諸星未来堂ワープ日記
夏っぽいぞ!の七月第一週
MOROBOSHI Tomorou's
Warp Diary
1998 July 1st Week
Japanese-Language Contents
今日も福岡は、暑い。
昼飯に、突如「セロリを食おう」と思い立つ。
で、スーパーでセロリを買おうと思ったのだが見あたらないなと思ったら「セルリー」という表記だった。「2枚」と書いてあったのだが、あれは1枚、2枚と数えるものなのかしら?
と、いうわけで、とりあえずマヨネーズをつけて食べてみることにする。白い茎(なのか?)部分を手でぼっきりと折ってみる。筋がずずずーっとむけた。料理の本では「筋をむいて」と書いてあるので、人間の歯で噛みきれないほど堅いのかしらん? と思ったのだが、食ってみたら、噛み切れた。
うーむ、セロリくさい。素晴らしい。けど、なんか、全然平気だなぁ。その昔、ビヒダスヨーグルトだかのCMで、ヨーグルトをちょっとつけてセロリをボリボリと食うという「子供心に大変恐ろしいCM」があったために、セロリは食えても、丸ごとかじるのには恐怖心を抱いていたのだが、これは実に普通の食い物だなぁ。
うーん、案外、最近のセロリは、においの少ない食べやすい品種になったのかもしれないなぁ。
と、思いながらかじっていたら、無くなってしまった。しょうがないので、セロリの葉もかじってみる。うー、ぺっぺっぺ、葉はそのまま丸食いするには、ちょっと青くさい。これは、何かに混入して食べないとダメだなぁ。弱い。
夕方、突如、ドライブー。ぶーぶー。
ナビシートは、ウクレレ持ったGTなんだな。
オレ的には「夕方の海の中道大渋滞をドライブしてー、海岸でラブラブな雰囲気なカップルの横でウクレレ弾いて、大迷惑野郎さー」という陰謀を胸に秘めての出発だったのだが、GTが「山だぜ、山」と主張して方向転換。
ナビシートのGTの「右、左、右、まっすぐ」の指示にしたがって、走る走るのだー。
で、到着。それは、川のほとりの神社。えーと、地名は、えーと、GTしか知らないのだー。
なんか、道端の溝に錦鯉が泳いでいる。で「これは観賞用です。とらないでください」という看板が。「書いとかないと、盗む奴がいるのかー」とか、しみぢみ納得していると「盗まれるだけなら、取り返せばいいが、食べちゃう人がいるからねぇ」と言われてしまう。がーん。
なんか、子供ミコシがやってくる。「おぉ、ええのぉ」と思って見ていると「もっと声をださんか!」「一列になって進まんか!」と恐い指導の声。いやそーな顔の子供達。
なんか、忘れていた「いやーなもの」を思い出す瞬間だったな。
さて、川なのだが、歩いてわたれるぐらいの、幅5mぐらいの、小さな川。川原には、親子連れがたくさんいて、お子様は川の中で転げ回り、石を投げ合い、水を掛け合い、水生小動物を拉致し、大暴れ。お父さんとお母さんは、川原で焼き肉。
水深が足首ぐらいで、浅い。なので、川の真ん中にキャンピングテーブルを広げて、足を水にひたしながら食事をする、優雅な家族も。
で、裸足になって、川の中をうろうろするオレなのだった。あー、ミズスマシがー、って、アメンボウかもしれんが。
んが、30近い野郎ふたりが、うろうろと水の中にいると、お子様達が警戒するかもしれないので、草原にあがる。って、30近い野郎がいても、お子さんらは「お父さんと同じぐらいのオジサン」としか認識してないかもなぁ。わはは。人、これを「自意識過剰」という。
ところで、少年らよ、一言オレのアドヴァイスを聞いてみないか? 「おたまじゃくし、さがそうぜ!」と探しているようだが、たぶん、今の季節、すべてのオタマジャクシは、カエルになっているんじゃないかなー?
お子様らの行動を観察していると、飽きないのだが、あんまり熱心に見ていると「幼児誘拐犯?」とか警戒されかねないあやしい風体の我々なのであるからして、お子様観察は切り上げて、ウクレレを取り出すのだった。
で、謎のウクレレ・デュオ「まるまるブラザーズ」が、突如、河原でウクレレの練習を始めるのだった。
「突如、河原でウクレレライブを」始めるほどの力量がないのだった。わはははは。
PUFFY「愛のしるし」を歌本をみながら弾いてみた。うむ、前回弾いたときは、「とても『愛のしるし』に聞こえん」だったのだが、今回は、ちゃんと「愛のしるし」に聞こえた。こ、これは、進歩ということなのか!
オレ「ど、どう?」
GT「すげいよなぁ」
オレ「そ、そぉ!」
GT「生音なのに、まるでラジオから聴こえてくるような音になる、バックパッカーズ・ウクレレって、すげいよ」
オレ「......おい」
冗談はさておき、たしかに、GTのフェイマスのウクレレの甘い音に対して、乾いてて硬質で箱っぽい音がするのよね、バックパッカーズ。
あーしかし、なんか、いいなぁ。小川の水が流れていくのを眺めつつ、ウクレレ弾いたりして。で、お子様たちが、海水パンツはいて、水生生物の拉致に魂を燃やしているのを眺めたりして。これで、ビールと焼き肉があれば、最高なんだけどなぁ。わはは。
お! かわいいオネーサン二人連れが登場。ボクらとウクレレ弾いて涼みませんか! おーいおーい! あ、およびでない?
♪上を向いて、歩こうよ、涙がこぼれないように
で、日も暮れたので、帰る。
焼き肉の煙に燻されたので、焼き肉を食いたくなって、香椎のウエストで焼き肉食べてみたりする。
なんか、セロリとか食っても、こんなに肉くったら、帳消しっぽいなぁ。
食事中の話題は「アンドロメディアがどれぐらいかゆいか」に終始したのだった。
「オレにとっての『かゆい映画』」とか「かゆい映画の条件」とか。「オレ的には、自分が7/11に、ゴジラUSAを差し置いてアンドロメディアを見に行ってしまうんじゃないか、ってのが恐い」とか「『ゴジラ&アンドロメディア』の前に『ディープ・インパクト&新生トイレの花子さん』で心の準備をすべきだろうか?」とか「主演なら、エリコの方がよかったんじゃないか?」とか「20世紀ノスタルジアみたいに、思いっきり心のツボを押されてしまったら、どうすればいいんだー!」とか「その時は『あいは、いきてる......』『オマエがスキだッ!』とか口走ればいいんでは?」とか「しかし、死んだ娘をつい科学技術で復活させてしまうマッド・サイエンティスト、とかいうのって、お約束というか定番なんだけど、甦らすのがヒロコとかだったら、やっぱ、それは親バカだよなぁ」とか(情報遮断しているので、本当にどんな話なのかは、知らない。本当にこういう話だったら、それは「お約束すぎー」ってことだな)「しかし、ディスプレイの中から、ヒロコがばんばん画面叩いてきたりしたら、なんか、つい『グリッドマン』とか連想しちゃうよなぁ」とか。「オマエが、つい一発どつきたくなると思うのはわかるが、やっぱ、ヒロコがあの顔で堂々と芸能人しているってのは、日本人の女の子の心に勇気を与えてくれてると思うぞ」とか。(グリッドマンとか連想するあたりが、頭のシナプスの結合様式が変ってことなのかもしれないが)
そういえば前田愛主演の「新生トイレの花子さん」はすでに始まっているのだな。同時上映が「ずっこけ三人組」とからしいが、なんか、懐かしいなぁ、小学校の頃読んだよなぁ。って20年ぐらい前かー? なんか、無人島に流される話があったが、南海の孤島だと思っていたのが、実は、瀬戸内海の無人島だった、というオチだったのだが、ふと「ロッコツマニアも、そうだろうなぁ」と思ってしまうのだった。
しかし、運転あるからビール抜きのシラフ状態で、焼き肉くいながら「これから、ヒトエさんは、どうやって売っていけばいいんだろうねぇ?」とか語ってしまうオレらって、もぉダメかもしれないな。
関係ない話だが、GTは、キロロの二人のルックスは不許可領域らしいのだが、オレはピアノの金城さんは、けっこう好みだなぁ。って、本当に関係ない話だな。
もっと関係ない話だが、オレは実はMAXのナナさんのルックスが、若干「おばさんくさい」気がして、行く末を案じているのだが、GTは「すげーいいじゃないか! 何て事いうんだ! ヒトエと一緒にするな!」と怒るのだった。うーむ。
「連ドラで、ミーナが超能力少女らしいけれども、やっぱ、一番ルックスが魔女っぽいから、いいよな」と言うと「えー? ダンゴがー?」とか揶揄るのだった。むぅ。
いやー、しかし、焼き肉屋は、家族連れの軍団がぎゅうぎゅうで、お子様が走り回り、おかーさんは怒鳴り、赤ん坊は泣きわめき、ビール瓶が倒れて割れて、あぁ、戦場だなぁ。
「かゆくなっちゃう映画」ということで、レンタルビデオ屋さんで、「レディースマックス」を探したのだが、レンタル中だった。今度始まる連ドラの前に、MAXの予習をしてる人がいるんだなぁ。
「タオの月」を発見したがレンタル中。んで、「CURE」をレンタルした。この「CURE」は、確かに面白そうで「レンタルされたら速攻で借りたいビデオリスト」の筆頭なのだが、(人生最高の映画、と褒めてる人もいるし)、しかし、えーと、体力に自信がない今日この頃、あんまり恐い映画はみたくないんだよなぁ。それに、催眠とかマインドコントロールとか猟奇殺人とかの映画みたら、心が弱まりまくってるオレとか、コントロールされそうで恐い。ああああ。ああああああ。
あー、「セブン」みてないからなぁ。「セブン」と言っても、新作のウルトラセブンのことじゃないよ。ブラピの「セブン」ね。「ブラピ」と言っても、ブラッド・ピットね。ブラック・ビスケッツじゃないよ。
980704c[ ROBOCON / 「ロボコン100てん! - 『がんばれ!! ロボコン』おたのしみBOOK」読了 ]
「ろーぼこーん、0点」(ガンツ先生の声で)
「ロボコン100てん! - 『がんばれ!! ロボコン』おたのしみBOOK」という本を読了。
まぁ、ロボコンの仲間は「だいたい」は憶えていたのだが、さすがに「全部」は憶えてなかったので、資料として買ってみた。あと、まぁ、ロボコンのデザインを久しぶりに目の当たりにすると、あまりに素晴らしすぎて、うっとり、というか。
それにしても、ロボコンのデザインのすばらしさよ。赤いダルマ型ボディに銀色の蛇腹の腕と脚。手は真鍮色のボクシンググラブ型のハサミで、足は銀の半球。顔は目だけ。なめらかな曲線を描くエプロン。アクセントは、頭のアンテナとエプロンのハートマーク。
なんつーか、「フォルクスワーゲン・ビートルに匹敵する」というか、シンプルなのに、すげーかっこいい。
まぁ、造形的には、手足の蛇腹が金属であるはずがウレタンで、不気味にぶよぶよと曲がる上に、なんとなく薄汚く汚れているのが難点だろうか。
顔の表情は、目が変化することによって発生するのだが、なんというか、ものすごく饒舌なのだな。個人的には、狂った時の血走った目が、異様に強烈で印象深い。
ロボコンのデザインは、「ロボット110番」のガンちゃん、「ロボット8ちゃん」「もりもりぼっくん」をはじめとして、何度も「リファイン」(つーか「引用」かな?)されてきたけれども、ロボコンを超えるデザインは、もはや不可能なんじゃないか、と思うオレである。(仲間達も含めてのトータルデザインとすれば、ロボット8ちゃん、の仲間達は猛烈にかっこいいと思うが。警官ロボ・エヴァポリス、カッコよすぎ)
ストーリー的には、最終回で、シシムに脳手術を受けさせるための勝負として、たった一人でロボコン村を開拓する話は、ものすごく感動した。「根性って素晴らしい!」つうか。
そうかーロボコンは最終的には、ロボコン村の村長さんに収まったんだな。そうでないとしたら「オイラがいると子供が自立しない」とか悲愴な決意を胸に秘めて、旅に出なくてはならないところだな。夕日に向かって少年が「ロボコーン」って叫んで「またきっとどこかであえるよね」とか。
「ろーぼこーん、500点」(ガンツ先生の声で)
980704b[ Martian's Face / 火星人面岩消失の衝撃 ]
「ムー」8月号を買う。うわぁあああ、衝撃! 火星探査機マースグローバルサーベイヤーの撮影した映像を解析したら、有名な「人面岩」が消失していたぁあああ!
(火星の人面岩、ってのは、バイキング1号が撮影した火星の地表写真の中に、宇宙を見上げているカッパの顔の正面図のような巨大な地上物体が写っていた、っていうもの。その周囲にはピラミッド状の構造物も確認できる! ということで「火星には知的生命体が!」とか「アメリカとソ連(当時)は、火星に植民している!」というトンデモ系のネタでは引っ張りだこなネタ)
「光のイタズラか? それともNASAの陰謀か?」という話なんだが、う、うーん、「すべてNASAとペンタゴンとフリーメーソンとニャントロ星人の陰謀だ!」で済ませば楽チンなのだが、ううう、これは、やっぱり「1976年のバイキング1号の映像は光のイタズラだった」ってのが「一番理解しやすい結論」だなぁ。ううううう。
はー、バイキング1号の画像は、たしか別の角度から光があたってる画像がもう一枚あって、どっちにも同じ「人面岩」が写っていたはずなんだがなぁ。はー。うーむ。
うー、ロマンがまたひとつ減ったなぁ。
しかし「もし、NASAが、これを光のいたずらだというのなら、最新の画像にどういう光があたれば、あの人面岩が浮かび上がってくるのかまで説明するべきだろう。」(p7,二段目)ってのは、「勝手に人面岩だと騒いでおいて、新しい詳細画像を出したら、『どうしてオレが見間違えたのか、説明しろ!』と文句を言ってきた」って感じだろうなぁ。「オレが見間違えしたと言うなら、どこをどう見たら、オレがこんな見間違えができるのか、説明してみろ!」と凄まれたら「勝手に見間違えるな!」だよなぁ。
昨夜のことになるが、W杯イタリアvsフランスを最後まで観た。
「この試合をみないやつは非国民だ!」というのは、弟君の台詞なのだが、いつからオマエは、イタリア人orフランス人になったんだー?
というわけで、眠い眠い。うー、早くどっちか点とれー。
(前半終了)
へー、イタリアは今回、カウンター狙いのチームなのかー。それはいいから、はよ、どっちか点とれー。弟君的には「イタリアの個人技をもうちょっと見たいから、フランスにはまけてくれー」とのこと。そうなのか。そんなことより、おいおい、もぉロスタイムだよー。
(後半終了)
うー、点が入らんなぁ。GゴールだかVゴールだか知らないが、とにかく点とっておわってくれー。あー、もぉ、前半おわるのかー。
(延長戦前半終了)
あー、後半もおわってしまうぞーPKやだぞー。あ、なんか、イタリア選手がゴール前でこけてるのみて、フランスの選手が、自分のボールをすげーいきおいで後ろに蹴り飛ばした(って、前半だったかもだが)。これは、フェアプレー精神ってやつのなのかー? それとも「あんな所に寝られたら邪魔じゃん。ボール出して、試合とめるから、担架でどっかに出してほしいなぁ」ってことなのかー?
(延長戦後半終了)
あぁああ、バーにぶちあてて、終わってしまったー。きっとあのイタリアの選手は、ずーっとトラウマを背負っていくんだー! ああ、鈍い金属音がしたのかー。けど、まぁ、ゴールの枠の中に入ってない球を蹴ったんじゃ、どうあがいても(相手キーパーがオウンゴールしてくれないかぎり)PK成功しないから、しゃーないなぁ。
つーわけで、日本国民の義務をはたしたので、寝る、午前二時なのか。
朝7時に、暑すぎて、額の汗で目が覚める。ううう、頭痛がするーするするー。もう一度寝ようと思ったのだが、不可能だった。くちょー。
本日は、住んでるアパートの少年団による廃品回収の日だとか。おぉ、うちの玄関やリビングを占拠している新聞紙束を排除できるじゃないか!
つーわけで、朝の8時から、弟君と玄関やらリビングやらをひっくりかえして、古新聞、古雑誌、マンガの本、などなどを縛り上げる。
先日ひっちゃぶいたMac雑誌の残骸も縛り上げる。ふふふ。
で、両手に新聞、雑誌束をぶら下げて、階段をくるくると回りながら降りる兄と弟の姿は、もはや少林寺の修行僧のようだ。(両手を水平にあげて、水の入ったバケツもって訓練するってのがあったような)
で、古雑誌ピラミッドを形成しおわった所に、監督役のどこかのオカーサンが登場して「あのー、今日は、雑誌はだめなんですよー」とのこと。
おぉおおおお、修行修行! 雑誌の山をまたもや玄関まで運びあげる少林寺の修行僧なのだった。きびしー!
12時55分、天神地下街インフォメーションでGTを待つ。遅刻キングのオレとしては、先に来て待っているというシチュエーションが珍しいので、きょろきょろと周囲の「人待ち顔人間模様」を観察......しようと思ったのだが、睡眠不足のせいか少林寺の修行の成果かわからない、全身の関節の痛みで、柱にもたれて、ジトーっと静止しているのだった。
13時になると、天神地下街中央インフォメーションの壁面で、けたたましく、からくり時計がお昼の音楽を演奏しまくりやがりはじめる。人待ち顔な人々は、ハッとしたように、キョロキョロしはじめ、続いて、携帯やPHSを取り出して連絡を始めるのだった。
と、改札口の方を見ると、GTが腕を組んで、改札口を睨んでいる後ろ姿が見えた。って、オレは、天神地下街の中央広場の真ん中の柱の所にいて、GTは、中央広場の入口で、地下鉄天神駅の改札口から出てくる「はず」のオレを睨んでいるのである。「オレがすでに広場の中にいる」という可能性は、限りなくゼロらしい。
「よー、待たせたな」と背後から声をかけると「わぁぁあああ! ど、どうして背後から!」とか驚かれてしまったのだった。ふふふ。
天神コア。アメリカ屋靴屋。GTがNew靴を買うのに付き合う。GTお気に入りのブランドがなかったらしくて退散。やたら「いらっしゃいませ」を大連発する女の店員さんがいたのだが、なんとなく、階下の福屋書店でヤオイ本のコーナーでも担当してたほうが似合いそうな雰囲気だなぁ(偏見)。(「ヤオイ本コーナーを担当したほうが似合いそうな」とは、どういう意味だ、と詰問しないように)
聞くところによると、福屋書店はアメリカ屋靴屋の資本で、社員は共通らしいので、靴を売るつもりが本屋にされたり、本を売るつもりが靴屋にされたりするらしい。
本屋のつもりが靴屋にされるのと、靴屋のつもりが本屋にされるのと、どっちが頭の切り替えが困難なんだろうなぁ、とか考える。
って、こんな妄想を抱きながら店員観察するオレって、すげー嫌な客かも。って、客ですらないじゃんか。
炎天下の、イムズ前では、社民党の宣伝カーの上から、演説が。「高いところからではございますが、なにとぞ、なにとぞ」と。土井たか子でも来てれば、見に行ってもいいけども。
三越に潜り込む。三越は、中にバスターミナルと電車の駅を内包しているので、エスカレータの乗り継ぎがややこしくて、中を通るのが面倒だわな。
GTが、あーでもないこーでもないと靴を選んでいる間に、ボーっと同じフロアをうろうろする。PAPAS発見。デザイナー荒巻太郎(だっけ?)は、筋肉質なヒゲのおっさんで、このオッサンがPAPASのウェアを着てる姿は最高にかっこいいんだけどなぁ、などと思うのだが「PAPAS着てるヒゲのオッサン」というと、最高に不吉な人物を連想してしまうので、オレ的にはPAPASというブランドは鬼門だ。
GTが靴を選び終わったので、最上階の本屋まであがる。GTは木造建築の家に住むとかいう趣旨の雑誌を熱心に読んでいる。先日、GTの家で「うそくせーなーこの雑誌ぃー」と批判(非難)したため「トモローを論破するべく、さらに猛勉強だ! 修行修行!」というモードに入ったらしくて鬼気迫っている。オレはオレで「ベニヤ板を連結してフラードームを作る」とかいう本を発見して、エコロジカルでアートっぽくて、ボランティア精神にも通じる、実に素晴らしい内容と、その裏からなんとなく透けて見えるパラノイア的な雰囲気のダブルパンチをくらって、グラグラになる。けど、買わない。たぶん、二度と出会うことはないだろうな、この本。
「ムー」8月号を買う。人面岩消失の衝撃は別項。
「ロボコン100てん! - 『がんばれ!! ロボコン』おたのしみBOOK」という本を買う。感想は別項。
三越ギャラリーは、お中元会場になっていた。うー、三越の本性をみた、つーか。
お中元会場の隣は、純金製品の展示販売? コーナー。なんか、猛烈に「成金テイスト」が一杯というか、仏具、仏像の世界になってくると、成金テイストが弱まるかわりに「手のシワとシワをあわせて、しあわせ」とか「手の節と節をあわせて、ふしあわせ」とか、頭の中が「ばーちゃんち」モードになってしまうことよの。
オレが「成金テイストすぎる!」と呟く横で、「黄金のマヤ文明展みたいだなぁ」とか呟くGT。う、うーん? 黄金の阿弥陀如来像の隣に「手がショベルで尻尾がクレーンになったジャガー像」とか「首から折れ曲がって水中をマッハで進むことも可能な三角翼飛行機」とかが展示されてたら、すっげーいやかも。
で「純金の重さクイズ」と称して、透明アクリル箱の中に、純金インゴットと同じサイズの鉄のインゴットが置いてあって、「鉄のインゴットは5.7kgですが、金のインゴットの重さをあててください」とか書いてある(はて、5.7kgだったかな? ちょっと記憶があいまい)。
鉄のインゴットは、まぁ、片手でなんとか持ち上がる重さなのだが、金のインゴットは、本当に冗談抜きに重い。片手で持ち上がらないことはないけれども、ちょっとでも角度を間違えると「グキ」っといきそうだ。(って、軟弱者のオレの腕力基準じゃ、あまりあてにならないが)。
「金の比重は大きい」とかいうのは、言ってみれば「常識」で、「そりゃ、比重の違いがあるから、アルキメデスのオッサンも、アルキメデスの原理を思いついたつーか、裸で街を走ったわけでー」とか思いがちなのであるが、同じサイズの鉄塊と金塊をもって比べてみると「うわ、すっげー、金って本当に重いんだ!」って感じで感激。
って、以前、金山の跡地に遊びに行ったときに、もっとでかい金塊を持ち上げたことがあったけれども、その時は、比較対象になる鉄塊がなかったので、「あぁ、オレって腕力ないなぁ」っていう感想しか持たなかったからなぁ。
って、「同じサイズの鉄塊の重さは#kgです」って明記してあるわけだから、鉄と金の比重を暗記してれば、答は出るわけであるが、暗記してないオレなのだった。って、鉄塊は純鉄じゃないだろうからなぁ。
手元の理科年表によると、金の比重は19.3、鉄の比重は7.86(共に室温)だからして、14kgってところか。金は鉄より、2.5倍重たいということで。(14kgって、なんか割り切れないなぁ。5.7kgってのが記憶違いかもしれない)
あー、会場の隣が本屋だったんだから、その場で立ち読みして調べればよかったのかー。あーしまった。
それにしても、純金の相場って、今はだいたい「1,300円/g」ぐらいだそうだから、14 x 1,000 x 1,300 = 1,820万円。え! あれって、2000万弱もする塊だったのか? すっげー。わはははは。てっきり200万ぐらいかと思っていたが、10倍も誤差があった。わはははは。
岩田屋Z-SIDEで、ペプシマークのTシャツを買う。アウトドア屋で、生卵運搬ケースを買う。
IMSの楽器屋で、おもちゃのウクレレを買おうと思ったが、やっぱりヘボすぎるので断念。GTはウクレレコード進行の本を延々と立ち読みするのだった。
ショッパーズダイエーで、アロハシャツの物色。断念。
キャナルシティまで歩く。
T-ZONEでは、エプソンとキャノンの販売員合戦があってて、恐かった。エプソンのパンフレットのSPEEDの写真では、ヒトエが、まだ爆発頭なので「あぁ、アンドロメディアの前か」とか眺めていたら、販売員にとっつかまって、次々とサンプルを押しつけられる。せっかくだから、新しく出た廉価版の性能がどの程度なのかを聞くのだが「やっぱり、一番のお勧めはこれです!」と強引にPM600の前に連れていかれて、延々と「キャノンのよりも、ずっと素晴らしい」という説明を聞かされてしまった。「持ってます」と言えないオレなのだった。
アイロンプリント用プリント用紙を買う。さて、どんなオリジナルTシャツを作ってくれようか。
晩飯時になった。突如、ベトナム風春巻が食べたくなったオレは、「アジアンキッチン」という店に入ったのだが、なんつーか「怪しい雰囲気の内装」で、席に着いたオレとGTは、なんとなく「ホモカップル」な雰囲気て、大変いやーんだった。
ベトナム風ピーナッツサラダ、ベトナム風春巻、インド・ナンカレー、サモサ、タイ風? ビーフン、揚げバナナ、ココナツミルク杏仁豆腐風、をツマミにして、シンハービールを飲むのだった。
なんか、たいそう酔っぱらって、脈絡のない話を猛烈な速度で展開するのだった。で、なんか横の席のOLなオネーサンが「何コイツ?」な冷たい視線をちょいちょいと送って来るのだが、「気のせい」ということにして、気にしないでどんどん喋るのだった。そのうち、どうも、隣のオネーサン達の会話の内容が、オレらの会話の内容に引きずられてるような気がしてきたのだが、「気のせい」ということにするのだった。
ビール二杯ずつ飲んで、一人3,500円。安くもないが、こんなもんだろう。オレは、なかなか気に入ったのだが、GTは、ちょっと内装と雰囲気がいやだったらしい。
喫茶店でお茶するのも面倒なので、自販機で「すらっと茶」を買って、運河でお子様が水遊びしているのを見ながら、酔いをさます。地面から吹き上がる水玉をキャッチするのに、ついムキになるあたりが、酔っぱらいかも。
帰宅。「ヒッパレ」「らぶらぶ」「CDTV」を鑑賞。
「ヒッパレ」では、SweBeeが、あいかわらず、かっこいいなぁ。やっぱ、歌がうまいってのは、いいよ。
「らぶらぶ」では、シノラがレニー・クラビッツを襲撃していたが、いつもは「ほっぺにちゅー」から逃げ回っているシノラが大喜びってのが意外だったな。シノラ、せめて「これ、プレゼントです」と「プレゼントください」ぐらい、例文暗記してくれないかなぁ。「プレゼンツ! プレゼンツ!」だけ連発するのは、ちょっと悲しい。
CDTVのSPEEDのライブでは、ヒトエばかり目で追っていた。別に胸を見ていたわけじゃなくて、髪の毛と謎の頭巾の構造について。(いいわけ、いいわけ)。ヒロコは、なんだか顔がずいぶん平べったくなったなぁ。エリコは、いいんだけど、その髪型はやめたほうが。タカコは、知らない間に鈴木杏樹になっていた。
レボレボの「HOT LIMIT」は、かっこええなぁ。カラオケ対策として憶えてみたい。
あー、ロボコンとプリンプリン物語が、猛烈にみたくなったのだが、みたいみたいと思っても、見られるもんでもないのだった。プリンプリン物語は、NHKにも画像がないとかいう話なので、ビデオ化は永久に無理なのかなー。
よっぱらったまま寝る。
980703b[ "The Cannon God EXAXXION - 1 -" / 「砲神エグザクソン」一巻 ]
本屋で、「砲神エグザクソン」というSFマンガを買う。第一巻。
SFオンラインの書評で「宇宙人侵略に対抗する巨大ロボット物ってジャンルで近年まれにみる王道」と書かれていたのと、作者のインタビウが熱かったので、期待。
読んだ。
うーん、悪くはないけど、それほど凄くもないなぁ。
「王道外しが王道になった今、この王道がかえって新鮮」という話らしいのだが、オレ的には「王道外しのバリエーション」という気がしてしまうのだが。うーむ? やはり、オレはすれてしまってるんだろうなぁ。自覚している以上に。
リフトアップしたエグザクソンの足下に「PROJECT EXAXXION」とか書かれてて「こ、これは伝説のXXXユニット!」とか言われたらなぁ。つい、「冥王計画ゼオライマー」を連想してしまうわな。あるいは、ガイバー。
って、オレも引き出しの浅い男だなぁ。(引き出しが少なくて、底が浅い、ってのが正しい日本語か?)
とはいえ、今、猛烈に「空飛ぶ幽霊船」が観たくてたまらなくなってしまったってことは、思いっきり影響されているのかもしれない。♪ごーっくりごっくりこんと、ボアジュース
(「空飛ぶ幽霊船」ってのは、石ノ森原作? のマンガ映画で、怪ロボットやボアジュースで世間を騒がす悪の秘密結社ボア? の野望に立ち向かう正義の空飛ぶ幽霊船の活躍を描くって血脇肉踊って、貝の味噌汁がしばらく飲めなくなる映画だ!(うそかも))
「巨大ロボット物」というくくりだと、あんまり衝撃を感じないのだが「久しぶりにみたぞ『怪ロボット』」っていう意味では、けっこうくらったかもしれん。
見守っていきたい。
「砲神エグザクソン(1)」園田健一、講談社、アフタヌーンKC,ISBN4-06-314180-2,\505。
福岡は快晴。朝からセミが鳴いてるんですけれども。
徹夜で分厚い英語資料を読んでいたので、なんか、精神状態がおかしいんですけれども、多分、すべて暑さのせいでしょう。
夢の中では、英語を日本語にせずに、すらすらと意味が理解できたんだけどなぁ。さすが夢。
「Let It Be」は「Fmaj7」とか「F6」とかややこしいコードを使わずに、|C G|Am F|C G|F C|と弾いた方が、それらしく聞こえる気がする。って話は、あとで「ウクレレ日記」に書いておこう。
(ふー、一度書いたのだが、誰かさんが通信中の回線につながってる電話機の受話器を持ち上げたショックで、メモリが足らない95様がフリーズして、電子の海に消えた。かつ「ぴーぴーうるさくて耳が痛かった」と文句を言われるのだから、納得いかんな)
20時からのミュージックステーションにSPEEDが出演するという情報を得たので、久しぶりに早く帰宅することにする。
「今度の歌は、ヒトエとタカコの踊りがなかなかリキ入ってるので必見だ」という情報が電子の海の向こうから聞こえてきたので、期待が高まるのだった。
「砲神エグザクソン」というSFマンガの話は別項。
ミュージックステーション鑑賞。
と、酒飲んで、ウクレレ弾いて、いい気持ちになっていた所、弟君が帰宅。せっかくTMRのプロモを録画しようと思っていたのに、サッカーにチャンネル権を取られる。くっそー、やっぱ、サッカーも野球も、中継ってのは「オレ様の楽しみにしている番組の時間帯を変更にしたり中止にしたりする悪魔の番組」だぁ!
あちゃらの件。
「えー? 文字としては『ワープ日記』って名前とURLが載ってましたよお」という情報を得たので、再度調査した。
おや、載っていたじゃないか。(あちゃらコードはないけれど)
「あちゃら」8月号p131の、ちせさんの欄の中。
いやー、ちせさん「載ってなかったですね」とか言ってしまってすまんかったっすm(_ _)m。(推薦サンクス的)
そうか、ちせさんって、京極者だったのか......。
980702b[ Ukulele diary / ウクレレ日記(木) ]
/ "Let It Be" コード譜とコードフォーム
/ プラレレ
/
ビートルズがやってきた、やーやーやー!
と、いうわけで、「Let it be」である。(おいおい、「ビートルズがやってきた、やーやーやー」って別の曲じゃ?)
「Let It Be」レノン&マッカートニー
イントロ |C G|Am FM7 F6|C G|F C|
Aパート |C G|Am FM7 F6|C G|F C|C G|Am FM7 F6|C G|F C|
Bパート |Am C/G|F C|C G|F C|
A’パート |C G|Am FM7 F6|C G| F C|C G|Am FM7 F6|C G|F C|
Cパート |Am C/G|F C|C G|F C|Am C/G|F C|C G|F C|
Dパート |F C C7|G F C|F C C7|G F C|
Eパート |C G|Am FM7 F6|C G|F C|C G|Am FM7 F6|C G|F C|
B’パート |Am Em/G|F C|C G|F C|
A’パート |C G|Am FM7 F6|C G| F C|C G|Am FM7 F6|C G|F C|
C’パート |Am Em/G|F C|C G|F C|Am Em/G|F C|C G|F C|F C C7|G F C|
コードくン!(等幅フォントぢうやう)
C G Am FM7(Fmaj7) _______ _______ _______ _______ 1 | | | | 1 | | | | 1 | | | | 1 | | 0 | 2 | | | | 2 | 0 | 0 2 0 | | | 2 0 | | | 3 | | | 0 3 | | 0 | 3 | | | | 3 | | | 0 4 | | | | 4 | | | | 4 | | | | 4 | 0 | | F6 F C7 Em _______ _______ _______ _______ 1 | | 0 | 1 | | 0 | 1 | | | 0 1 | | | | 2 0 0 | | 2 0 | | | 2 | | | | 2 | | | 0 3 | | | 0 3 | | | | 3 | | | | 3 | | 0 | 4 | | | | 4 | | | | 4 | | | | 4 | 0 | |
(うーん、縦に並べると、なんか、すげー見にくいなぁ。プリントアウトもしづらいし。けど、並べるの面倒だなぁ。ってことで、二列に書き直してみました。あー面倒くさい)
はぁはぁはぁ、疲れた。コード符とコードフォームで疲れた。著作権的に、ちょいとあやういし。(「コード進行だけなら、著作権的に保護されない」という解釈で、Webに載せてみました。)。しかも、まだ、ちゃんと弾けないので、本当にあってるのか、よくわからん。
オレ的には、しょっぱなの「FM7」(Fmaj7のことね。富士通のパソコンとは無関係)がうまく押さえられないので、半挫折中。くそー。F6もむずいなぁ。Amaj7や、A6なら、わりかし簡単だから、移調するかなー? でも、C,G,Am,F,C7あたりが猛烈に簡単だから、移調するとこれらが難しくなりそうだなぁ。うーむ。
とかいうあたりは、気にしないことにして、出てくるコードも列記したし、8個で弾ける、レット・イット・ビー! C/Gや、Em/Gは、CやEmでごまかしていこう!(いいのか?) みなさん、さぁ、ご一緒に!
♪れなふぃー、れなふぃー、れなふぃー、れなふぃいぃ
う、歌詞がわからん。歌詞は著作権的に保護されてるんで、皆さん、しかるべき筋から入手してね!
そうそう、先日の法事で親戚を恐怖のどん底に陥れた「おかあさんといっしょイラストのプラスチックウクレレ」の画像を貼ってみた。
ギャグとしては、なかなかの音がでるので、海水浴の友としてひとつ買ってみようかと思って楽器屋で眺めると、\980円だった。これはいいや、でも、ピンク色でミッキーマウスのイラストが、本当に幼児すぎて、怖くてやめてしまったのだった。弱い。
福岡は、夏のような快晴。あづい。
知りたいことがあったのだが、いきなり電話して聞くのもためらわれたので、自力で調べてみたのだが、わけわからなくなってしまった。
しょーがないので、電話して聞いたら、2秒で判明した。
うーん、餅は餅屋、ということなのかしら。
なんだか凄く暑いので、クーラー全開にしている。
九州電力のキャラクター(しらないけど)がやってきて「電気を大切にね!」とか言いそうなシチュエーションだ。
「電気を大切にね! ぢゃん!」byデンコさん。
(だからね、オレは九州の住民だから、東京電力ローカルキャラクターの「デンコさん」なんか、知らないんだってばよ。なら、使うな>オレ)
部屋が暑いと、人間より先に、電子兵装がいかれてしまう。人間は根性で暑さを耐えればいいのだが、電子兵装はそうはいかない。ちょっと君達、値段の割に、温度制御能力が低いんじゃないかい?
そのような訳で、人間は扇風機をマシーン達に取られてしまったとさ。
「空調されている大型電算機センター」とか、すっかり過去の遺物だと思っていたのだが。
「月刊歌謡曲」8月号を買う。TMRのHotLimitは、かっこいいな。
本日も、ダラダラと5kmを30分で、走る。
で、オー・プラスを飲む。うーん「ノンシュガー」ではあるが、レモン果汁が入っているようなので、「ノンカロリー」じゃないのかな?
別の部署の小ボス様が「ちょっといいかな?」と登場。
何事かと思ったら「そろそろ、新しいパソコンを導入しようと思うのだけれども、ついに私も、選択肢にWindowsを入れざるを得なくなってしまって、相談にきた」とのこと。
この小ボス様と、オイラは、似た程度の「Mac者」だったのだ。って、ちょっと過去形なんだけども。で、この小ボス様の部署は、稼動してるコンピュータの8割がMacという「Macな職場」なのだわ。
で、似た程度のMac者、ってのは「なんだかんだいって、Windowsって、Macのマネして駆逐しかかってるのに、なーんか細かい所が、使いづらくって腹立つよなー」とか酒飲むと文句を言うんだけれども、だからといって「サーバもなんでもかんでも、全部Macでやるのが素晴らしい! AppleScript万歳! HyperCardは第二の脳だ!」とか主張するほどのめりこんでない人、ということだわ。「まー、ノートパソコンとか、Windowsノートの方がコストパフォーマンスが高そうだよね。Macやっぱ爆弾出るし。けど、MS-Wordって、なんか違うって気がしちゃうよなぁ」とかいうタイプ。
う、なんか「典型的に中途半端なMac者」って感じだなぁ。まーいいかー、オレとかLC475から入った「Macの方が高性能で安いかもかもー?」なMac者で、「自動車よりも高いけど、日本語使えないけど、それでもMacが素晴らしい!」ってMac者じゃないし。ジョブズはすでに追放されてて、スカリーが社長だったしー。あれ? スピンドラーだったかな?
で「へー、いま、こんなのつかってるんだー?」と机上のブレイン君をいじりつつ「あ、あれ? これ、Windowsマシンじゃない!」とビックリしなさる。「全面的に移行しちゃったのー?」と。
「そーですねぇ。メールは全面的にWindowsですねぇ。Webも。プログラムいじったりも。テキストも、レイアウトに凝らない場合は、もぉ、適当にテキストエディタで書いて、MS-Wordに流してプリントアウトしますね。日本語は、すでにMacの「ことえり」よりも、WinのATOKの方に慣れましたねぇ。Macは、昔のドキュメントを呼び出す時のドキュメントビューワですねぇ。あーあと、画像はいまだにほとんど全部、Macでいじりますねぇ。ドロー系はMacのCanvas使いますから。レイアウトに凝るドキュメントになると、なんだかんだいって、MacのNisus使い慣れてるんでつい使っちゃいますけれども。あとは、Macはイントラのサーバ類をさせてますねぇ」とか語るオレ。
「確かに、どういうわけか、MS-WORDは、いやだなぁ」と小ボス様。ただ、この人は「レイアウトが必要なドキュメントはPageMakerで」っていうDTPな人だから、オレとはなんか違うことを語っている可能性が大だけれども。
「で、どうなの、使い心地は?」と聞かれたので「いじっててウキウキどきどきはしませんけれども、『パソコンってこんなもんだよね』と思うと、なんてことないですけどねぇ」とか、けだるい返答をするオレ。「Macっぽく使うために、何か特別なユーティリティ入れてる?」とか聞かれたんで「入れてないですねぇ。特殊な環境に慣れちゃうと、別のマシンいじるときに、必要以上にいらいらしそうで」とか、けだるく答えるオレ。
「最近、若い連中が、私物のWindowsノートを持ち込んでくるんで、データをWindows基準で保存する方が後々のためにいいんじゃないか、と思うようになったんだよ」としみじみ語る小ボス様。オレも、仕事場がWindows一色になったので、孤高のMac者として意地を張るよりも、Windows使う方が楽だったんだよなぁ。
「しかし、私よりもよっぽどMac者だった気がする君が、あっさりとWindowsに乗り換えたもんだねぇ?」と言われてしまう。「やっぱりThinkPadが、すごく小さかったのが原因でしょうねぇ。あのサイズで持ち歩けるパソコンが欲しかった、ってんでWindowsにも耐えられたんじゃないですか? コメット(PB2400)が2年早く出て、当時で20万円で手に入ったら、Mac者のままだったかもしれませんが」と言うと「そう、そうだよね。そうなんだよ」と強く頷く小ボス様なのだった。
結局、20万円ぐらいのノートパソコンのサイズとコストパフォーマンスの評価の違いが、オレと小ボス様の機種選択の違いになったんだろう。
あ、オレ、トラックパッドでMacOS使いたくなかったのね。もぉ、「キーボードの間からはえてるジョイスティック」っていう異常なデバイスに惚れてしまったのよ。だから、ThinkPadかDynaBookしか使えないのよ。
「そうは言っても、PowerBook G3って凄いですね」
「うん、あれは、凄いな、ビックリだよ」
「ベンチマークテストの結果もすごいけど、サイズがもの凄いですね」
「そうなんだ、ビックリするぐらいの面積なんだよ。威厳あるよな」
「ありますよー、スパルタクスが霞むぐらい」
Apple健在を見せつけたPowerBook G3なのだが、我々の間では「ものすごく大きい」ということが一番印象深かったらしい。我々のオフィスは、凄く狭いのだ。わはははは。
小ボス様は「そうか、君ぐらいのMac者も、一年ぐらいで、立派にWindows者になれるということがわかって、少し安心したよ。若いってのは、いいね。脳が柔軟だからね。私は......老兵はただ去るのみだよ、ふぉっふぉっふぉ」とか、背中を丸めて去っていったのだった。って、小ボス様、オレとたいして年齢かわらないんじゃ? おーい、おーい。
980701a[ daily life / 日常生活(水) ]
/ SPEEDソラミミ「UP To You!」編
/ 630事件記事に追加
/ 「あちゃら」没
/ 「巨大ロボット誕生」
/
雨ときどき晴れ。
SPEEDソラミミ「Up To You!」編
昨日の「630事件二周年」に、ワープサーチ検索結果を別ファイルで追記した。
本屋で「あちゃら」を立ち読み。ワープ日記は没っていたことが判明。わはは。
(980705追記:載っていたと判明。980703aの最後の項を参照)
とある看護婦さんページが「看護婦さん特集」で掲載されていて、彼女の「お気に入りページ」五つの中にリストアップされていたので掲載許可メールがきたけれども、実際には、お気に入りページが二つしか掲載されてなかったので、没った、ということらしい
と、くどくど書くのは、状況を整理したいからであって、くやしいからではない。と書くとわざとらしいな、かえって。わはは。
「巨大ロボット誕生」鹿野司、を発見したので買う。
ガンダムなどの巨大ロボットのスペックを、現代の科学技術から考察する本、という、「空想科学なになに」的な本なのだが、作者が鹿野司だから、さすがによくわかっている......と、いう書評を読んだので、速攻で買ってみたが、ちょっと真面目すぎて、面白みに欠ける気がしないでもない。
けどまぁ、ホンダのP2やら、早稲田の足ロボやら、いろいろ出てきて楽しい本ではある。
ロボットの本にしては、ニュータイプの進化やら、スペースコロニーまで考察するあたりは、ちょっとやりすぎな気がしないでもなんだけれども。(ロボットの本じゃなくて、ガンダムの本だと思うのが正解だろう)
まぁ、「空想科学なにがし」系の本は「こんなのとても作れない!」って小馬鹿にしておしまいになりがちな本が多いので、これぐらい硬派なのがあるとバランスがとれてよろしいかもしれない。
読後の感想は読了後に。
「巨大ロボット誕生 最新ロボット工学がガンダムを生む」著:鹿野司、秀和システム、\1700、ISBN4-87966-801-X