諸星未来堂ープ

年の瀬も押し迫った十二月第五週


MOROBOSHI Tomorou's
Warp Diary
1998 December 5th Week


Japanese-Language Contents


【いきなり本文に飛ぶ!】 【トピックスに飛ぶ!】

初めてきた人は=>【ワープ日記とは?】
リンク・引用などについては=>【著作権的あつかい】
サーチエンジンやリンクでやってきたけど求める記事が発見できない人は=>【過去のワープ日記の検索方法】
実はメトロ版の方がリム版よりも更新が早いのは秘密なんだ!
でも、よいこは両方ともブックマークしておこうね!
この日記へのリンクは" w9812d.htm #yymmddX "でよろしく。
yymmddは、日付です。つまり、950401は1995年4月1日です。
Xは、同じ日付の記事の区別のための記号で、a,b,c,d...のアルファベットが入ります。
各記事タイトルの先頭を参照してくれ!
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morrow@hf.rim.or.jp / ワープ日記の感想を書いてみよう! 【ワープボード / WarpBoard】 / MailForm
POSTPET->tomorrow@network.or.jp
トモロにメッセージCGI:
トモロにメッセージmailto:

過去のワープ日記の検索 :
(980617:検索対象が、http://www.na.sakura.ne.jp/~tomorrow/warp/以下に変更になったんだ!)
【TOPICS】



MOROBOSHI Tomorou's Warp Diary 1998 December 5th Week
981111【アクアポリス】(CASIO QV10A)

【お知らせ】

 981015【StorieS Re:turnS】  981116b【日記猿人年表】  981121【諸星未来堂 SFくん!】

 9811201b【ウクレレ・クリスマス大作戦】  【オレ的クリスマスソングあんけーつ】  981202c【ヤマタツ作戦】  【ヤマタツ作戦ver.2】  【ヤマタツ作戦:参加者リスト】

 981222b【顔文字の話】  981226b【フレイミー】  981227b【セルダン危機】


9812131b[ my best 1998 / 決定!'98年オレ的ベスト ]

 つーわけで、大晦日に発表する、オイラの今年のベストなのか!

「ベストなのか!」はいいけど、今年は手抜きしてエントリー作品リストも何もないから、思いっきり唐突だ! しかも、エントリーリストがないからオレもベスト1しか思いつかねー!

 念のため書いておくと、選考基準は「1998年1月1日から、1998年12月31日までの間に、諸星友郎が聴いたCD、読んだ小説、観た(SF)映画」です。つまり、発売日などは関係ない、ということです。今年みききしたものであれば、30年前の作品も対象になるわけです。CDと本は、暗黙に購入したものをさします。映画は明示的に劇場で公開されたものとします。


CD部門

  1. 「つつみこむように / MISIA」(980520購入)
 今年は、何と言ってもミーシャの「つつみこむように」でしょう。「恋人と呼び合える時間の中で大切な言葉をいくつ話そう」って歌詞は、ぐっとくるものがありますな。先日テレビでやっていたJapanCountDownの年間シングルランキングは1.「長い間 / Kiroro」、2.「夏色 / ゆず」、3.「つつみこむように / Misia」でしたが、どっちかというとオレは逆だな。

MOVIE部門(劇場で観た映画に限る)

  1. 「ディープ・インパクト」(980725観賞)
 昨年の「コンタクト」と似た雰囲気の「王道SF映画」といいますか。SFじゃなくてパニック映画かもしれないけども。とにかく「巨大隕石接近」「政府の秘密計画」「人類総員退避命令」「明日死ぬとわかったときに人は何をするか?」とか、王道すぎる王道の展開にしみじみしてしまうものよの。光と影の関係である「アルマゲドン」を今年中に観られなくて比較できなかったのは残念だがしかたない。え「ゴジラ」? あ、そんなもんもあったな。とはいえ「ディープ・インパクト」は、感想文やら他のワープ日記の記事をみると、けっこういやいや観に行った雰囲気だなぁ。「ゴジラ」とか「アンドロメディア」の方がよっぽどわくわくしていたらしい。

NOVEL部門

  1. 「ループ / 鈴木光司」(980127読了)
 今年は、「小説部門は廃止すべき」と思った昨年と違って「ループ」が小説部門1位なのが最初からわかっていたので、オレベストをやる気になったのだった。まぁ「女房を質にいれてでも読め」ってのは言い過ぎだったと思うし、色々考えるとアラはあるのだが、オレ的には、今時こんな「ぶちかまし」をくらうとは思ってなかったあたりで1位だ。それにしても、去年が「らせん」「リング」だったのだあから、鈴木光司の筋肉に負けている。いろいろ語ったことは「SFくん!」から跳ぶと吉。


 ちなみに去年のベストは971231a[ my best 1997 / 決定!'97年オレ的ベスト ]を参照。


9812131a[ daily life / 日常生活(金) ]

 福岡、晴れ。寒い。


 昨夜は突如、悪寒がして動けなくなってしまってヤバかった。バファリン飲んで寝たら、なんとか復活したが。気を付けねば。


 今年のマイベストをいきなり決定したのは別項


 昨日の「日常生活」で、朝日新聞と天声人語をおちょくってスッキリしたのはオレなのであるが、ひとつ言っておかねばならないことは、「Webをつかって個人は簡単に意見を公開することができるんだけれども、いざというときの責任能力を考えるとマスコミとは比較にならないぐらい脆弱だ。そこのところは考えておかないといかん」ということだ。具体的に「どう考えておくべきか」は、言うほど考えてないが。

 マスコミは一応、所在地も責任者も周知なわけで、いざという場合に訴訟起こすなり座り込みするなりする相手が、ある程度明白なんだけども、個人がWebで「情報公開」するってのは、そのあたりがどうも曖昧で、あっという間にテロに成り下がってしまうあたりを考えた上で使わないと。

 インプレスのイタネトウォッチの編集長の人の昔書いたコメントが(WIRED日本語版だかで読んだような気がする)……あれ、発見できない。オレ文責だと、たしか「マスコミは成立過程で、自分の力で言論の自由を獲得してきた。そしてその歴史で誤報した時などの責任の取り方についてのノウハウや態度を学んできた。Webを使った個人による情報公開は、天下り的に『言論の自由』をあたえられて、責任の取り方を知らない人が多いし、もちろん、そのノウハウもない」みたいなことを述べていたような気がする。

 まぁ、マスコミ(例えば新聞)が「どうどうと誤報して訂正せずにごまかす」ということをすれば(よくするだろうけど)、それはそれで「社会的権威を使った弾圧で、個人のいやがらせとはレベルの違う『犯罪』だ」と言うことはできる。そして、それはそれで考えていかねばならない問題だ。しかし、だからといって、個人のいやがらせをしていい、ということにはならないことに注意、ってわけだ。

 なんか、風邪気味なせいか、うまくまとまらないが、とりあえずそういうことだ。


 昨夜書いた981226の天声人語の話題なんだけど、やっぱり「インターネット、携帯電話、コンビニ、宅配便」っていう「現代の象徴」が象徴してるのは、「電子機器の氾濫(による思考力の低下)」じゃなくて「匿名性と簡便性(による弊害)」じゃないかと思うのだが。「コンビニ」が、いまひとつピンとこないところがあるけれども。「コンビニから宅配便で送る」ってのは、「店が送り主の情報をきちんと把握してない可能性が高い」という点を問題にしてるんだろうか?(小さな物ならポストから投函するほうが、匿名性が高い気がするが)。「簡便性」に関しては、「簡便であれば、信頼性が下がり、結果として匿名性があがる」という意味ね。あるいは「簡便であるために責任感がなくなる」ということもあるかも。インターネットや携帯電話は「電子機器」であることよりむしろ、「特定の場所に設定されていないために、所在地を特定しづらい」って点が問題なんだと思う。携帯電話は「実際の所在地不明」というよりも、契約が簡単で、身元不明なままに所有することができる点が問題だろう。

 というわけで、「悪意の人に容易に匿名性を与えてしまう現代」とか「無責任な行為が容易に行える現代」とか言えるんじゃないかな、と。そして「悪意の人や無責任な人に対する防衛があまりにも脆弱な現代」とか。一般に「悪意の人、無責任な人の行為を禁止する」という方向に話が進むんだけど、同時に「善意の人の防衛」にも力をいれないと。

 ちなみに「毒物をインターネットを通じて入手」に対するツッコミとしては、ミステリ作家・森博嗣の日記の「インターネットを通じて青酸カリを送った人がいる」(中略)「インターネットでは送れないですよ。送ったのは郵便でしょう?」って受け答えがナイスだな。(日記の12/25部分より抜粋して引用)


9812130b[ Return of Warp Search / 復活のワープサーチ ]

「CPUタイム7秒以上のCGIはまかりならん」とのお達しで、検索途中で止まってしまってしょうがないサーチエンジンに成り下がっていたオイラ自作CGI「ワープサーチ」。

 CGI負荷のもっと低いサーバに移転しようかとも思ったけれども、5MBで200ファイル弱を検索するのは、どこに行っても割と負荷がかかるんじゃないかなーと思ってみたり。

 けっきょく10ファイルぐらいで頓挫するのが問題なだけなので、面倒くさくても「10個ずつ、20回にわけて検索してくれ」という、とんでもない弱気な仕様に変更するのだった。

 というわけで、配列変数からいっちょずつファイル名を取ってきて最後までぐりぐり回る、foreach $filename (@allfiles){いろいろ}って形式を、配列変数の中身を数字で指定してぐりぐり回る、for($count=$start; $count $lt; $end;++$count){いろいろ}っていう、なんか退化した形式に変更して、10個ずつ回るようにしてみたのだった。

 あとは「次の10個検索」のformをくっつけて終わりなんだけども、欲張りすぎてCGIが止まってしまうと「次の検索」ボタンが出ないので、面倒なので「今の条件でやり直しボタン」まで用意してしまう。「あー10個じゃ止まってしまったわいな」ってときは、やり直しFORMで数減らしてみると吉。

 そういうわけで、とっても弱まってごてごてして汎用性が減ってしまったワープサーチを使いたい人は使ってみてくれ! ちなみに、へぼいソースをまき散らすと、セキュリティは低下するは、悪貨が良貨を駆逐するは、人類のためにならない! と怒られたので、ソースは公開しないぜ。

 ちなみにver.22.

 で、へぼな仕様なワープサーチだが、少なくとも、オレにしてみれば、けっこう便利かもしれんと思っている(自画自賛)。あ、でも、いまだに、一つの単語でしか検索できねー。弱すぎ。


過去のワープ日記の検索 :


9812130a[ daily life / 日常生活(水) ]

 福岡、超快晴。


 仕事場にカンヅメになって出歩いてないので、ワープ日記ネタがいきおい「日記読み日記」になっている今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか? 大掃除は佳境でしょうか? おせちの準備はできましたでしょうか? ボクはコンビニ袋に埋まってますます部屋がちらかってきてますが元気です。

 ちなみに「カンヅメ」ですが、今日は「缶詰」と書くわけですが、その昔は「館詰め」と書いたとか。なるほど、カンはカンでも「やかた」詰めでしたか。納得。

かんづめ【缶詰(め)】
 保存のため、食品をブリキの缶(かん)に詰め、加熱・滅菌し、密封したもの。比ゆ的に、人をある場所にとじ込めておくこと。
(岩波国語辞典第五版)


「右ネジの法則」

 SF彦わんこ981228

右手の指をコイルの電流方向にそわせると親指方向に磁界がというのを右ねじと表現するのは
 おいおい、それは「右ネジの法則」じゃないんじゃ?

「右ネジの法則」ってのは、「電流が右ネジの進む向きに流れるときに、そのまわりの磁場の向きが右ネジを回す方向」って法則で、コイルに右手沿わせるのは、それの応用で特に名前はついてないと思うのだが(なにが「応用」なのか、よーわからんが)。あるいは、コイルのやつも「右ネジの法則」というのだろうか?

 念のために、辞典的な解説を引用してみる。文章のフレイミーさも増すし(うそ)。

右ねじの法則
 みぎねじのほうそく
 =>アンペールの規則

アンペールの規則
 アンペールのきそく
「電流の向きに右ねじを進ませるとき,ねじの回転する方向が,その電流がつくる磁場の向きをあらわす」という関係。
(マイペディア97@辞典盤)
となる。って、辞書のエントリーを見てたら、別に「アンペールの法則」もあるのか。まぎらわしい。……って、岩波理化学辞典4版の「アンぺールの法則」の説明を読んでみると、アンペールの法則の中で閉曲線Cの向きと電流の向きの関係を決めていて、それが「アンペールの規則」なんだな。だから「右ネジの法則」はアンペールの法則の一部になってるわけか。とはいえ、実際の所、電流の向きとか、磁場の向きとかいうのがどこを基準に定義されてるのかは知らない。なお、岩波理化学辞典ver.4には「右ネジの法則」のエントリーはない。

 ちなみに、今の中学生にはフレミング右手の法則を教えない、とSF彦に吹き込んだのは、たしかにオレだと思うが、そのときに右ネジの法則も教えないと言ったかどうかは記憶が定かでない。というか、中学生に右ネジの法則を教えたかどうかの記憶がすでに無いからだ。わはははは。うーむ、年はとりたくないもんだ。ほえほえ。

 SF彦わんこ、から跳んでまさなり@プログラミングできない981228

 右ネジの法則を教えないのは、子供がネジを回したことがないから、って意見には、うーむ、さすがにどうなんだろうなぁ? 暗記偏重って意見をかわすために昔は「〜の法則」とか呼んでいたのを、そう呼称しなくなってるのかもなぁ。けど、今時の子供がネジを回したことが無い、ってのはありそうな話だな。何せ、オレも世間に流通するほとんど全てのネジが右ネジだってのを知ったのは高校ぐらいだから。ヘタしたら大学かもだが。初めて左ネジを強烈に認識したのは、中学2年だかで、リモコンプラモ戦車を作った時かな。シャフトをとめるネジの一方が左ネジになっていて「おー、これは便利だなぁ。抜けないから」と思った記憶がある。

 念のために書いておくと、時計回りに回したときにしまっていくのが右ネジである。(逆回り時計をわざわざ持ってこないように。デジタル時計も不可だ!)。ちなみにアナログ時計が「時計回り」に回るようになってるのは、日時計の影からのアナロジーだと思うのだが、実際のところどうなんだろうか? 北半球から機械文明が発達した、ってことよねぇ。まさか、オーストラリアじゃ「時計回り」が北半球と逆ってことは、ないよな?


 かねおかfjwatching981229


口野屋 なんですけど、あれは牛丼屋じゃなくて、 神戸板宿駅の近くのソバ屋の話なので、あれで正しいのです
がーん!
というのは もちろん冗談で
わはははは、あせったー。

 というわけで「吉野家だ」という訂正記事は、とっくに出ていた模様……というか、オレごときがつっこまなくても、相手は「地獄のfj」なんだから、1秒もまたずにツッコミが入るよなぁ。

「地獄のfj」とか書いたら、怒られるかもだが。だって、怖いんだもん。ぶるぶる。

(どうでもいいが、

口野屋って斜体にすると、「吉」に見えなかったりして。いかんなー。(斜体に見えない人は、実は斜体になっていると思って見ると吉)


 年末ということで、写真週刊誌が美少女グラビア特集なんぞをしている。どうして年末で美少女の特集なのかよくわからんが、目に快いのでよしとしよう。

 なんだかんだいって、広末はええのぉ。

 オキメグ、なんか最近、顔が崩れてきてないか、ちょっと? けど、なんというかちょっとけだるげな感じが、少々いやらしげでいいかもしれない。とにかく、最近のオキメグを見ていると、全然「清楚」でも「清純」でもなくて、非常にエロティックな感じがするのだった。

 田中“なっちゃん”麗奈は、ええんじゃが、やっぱりなんかくっきりすぎな眉毛と子犬かはたまた宇宙人グレイかというぐらい黒目がでかくて、なんだか怖い。

 うーん、本上まなみ、か。グラビアで見たことはあっても動いているのを見たことがないので、どうも「田中“なっちゃん”麗奈」の筐体に「桜井幸子」をインストールしたように見えるんだが。

 加藤あい、か。MAXのドラマ「スィート・デビル」で内藤剛志の娘役をしていたので、なかなか好感を持っている。しかし、ぼーっと見てると「ほぉ、SPEEDタカコ、ついに個人展開か!」とか思ってしまうのはオレの女性識別能力の低さか。加藤あい、SPEEDタカコ、鈴木杏樹は、なんか同じ系列の骨格をしている気がする。


「時計回り」とは?

 うーん「右ネジの法則」がらみでちょっと考えていたんだけども「時計回り=右回り」というのは、どういう定義になっているんだろうか?

 とりあえずは、今、世界中のアナログ時計の過半数が左回りに変更になっても「時計回り=右回り」という定義を変更にしないかぎり、「世界中の時計は反時計回りで回っている」という言い方ができると思うのだが(つまり「世界中の時計が反時計回りに回ってるならそっちが時計回りじゃん。よって『時計は時計回りに回る』は、常に正しい」という意見の否定)、「右回り」を辞書でひくと「時計回り」、「時計回り」を辞書でひくと「右回り」となっている。少なくとも「上下左右前後」を使って「右回り」を定義してある場所がどこかにあるはずなのだが、どういう定義なんだろう?

 また、ちょっとみた限りではベクトルの外積の説明にも「右ネジが進む向き」と「右ネジ」が出てきてしまうのだが。右ネジがベクトルの「定義」に出現するとも思えないので、ベクトルの外積は、本当はどういう定義になってるんだろうか?。なお、「右ネジ」がベクトルの「説明」に出てくるのはいっこうにかまわない。また「右ネジの進む向き」ってのはおそらく「紙面に向かって『右回り』に回した時に、紙面に垂直で奥に向かう方向」とかいう定義になっているのだろう。

 あ、その昔、ベクトルの「向き」と「方向」の関係で一悶着あったことを思い出したぞ。たらーん(汗が垂れる音)。ワープ日記981024a「Vector三つの要素」だった。うわ、981024aが二つあるのでタグで飛べない!。ちなみに「逆平行ベクトルは同じ方向で逆向きである」という立場に立つと先程のは「紙面に垂直方向で奥に向かう向き」となる。

 おっと、右ネジの定義に、オイラー角とか出てくるなら、そのあたりでオレは挫折していきたいかも(弱い>オレ)。

 関係ないけど、ガウスとかニュートンとかオイラーとか、多方面で八面六臂の活躍をするのはかまわないんだけど、おかげで「○○の定理」ってのが一意に決まらなくて困るなぁ。オイラーの定理をマイペディアでひくと「オイラーの定理 オイラーのていり  この名で呼ばれる定理は数個あるが,最も有名なのは……」と出てきて、迷惑だったりして。いや、偉大な科学者なのは認めるとしてもだ。

「オイラが作ったから『オイラの定理』!」とか言った人は、とりあえず退場。あ、いかん、オレかよ退場者は。


 宅配毒物自殺事件(と勝手に命名)がらみで、マスコミはネット規制論をぶちかましていたのか。全然知らなかった。世事に疎いのか>オレ。

 天声人語981226も、あいかわらず、大ざっぱだが反論できなさそうな材料から現代の世相と若者に対する不安感をあおってるなぁ。

「毒物はインターネットを通じて入手した可能性があるという。」……なるほど、きっと電子メールで圧縮して送ってきたんだろうなぁ。それとも、いまはやりのホームページから、最近話題のマイクロソフト・インターネット・エクスプローラーでも使ってダウンロードしたんだろうか?

「だれもが気が付くこの事件の特徴は「現代の象徴」がつぎつぎ登場する点だろう。インターネットつまりパソコン、携帯電話、コンビニである。宅配便も加えていいかもしれない。最初の3つは、現代の若者と切り離せない存在ともいえる。」……「インターネットつまりパソコン」ってのは後で強引な展開をするための伏線だからしかたないとしても「現代の若者と切り離せない」かー。うーむ、天声人語かくぐらい偉い人になると、紙と鉛筆でコラム書いてるんだろうな。あるいは万年筆か。巻紙と筆と硯とか? あ、さては、大昔の天声人語で「最高のコンピュータそれは紙と鉛筆」とかいうナイスすぎるオチで世界を爆笑のるつぼと化したのと同じ著者か?

「テレビに始まってパソコンに至る電子機器が若い世代をとりこにし、文字を取り去り、結局は思考する力を奪い」「パソコンを持っている人の大部分は、文章を書くよりもゲームで遊ぶために使っている」……ってのは『本が死ぬところ暴力が生まれる』って本からの引用だから、著者に責任はないんだろうけど、「文章を書くよりもゲームで遊ぶために使っている」なら、インターネットに危険な情報やら言葉やらが溢れたりしないはず、って思わないのかなぁ? 「個人が勝手にほいほい文章を書くようになって、勝手に流通させるようになったのが、悪い」って言わないと話が通じないんじゃないかな? そうは言えないよなぁ。「マスコミによる個人の言論の弾圧」ってツッコまれるから。

「電子機器を操っているようで、実は逆に電子機器に操られている。現代人のそんな一面を、こんどの事件に見る。 」……うーん、「インターネット」って単語で幻惑されて、何書いてるのかがわからなくなってるのは天声人語氏なんじゃないかな。「インターネットという単語を原稿に盛り込んでみたら、実は逆にインターネットという単語に操られている」というか。

 それに、携帯電話って「電子機器」なのか? まぁ、そりゃ、電子機器だけどさ。「電話」じゃん? いまどき、電話は「電子機器」あつかいしたり、操られるの操るのって騒ぐものなのか? コンビニは電子機器なのか? そして宅配便は?

 せいぜい「便利さとひきかえに、他人と面と向かって対話する機会を減らして、誰が誰だかわからなくなってしまった現代社会の弊害」とか「他人と面と向かうって対話する機会を減らして、人間のぬくもりを忘れてしまった現代社会の弊害」とか、そっちの方向に向けた方がいいんじゃないかなぁ? 「『顔』の見えない現代社会に我々は生きている」とか結んでさ。けど、それはだめだよね。ごく狭い町の顔見知りしかいない夏祭りのカレーにヒ素が入れられたりする御時世だからさ。人が出会ってぬくもってても毒は入るときは入るし。


 まぁ、もちろん、ネットの匿名性とか、いろいろ考えるべきことは多いのはわかる。オレは、必ずしも「ネットは完全に無罪」というふうには思わない。また「ゲームの刺激で若者達が暴力的になる」っていう短絡的な結論も、ある程度は当たっていると思う。

 天声人語氏は、「パソコンでゲームばかりする=>本を読まなくなる=>人間の知恵が作り出されなくなる」という本の内容から、一足跳びに(あるいは八艘飛びに)「だから、中学生が老婆を刺殺したり、インターネットを使って毒物が入手できたりする」と結論しているが、これが、読んでいて「おっさん、そりゃ、むちゃだよ、おい」的な印象を与えるのだと思う。

 そして、この天声人語をオレが他ならぬアサヒコムで読んでるってのが皮肉かもしれないなぁ。天声人語氏は、インクのにおいのする朝刊をトイレとかでガサガサ読んでもらうことを想定して書いてるのかもだが。

 しかし、これ小論文の試験の答案として書いたら、だめだろうなぁ。主題と書いてることがねじれてるし、主要部分は他人の本のうけうりだし、結論がありきたりだし。「じゃぁ、お前が書いてみろ」って言われても、オレもろくな小論文かけねーんだけどさ。わはは。


 って、書いてからマスコミ批判系のところをちょっとみたら、なんかデフォルトで天声人語はダメ扱いなのか。ふむふむ。社説は割とまとも、ということらしいが?

 参考……にはあまりしなかったページ 「マスゴミによる報道加害防止のためのページ」


 さてと、朝日新聞と天声人語を小馬鹿にして、ちょっとスッキリしたので、もうちょっと作業をがんばるかな。(って、おめー追いつめられて邪悪回路に指令が走ってるのか?)


 ワープサーチを改造してファイルを10個ずつ検索できるようになった話は別項


9812129a[ daily life / 日常生活(火) ]

 福岡、曇り。やや寒い。


 かねおか@fj.watching981225

吉野屋

は NG で


口 野 屋 ディー・アンド・シー

が正解らしい (汗;)。
ってあるけど、牛丼屋さんなら、「士に口」か「土に口」か、とか以前に、まず、「吉野なんじゃ? という気がするのだが、そういう話じゃないのかしらん? (いぜん、「吉野屋」と書いて、誰かにツッコまれた記憶がある。けど、個人的には「吉野屋」と書いてあるような気がしてならない。書いてないんだけど)

 個人的には「士に口」と「土に口」の「よし」の使い分けの必要性をあまり感じないので、気にしていない。名前に「土に口」が入ってる人は、JIS規格だかを作った人を怨んでくれ。

 あるいは、TRONプロジェクトを強力に後押しするとか(口から出任せ)。

 とはいえ、なんとなく「士に口」は「キチ」で、「土に口」は「よし」な気がする。そういう意味では、オレ内部でも使い分けが存在する、ということか。


「フレイミー右手の法則」

 SF彦わんこ981228に曰く、

(「フレイミー右手の法則」は) 左手は磁界から受ける力、右手は起電力なので、フレイムを引き起こす力に引掛けてわざわざ右手を選んだけど
とのこと。あーなるほど。そういや、そうだよな。

 というか、左手が力、右手が起電力で「フレイミー=挑発的な」って意味からすると起電力の右手を選ぶ方がしっくりくるかも、と、昨日の説明部分を書いてる時に0.05秒ぐらい考えたんだけれども「中学生には教えなかったしー」ってのと「フレイムは、場の雰囲気に流されて発生するものであって、自分からつとめて起こそうとするものではない(と思いたい)」っていう「願い」を込めて、左手を採用してみたのだった。

 って、ここまで書くと、さすがにかなり胡散臭い説明になったな。わはは。「うむ、実はワシもそう思っていたよ、坊や」って、答を聞いてから言うのは、サイモン・ライト教授にだけ許された台詞で、普通は「じゃんけんの遅出し野郎」と言われてしまうのだった。

 まー、とにかく、「場の話の流れと90度ずれてる話をしだすと、さらに90度ずれたとんでもない方向に話が流れてしまうものだよ」というのが「フレイミング(左手・右手)の法則」なのね。って、これじゃ磁場・電場・力の区別がないから右手も左手も同じになっちまうのがいまいち。ちぇ。

 蛇足な説明「サイモン・ライト教授」

 エドモント・ハミルトン作の古典スペースオペラ「キャプテン・フューチャーシリーズ」に登場する「生きている脳」。不治の病のために脳だけを生命維持ボックスに移して生き続けているキャプテン・フューチャーことカーティス・ニュートンのお目付役。小説のイラストでは透明な立方体に脳味噌が入っていてそこからカタツムリの目のようなカメラが出ている姿が一般的。NHKアニメ版では、円盤状のケースの上半分が透明ケースになっていた(ハカイダーの生首を想像してもらうとちょっとわかりやすい)。
 フューチャーメンの知恵袋、という設定のはずだが、小説をよく読むと、彼のやっていることは、キャプテン・フューチャーが「うむ、私には今回の事件の全貌がつかめてきたぞ……」と言ったときに「うむ、私も同じ意見のようだ、坊や」と相槌を打つことと、キャプテン・フューチャーが「怪人宇宙もけもけ帝王は、貴様だ!」と事件の真相を提示した時に「うむ、実はワシもそう思っていたよ、坊や」と相槌を打つことだけのような気がしてくるから不思議である。あ、あとは、悪党に生命維持スイッチを切られて悶絶したり、テーブルから落下して生命維持装置が故障して悶絶したり、あまり役に立っているとは思えないのだった。生命維持装置のON/OFFスイッチを、すぐに押せる場所に付けておくってのは、フェイル・セイフ的な思想がない、というか、PL(生産物賠償責任法)法時代に生きる我々からすると首を捻りたくなる仕様ではある。って、勝手に月面に移住して全ての装置を一点物のハンドメイドでこしらえるマッド・サイエンティストの作る物に、フェイルセイフもくそもないかー! 1940年代の話だし。作中では23世紀かもしれんが。あ、ちがった、キャプテン・フューチャーは作中で1992年だかに産まれていたんだっけ?


「どうでもいいことを語れ!」

 ナースちせ日記981218に、「千街記事とその周辺の論争」ならびに「『セルダン危機』論争」について書いてあって、曰く、

千街記事とその周辺の論争。とりあえず一通り眺めてみたりしたわけですが、なんかどうでもいい感じ。 (中略) 「セルダン」だろうと「カンブリア」だろうと楽しめればそれで良いかなと。
とのこと。

 いや、まさに、実にそのとーりすぎる。楽しめれば、それでいいんですよ。

 で、その「どうでもいい」ことを、あーだこーだこね回すオレの立場としては、

「面白いものは面白いし、つまらないものはつまらないので、あれこれ考えても無駄だ」という考え方もあるだろうが「自分にとって面白いものがどうして面白いのか分析して条件を抽出してみる」という行為は、オタクにとっては必須だと思っているので、条件を考えるのは無駄だとは思わない。(結果として有効な条件を抽出できるかどうかは、わからないわけだが)
ということになるだろうか。ワープ日記980826bで、Web日記の楽しみ、について書いた文章だけど、ここにもあてはまるかもな、と思ったので引用してみた。ちなみに「オタクとしては必須」というのを「己の業(カルマ)」などと言い換えてもいいかもしれない。

(「セルダン危機」に関しては、オレは別に、本格ミステリーが面白いか面白くないかに、全然、興味がないあたりが、実は話が違うんだけども)

 同じ事が「顔文字の是非とか、どうでもいいじゃないか」って言う人に対する反論? として言える。

 念のため書いておくと、

という意見に対する反論ではあるが、 という意見に関しては、それなりに考慮すべきであると思う。なお「私にとってはどうでもいい」とか「世界にとってはどうでもいい」とか主張することそれ自体は、「言論の自由」的に当然、問題はない。

 というわけで「『どうでもいいことを語る人が最近多い』と言う人が最近多い」と思ったので、「どうでもいいことを語る人」の一人として「どうでもいいことを語る意義」を語ってみた。

 こうして「『どうでもいいことを語る人』の基本的人権」を主張しておいてから安心して言うが、実のところ「どうでもいいことを語ると、人が傷ついたりジャンルが泥沼化したりして、ろくなことにはならない」というのは本当だと思う。そして「しかし、これは『どうでもいいことを語る』という行為そのものが悪いわけではなく……」と弁解しようと思ったが、どうも「どうでもいいことを語る」という行為そのものが「悪」なんじゃないか? という疑惑が胸の中でむくむくと大きくなるのだった。

 こうして、「どうでもいいことを語ることは、はたして悪なのか?」ということを、つい考えてしまうわけだが、これについて語ることは、まさしく「どうでもいいことを語る」ことなのである。


 かねおか@fj.watching981228から跳んで、MZ-700エミュレータのページへ。

 おぉ、MZ-700がWIN上で走るのかー。ええのぉ、そそるのぉ。

「ビルディングホッパー」とか「不思議の森アドベンチャー」とか「タイム・シークレット」とか、またやりたいなぁ。あー、あと、先日ワープ日記で触れた、リアルタイムスタトレ風ゲームもやりたいや。

 うーん、けど、自分でROMを調達しなくちゃいけないのか。うーん、MZ-700の実機はあるんだけど、ROMを吸い出す技術がないや。


 昨日の日記に、先輩ん家でスキヤキ食ってプレステした話を追加。「出たなショッカー! かかってこい!」


 ちょっと買い物に出る。

 ネット書籍を眺めていたら、なんか突然、がっくりと落ち込んだ。

 カシオペアのパームPCをいじってみた。Pilotと比べてもしょうがないが、いちいちアプリが砂時計アイコンだすのがうっとーしー。それと、なんか、インターフェイスがどんくさい。

 けど、PHSや携帯に直接つながるらしいところは魅力だな。

 VAIO C1、グラビアだといいけど、実物いじると買う気が失せる。

 月刊アスキーをLiveLinuxLiteに負けて、買ってしまう。

 あー、なんか、ちんまい電子デバイスが欲しいなぁ。なんか面白いもの無いかなぁ。


 LiveLinuxLiteは、フロッピーブートにしたら、起動したよ。Xも動いたよ。けど、ネットの設定をどっか間違えてしまったのか、ゲートウェイの外側とつながらないんだね。あと、ネスケ画面が巨大すぎて、上の方のメニューがいじれないんだね。

 Linuxの参考書がMKLinux on PowerMacの本しかなくて、参考にならないので、とりあえず止めてみた。


9812128b[ "Foundation and Me" / 『ファウンデーションとあちくし』 ]

「ファウンデーション」語るなら、続きも読まねーと、だめでしょー! と言われて、反省してみたり。(どう「語った」かは、ワープ日記981219c981223c981227bを参照)

 んで「以後のファウンデーションシリーズの見どころ読みどころ」をちらちらと聞かされる。ほほー、おもしろそうじゃのー。

 そうか、最大の陰謀家は「あいつ」だったのか! そうかそうか。よし読むぞ(うそ)。


 う、うーん「よし読むぞ」は半分は嘘としても、「ファウンデーションと○○」ってタイトル続出で、一体、歴史的にはどういう順番に並んでいて、そして出版された順番はどうなのか、すっかりわからなくなってしまった。というか、人生でいまだかつてオレがファウンデーションのシリーズの順番を理解していた時間は1秒もないので「わからなくなった」ってのは不正確だな。まぁいいか。

 よーわからんが、検索で発見した外人作のWELCOME TO THE IMPERIAL GALAXY!ってページの下の方に列記してあるのが書名だろう、と判断して

  1. Prelude to Foundation 『 ファウンデーションへの序曲 』
  2. Forward the Foundation『ファウンデーションの誕生』
  3. Foundation      『ファウンデーション』
  4. Foundation and Empire 『ファウンデーション対帝国』
  5. Second Foundation   『第二ファウンデーション』(
  6. Foundation's Edge   『ファウンデーションの彼方へ』
  7. Foundation and Earth 『ファウンデーションと地球』
  8. Future Foundations
と並べてみた。うー、本当に全部アシモフの仕事なのかー? なんか、眺めていると「Greg Bear's "Foundation and Chaos"」とかいう文字列が見えるような……。

 あー、ちょっと検索して発見したページとしてはKingdom of MadnessBookReviewアシモフの項がすげー丁寧で詳しい。ネタバレしても楽したい人は読むと吉(オチはバレない)。

 とういうわけで、さっきの英文タイトルリストにハヤカワ版のタイトルを付記してみた。"Future Foudation"はあやしいな。確認できるまで残しておこう。個人的には創元版の「銀河帝国の興亡」ってタイトルで読んだんだけど「風雲篇・怒涛篇・回天篇」が、なんか別の世界みたいなのでハヤカワ版で統一してみた。「銀河帝国の興亡 疾風怒濤篇」「風雲竜虎篇」「跳梁跋扈篇」「魑魅魍魎篇」とか書くと、おぉ、伝奇SF! ノベルズで続々登場! って感じ。


9812128a[ daily life / 日常生活(月) ]

 福岡、晴れ。暖かい。


 今日は、御用納めだ! みんな、御用は納まったかい!?

 え? オレ? おいおい、野暮なことは言いっこなしにしようぜ!


 クリスマスも過ぎたので、ワープ日記の色彩設計を白バックに戻した。はーおちつく。


「フレイミー」については承前

 さて、

 SF彦わんこ981226の、

しかし、フレイム味フレイミーってのはハイミーに通じるセンスだなあ。ここは工学系っぽく、フレイミーの右手の法則とかどうですか。
っていうのを読んだ読者Xが「フレミングって左手の法則じゃ?」ってツッコミをオレに入れてきたのでお答えしますと「フレミングは右手の法則も左手の法則もある」が「最近は、両方教えると混乱するので、中学校では左手の法則しか教えない」ということになります。(「最近では」は5年前だから、すでに違うかもだが)。

 念のため辞典的な説明を載せておくと、

フレミングの法則
  1. 右手の法則。磁場内で磁場の方向に垂直においた導線を磁場と垂直な方向に動かすとき,右手の人差指と親指をそれぞれ磁場と導線の運動の方向に向けると,誘導電流はこれらに垂直に向けた中指の方向に流れる。
  2. 左手の法則。磁場に垂直に導線をおき,導線に電流を流すとき,左手の人差指と中指をそれぞれ磁場と電流の方向に向けるとき,電流はこれらに垂直に向けた親指の方向に力を受ける。
(マイペディア97@辞典盤)
となる。中学生には「左手の法則」つまり「磁場の中の電線にこっち向きに電流流すと、こっち向きに力が加わって、電線がこっち向きに動くんだよー」というのだけ教えるわけなんですな。そして「磁場の中の電線を動かして誘導電流を起こす時は、逆になるからねー」と教えるわけだ。(オレの居た学習塾ではね。文部省の指導要綱は知らないけど)

「電場」とか「磁場」とかでクラクラきた人がいるかもだけど、まぁ、あまり難しく考えないでも、高校受験レベルの電気は理解できるんで。磁場ってのは、まぁ「磁石のN極とS極の間に引力とか反発力とかが働くでしょ? N極とS極の間には磁場ってもんが発生してるのよ」ってことで。電場も「+の電気と-の電気の間には引力とか反発力とかが働くでしょ? +と-の間には電場ってもんが発生しているのよ」ということで、あまり難しく考えない方が吉。

 う、今「+極と-極に引力が」とか書きそうになって焦った。「電池ははりつかないよ?」とか言われると困る。(引力はあっても、乾電池が磁石みたいに貼り付くほど強烈じゃないからさ)。あぁ、そこ、モノポール(磁気単極子)とか呟かないように! あぁああ、ディラックの海が! あぁああ、バニシング・エンジンが! 

♪踊ろう、踊ろう、インピーダンスを踊ろ!
 ♪しまおう、しまおう、インダクタンスにしまおう!

 あぁ、交流なんて大ッ嫌いだぁあああ! いまだに三相交流を送るのに電線が6本いるような気がしてしょうがない私です。はい。(高校受験レベルの電気までは理解できても、大学教養レベルの電気で挫折したらしいぞ)

 さて、脱線から復帰して、

 大学SF研時代に「左手の法則」っていう謎の段ボールオブジェを作ってしまったオレとしては、どちらかというと「左手の法則」の方が好きかな。というか、どちらかというと「左手の法則」が好きだから、そういうオブジェを作ったのだが。当時、バイトで塾講師をしてて中学生に「左手の法則」を教えていたからな。まぁ、オブジェや絵で左手をモデルにするのは、右手でスケッチしてるから、ってのも大きな理由なんだけども。

 で「フレイミー右手の法則」だけど、やっぱ「フレーミング右手の法則」ぐらい音が近くないとオレの駄洒落脳(だじゃれのう)が反応しないなぁ。表記を統一すると「フレイミング右手の法則」か。ただ「フレイム」「フレイミー」「フレイミング」までくると、元の「フレイム」が連想できなくなるかもな。うーむ、駄洒落も難しい。

 イアン・フレイミング「007は殺しの投稿」とか、どうよ?


「ファウンデーション」語るなら、続きも読まねーと、だめでしょー! と言われて、反省した話は、別項


 年末ということで、先頃、お嬢さんが産まれたばかりのSF研の先輩夫婦の新居におじゃまするのだった。

 福岡市民歴通算20余年、ここ10年、ずっと福岡市民をしているオレであるが、実のところホームグラウンドが東区の方に限りなく偏っているので、今回向かう城南・早良・西区方面はオレにとってはかなり暗黒大陸なのだった。

 事前に電話で問い合わせてMapFanホームページからプリントアウトした地図を片手に車を走らせるのであるが、某国立大学の横の油山観光道路を南下しはじめた途端に、突如「時速10km」のすばらしい渋滞につかまって、あっという間に、予定到着時刻を30分もオーバーするのだった。

 目的の交差点で左折して、すぐ右折して、住宅地に突入したはいいけれども、「うちは、狭い路地んところにあるから、わかりにくいよ」という先輩の言葉どおり、あっという間に道に迷う。

 今時、パワステ非装備の暗黒ミラパルコ号は、狭い路地に頭を突っ込んでしまうと脱出するのに腕に筋肉がついてしまうような運動が必須なので、筋肉がついてしまうのだった。

 いろいろあったのだが、面倒なので、もぉ到着したことにする。

 おぉ、すげー立派なお家だ。さぞやローンが大変だろう! 余計なお世話だ!>オレ。

 おぉ、先輩! 一児の父となられても、お若い! おぉ、先輩、一児の母になられても、お若い! おぉ、お嬢さん! 三ヶ月だけあって、本当にお若い!(以上、無難な挨拶、ということで)


 とりあえず、残りのゲストが到着するまでの間は、スキヤキは作動しないので、ウクレレを弾いて過ごす。んがしかーし、ウクレレの音色を聞いてお嬢さんが、この世の終わりのような泣き声をあげるので、ウクレレ中止。

 先輩のご母堂があやしているも、始終揺らしてないと御機嫌斜めなご様子で、ご母堂は疲れ果ててるご様子なので、「ちょっと抱かしてくだされ」と受け取って、ゆするゆする。

♪ひんかひんかひーん、ひんかひんかひーん、Kちゃんはねー、おりこうさんでしゅねー

 すっかり気分は「幼児語」でちゅ。

 おぉ、笑っておるわ、笑っておるわ! きゃっきゃきゃっきゃと笑っておるわ! そーでちゅかー、うれしーでちゅかー、ちょこっと揺らしただけなのに、ちょろいもんでちゅねー。くくく。

 5分ほど揺らしたら、左手が痺れてきました。はい、ひ弱です。


 スキヤキを腹一杯食べる。げぷー。

 プレステで遊ぶ。

 まず「仮面ライダー」。別のゲストであるところの先輩の模範演技に続いて、オレもライダーでショッカーどもを蹴散らすぜ「出たなショッカー! かかってこい!」

 おぉ、模範演技の先輩はコントローラが他人のやつなのでいまひとつ指滑りが悪くてライダーキックが出なかったが、なぜかオレはライダーキックだけは出せるぜ。他の技をおぼえてないから、ハチオンナに対して、冒頭からライダーキック4連発だぜ。わははは、くたばれ! ショッカー!

 とりあえず、仮面ライダーは破れた! このまま、ライダーは敗れ去ってしまうのか! という事態になってしまったのだが、コンテニューしなかったので、世界は悪の手に沈んでしまったのだ!

 次は、ショッカーモードでやってみようかな。

 オレ的には、実は1,2号の時代のショッカー怪人には思い入れがないので、まぁ、無難に「蜘蛛男」でも選ぶかな。

 おぉ、納谷悟郎のショッカー首領の声が響きわたる「今日こそ、最強の怪人を……我がショッカーの……宿敵仮面ライダーを倒し……14万8000光年の彼方へ……ルパーン逮捕だ!」(わざとらしくまちがえてみた)

 とりあえず、糸はきぐるぐる回しを会得。おぉ、けっこう楽しいぜ。効果が派手だし。

 倒したぜ! 死神カメレオン! おぉ「死あるのみ! ボゥン!」おぉ、怪人が爆発した! こんな「死あるのみ!」的な恐怖政治ばっかりしてるから、人材難でライダーに負けるんだ! 反省しろ、ショッカー首領! 仮面ライダーを見ろ! 科学者本郷猛はいいとしても、体力だけしか自慢するところのないろくろく写真も撮れないカメラマンも大事にしたからこそ、たった二人でショッカーを倒してしまったじゃないか!

 三角跳びも、蜘蛛の糸ぶら下がりキックも会得。何もない空中にいきなり糸ぶらさげてターザン的キックを食らわしたり、何もない空中に蜘蛛の巣を出現させてそこを足場にしてキックをかましたりして、正直「おいおい!」と思ったりするが、まぁ、オレのキャラのすることは大目にみるぜ! けけけけけけけけ! まぁ、Xライダーが空中でライドル使って鉄棒するのと原理は一緒だ!

 おぉ、全部倒して、最強怪人さまに改造されたぞ! おぉ、なんか毛深くなってデザインが今風だ! クレジットに雨宮慶太が入っていたような気がするから、さては、雨宮デザインだな!

 けけけけけけけけー! 本郷猛! 息の根を止めてやる!(なりきってきたぜー!)

 おぉ、ライダー、最強戦闘員にタコ殴りになって、ほとんど死に体じゃないか! あぁ、蹴り一発で死んでしまったじゃないか! つまらん!

「ライダー2号を忘れていたかッ!」とな! 忘れていたぞ!

 けけけけけけけけ! さーこい一文字隼人、息の根を止めてやる!

 わははははは、糸ぶんまわして、三角蹴り入れて、糸ブランコキックで死によったわ!

「世界に二度と平和が来ぬように祝おうではないか。ふははははは」って首領、あんさんが、世界征服したらとりあえずショッカーの下で平和になるんじゃ? ならないのか。


 続いて、バーチャロンもどきの「プロジェクト・なんとか(をい)」をやる。が、いきなり先輩と対戦したら操縦ままならないうちにタコ殴りで死んでしまったので、先輩の模範演技みてすごす。

 うーん、OPのCGがあまりに美しすぎてちょっと期待しすぎたかも。


 続いて、「青い騎士ベルゼルガ物語」をする。こっちも操縦ままならぬまま敵の標的になってしまったので、見かねた先輩が、メモリーカードの中から、最強マシンを出してきてくれたのだった。おぉ、これ強い。パイルバンカー打ち込んだら、一発で敵が死ぬ。わははははは。ローラーダッシュで回り込んで、とりあえず殴る。わはははははは。

 うーん、停止して「○」ボタン押して敵の方を向いてたんじゃ、だいたい標的にされちゃうけど、「方向キーすばやく二度押し」で横移動するとついでに自動で敵の方向くから、これはいいな。

 まぁ、最強マシンだから、気にしなくても勝つんだけど。ほぇえええ、最後の敵「黒い炎」強すぎ! つーか、速くて暗くて、さっぱりみえんぞ! やまかんだ! なぐりつづけれ! あ、勝った! わははははは。異能者つよし!(ちがうけど)


 娘育てクイズゲームをしてみる。必死に「オタクな理系なメガネッコ」にすべく努力するのだが、どうしても腕白で社会系なオナゴになってしまうのだった。うーむ。しかも、つい「温泉」に行ってしまうので、色気がプラスされるのだった。「温泉=裸=色気」って連想は、さすがにわかないなぁ。

「お嬢さんをボクにください」
「(まよわず)断る!」


 先輩が、モンスターファームであやしい怪獣を作っているのを見ながら、寝てしまったとさ。ぐーぐー。


 ふと目が覚めると、もぉ朝だったよ。やべーやべー。

 帰り際に、作りかけだけど「Ex-Sガンダム」のプラモをもらったよ。かっこいいなぁ、スペリオールガンダム。

 ついでに、いやがってるのに「ガンダム・センチネル」の本まで強奪してしまったよ! やった、らっきー、先輩すまん!

 あまりに小躍りして、新築の階段を転げ落ちたよ。

 先輩ん家の飼い猫が、階段の上からオレを見下ろして「にゃー」と鳴いたよ。


 知らないうちに、サークルの上の方の先輩同士が結婚してたり、先輩が普通のおじょーさんと結婚してたりする話を聞いたよ。

 うーん、立派な社会不適応者のフリをしつつ、しれーっと社会復帰してるなんて、ずるいやずるいや!

(「立派な社会不適応者」ってあたりは、冗談ですので、怒らないでくらさい>先輩。ご結婚おめでとうございます)


 年末で早朝でがらがらな道路を暗黒ミラパルコ号は一路東へと走るのだった。まる。


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ReadMe! counterReadMe!参戦[960908]


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