諸星未来堂ープ


MOROBOSHI Tomorou's
Warp Diary
1998 February 3rd Week


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【TOPICS】


MOROBOSHI Tomorou's Warp Diary 1997 February 3rd Week

980221a[ daily life / 日常生活(日) ]

 本日の歩数:2500歩。

 いい天気だけど、動けず。ぐーぐー。

 新聞みると、ショートトラックで金と銅って記事が。それはいいんだけど「H2ロケット打ち上げ失敗」とか。ぐええー。なんか、これは、ちょっとまずいな。向井さんが二度目シャトルで上がるとかいってはしゃいでいる場合じゃないなぁ。二段目の点火に失敗したとか。うーん、打ち上げた後で衛星がくたばってたり、行方不明になるのは、まー何度もあるし、あんがい責任転嫁(をい)しやすいから、いいけど、ただでさえ打ち上げ費用が高くつくので「日本の威信にかけても打ち上げだけは成功させる」っていう「信頼性」しかウリがないH2なのに、困ったなぁ。さすがにこれは、「2度目で137m飛んで取り返す」とか「岡部が斉藤が船木が飛んでくれる」ってわけにもいかないからなぁ。って、まぁ、取り返しがつかない、ってわけでもないか。「この借りは4年後に返す」とかさ。って4年もまってたら、とりかえしつかないか。

 買ったタープを試しはりしたいので、どっかでかけるかと思ったら、弟君が車を使うというので断念。

 BSの「メダルへの道」みたいな特集から続けてオリンピック閉会式みてみたり。

 フィギュアスケート女子は、クワンさんちのミッちゃんと、リピンスキーさんちのタラちゃん見比べると、やっぱ、ミッちゃん=マヤ、タラちゃん=亜弓さん、っていう雰囲気だから、クワンが金とる「べき」だと思っちゃうのだが、それはルックスからくる、勝手な思いこみなんだろうなぁ。(以上、ガラスの仮面ネタ)。それにしても、どーして、タラちゃんは、あんなに「ジョン・ベネちゃん」はいってるんだろう? そして、クワンさんちのミッちゃんは、かわいいのに、アップになると、やっぱ鼻が「キノコの断面」すぎて、ちょっと笑ってしまうなり。けど、エキシビションで髪おろしてるのは「くわっ!」とくるぐらい、よかったなぁ。なんか「やっぱ、東洋人のオナゴはええのぉ!」とか強く推奨したくなるなり。

 って、お前は、何を観てたんだ、フィギュアで?>オレ。

 入場してくる選手団みてて、コスチュームみないと、中国、韓国、日本って区別つかないぐらい似てるんだけど、よーくみると、やっぱ、中国、韓国、日本って、顔が違うなぁ。特に、韓国選手はメガネかけてる人がいると「横長楕円の韓国のメガネ」かけてるので、よーくわかる。男性選手よりも女性選手の顔観てる方が、違いに気づくので「どうしてかなー? やっぱメイクの仕方とか髪型とか、女性の方が違いが出るのかなー?」と思っていたのだが、たぶん「女性の顔はしげしげ観るが、野郎の顔とかろくろくみてねーから」なんだろうと(をい)。北朝鮮の選手団(大会役員だったのか?)が、えらくまじめなオッサンで、えらくまじめに行進してて「あー、なんか、ちょっと前までの日本選手団ってこういう雰囲気だったのかも」とか思ってしまった(とか言ったらいかんのかしらん?)。

 閉会式は、獅子舞と、抱え花火がナイスだったな。抱え花火の火の粉を浴びて、最後は爆発するあたりが「日本人はマゾヒストなのか!」つーか。

 あとは、「8分間に5000発」とかいう、花火。いやーなんつーか「日本の花火は世界一っす」って感じで、よろしかったのでは。ってにわかナショナリストなのか>オレ。しかし、せっかく「世界一の」があるなら、世界各国からわざわざ来てる人の前で、どーんと披露するのが、やっぱ、いいんじゃないかな、と。リング状に広がる花火も、五輪の輪の演出にぴったりでよろしかったのではないかな。六方に広がる「長野オリンピックマーク」もなかなかナイスだったし。しかし「色とりどりの輪」を「長野マークでしょうか?」とアナウンサー言ってたけど「色とりどりの輪」なら「五輪マーク」じゃねーのか?

 開会式の(みてないが)伊藤みどりの天女(巫女)とか大相撲土俵入りとか、「不思議の国日本」が爆発していたが、閉会式も「あー日本って、東洋の国だねぇ」という雰囲気爆発していて、よろしかったんじゃないかしらん。せっかく東洋人として生まれ育ち生きてるんだからねぇ。とはいえ、メダル運んでくるオネーサンが着物なのは、まぁ、いいとしても、天女とか相撲力士とかばっかだすと「なんかちょっと誤解されるかも」とか思うし、男子フィギュアエキシビションで「銀盤のデカプリオ」ことクーリックが、モータルコンバットのテーマに乗って、日本刀ぐるぐる回しながら黒装束で出てくると「あぁ、やっぱり誤解してるじゃん」とか思ったりして。


 GTに呼び出されて飯。なんでも最近、自動車学校にかよっているGTは、本日、適性検査で「なんか、あんまり運転に向いてないみたい」と言われて、ショックを受けているようだ。「あんなの関係ないよな?」と言われるので「関係ないらしいぜ。オレは、運転に向きまくりって出たけど」って言ったら、再度ショックを受けていた模様。なんじゃそらー。運転は、マン=マシンインターフェイスを考えるいい機会つーか、「マシンがボクだーボクがマシンだー」とかいう感覚が出てくるあたりが面白いと思うなりよ。

 大学は史学科だったGTに、井沢元彦の小説の話やらを延々とする。GTは史学科だから、すごく嫌そう(わはは)。「歴史家は悪しき資料万能主義に陥ってて、想像力が枯渇してるんじゃ?」とか、受け売りのままいうと「想像力想像力って、資料もねー状況証拠だけで、勝手な想像してたら、収拾つかねーじゃねーかよ。なんでもありになったら、学問じゃねーよ」と言う。おぉ、なんて正当派な歴史野郎! 「歴史学ってのは、過去の出来事から、現在を、そして未来をどう生きるか学ぶ学問なんだよ。過去の天皇家の系図が正しかろうが間違っとろうが、そういうを想像をはばたかせてひっくり返しても、何の役にもたたんめーが」というので「そうやって、想像をはばたかせることを否定しとったら、それこそ、現在をそして未来をどう生きるか学ぶのに害があるんじゃないの?」と切り返したが、ムッとされてしまった。わはは。(わはは、じゃないんだよ>オレ)。

 しかし、歴史学とか、二通りの解釈ができる場合に、「じゃ、どっちが正しいか実験して確かめようぜー」といかないのが、大変だな。って、自然科学でも実験できないことは多いんだけども。


「継ぐのは誰か?」小松左京を本屋で買う。「必読書」なのだが、なんだか読みたくない。けど、まぁ、念のため買う。

「継ぐのは誰か?」小松左京:著、角川春樹事務所、ハルキ文庫、ISBN4-89456-381-9、\724。


「ループ」を誤読していた、と書いたが、誤読とも誤読でないとも判別できないのだろう、ということらしい。「らせん」と「ループ」をつきあわせて、ちゃんと読むと判別できるんだろうか? そこまでしたくないんだけども。けど、どこが気になってるかは、ネタバレ対策を講じた上でどっかに書いておいが方がいいんだけども。


980220a[ daily life / 日常生活(土) ]

 本日の歩数:4000歩。

 SPEEDのNewシングル、アニメタルマラソン2特撮編、アニメタルレディーマラソンを買う。

 13時から18時まで、ミーティング。

 すげー寒くて、風邪が悪化した。ぐえ。

 19時から、寝る。ぐーぐー。さむいよー。

 ヒッパレに目が覚めず、気づいた時には、11時15分ぐらい。ところが、オリンピックだかで遅れたのか、1位のSPEEDだけは聴ける。おぉラッキー。

 んが、そのおかげで、ラブラブあいしてるは冒頭のプリプリプリチーをちょっと見逃す。オレは、篠原ともえ目当てでだけ、ラブラブあいしてる、を観てるので、しくり。

 頭痛がひどくなってきたので、CDTVは録画しつつ、途中で寝る。

 うーん、SPEEDのビデオクリップ集は、買わないかもしれないけど、MAXのクリップ集は欲しいかもしれないなぁ。「Give Me a Shake」と「Love is Dreaming」がみたいかも。ところで「TORA TORA TORA」とか「Seventies」とかのビデオのLINAは、どうみても「アムロナミエの影武者」だなぁ。(って「AとBって見分けがつかないよな」ってのは、多くの場合、「AもBも、何も良く知らないから」の言い換えにすぎないんだけども。世間では一般に「PUFFYの二人の見分けがつかない」とか「SPEEDの四人の区別がつかない」というのは、OKってことになってるわけだし)

 入眠のBGMは、アニメタルマラソン2特撮編だ。「電撃ストラダ5」が歌えなかったのが、不覚だった。(その他は、一応、歌えた。歌詞が怪しかったけども)。いやー、アニソン、トクソンは楽しいなぁ。ってこういう懐かし系ばっかりよろこんでると、(須藤怜司とかから)「だめだね」とか言われそうだが、ま、もはやオレにとって特撮ヒーローは、もはやノスタルジーの対象としてだけありがたい、ということで。リアルタイムでファンやってる人は、がんばってくれ。オレはリタイアだ。ぐえ。


980219a[ daily life / 日常生活(金) ]

 本日の歩数:7,000歩。

 詳細不明(をい)。

 書類まにあわず、来週にまわす。くっそー。

 三倍作業週間は「無駄だった」事が判明。対策を講じないと、このさき「闇雲にやっても埒があかない」ことがわかった。これは、これで有益な情報であったし、「闇雲にやればどうにかなるのか、ならないのか」を判断するために、人工的に「闇雲にやる」状況を自分に課したわけであるが。

 とはいえ「無駄だった」ことがわかってしまうと、なんか、どんよりした気持ちがするのだった。ぐえ。


「日本史の叛逆者 私説・壬申の乱」井沢元彦、を読了する。

 大化の改新の立役者、中大兄皇子(天智天皇)の死後、その皇太子、大友皇子に対して、天智天皇の弟、大海人の皇子は、反乱を起こし、これに勝ち抜き、ついに天武天皇となる。この「壬申の乱」を、井沢史観の立場から書いた小説が、この作品。

 壬申の乱を、いわゆる通説どおりにとらえると、

壬申の乱
じんしんのらん
672年(壬申の年)の夏,⇒大友皇子と大海人おおあま皇子とが皇位継承問題で戦った内乱。大化改新を指導した⇒天智てんじ天皇が,671年12月に近江大津おうみおおつ宮で病死するとき,皇位を長子の大友に継がせようとしたのを知った天皇の実弟大海人は,妻(後の⇒持統天皇)・子や部下とともに吉野宮に引退した。翌年6月,近江方の先制攻撃を察知した大海人は美濃へ脱出,部下が動員した兵や大和で呼応した豪族らとともに近江へ進撃,1ヵ月にわたる激戦の後に近江方は敗れ,大友は自殺,重臣は処分され,大海人は673年2月に⇒飛鳥浄御原あすかきよみはら宮で即位して,⇒天武てんむ天皇となった。乱の直接の原因はありふれた皇位継承問題だが,大乱に発展したのは大化以来の政情不安と体制不安定のためであり,この乱を境に天皇の神格化と律令体制の整備とが急速に進んだ。
(マイペディア97@辞典盤97)
と、まぁ、こういう風になるのであるが、井沢元彦にかかると、この「通説」が、まるっきり違う姿になってしまうのだった。

 と、いうか「逆説の日本史2」の「天智天皇編」「天武天皇編」で展開されている、話が、そのまま小説の形になっているのが、この作品なのだった。

 曰く、

などなど。

 まー小説としては、別に、血湧き肉踊るわけでもなく、井沢史観にそって、大化の改新、白村江の戦、天智天皇の死、壬申の乱勃発、までが描かれていく。「小説で読む日本の歴史」みたいなものとしてみれば、なかなか面白い。そのかわり「小説としてどうか」といわれると、さほどの作品でもないと思う。「逆説の日本史」を読んで「なるほどー」と思っても、次の日には内容を忘れてしまうオイラみたいな輩にとっては、小説でキャラクターでおぼえると忘れないので、ありがたい。「小説版・逆説の日本史」ってことで。

 義憤に燃える若き皇太子・中大兄皇子と、その兄弟でありながら、表に出られない漢殿(あやどの=大海人皇子)が、手を組み(?)大化の改新で蘇我入鹿を倒し、共に新しい政治を始めたのが、中大兄皇子は政敵を次々に暗殺することでしか政治を進めることが出来ず、疑心暗鬼に陥り、大国、唐への恐怖と半島の新羅への憎悪で、徐々に単なる暴君に成り下がっていき、一方、中大兄の暗殺政治の暗殺実行犯である大海人皇子は、暗殺実行犯であるにもかかわらず、大陸情勢を含めた日本の行く末に確かな目を持ち、兄の中大兄が日本を滅亡に向かわせていることに苦悩する。

 とまぁ、あまりにも、中大兄が困ったちゃんすぎで、一方、主人公の大海人皇子があまりにも、いいやつすぎるのが、インチキくさいのであるが、義憤に燃える正義の貴公子、中大兄皇子が、単なるわがままの困ったちゃん度を増して、暴走する裏で、必殺仕事人+忍者な大海人皇子が苦悩しつつも、ついに、大逆の罪をおかしてでも、日本を救うために立ち上がる姿が、かっこいいというか、やりすぎというか、ありがちというか。

 これ読むと、大海人皇子(天武天皇)のファンになっちゃうんで「これだけ苦労したんだから、古事記と日本書紀で、歴史を改竄して自分を正当化しても許しちゃうぜ、天武天皇!」って気になってしまうのであった。ぐえ。

 でも、話を中大兄vs大海人に集約するためか、額田王(ぬかたのおおきみ)を含めて、女性がわきにどけられているのが、ちょっと悲しいかもしれない。中大兄の母の皇極女帝は、蘇我入鹿におぼれる単なる年増女だし、中大兄の妹の間人姫は、同父同母の中大兄とできてて、そのことばっかり考えて他のこと考えないただの色ボケのオネーサンだし、額田王も、出てきたときは天女と見まごう美少女だったのが、旦那の大海人皇子に若い婦人が出来ると、すねて、そこで中大兄に押し倒されると、さっさと中大兄にくらがえして、そのくせ、「あなたが恋しいわ」みたいな歌を大海人皇子に送りつけて「何考えてるんだ、このバカ女」とかあきれられるし。額田王を主役にした小説でも読むと、補完されていいかも。

(関係ないけど、オイラ、聖徳太子と蘇我馬子、蝦夷あたりの人物は「日出処の天子」山岸涼子で、おぼえたので、なんか、蘇我蝦夷あたりって「いい人で美青年」ってイメージがあるんだよねぇ。だから「蘇我氏」っていうのは「物部を滅ぼして天皇家をないがしろにした困った一族で、聖徳太子なき後は、その一族を皆殺しにした極悪人で、大化の改新で、正義の人・中大兄皇子にやられた。ざまーみろな一族」っていうよりもむしろ「邪悪で奇人変人な聖徳太子の相手をさせられたり、太子の子孫皆殺しの手先にされて極悪人よばわりされて、あげくに、権力欲にとりつかれたキレた皇太子・中大兄皇子に、悪い事してないのに、いきなりブチ殺されてしまった、かわいそうな一族」ってイメージなんだよなぁ。)

 つーわけで、オレは歴史は不得意なので「ドラマチックな元ネタ」になってくれさえすれば、(歴史的正しさは)どーでもいーんで。


980219b[ about "Princess Prastic" / 『プリンセス・プラスティック』について ]

『プリプラ日記』2/17版に名前が出てるぞ」という情報を得てチェック。(「プリプラ日記」というのは、正確には、「講談社から発売になった『プリンセス・プラスティック』という小説の作者・米田淳一氏のページのWeb日記「裏日刊文藝事情」のことです)。

 確かに出ては来るけども、Florianが作者に出したメールの中で言及されているのが、メールが引用されているせいで、出てきている、だけだった。

 いや、ワープ日記では、「いまいちだった」としか言及してないはずなので、「webの批評」に取り上げられる可能性もなかったはずなのに、と思っていたので、納得。(980126a「プリプラ」読了した。いまいちだった。いずれ詳しく書かねばという気もするが、いまいちだった、ということを延々と述べるのも、なんだな。」という文字列がある。)

 と、ここまで書いた以上は、オレも何か「プリプラ」に対して書くべきなんだろうな。「プリプラ日記に名前が出てて驚いたらFlorianのメールに出てきただけだよ。ちゃんちゃん」ってわけにも、いくまい。(あ、いくのか?)。

 別にFlorianの論旨に沿って話を進める必要はないんだけども、作者も「エヴァに似すぎ、キャラが立っていない、脚注がジャマというのは何度も聞いた話」「私が受ける批判のほとんど全ての要素は出そろっている」って書いてる(引用は『プリプラ日記』2/17版より)から、Florianのあげたネタに関して、オレがどう思うかを書いても、別に悪くはないだろう。で、話のネタを列記すると、以下の4個になるのではないか、と。

これについて、述べたい。

「ファンジンレベル」に関して。
 これは、次の「エヴァはいりすぎ」と連動している上に、そもそもが掲示板への書き込みと作者の反論に端を発している単語で(って、実は確認してないんだけど)話がややこしくなる原因になってるんですけども、この「ファンジン」って単語には、二つの意味が重なっていて、それは言ってみれば「1.文章のレベルがファンジンみたいで、商業出版する小説とは思えない(ぐらいヘタだ)」と「2.エヴァ入りすぎも含めて、ファンジンですべき趣向で、商業出版する小説でやる方向性じゃない」の二つではないか、と。
 で、1.の「ファンジンぐらいヘタだ」に関しては、作者も次の日の日記で「ファンジン出身でも文章がうまい人はいるのだから、『ファンジンレベル』って言い方は失礼だ」と言っていて、まさしくその通りなんだけれども、「一般に、ファンジンの小説と一般商業誌の小説では、ファンジンの小説の方が、下手くそなものが多い」ってのは、言えるのではないかと。「ファンジン」という単語を使わずに表現すれば「商業出版可能な小説のレベルの最低限度ギリギリか、あるいは、それを下回っている」ということになりますか。(だんだん、ひどい物言いになってきたな)。これに関しては、「商業出版可能な小説の最低限度のレベルを下回っているか」と聞かれれば「最低限度のレベルを下回ってはいない」と、オレは思います。なぜなら「オレは、何度も読み返さずに、とりあえず何が書いてあるかは理解できた(つもりになっている)から」と「読んでいて、文章そのものから強い違和感、不快感を感じたおぼえが、ないから」です。(すげー失礼だなぁ。米田さん、すまん)。
 小説の文章のうまいヘタの許容範囲は、人それぞれだと思うので(違うかもしれないけども)、読んで、何が書いてあるのかわかれば、小説の文章としての(最低限度の)役目は果たしていると、オレは思います。世間には、「美文でなければ、小説である意味がない」という人もいると思いますけど、オレはそうは思いません。(いや、うまい文にこしたことはないけども「文章が美しくないから存在価値がない、とは思わない」と思っていることにしたい、と)。
 とはいえ、「似たような話かいてるけど、瀬名秀明と鈴木光司を読み比べると、やっぱ、鈴木光司は小説家で、瀬名秀明は『理系の研究者だけど小説も書ける』だなぁ」とか「『パラサイト・イヴ』の時は、なんか文章がひどいと思ったけど、『ブレイン・ヴァレー』だと、オレは全然気にならないなぁ。瀬名秀明、文章うまくなったなぁ」とかいうのと似たような次元の話として「『プリプラ』って、文章、あんまりうまくないね」と言われたら、オレはうなずいてしまうだろう。すまん。しかし本音だ。(しつこいけども、特にSFは、文章は内容が伝われば、別にどーでもいいと思う。伝わる内容が面白ければね)。
 さて、で、本題である方の「2.ファンジンですべき趣向で、商業誌でやることじゃない」に関しては、Florianは「すべきでない」と書き、作者は「してもかまわない」と主張してるけども、オレは個人的に「してもかまわない」と思う。「(商業誌だから、)独立した作品として、予備知識を持たない人に読んでもらうためには本来このような行為は行うべきではありません」とは思わない。(ってこれは「そのままずばりなパクリをしていいか」っていう話だから、ちょっと違うんだけど。この話は、後述)。「予備知識を持たない人でも理解できるようにつとめる方がいい」とか「パロディとかオマージュは商業誌でやるべきじゃない」とか「作品は、できるかぎり独立して存在すべきものである」って次元の話になると、「程度の問題」というか「作家と読者それぞれが考えること」であって、「人それぞれ」だと、思う。
 たとえは悪いけども、世間には「宇宙家族カールビンソン」あさりよしとう、に散りばめられた(露骨な特撮系の)パロディの数々に全く気づかずに、ほのぼの家族マンガと思って読んで幸せに暮らしている人が、たくさん(少なくとも、オイラの周りに2名ほど)存在するわけで、「わかる人にだけわかる記号」がちりばめているからといって、「商業誌ですべきでない」とは言えないと思う。
(って、Florianは「そのままズバリパクリをしている」って前提で話をすすめているから、どんどん、話の焦点がずれてきたな。オレはどこがパクリになっているのか、気づかないから)。
 とはいえ、パクリとか引用とかが少なくて、独自の表現が多ければ、小説としての評価は高くなるだろう、ってのは、確かに思うけれども。
 この項の結論としては「文章は失格するほど悪くはないと思う」と「引用、パクリ、その他は商業誌ですべきでない、とは思わない。したきゃすればいい」です。

「エヴァはいりすぎ」
 Florianは「そのものずばりパクリの箇所がある」と読めるような書き方をしているけども、オレは具体的に何がそれに対応するか、ピンとこないので、このあたりは、どーも納得できないものがある。(よってそれにつづく「商業誌ですべきでない」みたいな表現も)。
 じゃー、エヴァはいってない、と思うか? と、言われると「エヴァはいりすぎ」と思う。設定と単語にちりばめられた「エヴァ臭」は、いかんともしがたいと思う。作品を進める上でどうしても逃れられない物なら致し方ないけども、「似ているのに気づいたからエヴァに合わせた」とか「なんとなく引用してみた」とか、感じてしまう部分が多かったので、それは、できれば止めて欲しかった。せっかく未来の日本の設定も含めて、色々独自なものがあるのに、エヴァっぽい事物とぶるかるたびに、がっかりする。これは「パロディを商業誌ですべきでない」ってことじゃなくて「パロディは別の作品ですればよくて、この作品は、エヴァから独立した作品にしあげたほうがよかったと思う」ということ。具体的に、何と何がそっくりだとオレが思ったかは、ネタバレになるから、書かない。
 別にエヴァに似せたわけじゃなくて、たまたまエヴァと似てみえる箇所があった、としても、エヴァの後で出版するなら「あえて、最初に書いた部分をねじまげてでもエヴァ臭を抜く」方がいいんじゃないかな、とオレは思う。

「キャラクタが描けていない」
 Florianの「ブラックボックス論」と作者の反論である「キャラのモノローグで表せ る感情を客観的な仕草の積み重ねで表現するのは回りくどいと思う」という主張では、オレは圧倒的にFlorianに賛成。別に、作者の姿勢がまちがっているとは言わないけども、オレは、美しい姿をした少女を描写するのに「美しかった」と書いたり、激怒したキャラクターを描写するのに「彼は激怒した」とか書いたり(書いたとは言ってないよ)するのは、「小説として良くない行為だ」と思っているので、(実際の描写はどうだったかはおいといて)主張だけみると、Florianに賛成。「キャラが生きている必要もない」にも賛成。
 あとは、まぁ、言ってもしょうがないけど、オレは大量のキャラクターが次から次ぎから出てきて、次から次ぎからトラウマを表明して、次から次から癒やされていくのを見ても、ちっとも楽しくなかったので。「そういう人は読まなくてよろしい」とか「そういう作品を書きたかったのだ」と言われれば、その通りだけども。
 個人的には、シファの「心優しくて清らか」なキャラクターも、ミスフィのミステリアスなキャラクターも、ひとりだけキャラが立ってる(大森望談)のチュチュ様も、あんまし、好きじゃないので、「この作品のキャラクターがどうあるべきか」とかについては、これ以上語れないのだった。けどやっぱ、キャラが多すぎたと思うなぁ。

 この項の結論としては「オレもキャラが多すぎたし薄っぺらかったと思う」です。

「脚注が邪魔」
 これは、おれは、Florianに反対で、脚注がたくさんあって、とっても面白かった。Florianは「脚注による解説よりも、文章内でその旨必要な情報を提示されていた方が良い効果が多いような気がします。」と書いてるけど、オレは地の文で説明されるのも、台詞で説明されるのも、あまり好きじゃないので(どちらかというと、説明的すぎない台詞で解説されるのが好き。地の文に「##は%%なのだった。」って書いてあるのは嫌い。、Florianの言うとおり「もっとも、この辺は読み手の「好み」がかなり反映されるので、変えるべきだとも言いませんけどね。」と思う。オレは、こういうのは、好きだし。
 とはいえ「普通の小説も、もっと脚注をつけるべき」とは言ってないので。この作品における脚注は、ガジェットとして面白いよ、と思うだけ。

 この項の結論としては「脚注は邪魔じゃなくて、面白かったよ」です。

「イラストがあってない」
 オレもあってないと思う。もうちょっと美少女系の絵の方が。いや、別にロリ系にしろ、とかいわないから、メカ系でもいいから、なんか、この「中年のオッサンの読むエロス系マンガ」みたいなノリは止していただきたかった。

 この項の結論としては「イラストはあってないよ、やっぱり」と思う。

 と、いうわけで、結局、他人同士が論争? してるのに、横からくちばしをつっこむ(しかも、結果的に陰口)ようなことをしても、あまり役に立たなかったなぁ。うーむ、やめりゃよかった。


 個人的な「プリプラ」の感想は、

 というあたりでしょうか。結局、これも大森アニの狂乱西葛西日記の「ポストエヴァ時代最高の異常なSF」(だっけ?)みたいなあおり文句のとおりに受け取って「おもしろい、面白くないは別として、イベントとして買って読め!」とは思うけれども、「作品これ自体を、正当に評価しろ」と言われると、ノンケの人に、お金と時間使わせるだけの価値があるのか、悩む。しかし、すれたSF者で「異常なSF」とか「暴走するSF」とか「アニメなSF」とか「ディラックの海に取り込まれたSF」とかに興味がある人なら、少なくとも、「ブレイン・ヴァレー」上下巻よりは、お勧め。仮に、書店で見つけたら、の話だけど。

(念のため書いておくと、オイラはいわゆる「ヤングアダルト」に対して「なんか、アニメっぽくて美少女オタクな野郎が喜んで読むやつでしょー?」とかいう偏見を持っていて、ろくろく読んでないので、「オレの評価」に関しては、「ヤングアダルト的な常識を知らずに語っている」とか「ヤングアダルトらしさを評価しない」とか、そのあたり注意して読んでください。って、オレが言ってること読んで「ヤングアダルトわからないくせに、こんなこといいやがって、ちくしょー呪ってやる」とか思う人はいないだろうけどね。「へ、ヤングアダルトもわかってないで、こういうこといってら(嘲笑)」はいるかもしれないけども。)


980219a[ daily life / 日常生活(木) ]

 本日の気圧:不明。本日の歩数:3974歩。カフェイン錠剤:2錠。

 朝からきつくて起きあがれず。昼過ぎから稼働。月火水の三倍速は、無謀だったようだ。くっそー。年は食いたくないぜ。


「あらいしょーけー自殺!」と言われて「誰ソレ?」と訪ねて、笑われる。恥ずい。「新聞もテレビも見ない人なら、知らなくてもしかたあるまい」とまで言われてしまうと、なんか、新聞もテレビも見ない人みたいで、いやだなぁ。けど、新聞テレビ見てても知らないとなると、もっと恥ずかしいのかも。

「自民党の代議士が証券会社から不当に利益をもらってたってんで、逮捕請求されてる」ってのは知っていたけども、固有名詞とか、どーでもいーというかー。

 とか言っても、そもそも「新井将敬という衆議院議員・政治家、を知らない」というだけで、立派に恥ずかしいらしい。ぐえ。

 首相が橋本龍太郎(りゅしもと・はうたろう)なのは、知っていても、実は、他の大臣とか、ろくろくしらねーんだから、まぁ、恥ずかしいことなんだろうな。元新進党がどーなったのかも、実はしらないしー。

 あーで、死んでしまった新井しょーけーさんですが、死ぬほどのもんだったんでしょうかねぇ? 死ぬほどのもんだったんでしょうねぇ。「逮捕されれば、政治生命はない」と言ってたそうだから、政治生命が終わるときは、人間としての生命も終わるとき、だったんでしょうねぇ。政治家として死んでしまったなら、あとは、別の人間として、別の道を生きればいいんじゃないか、と思うのは、甘い考えなんでしょうねぇ。

 それにしても、証券関係で汚職(と言ってはいけないのかな?)してる人はばれると、次々に自殺するなぁ。「ばれて死ぬようなことしなきゃいいのに」とか思ってしまうけど、そうはいかないのが世の中なのだろうねぇ。

 けど、まー、私人として、独自の死生観で死ぬのは勝手なんですけども、国会議員の地位使って色々やってたんだから、公人としては、ちゃんと真相究明が終わるまで待って欲しいもんですなぁ。「バレたから死にます。死ぬんだからもぉいいでしょ?」ってのは、ちょっと、無責任すぎないっすかね? 仮にも選挙で選ばれた代議士さんなんですからねぇ。(って東京都の選挙区から出てる代議士は、選挙区民にだけ責任があるのかもしれないけど)。

 とはいえ、なんかなぁ、「今時の中学生は命の大切さを知らない」とか少年ナイフがらみで、なんかよく言われてるけど(って、本当に「よく言われている」のか確認してないけど)、大人もぜんぜん、命を大切にしてなさげだなぁ。なんか、朝日新聞の天声人語あたりで「命を粗末にして責任をとらない大人」とかいう方向で、叱ってくれないかなぁ

 ついでに、「伊丹十三の後追い!? いま、大人の自殺がトレンド!」とか、誰か書かないかなぁ。って不謹慎か。「トレンド」ってのが、すでに死語だし。

「消されたのか!?」って思いがちだけど、それってやっぱ、陰謀史観すぎる?


 まー、なんかこのニュースを聞いて「仕事がうまくいかなくても、女にふられても、とりあえず死ぬのはやめとこ」と思ったのはオレなのだった。(死にたかったのか!?>オレ)


 昨日のワープ日記に書いた「モーグルでも、そのうち「後方三回宙返り三回ひねり」とかかまさなくては、金とれない世界になるのかしら?」に関しては、「アマチュアのモーグル競技では、危険だから前転後転は禁止されてる」との情報が。なるほどー。「できるけど禁止」ってのは考えてもみなかったな。ってことは、プロではしてもいいのか。エアリアルで前転できるかどうかは、いまだに不明。情報を待つ!


♪くるッ、きっと来る、っていや、まだ見てないんですけども「リング」と「らせん」。早く見ないと、ネタバレな場所がだんだん増えてきて、ついネタバレな記事とかを見てしまわないかとビクビクです。(って、小説読んでりゃ、元々ネタバレって気がせんでもないが)。
 で、何が言いたいかというと、すっかり書き忘れていたんだけども、実は先週の金曜日の夕方、突如「ループを誤読していた」ことに気づいて、ショックを受けたのだった。ぐえええ。
 結果として「最初オイラが思っていた以上に、三部作の完成度は上がる」んだけど、「なんか、ちょっと、やりすぎっていうか『そりゃないよ度』が上がるかも」って感じ。ま、よく考えたら些細な問題なんだけどね。


「プリンセス・プラスチック」に関する話は、別項

 上のプリプラ談義とは直接には関係ない話であるが、SFにかぎらず、小説に対して「面白くない」というような負の評価を、Webその他で書くことについて、書くたびに「誉めるならいざしらず、けなす必要があるのだろうか? オレが『つまらない』と書くことで、その作品に触れて感動するかもしれない誰かの「感動」を、オレは妨害してるんじゃないか?」とか、加害妄想たかまるオイラなのですが、いま突然気づいた「これを書いてもいい理由」が一つ。「自衛のため」。つまり、作者は、どんな作品でも(つまり、つまんない作品)でも書く自由があって、しかも、その作品が面白いか、つまんないか、は、基本的に読んでみなくてはわからない。しかし、作者には「いやなら、読むな」「つまんないと思うなら、読まなきゃいいんだ」と主張する権利があるわけです。つまり、読者は、「お金を出して買った、買わなかったにしても、貴重な時間を使って読んだ。しかし、つまらなかった」場合に、つまらなかった、という理由で、作者に文句は言えないわけです。よって、小説や映画を「つまらない」と表明することは「作者によりよい作品を次回には作ってもらうための建設的な行為」ではなく、「自分に似た人が、つまらない作品にあたって、お金や時間や喜びを失うことを防止するための消極的な行為」で、構わないのです。つまり「消費者運動をしている奥さんs」みたいな存在なのです。(消費者運動をしている奥さん達に殺されたりしてな)。書評家、評論家が、いったい何のために書評やら評論やらをしているのかは、オイラは実は知らないのですが、オレは、オレとして、自分に似た誰かに、このくやしさを味合わせたくないから『これはつまらない。これこれ、こういう理由でつまらないのだ』と叫びつつけるのです。

 すっげー嫌な奴だな>オレ。


 よく「お前は相談がある、と言いながら、実は一人で喋って、勝手に結論を出して、ちっともオレの意見を聞かない」と怒られるのはオイラなのだが、オレは「相談」というのは、そもそも、そういうものだと思うのだが、いかがだろうか? 人は他人を目の前にしたときに、一人で考えていた時よりも、よりよく、自分の考えを言語化して外化することが出来るのだと思う。「それじゃ、何? オレは、ただ、話を聞かされて、相づちうってるだけの存在なの?」と、ムッとする人も多いと思うが、「相談相手」というのは、そもそも、そういう存在なのではないだろうか? 「安心して、自分の(未外化されてない)考えを聞かせられる相手」と、誰かに見なされることは、友人としては名誉なことだと思うのだ。

 とはいえ、他人の「相談相手」にされると、うっとーしーのも事実であるが。うっとーしー理由は色々あるだろうが、「相談を持ちかける相談主が、相談相手が重要で、疲れる仕事であることを理解してない」とか「相談相手は、黙って聞いて相手の思考支援をする仕事なので、具体的には何もすることがない」とか、「そういう、相談相手に関する色々なことを、相談する方、される方の双方があまり自覚してない」とか、などが問題なのではないのだろうか。つまり、「相談とはどのような行為であるのか」「相談相手とは、どのような役目なのか」を皆が自覚すると、相談する方もされる方も、もっと幸せになれるのではないか、ということが言いたいのだ。

 さらにもう一つ、一見矛盾しているような気もするのだが、実は相談相手というのは、相談主に影響を与えているのである。「オレの意見を聞かない」というのは、実は誤解で、相手を論破して「まいりました。あなたの言うとおりです。さっきまでの私の意見は放棄します」と言わせることをして「意見を聞いてもらった」と思ってはいけないのである。相手が「わかった。君の言うとおりだ」と言わなくても、言った意見は相手に影響を与えるのである。人は相手に論破されたからではなく、自分が納得したから、考えを変えるのである。

 なんか、自分に都合の良いようなことを放言しているだけな気もしてきたな。うーむ。


 MacLife3月号を買う。昨日だか、本屋にどっとパソコン月刊誌の来月号がやってきていたのだが、手持ちのお金が無かったので、買わなかったのだ。MacLifeに連載されていた「悪魔の辞典」が単行本化されて「Macintosh擁護辞典」という名で出版されるのか。欲しいな。関係ないが、創刊2号から買い続けていたMacUSERを先月買うのを止めたので、3月号が並んでいるのを見ると、なんか複雑な思いを抱く。

 SPEEDのNewシングル「my graduation」が店頭に並んでいるらしいけども、手持ちの金がないので、明日以降だ。ちょっと聞いただけだと、あんまり面白くなさそうなんだけどね。(White Loveの時も、そんなことを思ったので、世間の趣味とオレの趣味があまりあわない可能性もあるんだけどさ)。


980218a[ daily life / 日常生活(水) ]

 本日の気圧:775.8mmHg。本日の歩数:7683歩。カフェイン錠剤:2錠。

 久しぶりの更新だわ。

(あとで補完したら、わけわからん記述になってしまうが)、金土日月火とサボってきたので、なんかすでに書き方を忘れているかも。

 今週は、自主的な「作業3倍速週間」なので、通常の三倍の密度で作業している。(三倍の密度でできるぐらい、通常、すかすかだったのか、とつっこまないように)。

 さすがに、とてつもなくつらい。ついに、三日坊主の本日は、二倍密度におちてしまった。まぁ、3,3,2,3,3と続けられたら、上出来なのだが。

 作業量が3倍になって、成果が3倍あがらないのが、つらいところだな。

 カフェイン切れたら、あまりにも眠いので、20時に一度帰って、仮眠。24時、再起動。眠い、眠くないよりも、イライラして暗黒入るのが、困る。なんか被害妄想たかまるのだった。ぐえ。

 QV10Aが破損。リュックにQVだけ入れた状態で、運んでて、うっかりコンクリの地面に「ガスッ」とか置いてしまって「ありゃ、なんかやばそうな音」と思ったら、電池ケースの止め爪が折れてしまって、電池ケースがしまらなくなってしまった。ぐえ。DC2Lもほとんど同じような箇所が破損しているので、がっくり。まぁ、今回は衝撃を与えたオレが悪いのであるが、まぁ、一番力がかかって壊れやすい箇所にしては、芸のない設計をしているので、設計者、反省するように(偉そう)。うかつに修理に出すと、保証期間すぎているので運賃と技術料でQV11のストリートプライスどころか、メーカー希望小売価格になってしまいそうで、イヤンである。しばらくビニールテープで電池ケースとめて使うか。

 オイラのQV10Aは、使用頻度と年期からすると、外見はきれいだ、ということだったのだが、ついに、「ガムテープぐるぐるまき」の金子QV10に匹敵する「勇ましいお姿」になってしまったのだった。「痛ましい」の誤植かも知れない。

 普段、BSが視聴できることに、特にありがたみを感じてなかったのだが、オリンピックはありがたいな。本日は、男子エアリアル決勝で、W杯チャンピオンの、髭剃り跡の濃いカナダのにーちゃんが、失敗して5位に転落する姿をみてしまった。それにしても、男女では圧倒的に差があるなぁ。しかし、エアリアルのぐりぐり回る姿をみて「ふるふる・だぶるふる」とか「ふるふるふる」とか、よーわからん用語を聞かされると「ふるふるゼリー」とかくだらん単語が浮かぶ。んで、ぐりぐり回る姿をみつつ「最初の一回はひねらず、次の一回で二回ひねる難しい技」とか聞かされると「最初の一回は右ひねり、次の一回は左ひねり」とか「最初に前転して、そのまま足をつかずに後転」とか(炎の転校生的な)ネタを考えてしまうのだった。あ、いかん「ぶいすりーはんてん、きぃーっく」(宮内洋の声で)とかいうネタが先に浮かぶべきか。

(念のため解説しておくと、宮内洋は仮面ライダーV3に変身する風見史郎役の俳優。V3は、空中で前転したあとそのまま後転などという(カットをつないだ)人間には不可能な回転をしてライダーキックをかましたりするのだった。さらに、「炎の転校生」というマンガで主人公はそれらのパロディーとして、空中で前転したあと、そのまま後転、とかいう無茶をして敵をおどろかしたりしたのだった))

 モーグルでも、そのうち「後方三回宙返り三回ひねり」とかかまさなくては、金とれない世界になるのかしら? ところで、エアリアルで前転可能なのかしらん?(980219追記:アマチュアのモーグル競技では、危険だから前転後転は禁止されてるんだって。プロではしてもいいらしい。エアリアルで前転できるかどうかは、いまだに不明。情報を待つ!)

 某所で「とてつもなく醜く肥満して、声高に蘊蓄を傾けるオタク」を目撃してしまって、なんか、自己嫌悪つーか、同族嫌悪というか、暗黒入る。ぐえ。最低限、風呂には入ろうぜ、兄弟。(兄弟なのか!)


 探し求めていた焚き火ストーブが、実は、snow peak「焚火台」であると判明。欲しすぎ。欲しすぎるけど、大小どちらを買うか、悩みすぎ。

 ついでに、ダッチオーブンほしー。


980217a[ daily life / 日常生活(火) ]

 本日の気圧:775.5mmHg。本日の歩数:10,400歩。カフェイン錠剤:2錠。

 本日も三倍速作業。けど、三倍速は、ミスが多くなってよくないような。

 スキージャンプ団体戦。日本金。「悲願の金」の「悲願」に力がはいってるあたりが、ニッポンだよなぁ、という気がする。たぶん、「日本人100人に聞きました『本当の金メダル』とは、どんな金メダルでしょう?」ってクイズ出したら、60人ぐらいが「悲願の金メダル」と答るんじゃないかなぁ。なんつーか、高倉健主演のヤクザ映画で「やられてもやられても耐えて耐えて耐え抜いた健さんが、最後にブチ切れて敵をやっつける」のを「痛快」と思うように。ちがうかもしれんが。

 コメントの原田のメロメロぶりは「泣き崩れる」とかいうレベルじゃなくて、一種「壊れている」という感じだったな。「つらかったー」とか「たすきをわたしあったんだよー」とか。(新聞すらコメントの最後にのばし棒「ー」をつけている)。船木は船木で、別方向に「壊れていた」気がする。「(電光掲示板見たときは)鳥肌たちましたよ」って言ってる時の「目」がちょっと普通じゃなかったような。岡部の「面白くなさそうな物言い」は、ちょっとスカン。けど、一番おいしかったのは、岡部の137mジャンプだと思うな。斉藤、え、誰?

 夢に見そうな程、137mダブル・ジャンプと船木の125mジャンプは見たけども、リアルタイムで見てないので、一度も「原田一回目80mいかないジャンプ」は見てない。

 みんな言ってるが、船木と原田の顔ばかり見せられてると、河村隆一とKANを思い出すのだった。♪いぃーつまどぅえええむぉおお

 どーでもいいが、船木の飛行姿勢は「低い」だけじゃなくて、板が左右に分かれているので「V字」よりむしろ「山」の字型に見える。


「白馬村のスキージャンプ台の踏切部分の傾斜は10度」って聞いて、てっきり上に10度上がってるのかと思いこんでいて、笑われてしまう。そこから「上に10度あがってるのと、下に10度下がっているの、どちらが飛ぶのに有利か」という話になったのだが、坂道転がってきて飛び出すビー玉、みたく近似すると上10度の方が有利になってしまうので、結局「いろいろあって、下りの方が有利なんだよ」ということになる。まー、空力的に空を飛んでいるんだから、放物線描いて落下してる玉とは違うわな。


 突如、焼きリンゴを作ってみたくて、レシピもみずに始める。

 フジ1個を十文字に切る。4個のクシ型になったリンゴからそれぞれ芯をくりぬき、元通り合体させる。合体時に、芯があった部分に、雪印北海道バターをヒトかけ隠す。

 アルミホイルで二重に包む。

 200度に熱したオーブンで15分......じゃ、ぜんぜん暖まってもないので、さらに30分......じゃ、ぜんぜん柔らかくならないので、さらに1時間15分。

 結局、2時間で、イメージどおりの柔らかさになった。

 しかし、シナモンがないので、いまひとつ、味が足りない。蜂蜜たらしても、なんかこー、苦さが足りないな。やはり砂糖をふって、すこし焦がすと吉かもしれん。

 しかし、冷えるとしたたった煮汁が固まる(バターだからね)のが「カロリー大サービス」みたいで怖かった。ぐえ。


980216a[ daily life / 日常生活(月) ]

 本日の気圧:775.5mmHg。本日の歩数:12,400歩。カフェイン錠剤:4錠。

 本日から作業三倍速週間。

 カフェイン錠を2錠ずつ飲んで、気合い入れてみたり。


 GPSで有名なマゼラン社のWebが「www.magellan.com」じゃなさそうだ、というのは知っていたが、本日「http://www.magellangps.com」であることを発見。

 期待の新製品「pioneer」は、安いけれども、歩いてきた軌跡を図にして表示する機能はないようだ。うーん、やっぱ、GPS2000XLかなぁー? けど、pioneerが実売19,800円、GPS2000XLが、35,000円だからなぁ。ポータブルGPSは、pioneerで我慢して、ノートパソ+GPSキットみたいなやつで、遊ぶ方がいいんだろうか?

 久しぶりにNiftyにつないで、FGPSでいろいろ情報を集めてみたのであるが、GPS世界の「お約束」とか「常識」がないので、読んでも理解できない。

などなど。奥が深い。


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