諸星未来堂ワープ日記
なぜか米沢だったり新宿だったりの九月第五週
MOROBOSHI Tomorou's
Warp Diary
1998 September 5th Week
Japanese-Language Contents
しばらく、更新をお休みしていましたが、以下の日程で旅行していたためでした。
9月28日から30日まで、米沢。
9月30日は、新宿で一泊。
10月1日は、大阪。
10月1日深夜に帰福。
旅行中の日記は、順次補完の予定。時間ないから補完しないかも(^^;
980928a[ moving life / 移動生活(月) ] 福岡=>東京=>米沢
(981001執筆)
【概要】秘密任務で山形県は米沢に飛ぶのだった。まる。
朝、寝ないで福岡空港に集合だったんだ!
搭乗手続きの時に冗談で「窓際じゃなきゃ、やだい!」と言ったら「かしこまりました」と、JALのオネーサンは、一旦発券したチケットを回収して再発行してくれてしまったのだった。ううう、本気にしないでくれー。
対地速度1000km/hで、羽田まで、1時間15分の空の旅だ。
機長曰く「残念ながら、秋雨前線が停滞していて、ごらんのような天候ですが」ということで、雲海の上を飛ぶのだった。
ううう、ジェット機の翼が、びよんびよん揺れるのは知っていたが、エンジンがぐらぐらするのを初めて見た。こえー。
「東京は初めてです」という同行の仲間に、羽田から有楽町に向かうモノレールからの風景を、あーでもないこーでもないと偉そうに解説。「ほら、あれが東京タワーだよ」とか。「ほら、あれがお台場のフジテレビ社屋だよ」とか。
と、モノレールを降りた途端に、さっきまで横に座っていたジーサンが「すまんのーあんた、東京に詳しそうじゃのー、ひとつ、シナガワという駅に行く方法を、ワシに教えてくださらんか」とおずおずと申し出るのだった。って、じっちゃん、車内で聞いてくれればいくらでも説明できたのに、人間が津波のように流れ始めてから聞かないでくれー。とにかく「黄緑色で塗ってある『山手線』ってホームに行って、外回りって方に乗るんだ! そのうち、シナガワに付くから! 東京じゃない方だよ! そして、渋谷や原宿まで行ったら、行き過ぎだからね!」と叫ぶのだった。そして、オレは流されたまま階段を流れ下るのだ。うひいいい。
山手線の中にて。「あれ? モロさん、この電車、東京に向かってますよ? 品川に行くんじゃ?」って、それはあのジーチャンだろうが! オレ達は東京駅から山形新幹線にのるんじゃ!
「銀の『つばさ』に『のぞみ』を乗せて、灯せ正義の青信号!」ってのは、勇者特急マイトガインの台詞なのだが(って正しいのか?)、銀の新幹線の半分が山形新幹線下り「つばさ」で、残り半分が「やまびこ」で、福島で分離するのだった。
(勇者特急マイトガインってのは勇者シリーズの合体ロボで、片腕が新幹線「つばさ」型の銀色のジェット機で、もう一方の片腕が、300系の白い「のぞみ」型のロボットで、胴体がハイテクな蒸気機関車でできている列車なロボなのだ)
で、深川飯弁当とかむさぼりながら、「サイバースペースの著作権」中公新書とか読んでいるうちに、寝てしまったんだ。ぐーぐー。
おぉ! 福島で「やまびこ」と分離して、名実共に「山型新幹線」になった「つばさ」は、在来線のレールの上をつっぱしって、踏切をがんがん通過する! やっぱ、在来線と同じ線路を走って踏み切りがあるようなのを「新幹線」って呼んじゃだめだ! けど、オレも整備新幹線鹿児島ルートが完成したら「九州新幹線」と平気で呼ぶぜー。郷土愛の前には、理屈とか無力なのさーなのさー。
(981002追記:上の「山型新幹線」は、当然のごとく「山形新幹線」の誤植なのであるが「オレのFEPでは出せない『山型』にどうして変換ミスできるんだ!」という問い合わせが多数届いたので、そのまま放置することにした。ThinkPadのFEPは古いから単漢字変換なのだろうか? ちなみに「山型電車」となると貨物車の上に銭湯の富士山みたいなやつがのった、お祭りの山車みたいなものを連想するのだが、それが「新幹線」の軌道の上を走るのは、なかなか衝撃的であることよ。)
ついたぜー、2時間半で、米沢にー。なんか失礼だけど、駅がすっげー「立派な田舎の駅」だぜー。
バスに揺られて15分、小野小町が発見したという小野川温泉に到着。おおお、なんか、すっげー「温泉街」じゃー!
みやげ物屋と温泉宿と銭湯しかない!
「モロさーん、なんか、すっげーさびれた温泉街ですねぇ?」
「ぶぁっかもーん、こういうのは、ひなびた温泉街、と言うのだ!」
「ひからびた温泉街」
「しびれた温泉街」
「…………」
と、土産物屋さんの店先に、タマゴと,名物玉こんにゃく、にそれぞれ割り箸をぶっさしてナベでぐつぐつ煮ている「おでん」が発売中。オレの立ち食い魂に火がついたのだが、「夕食時間になってるんですから」と、仲間に引っ張っていかれるのだった。がーん。
部屋でのむぜーのむぜー。
米沢ワイン、のむぜー。
山形さくらんぼ酒サワーのむぜー。
つまみに、ラジウム卵たべるぜー。夜ひかるぜー(うそ)。
ううう、ラジウム卵って、温泉卵だから「黄身は固まってるのに、白身が半熟な、卵」だー。うううう、食いにくい。ツマミにならぬー。普通の半熟卵は、白身がかたまってて、黄身が半熟だから「中身が生なゆで卵」なのだが、これは「中身が固まった、生卵」だからツマミとして食えぬ!
普通の半熟卵は、外から熱がじわじわ伝わって,外から熱で固まっていく卵を、黄身まえ熱が伝わらないうちに回収して作る。温泉卵は「白身より黄身の方が低温で凝固する」という性質を使って「白身は固まらないが、黄身は固まる温度」である温泉のお湯に長時間つけて作るのだった。
じゃ、温泉はいるぜー!
【教訓】酒を飲んで温泉に入るのは、やめよう!
いや、しかし、石枕まで装備した「ねっころがってはいる温泉」とか、露天風呂とかあって、よかったのー。
なんか、久しぶりに硫黄くさい温泉に入ったので、楽しかったね。最近「単純泉」ばっかりでさー。
ねるぜーねるぜー、ねるぜー、ぐーぐーぐー。