なのだな。すまん。


 ワープ日記がオンラインでは検索できなくなっているので、なんか心苦しい夜を重ねているのは秘密だったりするのであるが、サーバの許可したCGI稼動時間内に検索が終わらないなら「10ファイルずつ」とか「5ファイルずつ」とか限定して検索すりゃーいいじゃねーか、と気付いた。

 一度のCGIの作動で全部のファイルを検索しおわらないと、CGIは自分がいったい全ファイルのどのファイルまで検索して、どのファイルは検索してないかを知らないのでどうしようもない、と信じていたのであるが、よく考えたら検索対象ファイル数は滅多に増減しないのであるから、「全150ファイル中の、頭から40ファイル目まで終わり」とか数えて「次の10個」とかいうボタンに「検索開始ファイル数」を埋め込んで置けばいいだけじゃんか。

 リストのデータをどういじくるのか、オレのperlの知識では未知だったりするけれども、別にそれほど面倒な処理とも思えないし。

 と、安心したところで、とりあえず棚上げ。改造している暇はないのだった。


 本屋で買った本


 CD屋で買ったCD。

 飛行機の中で聞いて、変拍子が気になってしかたがないのでつい買ってしまった。


981109a[ daily life / 日常生活(月) ]

 沖縄観光。

 朝8時から行動開始。

 沖縄自動車道を北上して名護へ。

 本部(もとぶ)にある沖縄海洋博記念公園の、アクアポリス(の廃虚)を撮影するため。

 40分程度で名護市に到着。

 が、思いっきり本部半島の根本を突っ切って走っている道路を爆走して、公園を通り過ぎてしまった。戻るのに30分以上もかかった。

 しかも、半島の海岸線を走る道路は「制限速度30キロ」とか「40キロ」とかいう細いのが平気で存在しているので、ものすごく時間がかかる。「海洋博公園まで30キロ」という表示を見て無意識に「30分か」と思っているのが1時間かかるので恐怖だ。

 10時半、海洋博公園に到着。

 アクアポリス激写。

「ペンキがはげたボロいフェリーの上に倒産したボーリング場が載っている」みたいなイメージ。

 ごつい一眼レフもったオニーサンがやってきてアクアポリスを激写しはじめた。彼も廃虚マニアなのか?

 亜熱帯ドリームセンター(植物園)をぶらぶらする。

 水族館を見る。

 イルカショーを見る。

 マナティ水槽とかウミガメ水槽とかみる。

 人工海岸の浜辺でなごむ。

 15時撤退。

「ヘゴの自生林」とかいう亜熱帯なんとか(をい)って土産屋がったので、ヘゴ自生林をみる。

 飛行機に乗ってもどる。


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ReadMe! counterReadMe!参戦[960908]


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