諸星未来堂ープ

あけましておめでたい一月第一週


MOROBOSHI Tomorou's
Warp Diary
1999 January 1st Week


Japanese-Language Contents


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yymmddは、日付です。つまり、950401は1995年4月1日です。
Xは、同じ日付の記事の区別のための記号で、a,b,c,d...のアルファベットが入ります。
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MOROBOSHI Tomorou's Warp Diary 1999 January 1st Week
981111【アクアポリス】(CASIO QV10A)

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990110a[ daily life / 日常生活(日) ]

 福岡、快晴。しかし、ちょっと寒い。


 正月そうそう、妙にファイルがでかいなと思っていたら、1/3から新しい週になっていたのに、そのまま続けていたのか。1週目が9日もある。あれ? でも、途中、休んだ日が2日ぐらいあるはず……やっぱり単に「妙にたくさん書いた」だけか。

 いまさらファイル切り分けるとurlがかわっちゃうから、このままにしちゃえ。誰も困らねぇ。


と妄想のファシズム」

 昨日あたりから、iMac妄想がとまらなくなって、大森伝言板に書き込みしまくりなオレである。書き込みまくりだから妄想がとまらないという話もある。うーん、フィードバック制御。

「Macの平方根のひとつがiMacという説も……」*っていう冬樹蛉発言(大森伝言板0694)から連想して、『「iMac」は「虚Mac」だから「imaginary Mac」ってことで「妄想mac」』とか口走った時(大森伝言板0695)から、妄想リミッター解除になってしまったのかも。

(蛇足的:虚数単位が「i」は「虚数(imaginary number)」から来てる、ってことで)

*あ、冬樹蛉発言は「-Macの平方根のひとつがiMacという説も……」だった。マイナス読み飛ばしてたじゃん。がーん)

 あ、いかん「Macの平方根は『√Mac』と『i√Mac』では?」とか考えてしまった。うーん、このルート記号いまいちだなぁ。だからって「(Mac)1/2とi(Mac)1/2」とか書いて安心してしまうと「この理系クンめ」と言われてしまいそうだ。

 うーん、虚数空間。ディラックの海。

 あ、「Macの平方根は『√Mac』と『i√Mac』」じゃない! いかんいかん。

 Macが正の場合、Macの平方根は(Mac)1/2と-(Mac)1/2
 Macが負の場合、Macの平方根はi(-Mac)1/2と-i(-Mac)1/2
だった。

 つまり「iMacは『-Mac2』の平方根(の一つ)」ということになるな。うーむ「Macintosh IIの負債」を精算するために、こんな形の解が導き出されたとは。ぜんぜん知らなかったな。(ずぇんずぇんちげー!>オレ)

「iMacの青い半透明のハンドルが」とか書いていたが、あらためて画像で確認すると、ハンドルは白だった。完全に「妄想Mac」状態だなぁ。


「妄想」は「wild fantasy」で「imaginary」に、いわゆる「妄想の」という意味は無いみたいだなぁ、と和英中辞典をひいて思ったので、ためしに電子ブック版のリーダース英和を「妄想」で検索してみたよ。あ、和文の意味は諸星によるので、リーダースとは必ずしも一致してない。

chimeric
キメラ的な、妄想的な
delusion
錯覚、妄想。delusions of persecution=被害妄想
expansive
誇大妄想の
folie
妄想、狂気。folie de grandeur=誇大妄想
hallucination
幻覚、錯覚、妄想
imagination
想像、妄想。
lycanthropy
狼化妄想
megalomania
誇大妄想
mirage
蜃気楼、妄想
mortal mind
幻影、妄想
obsessional
妄想に取り付かれた。強迫神経症の
paranoia
妄想症、偏執症
paranoid
妄想症な、偏執症な
phantom
幽霊、幻影、錯覚、妄想
revery
沈思、空想、幻想、夢想、白昼夢
theomania
神狂症
vaporous
空虚な、誇大妄想的な
visionary
予言者、空想家、妄想家
zoanthropy
獣化妄想
 いろんな「妄想」があるんだなぁ。英単語として知らないものもたくさんあるし「狼化妄想」とか「神化妄想」とか、概念自体を知らないものもある。うーん、世界は広い。

 普段、わりとなんとなく「妄想」って言葉を使ってるけど、ちょっと考えてみれば「誇大妄想」と「被害妄想」って、やっぱり方向性が違う気がするなぁ。あと「空虚な」「おぼろげではっきりしない」って方向の言葉と「妄想」って言葉は、オレ内部では直通してないなぁ。「妄想」ってのは「現実世界とはシンクロしてないけど、本人の内部世界では整合性やリアリティを持っている何か」みたいなイメージだ。

古代妄想:「沖田艦長は生きてるんだ!」

古代妄想2:「それは違うッ! 宇宙で一番大切なものは『愛』だッ!」(って、台詞、ちゃんとおぼえてないや)

古代妄想3:「1億数千万年前の恐竜時代から、今蘇った5人の戦士たち!」


「愛と幻想の橋爪功」……きっと、目の付け所がシャープなんだろう。


990109a[ daily life / 日常生活(土) ]

 福岡、晴れ。寒い。


 大森伝言板からたどって、嘘屋本舗瓦版iMac記事へ。

タイトル: 各国向けiMac紹介

 このたび、色が増えて安くなったiMacだが、新しくなったのはそれだけではない。
「世界中の人のために、各国向けの仕様を追加している」のだ。
 日本向けのiMacの追加機能は炊飯器機能。

 わはははははははは! そうそう。iMacのあの背後のハンドル、何かに似ていると思っていたのだが、炊飯器のハンドルだよな。あとは、魔法瓶というか湯沸かしポットかなぁ。クリーム色のプラスチックだったら本当にそっくりだな。「情報家電」として売るなら、クリーム色もいいかも。絶対買いたくないけど。

 まぁ、別の方向にデザインを進化させたとしても、あのハンドルと流線型と透明ボディを追及すると、いつしか「しびん」に到着しそうで、ちょっとねぇ。

 ちなみに、掲示板のRe:記事らは「各国向けの仕様」ってあたりに眼を奪われていて、投稿の本質である「iMacって炊飯器そっくりだよね」っていうミソが抜け落ちてるあたりが、いまひとつ。(えらそう>おれ)。


「偉い人による人命救助ブーム」?

 なんでも、休暇中の英国ブレア首相が溺れている人を救ったとか。先日も、北欧の王様がスキー場で木か何かに激突して血塗れな人を救ったとか報道されてたな。うーむ、「偉い人による救助ブーム」の到来なのかしら?

 朝日コムの「速報・国際」だと「英首相がセーシェルで人命救助」の直後に「ブレア政権支持率、政権発足後最低に」ってのが並んでいて、一瞬「人気獲得のためのリーク情報か?」とか思ったりしたが、いくらなんでも、考えすぎだろうな。「やらせ」にしては、お粗末だし。

 まぁ、仮に万が一、人気獲得のための「演出」だったとしても、溺れてる人を救うぐらいなら、かわいいもんだよね。クリントンくんとか、「演出」としてイラクを大爆撃してみたけど、結局、「米大統領弾劾裁判、来週から実質審理」ってことになっちゃったし。


 うー、仕事場はすきま風天国なので、寒すぎる。

 というと立て付けがボロいように聞こえるかも知れないが、ボロいのである(おい)。

 いや、しかし、すきま風天国なのは、都合により「換気ぢうやう」ということで、割と大きな換気扇と排気口が天井の上の方についているのですね。そして、作動してない時に閉じるシャッターがとっても素敵にEasy Come Easy Goな具合なのですね。

 そういうわけで、ここを勝手に閉じてしまうわけにもいかないので、さっきから新聞紙をかぶせてガムテープを貼ってみたり、福岡市指定燃えるゴミ袋をかぶせてガムテープを貼ってみたりしましたが、やっぱり「すぐに取り外せるように」って考えると、風で外れてしまうわけですね。いやですね。

 こうやって文句を書いてる間にも容赦なく風がふきすさんで、段々と手がかじかんでくるわけなんですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。頭寒足熱が頭の回転にはよろしいなどともうしますが、頭寒足寒というか、なんか体内の熱によって悪寒発熱という具合になってきたような……。


 どうも、正月にスモークサーモンを食べたいだけ食べなかったためか、この一週間ずっと「シャケ」が食いたくてたまらなかったのだが、本日、定食屋で日替わり定食を食べたら、サーモンのフライだったよ。うれしいね。ほくほく。


「見れ!」という命令形が北海道弁だと確認した(のは、けっこう前だが、その)話を990104aに追記ワープボード327も参照。


 いやー、しかし、若乃花が離婚の危機なのか。スポーツ新聞の見出しをコンビニで目撃したときは「貴」の誤植かと思ったのに。愛は洗脳より強し。あ、いや、そうじゃなくて。あわわ。


 iMacの新しい五色の中の「ブルーベリー」の青は、ボンダイブルーとは違うのか、気になっていた。

 インプレスのPC Watchの「矢作 晃の展示会場レポート 第一弾」を読むと、

写真では、“Blueberry”はこれまでの Bondai Blueと似た感じに思えるが、実際はかなり明るいブルーが採用されていて、明らかに異なる配色だ。
ということなので、ボンダイブルーとは違う色らしい。

 と、画像を見てみると、ブルーベリーは「青」というよりも「空色」で、グレープが「紫」というよりも「紺色」のように見える。(まぁ、画像の色調は照明その他でいろいろかわるだろうが)。

 あらためて「ボンダイブルーのiMac」の画像を見返してみると、これは「ブルー」とは言っても、あきらかに「深緑」色なのだった。うむ。まぁ、日本語の「あお」がいわゆる青色から緑色までの広い範囲の色を示すこともあるし、ボンダイブルーが青でもいいんだけどね。青信号は緑色だし。

 んで、個人的にはオレンジ色が好きなのだが、どうもライムの黄緑色がいちばん心躍るような気がするのだった。


「iMacのハンドルって炊飯器のハンドルだよね」とか考えていたら、なんか、半透明で青いハンドルと、バンダイの「S.I.C」の「キカイダー」の半透明ボディと、頭の中でイメージがごっちゃまぜになってしまっているのだった。(S.I.C=スーパー.イマジネイティブ.超合金)。

 どうしてなんだろう? と考えていたら、なんのことはない、唐沢なをきの「電脳なをさん」に登場したiMacネタ、すけすけボディの「二階堂ゼロi」ってネタが、潜在意識からオレを支配していたのだった。くそー。


 それにしても、なんか、急に、iMacのハンドルが気になってきたなぁ。あれを90度回転させると「ぼしゅー!」とかいう排気音とともに透明な外装が吹っ飛びそうな妄想とかね。

 しかし、こういういろんな展開するなら、外装取り替え式にして、日本は「鴇色(ときいろ)」とか「漆塗り」とか「蒔絵」とか、そういう世界にいってもいいのかもなぁ。

 って、自動車にせよ電化製品にせよ、日本製品が漆塗りだったりしたことは、ないんだけどなぁ。「漆塗りのレクサス3000。日本名はウィンダム」とかさ。


「00年代」

 元ネタは、はち日記990109

 2000年から2009年までは「ヒトケタ世代」とか「ヒトケタ時代」なんじゃないかなぁ? って、「昭和ヒトケタ」とかとまぎらわしいか。ヘタしたら、平成があと何十年続くかわからないから「平成ヒトケタ世代」とかいう単語も出てくるかもなぁ。

 それに「にせんひとけた」とか、無理かな? 「西暦ヒトケタ」だと、A.D.1からA.D.9年になるかー。こまったね。

 って、1900年から1909年までを、昔は何と呼称してたんだろ? 何も世紀末が日本にやってきたのは、これが最初じゃあるまいし。

 って、19世紀末は「明治○年」ですんだのかー、全部。ぐあ。

 まぁ「零十年代(ぜろじゅーねんだい・れいじゅーねんだい)」よりは「零年代」の方が、まだましでしょうねぇ。

 はち日記から飛んで、あだこケセラセラ990108

まぁ,元々私は,数値は零から始まるもの,と言う考えですので,違和感が無いだけなのかも知れませんが(^^;
とのことですが、数の数え方には、基本的に「one,two,three」などの物の数を表す「基数詞」と、「first,second,third」などの順序を表す「序数詞」があります。数値が零から始まるのは、基数詞の世界で、序数詞の世界は1から始まります。そして、日付は起点が「1日」からですので、序数の世界なわけです。また、西暦も1年からですので、序数です。そういうわけで、「(1月)1日」は「January,1st」で「二十世紀」は「the 20th century」となるわけです。

 こういう理由で「21世紀」は「2001年」からで「2000年」からではないわけです。

 西暦1年の前の年は西暦0年ではなくて、紀元前1年ですから。

 また、日付を基数詞的に扱うためには「0月0日」からスタートする必要があります。

 このようなわけで、西暦や日付を考察している時には「数は零から始まる」という考え方を一時的に棚上げすることが必要だと思います。

 とか、なんか偉そうに語ってみましたが、別に自分で考えたわけでもなくて、前に「どうして21世紀は2001年からなのか」とかいうページでこういう解説を読んで、それの丸覚えなのです。この説明で、とりあえず納得したので。それまでは「どうでもいいから2000年から21世紀にしない? 前倒しの景気対策ってことで?」とか思っていたんだけども。


「理系クン」

 理系の旦那さんと文系の奥さんのカップルにおいて、「夫の理屈っぽさと、くどさには日頃からお手あげ」状態になることがあって、その場合、奥さんはどうするか?

 マルテ草子990109に曰く、

奥様がたはどう対処しているか必ずうかがうことにしているが、全員

「聞き流している」

でした。:-)
とのこと。うーむ、やっぱ、聞き流しぢうやうかッ!

 ダ・ビンチ編集部編の「理系の男に期待します」だとかいう本にも、理系クンの旦那が、ウンチク傾けたり理屈こねたりチラシの裏に図だの数式だのをかきだした時は「ふーん、ふーん」と相槌を打ちながらとりあえず聞き流しておいて、所々で「へー、すごいんだー」と言っておけば、丸く収まるという話が書いてあったな。

 そうか、オレは相槌をうってもらって「ふーん、すごいんだー」と言ってもらえばいいのか! そうだったのか!

 そういうわけで、聞き流し上手な文系なオナゴを探すぜ探すぜ! 贅沢は言わないから、図書委員タイプのメガネッコがいいぜ!(それが、贅沢だッ!>オレ)


990108a[ daily life / 日常生活(金) ]

 福岡、朝から雪が降っております。

 って、かき氷みたいな雪ですんで、積もりそうにはありませんが。


「T.M.Revolutionのボーカル以外の人」

 ちみも明示的990107

AERA今週号に「T.M.Revolutionのボーカルの西川君」っていう記述があったんだけど、ベースとかダンサーがT.M.Revolutionにいるのかよ?をい!
 えー、T.M.Revolutionというのは、バンドやユニットの名前ではなくて、ボーカル西川タカノリを中心とした「世界に革命を起こす」というプロジェクトの名前でして、作曲、プロデュース担当の浅倉大介を筆頭に、T.M.Revolutionのファン、CDを買った人から、その歌を耳にしてしまったタダの通行人に至るまで、全員が「T.M.Revolutionというプロジェクトのメンバー」ということになっているのです。

 まー、そのような「設定」がどこまで浸透しているのか、どこまで「有効に作用」しているのかは、かなり謎ではありますが、このような設定というか定義の上からして、西川タカノリは「T.M.Revolutionのボーカルの西川君」なのであります。はい。

 まぁ「デーモン木暮は、実は悪魔なのだ」というのをどこまで「設定」として許容するか、というのに近い心理でしょうか。

 あるいは、マイラバにおける、小林武史の位置といいますか。「出るのか、出ないのか、はっきりしてくれアッコのダンナ!」と言いたい気持ち、といいますか。

「内山田洋とクールファイブ」で前から気になっていたのだが、内山田洋はクールファイブのひとりなのだろうか? それとも、内山田洋の他にクールファイブがいるのだろうか? まぁ、数えてみて、内山田洋以外に五人いれば、残り五人でクールファイブだと納得できる気がする。しかし、もちろん、クールファイブのメンバーの名前や顔はおろか、人数すらあやふやなオレには、どうしようもないことなのである。

 歌番組で観て思うのだが、前川清は、クールファイブから抜けた後にヒット曲があったのだろうか。

 う、メンバーリストを発見。どうやら、内山田洋を含んでいるようだな。って前川清がいたころとは、メンバーが全然違うんじゃないかという気がする……って以前に、オレは内山田洋を別人と誤認していたようだ。こんな顔じゃなかった気がする。

 リーダーは含まれるのか問題と言えば、「安室奈美恵withスーパーモンキーズ」の場合の「スーパーモンキーズ」にアムロが含まれるかどうか、とか。(「スーパーモンキーズ、って今のMAXでしょ?」と簡単に言えない事情はこのあたりを参照)。


♪五つの腕でまーもーるー五つの愛のうーでーでー
 ♪ライダー ライダー スーパーライダー
  ♪かめーんらいだー すーぱーわんー

 というわけで、はち日記990107「「 5 」から連想される特撮ソングってどんなものがあったかなあ。」に対するオレ解答ということで。

 というか「仮面ライダースーパー1」の主題歌というのは、「秘密戦隊ゴレンジャー」の主題歌と並んで「冒頭から五色の色名を無理矢理に歌詞に盛り込む歌」ということでペアで記憶されているので「5から連想される特撮ソング」というよりも、オレの場合は「ゴレンジャーの主題歌」の裏バージョンとして出てきたというのが近い。

 ゴレンジャー主題歌は「真っ赤な太陽、青い空、黄色い砂塵、ピンクの頬、緑の明日の風」なんだけど「ピンクの頬」がかなり無理かなぁ。「緑の風」も悩んでいたのだが、ひょっとすると「『緑の明日』の風」なのかも。「緑の明日」も謎か。まぁ、「緑の風」は「森の新鮮な空気」ぐらいの意味だろうと思っていたので気にしなかったな。「砂塵」も子供の頃はよくわからない言葉だったな。これこれ、そこ「黄色いサリン渦巻く街に」とか歌わない!

 仮面ライダースーパー1主題歌は「青い空、緑の地球、赤い正義の血、銀の機械の腕、金の心」で、「金の心」が無理っぽいなぁ。そもそも金のレーダーハンドって設定自体に無理があるので、しょうがないけど。さらに「赤い正義の血」が改造人間には流れてない気もする、というツッコミもあるか。さらに無粋に突っ込めば「青い空からやってきて」とはスカイライダーと違って空飛ぶわけでもないスーパー1は「太平洋地下の地底トンネルを通って、はるばるアメリカ大陸からハーレーダビットソンに乗ってやってきた」んじゃないかしらん、とか。

 すごいな、スーパー1。いくら「ライダー」とはいえ、太平洋を陸路で横断してきたヤツは他にいないんじゃないかしら。(アマゾンライダーは貨物船に密航して日本までやってきた)。うーむヘンリー博士、いくら「こういうこともあろうかと」がマッドサイエンティストの心得その1だとしても、NASAのサイボーグ科学者が風情がどうして地下トンネルなんか建造してるんだろう? やっぱり正義の博士でも大月ウルフが演じるとこうなるのか。(って、ナサの研究所の地下にトンネルがあるだけで、それが太平洋を横断して日本まで通じているというのは、ガキの頃のオレの妄想だったような気がしてきた。ま、いいか、ナサの宇宙開発用のサイボーグは、悪の秘密結社に襲撃されたためにハーレーで海底トンネル通って日本まで逃げて、赤心少林拳を体得して戦う、という妄想は大切にしよう。うん、そうしよう)。

 で、話は「金の心」に戻る。スーパー1の五つの腕=ファイブハンドは、そもそも、腕である必然性が無いハンドが多すぎる気がするからなぁ。通常の戦闘用の銀のヒラヒラがついた腕が「スーパーハンド」で、まぁ、いいとしても、残りは赤のパワーハンドが怪力用で意味があるが、発電&電撃の青いエレキハンド、緑の冷熱ハンド、金のレーダーハンドは、かなり「ハンドである意義」が謎だったなぁ。特に、金のレーダーハンドは手首の所からミサイル状のレーダーマシンを発射して、手の甲のディスプレイで見るというよくわからんハンドだったなぁ。

 スーパー1には、ドグマが開発した蜂型の怪人で腕がスーパー1と互換になってるヤツが出てくる話があって、その中で、蜂怪人は、スーパー1の特殊ハンドを一個一個、罠にかけて奪うんだけども、さすがに全部奪ってから倒すのじゃ面白くないと思ったのか、通常のスーパーハンドと、金のレーダーハンドだけ残したところ、観ていたお子様ほぼ全員が心の中で思っていたけど言わなかった「レーダーハンドのミサイルは実は本当にミサイルとして使えるんだよーん」というインチキ技で、スーパー1が蜂怪人を倒してしまって、びっくりたまげましたよ。

(「マッハGo! Go! Go!」のマッハ号が、偵察用ツバメカメラで、ライバルを攻撃したことがあるかもしれん、と、一瞬、暗い気持ちになったのは秘密だ)

 通常ハンドのスーパーハンドを奪わなかったのは「全部奪ってしまったら、人間の手が出てしまって困るから」という番組製作上の問題があるからだろうな、という覚めたことを考えながら観ていた記憶があるのだが、おもちゃ売場の腕が取り替え式のスーパー1のソフビ人形を見たら、スーパー1の「素手」は、スーツ素材の黒の素手で、肩から腕側面につづいている銀色のタイル状のプロテクタが手の甲(あるいは手首)まで続いているデザインになっていて「おぉ、これはこれで、かっこいいかも」と反省した記憶がある。まぁ、番組のスーツのデザインがこうなっているかは謎だが、この「素手」なら作中で出てきても、オレは納得していただろうな。

 ちなみに、赤の怪力用パワーハンドのデザインが、すごくかっこよくてあこがれた記憶があるな。こういう部分が後にレスキューヒーローに受け継がれたのかもしれない、と思う。

「ライダーがミサイル使ったらいかんでしょう」と先程書いたが、仮面ライダーブラックRXまでいけば、ライダーがレーザーブレード使うは、ライダーが銃撃するは、反則まくりだからなぁ。まぁ「仮面ライダーはライダーキックすべし」っていうお約束がそもそも「バッタ型改造人間」というところから来ているもので、バッタ型でないライダー達にはありがた迷惑な「伝統」だろう。V3がトンボかどうかは謎が多いし、スーパー1がスズメバチなのは「デザイナーの趣味」の問題でナサがそう改造したわけじゃあるまいが、どう見てもカブトムシなストロンガーやどう見てもオオトカゲなアマゾンは、大ジャンプしてキックする必然性はない。ってアマゾンはキックしないか。ヒレで敵の喉かき切って血塗れになるんで。いや、「ではカブトムシが電撃を出す必然性ならあるのか?」と言われても困るんだが。

「バッタ型でないライダーにも共通するトドメ技」というのを考えれば、名前からして「ライダー」なのだから、やはり「バイクで轢き殺す」「バイクではねとばす」あたりが使えるかと。バイクではねとばすとくれば、スカイライダーの「ライダーブレイク」は、ウイリー走行で倉庫のシャッターはふっとばす、コンクリート壁はふっとばす、怪人はふっとばす、と「ライダーここにあり!」をみせてくれたが、これはこれで「正義のヒーローが生身の怪人をバイクではねてはいかんでしょう」的だったな。まぁ怪人は生身じゃないんだけど。


 あ、はち日記に990106の段階で電脳なをさんにiMac戦隊ネタが出ていたのか、気付かなかった。(他の所にも当然あるのだろうが、昨夜、ワープ日記書く前にチェックしたはずなのに読み飛ばしていた、という意味ね。それどころか、上のスーパー1の主題歌ネタを思いついたにもかかわらず、その直後の記載なのに読み飛ばしていたとは。注意力散漫なのか>オレ)。やっぱ、ベタすぎるのか。

 あぁ、けどやっぱ、ジョッブズ君も「6色リンゴカラーのMacをずらっと並べる」ってのをやってみたかったんだろうねぇ。けど、これじゃ、Mac改造マニアのする仕事がなくなるよなぁ。


 昨日の「●わしも文才欲し〜 」に関して、さきぽんさんからフォローがついたので、フォローを書くことにしよう。

 さきぽん日記990108

 文系なのに文才が〜、と嘆いたところ、ワープ日記で文才には文才があるべきという主張で捉えられてしまったご様子。

 あー、そういうつもりじゃないんですけど。あーでも、私の書いた文は、たしかにそう読める(『さきぽんさんが「文系には文才があるべき」と主張している』と諸星が思っていると読める)なぁ。すまんです。はい。「ワープ日記」が引用されてたんで、脊髄反射的に反応したんで、文章が簡素すぎたのかな。

 私は単に、ZERO戦記990106「文系の人だから、面白い文章を書く、ってわけでも、ないですしね。」とか「文系で文才がないと嘆くのもお恥ずかしい話よのう。ぐし。 」とかいう発言の前提になっている「『文系の人には文才がある』という考え方が世間には存在している」という「発想」に対して「『文系の人には文才がある』ってのは、一見もっともらしいけど、パイロットに生身で飛べというみたいな無茶な意見だよね」と言ってみただけです。

 別に、さきぽんさんが『文系の人には文才がある』とか『文系の人には文才があるべき』とか主張した、と言いたかったわけではないんです。

 さきぽんさんが、「文系で文才がないのが恥ずかしい」と思っている(信じている)かどうかは、私は知らないです。ただ、「文系で文才がないと嘆くのもお恥ずかしい話」と書いてあるので、少なくとも「文系は文才があるべきだ」という発想が念頭にあったのかな、と。なぜなら、私の頭の中では「文系で文才がないのが恥ずかしい」というのは、「文系は文才があるべきだ」というのが前提としてないと出てこないことになっていますから。なお、「念頭にあった」と「信じている」は別であることに注意。

 ときに「逆読み」ってのは、どういう読み方なんでしょうか?

 というわけで、さきぽんさんが「放置プレイ」宣言しているのに、フォローを書いてしまったわけなんですな。いやー、なんというか、私も迂闊なことを書いては問題をまき散らしておりまして、書いたとおり「文才ほし〜」ってやつですな。才能うんぬんじゃなくて、努力と注意の領域でしょうなぁ。こういうことしてると、「このテーマを語るのであれば、もっと露骨に話の流れをかえる書き方をした方がよかったのではないか、と思う。」とか、『「自分の文章が、自分の想定した以外の文脈で読めないことを確認」する必要がある』とか誰かさんに言われてしまうんですねぇ。誰でしょうねぇ、偉そうですけど……あ、オレか。

(本当に念のため書いておくけど、『「自分の文章が、自分の想定した以外の文脈で読めないことを確認」する必要がある』とかいうのは「これをやらないなら文章書くな」ということではなくて「これをやらなくて文章書いてもいいけど、誤読されて怒るな」という話なので、誤解なきよう。)


 さきぽんさんのフォローが出たので、追記。(990109,01:20)

「これをやらなくて文章書いてもいいけど、誤読されて怒るな」という話。
な、という終助詞には、
1.禁止の意を表す2.ややぞんざいな命令の意3.終止法形式に下接してア、詠嘆の気持ちを表すイ、軽い断定、あるいは主張の意を表すウ、相手に同意を求めるあるいは返答を促すエ、命令を和らげて言う4.(古語)一人称者の行為に関する希望を表す

以上、集英社の国語辞典より。(三省堂のはチャッピーが会社に持っていってしまった)この場合の「怒るな」は何でしょうか。

♪トモロはとっても辞書が好きぃ、返事をするにも辞書でする〜
 ♪ぴぴぴぴぴ、ぴぴぴぴ、ぴちくりぴ。


[一]〔助〕(1) 〔終助〕《動詞、「(ら)れる」「(さ)せる」の終止形に付く》禁止を表す。「芝生(しばふ)に入る―」
(2) 〔終助〕《動詞、「(ら)れる」「(さ)せる」の連用形に付いて》(やわらげた感じの)命令を表す。「早くし―」「もうお休み―」
(3) 〔間助〕詠嘆を表す。「ああ、きれいだ―」「わしは―、それで―、困ったのじゃ」「全くやりきれません―」「ねえ、そうだよ―」_相手を必要としない感動の表出にも、相手の同意を期待したり念を押したりするのにも、共に使える。「なあ」ともなる。
[二] 〔感〕感動や呼びかけに使う。「―、そうだろう」=>「なあ」ともなる。
[三] 〔助動〕「だ」の連体形。「ここ―愚か者が」「こよいは月も出ぬそう―」_文語助動詞「なり」の連体形・終止形の転じた形。一九二五年ごろまで、「そうな」で言い切ることが多かった。 →だ〔助動〕
(岩波国語辞典)

 というわけで、幸か不幸か、禁止でしょうね。少なくとも私は禁止のつもりでつかいました。

 主語をおぎなって書き直せば『これをやらなくて文章書いてもいいけど、書いた人は、読者に誤読されて、怒るな」という話。 』かな。もうちょっと整理すれば『読者に誤読されたからといって、書いた人は怒るな』ですね。「怒るな」の主語は「書いた人」です。

「命令」は「連用形」につくので「怒る」の場合は「怒り・な」となるので、ありえませんね。

 さきぽんシェフおすすめの「3.終止法形式に下接してア、詠嘆の気持ちを表すイ、軽い断定、あるいは主張の意を表すウ、相手に同意を求めるあるいは返答を促す」ってのは文法的にありえますが、その場合は、「諸星は怒る(な)」となるのではないか、と。で、これは私の文意ではないわけです。

 そういうわけで、そういう意見だということで受け止めてくだされ。


 あー、いかんな。

 というわけで「##な人は怒るな」と書きましたが、さきぽん日記981112でさきぽんさんが、以下のごとく書いていて、

誤読防止もろくにせずに、あるいはしたつもりでいても他者から見ればろくになっちゃいない程度の誤読防止文章しか書いていないのに、誤読した人に感情的に反応する人間は、Web日記を書いてはいけないんでしょうか?Web日記だけでなく、人ともコミュニケーションを取ってはいけないんでしょうか。
これに対して、ワープ日記981111bの「Web日記には何でも書いていい」の項目で「言論の自由」を持ち出して弁解したわけなんですが、今回の「##な人は怒るな」って文は容易に「怒るなら書くな」と読み替えができますから、その点はいけませんね。私は他人に「書くな」と命令する権限はないわけですから。(そして「怒るな」と命令もできないわけです)。

 そういうわけで、さきぽんさんにおかれましては、私の言ったことは気にせずに、存分に書いたり怒ったりしていただいて結構です。万が一仮に、さきぽんさんが、

人間だとしても、「Web日記を書く」権利はあるし「人とコミュニケーションを取る」権利はあります。

(「誤読防止もろくにせず」「あるいはしたつもりでいても」「感情的に反応する」とかいうのは、私が出した例じゃなくて、さきぽんさんの出した例なので。念のため)。

 私としては、他人につうじる程度の誤読防止を心がけ、誤読した人に感情的に反応しないように務めるのが、ものを言う時*には必要と思うわけで、自分もそうありたく、また、他人にもそうあって欲しいと思うわけです。そしてこれを表明したわけです。(*「人にもの申す時」と書いていましたが、これだと「他人に文句をいう時」というふうに限定されてしまうので「ものを言う時」と改訂、990110,04:25)

 ちなみに、私が「誤読防止もろくにせずに、あるいはしたつもりでいても他者から見ればろくになっちゃいない程度の誤読防止文章しか書いていないのに、誤読した人に感情的に反応する人間」や、その人が書いた文章に対してどのように思うか、については、私の自由ということで。(そういう人の基本的人権を侵害しない範囲において、ですが)。

(追記ここまで)


「ZIPのつながりぶりを見れ!」

 仕事場のPCが、突如、HD異常でぶっこわれはじめる。

 仕事場は突如、バックアップ・ラッシュを迎えるのだった。

 Winは、MOがネット経由でつながるので、割とバックアップが簡単なんだけども、Mac用のMOドライブが行方不明(っていうと嘘だが)になっているので、Macのデータを保存するのが面倒くさい。

 というわけで、パニックになったオレは、衝動的にSCSIのZIPドライブMac用を買ってしまったのだった。ううう、ランニングコスト的にも、もうちょっとがまんしてMOを買うか、CD-Rでも買おうと思っていたのに!

 お、いまのMac用のZIPって、ドライバをインストールしなくても、SCSIケーブルつなぐだけで、認識するのか! こりゃいいぜー! やっぱ、いざって時は「とにかくつながる」ってのに越したことはないぜー。箱に「起動ディスクとして使えます」って書いてあるのはダテじゃないぜー。

 そういうわけで、Macの内部の業務用データはまるごとバックアップできましたとさ。って、最近、Macのデータ更新してないから、去年のバックアップデータとまったく同じような気もするが……ま、いいか。

 ちなみにPC/AT用のパラレルZIPを持っているのだが、こいつはプリンタポートにつないで、フロッピーからguest.exeを起動すると、DOSからでも勝手に認識されてD:だかにつながってしまうから、好きさ。


990107a[ daily life / 日常生活(木) ]

 福岡の天気は不明。外に出てないから。


「クイズ」

 48時間後の会議に提出する書類が48ページあったとする。ところが、ボスのチェックから戻ってきた書類は全ページが真っ赤に修正されていて、大幅な修正が必要だとする。さて、ここで問題です。48時間後の会議までに全ページを修正するとしたら、1ページの修正に使える時間は平均最大何分間でしょうか?

「1時間だから60分?」と答えた人は、立派だ。48時間眠らずに書類を修正した上で、会議に出席して、その会議でその書類使ってプレゼンしてくれ。

 オレの場合は、平均最大52.5分確保していたらしいな。

 そういうわけで、根性が切れたので寝ます。ぐーぐー。


 ホソキン日記990107

あちこちの日記系サイトを見てみたら、ファイル名が2000年問題に対応していないようなところが多いようです。今年のうちに「9901」じゃなくて「199901」にしておいたほうがいいのでは…。
 って、0001ってファイル名にしたらなんか変になるのかな? なるから2000年問題なんだ、ということか。


わしも文才欲し〜

 まぁ、欲しがるのはクレクレタコラにおまかせするとして、だ。

「文系だから文才があるべき」って発想は、なんだか「魚屋は、魚いじってるんだから、当然泳ぎはうまいでしょう」とか「パイロットなら生身でも飛べなきゃね!」みたいな感じを受けるな。

 とはいえ「理系なのに数学がからきし苦手」とか「英文科なのに英語が読めない」ってのは、困る気がするな。


 くりす日記990107

世間一般で使われている「ホームページ」というのは、本来は使用しているWEBブラウザの起動時に最初に表示される「スタートページ」の事で、WEBサイトの事をそう呼ぶのは誤用だとされています。
 前から疑問なのだが「WEBブラウザの起動時に最初に表示されるページ」を指し示す単語をわざわざ作る必要性が、昔はあったのだろうか?


 大森アニの「テキストサーフィンの未来」を読んでいて思ったことは「『モザイク立ち上げてネットサーフィンしなくたって』と言われるとエッチな画像処理の方に連想が行ってしまってイリノイ大学で開発されやがった初代(じゃないのか)Webブラウザは数秒待たないと思い出せないよ」ということだった。

 って、いま頭に浮かんだ「全体に桃色で真ん中に『M』ってかいてあって、モザイクなパネルがぐるぐる回るマーク」って、ネットスケープが0.9*だった時代のマークじゃんか。モザイクのマークは「大柄なSの真ん中に地球」なんだよなぁ。


 裏日本工業新聞990106

今後の新色はストロベリー(赤)、ライム(青、かな)、ブルーベリー(紫)、タンジェリン(オレンジ、だろーか)、グレープ(緑、だと思うけど解らん)でやっぱりオフィスには向きそーもない派手目な色ばっか。
 名前が「ライム」「ブルーベリー」「グレープ」で、対応する色が「緑」「青」「紫」だとしたら、「ライム=緑」「ブルーベリー=青」「グレープ=紫」なんじゃないかしらん? とか思ったり。それはともかく、ブルーベリーとグレープのどっちが紫かは、文化的、個人的な差異が大きそうだなぁ。別の報道によれば「紺色」らしいしな。個人的なイメージではブルーベリーが青紫(violet)で、ブドウは赤紫(purple)かなぁ。

 プラスチックの色は実物をみてみないと、なんとも言えないけども、買うとなるなら「オレンジ」かなぁ? ライムもいいかもなぁ。ぺこちゃんキャンディー(じゃなかったっけ?)みたいな色合いぢうやう。

 けど、まぁ、もうちょっと正気になれば「値下がりしたボンダイブルー」だよなぁ。17万が12万だったら買うよねぇ。

 けど、まぁ、さらにもうちょっと正気になれば「いまさらMacなんて買わない」ってのが、一番「正気」かもしれないなぁ。それはちょっと悲しいけど。

 けど「iMac」ってよく考えたら「でかくて丸いブラウン管」ってことで、オレが最も忌み嫌うタイプのパソコンかもしれない。

 どうでもいいが、週刊アスキー電脳なをさん、のネタは「iMac戦隊・偽物は誰だ!?」とかいうやつな気がするなぁ。ってベタすぎるかなぁ?「アイレッド! アイブルー! アイグリーン! アイパープル! アイブラック!」「偽物は誰だ!?」


 くりす日記990105

「ネット人の主張」のリンクの件は、ももももしや?と思いつつ確かめる術がなくって、半分カマかけのような気持ちで書いたんで、その点ではビンゴ!てとこでしょうか。
 ふむ、カマかけられてしまいましたか。

 まぁ、カマかけられたなと思ったときは、全力ですっとぼけるか、あるいは真正面から直球投げ返すかってのが男の嗜みなわけですから、今回は後者だったわけです。直球勝負のトモロなのです。♪弱気のサインに首を振り得意の魔球を投げこむだけよそうよ勝負よ、ってことで。「魔球」は「直球」じゃないやんけ!>オレ。

 まぁ「カマかけあうも、他生の縁」などと言いますし(言わない言わない)。

「カマほりあうも、他生の縁」って、これはとっても嫌かも。

「袖すり合うも、他生の縁(道ですれちがって袖が触れただけの間柄であっても、その出会いは前世からの因縁なのだ)」が本当なので。念のため。


 かように「日記読み日記」というか「ぐるぐる紀行」になって暮れてゆく本日のワープ日記。


 おぉ「袖すり合うは……」を確認するために「ことわざ辞典」なんぞをめくっていて気になった言葉は「こうやのしろばかま」だな。

 なんというか「荒野の白袴」って、時代劇で無頼というか、ちょっと西部劇のにおいがして、かっこいいじゃないの。って、西部劇と時代劇がごっちゃになるって「A boy meets a girl」じゃなくて、なんかそういう岡本喜八な映画があったような気がするのだが、オレの頭の中は「風雲ライオン丸」だ。

 で、

 正しくは「紺屋の白袴(染め物屋が他人の着物を染めるのに忙しくて自分のは白いまま)」なのだが。

 へー、「紺屋の白袴」って「医者の不養生」と同じ様な意味かと思っていたのだが。


 今年の年賀状に「卯は宇宙船のウ」というネタを書いたSF者は失格。

 なぜなら「宇宙船のウ」は、当然「宇」なのだから。(つまんねー。ぶーぶー)。


 それにしても、今日のワープ日記は、ものすごく誤字脱字が多い。ツッコミ書いてる自分が誤字脱字で突っ込まれてりゃ、世話ないわな。

「ツッコミ、ツッコまれて生きるのさ」ということで。


990104a[ daily life / 日常生活(月) ]

 福岡、曇り。やや寒い。


「シンクロニシティなのか!」

 みなさん、おはようございます。最近くりす日記とシンクロしている諸星です。

 くりす日記990104

ところでintertextualityというよりシンクロニシティの方なんですが、最近ワープ日記と内容がシンクロしていると思う事が多いです。

「あけおめことよろ」と、990101a[ A.H.N.Y'99 / あけおめことよろ’99 ] とか、「ネット人の主張」と9812130a[ daily life / 日常生活(水) ] の最後の方とか。

後者の方は参考リンクの場所も一緒で、更新時間もほとんど違わなかったところがいとおかし。

 説明せねばなるまい!(故・富山敬の声で)

 いや、説明しちゃうと全然面白くないんですが、9812130a[ daily life / 日常生活(水) ] の最後の方のリンクが、くりす日記と同じ場所にはってあるのは、なんのことはない、くりす日記をみて「ほほぉ、ここにアンチマスコミ報道があつまってるのか」と思ってリンクしたから。つまり、くりす日記の後追いリンクなのですね。

 普通は他人ページからのリンクで発見したページについて言及する場合は、「くりす日記981230から飛んだ、『マスゴミによる……』に曰く、(以下引用)」という形式で明示的に示すのがワープ日記の作法なんですけれども、今回は、天声人語おちょくりネタその他を書いたあとで、あらためて「『宅配毒物自殺事件(と勝手に命名)がらみで、マスコミはネット規制論をぶちかましていたのか。』と書いたが、具体的にそれに対する反論とか書いてるWebがあるのかしらん?」などと思って探したところ、くりす日記とそのリンク先を発見したので、通常の形式をやめて、リンク先は文末につけることにし、「参考……にはあまりしなかったページ」という呼び方にし、くりす日記の内容には触れてないので名前を出さなかったわけです。ふぅ。これで、オレが、くりす日記を読んでいた証拠はどこにもないぜ。完全犯罪!(にや)。

 まぁ、このタイミングで、この件について書いたってのは「興味の対象が似ていた=シンクロ」と言えるかもしれませんね。

 まぁ、この事件に関するマスコミの「インターネットを通じてうんぬん」という報道を見ていて、なにかしらWeb日記に書きたくなった人は、膨大な数にのぼるのではないか、と思うので、「みんなシンクロしたんだね!」という感じでしょうか。

「あけおめことよろ」に関しては、単なる偶然でしょうね。テレビでMAXのナナも「あけおめことよろ」を使っていたし、コギャル言葉、シティ派(って何?)の常識語の一つとして認識されている模様。(シティ派オタクになるために、参照)。gooで「あけおめ ことよろ」を検索すれば、芸能人ページにも98年ごろから登場しているのがわかります。私個人としては、どうも1998年の正月に芸能人が使っていたのを無意識に模倣した模様。昨年の正月(ワープ日記980101a)に登場していますが、これは1/5に補完したものなのでおそらく98年の正月番組の中で仕入れたものなのでしょう。あるいは、他人のWeb日記からの影響かな?

 そのようなわけで、今回くりすさんがあげていた二つの例に関しては「偶然の一致=シンクロニシティ」と呼ぶにはちょっと弱い気がしました。ただ、くりすさんが「最近ワープ日記と内容がシンクロしていると思う事が多いです。」とおっしゃるのは、おそらく他にもあてはまる部分が多いからだと思うので、実際に見ているところが似てるのかもしれません。

 で、私からみて、くりす日記とワープ日記がシンクロしているかどうか、なのですが、えーとそのー、申し訳ないですが、普段、くりす日記を、あまり熱心に読んでないもので、よくわかりません。ごめんなさい。すみません。


「仕事納め」「仕事始め」

 年末年始気になったこと、それは、


「みたく」の話。

「○○のように」の意味の「○○みたいに」が「○○みたく」と形容詞的に変化する「誤用」について続き。

 やはり「日本語ウォッチング」井上史雄、岩波新書540に記載があった。

 p72-75の「『みたいに』から『みたく』へ」の部分。これは「III 簡略化の動き」の中の四つの事例のひとつとしてあげられている。

 内容をおおざっぱに要約すると、

と、この本の著者は主張している。


 やっぱ「日本語ウォッチング」面白い本だなぁ。「違う」の過去形に「違った」と別に「違かった」が出現した話で「形容詞終了形『違い』が揃えば完璧」という話になったときに「ちげー!」が、実はその求めていた終了形だとわかる話とか、すごく面白かった。しかし「ちげー!」の活用形とか、あまり考えたことがないので、口語文法の話は、素人には難しいなぁ、と思ってしまうのだった。

 九州は福岡で産まれ育ったオレは、身近に東北・北海道方面の方言がなかったので、あまり東北・北海道方面の方言の影響を受けてこなかった。しかし、ここ数年でWeb日記経由で、東北・北海道系の方言が知らない間にオレの語彙に混入していることに気付いた。それが「東北・北海道系の方言」という確証は無いのだが、「いままで聞いたこともない面白い崩し方をした日本語」だと思っていた言葉が、どうも、北の方では常用されてる方言なのではないか、と思えてきた。

 たとえば、「見れ!」とか、単なる「間違い活用形あそび」だと思って使っていたのだが、東北・北海道のどこかでは正しい方言活用なのでは? どうですか、元北大系の人?(誰に聞いてるんだよ、誰に)

(990109追記:道産子の人に確認したところ「見れ!」というような「〜れ」という命令形は、確かに北海道の方言として通用しているそうです。うむうむ。ワープボード327も参照)


990103a[ daily life / 日常生活(日) ]

 福岡、くもり。

 正月気分が抜けないのか風邪のひきかけなのか、昼過ぎまで布団から出られずにいると、突如、実家から弟1号2号が登場して、どやどやと何か搬入していった模様。「なんか忙しいとかいって実家から逃げ出した割には、のうのうと寝てるじゃねーかよ!」とか言われたようだが聞こえなかったことにしよう。

 マクドナルドで、マックイタリアーノと100円バーガーでも食べるかと思ったら、あれは期間が終了したとかで、グラタンコロッケバーガーを食うハメになるのだった。

 なんだか「土日祝祭日は終日全席禁煙」とかいうことをするとか掲示されていたのだが、「終日全席禁煙」とかやって、あまり喫煙者の憩いの場を奪ってると、逆襲が恐ろしいと思うのだが。喫煙者の喫煙の権利も尊重しないと。思うに、電話ボックスのように密閉した「喫煙席」を作って閉じこめるのが、一番いいと思うのだなお互いに。(ぜんぜん喫煙者の身になってない意見を吐くなよ>オレ)。

 そんなことはお構いなしに、むしゃむしゃとバーガーを食いながら週刊文春を読んでいたら、日経新聞批判が載っていた。なるほど、文春が叩くのは朝日だけじゃないのか。なるほどなぁ、経済専門紙のくせにマクロ経済が理解できてない、とな。新聞記者も大変だよなぁ。まぁ「デフォルト」とか言われても「債務不履行」とはピンとこないのはオイラなんだけども。

(って今、辞書ひいたら「デフォルト(default)」ってのは「不履行・怠慢」って意味で、「プロパティをデフォルト値に戻す」とかいう使い方が、どういう意味なのかの方が、さっぱりわからなくなった。がーん。辞書はひいてみるものだな)

 で、コラム「読む薬」を読んでいたら、養殖のタイを赤くするために、赤い色素を含む甲殻類の殻を餌として食わせるとか、日焼けして黒くならないために、イケスをネットでおおうとかいう話が書いてあった。つい、数日前、実家でこの話を聞かされて「ほほー」と思ったのだが、皆「どっかで読んだんだけど」と言って思い出せないようだった。そうか、文春がネタ元だったのか。ふふふ。(ちなみに、天然のタイが赤いのも、甲殻類を餌として食べて、深海で日焼けしてないからなので、養殖物が異常なことをしているわけではない(らしい))

 なんにせよ、ウンチク合戦しててネタ元がかぶるのは、なにやら気恥ずかしいものだな。


 週刊文春を読んでいて、「ちびまるこちゃん」の、さくらももこ、が離婚していたことを知った。さらに、チバレイが結婚していたことも知った。

 さらに、「セーラー服と機関銃(TV版)」の当時の原田知世の顔が、オレの内部的には、石橋けい、と区別できてないことがわかった。ちなみに、原田知世の注釈で「これ以後、原田はほとんどショートカットなのでロングの写真は貴重」とかいうコメントが書いてあった気がするが、じゃぁ「私をスキーにつれてって」の時の髪型はどーなんだ? と思ってしまったのはオレだった。


 本屋で、文庫になったばかり(だっけ)のアジモフの「ロボットと帝国」の冒頭を立ち読みしたら、宇宙刑事イライジャが出てきた。んで、ふと本棚を見たら「鋼鉄都市」と「はだかの太陽」が並んでいる。「鋼鉄都市」はジュブナイルでしか読んだことがないような気がしてきて、とりあえず立ち読みを始めたら、ぐいぐいと引き込まれる……というか、宇宙刑事イライジャが大見得切って「犯人は……きさまだ!」ってやって、思いっきり大間違いするあたりで、立ち読みに疲れてしまって、買うハメになるのだった。なんか、「セルダン危機」のあたりから、アジモフの本を買うことに問答無用に追いつめられてる気がするが、これも実はセルダン計画の一貫なのかしら?


「鋼鉄都市」読了。

 うーん、こんな話だったのか。って、読んでる途中で、犯人と証拠は思い出したんだけど、その裏側に流れる本編のテーマに関しては、すっかり読み飛ばしているのだった。やっぱり、いやなやつだなR・ダニール。


 R・ダニールとR・デニーロは似ている。


 冬樹世界A始末書990101を読んでいると、

電車の中やらファースト・フード店やらで聴いていると、いつのころからか、“○○みたいな”は“○○みたく”と形容詞風に活用する若い人が増えている。ありゃいったいなんなんだろうね? どこかの方言にこういう言いかたをする例があってそれが広まったのか、それとも一音節でも短くしようとする節約傾向の表われなのか。
という記述があった。

 ふむ、実のところ「○○のような」という意味で「○○みたく」という表現を使うのは、オレは文法的に許されていると思いこんでいて、実際に使っていたのだった。(gooあたりで「ワープ日記 みたく」で検索してみればいくつも発見できる)。そして、GTから「日本語にうるさいわりには『みたく』のような間違った日本語を平気で使うのだなお前は」と鼻で笑われてあわてて辞書をひいてみた過去があったりする。

 で、辞書でひいてみると、

=みたい
〔俗〕《体言に付けて》(1) 似ているものを例に取って示すのに使う。…のよう。「ねこ―な犬」「機械―に正確な動き」(2) 具体例を強調して示すのに使う。「お前―なやつは」_「見た様(よう)」の転。本来は体言に付ける。「読みもしないのに読んだ―に言う」「どうもかぜをひいた―だ」のようにも使う。「外国人みたく流暢(りゆうちよう)に英語を話す」など形容詞型に使うのは誤用。

(岩波国語辞典第5版・強調は諸星による)
と、岩波国語辞典的には少なくとも1995年10月19日の第5版第2刷時には「みたく、という誤用をするやつがいて、困ったもんだ」と思っていたらしい。第3版(1979年12月 4日)の「みたい」の項には「みたく」の記述はない。(第4版は調べてない)。

 で、諸星的には、この「みたく」は、希望の助動詞「たい」が「時間厳守で来られたく思う」とかいう活用で使われるのに引きずられて、

  1. 「映画を見たいと思う」=>「映画みたく思う」
  2. 「映画を見たいものだ」=>「映画みたいなぁ」
  3. 「映画のような出来事」=>「映画みたいな(出来事)」
  4. 「映画のように派手な」=>「映画みたく派手な」
というふうに、出現するのではないか、と思う。「みたく思う」が文法的に正しいのか、若干、自信がない。さらに、「映画みたいなぁ」は「映画、みたいなぁ」と「映画」と「みたい」の間が一呼吸あくし、口語だからかなりあやしい。1,3は文法的に許可されるが、4は許可されないとオレは思っている。

 ちなみに、この「みたく」の話は、過去のワープ日記のどこかに書いたような気がするのだが、面倒なので探していないのだった。

 あるいは「日本語ウォッチング」という本の中に書いてあったような気もするが、確認していない。「日本語ウォッチング」に関してはワープ日記980926b参照されたく思う。(すげーわざとらしい)。


「インターネットはからぽの洞窟」を部屋の片づけ中に発見して(「発見」するほど散らかすなよ)、最後の部分だけぱらぱらとめくっていたら、著者クリフォード・ストールが前著「カッコウはコンピュータに卵を産む」に対して「ゴーストライターを使った」という疑惑をもたれて、それに反論しようとして、ふと、しかし、一人で書いたから本当に自分が一人でそれを書いたと証明する手段がない、と気付くシーンがあって、なんだかギクっとした。ギクっとしただけなんだけども。

「証明できない」のネタでは、ワープボード271の冒頭の「お茶らしい。(だって証明できないもの)」あたりもギクッとするわけだ。それ以前にワープボード222にかなり本質的な話があるのだが。

 話を「インターネットはからぽの洞窟」に戻すと、この話の導入部分であるゴーストライター疑惑を表明する電子掲示板の書き込みに対するスレッドが、何ページも続いていて、もぉ典型的なフレームウォーなので、読みながら笑ってしまった。笑いながら自分が普段書いてることがまるっきり同じ様なことで涙が出てきて泣き笑いになるのもお約束。

「インターネットはからっぽの洞窟」は、ところどころに、ギクっとする洞察が書いてあるんだけど、全体としては「ジジイの繰り言」にしか読めないあたりが、悲しい。


 喉の奥に異物感。

 風邪かー、いやだなぁ。


 沙汰日記990103

宇宙人語 @ 「POWDER SNOW」脳内ぐるぐるな雑記☆ by はち
「だっちゃ」ってどこか(九州とか?)の方言だと思ったけど。
から飛んで、はち日記981230
○ Osakanizer
   宇宙人語 って何かと思ったら……(汗;)
から飛んで、Osakanaizer

 というわけで「Webページを大阪弁にしてしまうOsakanizerの『宇宙人語』が『うる星やつら』のラムの『だっちゃ』言葉だったのだが、これって九州の方言では?」という話である。

 よく知らないが、オレは、ラムの「だっちゃ」は山口の方言だと思っていたのだが。

 ほほぉ。「だっちゃ」は仙台弁なのか。

 ちなみに「文末に『〜ちゃ。』」とつくとくれば、北九州市小倉のイトコはたしかに「〜ちゃ」と言っていた気がするな。あるいは「〜っち」と「ち」で止まっていたか。

 というわけで、「九州や山口」というのは、「瀬戸内海の西の方」じゃないかと思う。福岡、長崎、熊本というような九州の西の方ではあまりつかわないんじゃないかな。

 って、「小倉では使うが、福岡(市内)では使わないなぁ」、というレベルの極めて少ないデータから出した結論なので、あまり信用できないのはいうまでもないが。

 高橋留美子的な公式見解では、どうなってるんだろ? (fj.rec.comicsとかfj.rec.animationあたりじゃ常識ぽいなぁ)。高橋留美子、新潟県出身なのか。とすると東北弁説の方がありそうだな。「〜ちゃ」は、新潟の南の富山弁にも含まれてるみたいだから、東北説ますます優勢か。

 作者の出身地とマンガキャラクターの方言の相関関係に関しては、ニコチャン大王の名古屋弁とか、おぼっちゃまくんの博多弁とかからの連想。


 沙汰日記990103

たとえば「土に口」の「よし」と「士に口」の「よし」が同時に使えない謎とかさ。 @MOROBOSHI Tomorou's Warp Diary
そんなもん、GUI環境で、かつ、書き分けが重要なときは、イメージ画像にすればいいだけの話のような気もします。

 まぁ、「イメージ画像にすればいいだけの話」と言われれば、まさしくその通りですな。まぁ、「わざわざイメージ画像にしなくちゃならないのは、なぜだ?」という話なんですけども。あるいは「GUIじゃない人はどうすれば?」と言いますか。画像とテキストが混じったら、統一的な処理ができないじゃないか、とか。

 で「何が問題なのか?」と面と向かって言われると私も困るわけでして、というのもワープ日記981219aで、「個人的には「士に口」と「土に口」の「よし」の使い分けの必要性をあまり感じないので、気にしていない。」と明言してしまったので。しかしながら、「土に口の『よし』の字がどうしても使いたい」って人がいたときに「あきらめろ」とは思っても、「お前は間違っている」と諭す根拠を知らないので困ってしまう。そして「次のコード体系では、こんな事が無いといいね」と思いつつも、「今のコード体系は間違っている!」と叫ぶほどには私個人は困ってないといいますか。

 そして、存在する、しそうな漢字の類の全ての使えるようなコード体系にする、とか「データは全部画像で」とかいうことは、簡単にいかなそうで、こまったな、と思うという話なんですな。で、このあたりから「Unicodeは間違っている! あれはユダヤの陰謀だ!」というような話につながるらしいんですが、よくわかんない、ということで。

 歯切れが悪いですが。


 漢字の制限に関しては、育った世代やら、活動分野によって、いろいろ思うところがあるでしょうしねぇ。たとえば、私の場合「澁澤龍彦」(仏文学者)が「渋沢龍彦」なのは許可なんですが、「坂本一」(音楽家)が「坂本一」になるのは、ちょっと許せないというあたりで、我ながら基準に整合性がない、といいますか。(うーん、このあたり、オレの期待した通りの文字が表示されてるのか、だんだん不安になってきたぞ)

「渋沢彦」だと、ちょっと嫌かなぁ。さらに、よく知りませんが、ものの本によると「彦」の上が「立」じゃなくて「文」になってる方が正しそうなんですが、そういう漢字はあるんでしょうか?


 と、ナツメ社「パソコンワープロ漢字辞典」をめくっているオレ。

 ありゃ。「ともだち」の「たつ」である「達」は、よく誤解されるが「しんにょう」でない部分は「土に羊」であって「幸=土に¥」ではない。ところが、「しんにょう」に点が二つある古い漢字の「逹」になると、中身が「幸」になっている。はてさて。じゃぁ「二点のしんにょうの『たつ』は、中身が『幸』か?」と思うと、「闥」って漢字の中身は、二点のしんにょうだが、中身は「土に羊」だ。うーむ、謎。

「齋藤」さんと「斎藤」さんと「斉藤」さんの使い分けとか、も考えると「齋藤」さんが「斉藤」って書かれたら「手抜きするなよ」と思うかもしれないなぁ。個人的には「齋」の字は「ごちゃごちゃしすぎている上に、漢字の部品と思えない謎の記号(「Y」とか「氏」の横棒無し、とかが多くて、亀甲文字みたいで怖いから嫌い」なのだが。(むちゃくちゃ言うなよ>オレ)

 この手の話題は、ジジイと漢字オタクにはかなわないので、首を捻りつつ撤退するとするか。


990102a[ daily life / 日常生活(土) ]

 10時に起きて、おせちの残りを平らげて、小倉の本家に年始にでかける家族と別れて家に戻る。

 昨夜、母親マシーンのスバル・ビビオを運転して、暗黒ミラパルコ号に戻ると、ハンドルは重たいは、エンジンは吠えるは、サスペンションはぎしぎしいうは、とても同じジャンルの車とは思えない。やっぱり、ボロいのね、これ。

 けど、いたるところがへこんでいるこのマシーンは、ぶつけても平気ってところが気が楽だわ。


 中山ヒデちゃんがホストで、ライジングの人々(SPEEDやMAXや知念や八反やDa PUMP)の歌手が晴れ着で歌うという番組を観ていた。

 うーん、やっぱり、無意味に晴れ着というのが、正月らしくて、うれしいものだ。って、気付いた時にはSPEEDは終わっていたのだが。MAXがいまいちきちんとした着物じゃなくて残念。紋付き袴のダパンプはなかなかよろしい。カウントダウンライブでも思ったが、八反あみか、が歌ってる姿はヒッパレでみまくっていたが、カメラ目線でニッコリ笑いながら振り付きで歌っている姿は、なんかすごく違和感がある。CHICA and AYA from D&D。のとてつもない違和感がなかなかよかった。ついでにオリビアの晴れ着もみたかったような気がするのだが。


 はー、芸能人が晴れ着で大挙して集まって、段取りが悪いまま、鍋食ったりゲームしたりして時間がすぎる正月番組ってのは、これはこれで楽しいなぁ。

 しまった、染之助・染太郎兄弟をみなくても正月はくるのだが、大助・花子の漫才をみないと、正月が来ないなぁ。うーむ。


 あら、カウントダウンライブの録画失敗してた。どうも、23:30開始を、紅白とゆく年くる年対策に、0:15からに変更したら「1999年12月31日00:15」からの予約になっていたらしい。まぁ、オレのミスはミスだが、なんか設計したエンジニアの発想を疑うほどすばらしいインターフェイスだと感心する。

 うーん、よくみたら、年の表示がどこにもない気がするが、2000年対策以前に、このビデオデッキ、年を感知してるのかしら?


 大森伝言板で、インターネット文芸新人賞の話題から派生して、横書き小説肯定論に話が展開している模様。

 全体的に話が「理想主義的」というかナイーブな方にするんでいる気がする。

 個人的には「縦書き横書きなんでもありーの、漢字・他言語文字まじりありーの、ハイパーリンクありーの、自由は多ければ多いほどよろし」ってのに共感するんだけども、なんだか、世界は思ったほどそういう方向に進んでない気もするなー。こういう意見は「素人が考えそうな夢想」みたいな扱いをうけてしまいがちな気がする。どうしてなんでしょうねー。たとえば「土に口」の「よし」と「士に口」の「よし」が同時に使えない謎とかさ。

 とはいえ、小説そのものは、個人的には縦書きに慣れているので、縦書きで読みたいと思っている。慣れの問題だけど。

 まぁ、あとは、小説ってもんは、プレーンテキストで伝播可能なもんなんだって意識があるんで、ハイパーリンクやら版組みやらで、趣向を凝らすのは、あまり好きじゃなかったり。


「お節料理はまずいものなのか?」

「さーて、お節料理の残りでも食うかの」などと言うと「お節はまずいから嫌いだ」とか言われる今日この頃、みなさま、お節くってますかー?

 うーん、お節料理って、うまいと思うのだが。少なくとも、オレはオレ実家のお節は嫌いじゃ無いぞ。何せ、24時間、何かしら食い物が詰まっている箱があるってのは嬉しいじゃないか。酒さえ用意すれば、ツマミはつねに準備完了というか。

 まぁ、お節料理といってもいろいろあるわけで「いわゆる伝統的なお節料理」だけに限って言えば「いまさら、あんな縁起物集合体以外の何でもない物なんて食いたくないぜ」ってのは、当然かもな。縁起物は縁起物として、とりあえず用意するってのが個人的には好きだが。そして「いくら縁起物かもしれんが、主役じゃないし、オレは大嫌いだ」という物体Xがあった場合は「無視する」のもぢうやう。どうせ、お宅のお節は「子供は好き嫌い言うんじゃありません」といいながらも「おかーさんの嫌いな物はこっそり排除されてる」ことは間違いないわけだからだ。

 ちなみにオレ的世界における「お節料理」の定義といえば「日持ちしそうなうまい物で酒の肴にもなるようなものが重箱につまっているもの+若干の縁起物」というようなものだろうか? お節の主要な目的の一つは「正月ぐらい主婦も休もう」というのがあるわけであるから「なんかないー?」「勝手にお節でも食ってな!」ってのがぢうやう。

 いわゆる「伝統的なお節料理」ってのは重箱三段の時は「一の段:祝い肴+口取り」「二の段:焼き物」「三の段:煮物」ということになっているらしい。この分類で、実家で食った記憶があるものを列記すると、

という感じになるだろうか。なんか、おぼえてないだけで実はあったものがありそうな気もするが、その場合は「オフクロすまぬ」ってやつだ。

 うむ、こうして並べると、二の段あたりが猛烈に反則くさいな。ローストビーフ、トンカツ、エビフライ、唐揚げあたりが「お子様大好きな」的な雰囲気大だ。しかも、魚がない。(たぶん、あとでブリが焼いて出てくるはずなのだが、元旦しか居なかったんで)。まぁ、ずいぶん年くったとはいえ、諸星家は男三人兄弟だから、なんつーか動物性タンパク質だけは鬼のようにあります、って感じか。「牛肉をむさぼりくうのが正月」ってやつか? スモークサーモンはいったいどこに分類すればいいんだろうか? よくわからんから、焼き物に入れてみたが。

「ブリが焼いて出てくる」に関して、念のため書いておくと、日本の正月に食う魚は大きく分けて「シャケ文化圏」と「ブリ文化圏」に別れるそうで、福岡はブリ文化圏だから、正月にはブリを食う。だから、目玉に縄とおした生ジャケをぶらぶらぶら下げて街をうろうろするという習慣はない。って、新巻ジャケのことらしいぞ>オレ。あ、新巻ジャケって甘塩だから、生じゃないのか? 何年か前、ウッチャンナンチャンのコントで正月、新巻ジャケをもってうろうろしてる日本人を観て、外人が「魚をぶら下げるなんて野蛮デース!」って驚くってギャグをやっていたが、正直言うと、オレも和服のオジサンが片手にシャケをぶら下げて訪ねてきたら、すげーびびると思う。あーあと「鮭」を「サケ」と発音するか「シャケ」と発音するか、って話もあるんだけど、面倒なのでパス。もちろん「サケ」でも「シャケ」でも理解できるが「塩鮭」は「シオジャケ」だなぁ。「シオザケ」となると「塩酒」って字が浮かぶかも。まぁ、スモークサーモンはまぎれもなきシャケだが。

 えーと、脱線した。話を戻して……

 煮物が少ない気がするなぁ。まぁ、「ガメ煮(筑前煮)」は郷土料理で、実はお重の中ではなくて寸胴鍋の中にあって、はっきりいえば「いくらでも出てくる」もんだから、「煮物はガメ煮だけでおっけー」なのかもな。(お重に入れないのは、汁物はお重に入れないオフクロ的ポリシーらしい)。(ガメ煮のレシピを他人ページにリンクするオレ。昔のワープ日記980206aでも言及してたか。博多味文化)。う、心配になってきたので書いておくと「お重」は「おじゅう」と読んで「重箱(じゅうばこ)」のことなので。

 しかし、これを自力で調達することを考えると、悩むな。ローストビーフは自力で焼ける。栗きんとんも作れる。ゴボウの牛肉巻きとか竜眼肉とかは、醤油でにつめるところを焦がしそうだが、あまり難しそうじゃないからいけるだろう。揚げ物はしたことがないから未知数だが、トンカツ、エビフライの類は普通のお総菜だからいけるだろう。祝い肴の、田作り、かまぼこの類は既製品ですまそう。小魚を醤油で煮ててもあまりたのしくないだろう。黒豆も買うだろうなぁ。「家で煮るとやっぱりちがう!」らしいのだが、それほどオレ好きじゃないし。問題は、なますや酢の物類だなぁ。まぁ、しかし、甘酢の調合をまじめにやれば、あとは「切って、塩漬けにして、甘酢ぶっかける」だけだから、大丈夫とは思うが。うーむ。未知の領域で怖いな。あとは、ガメ煮か。はっきり言えば、うちの雑煮はガメ煮とほとんど同じ材料だから、雑煮がいければいけそうな気もするんだが、こいつが「うーん、ちがう!」となると、なんというか根底から覆る気がするなぁ。しかし、雑煮は、人参とゴボウと昆布とシイタケを細く切って、あとは鶏肉と一緒に煮てアクとって、あとは、醤油ぶっこんだら終わりなような気がするんだが。たぶん「あとは醤油ぶっこんだら」ってところに狭くて深い川があるんだろうなぁ。どうも、オレは味付けに関しては、塩、コショウ、酒までは頭が回っても、砂糖を忘れがちで、みりん、と酢はなんか怖くて使わないからなぁ。

 というわけで、オレ的に一人正月を迎える場合は、ガメ煮が勝負どころらしい。よし、戦うぜ!

 いや、なんか正月に遊びにきた叔母さんの話で、嫁にやった娘さん(オレのイトコだ)の新居は、旦那の方針で「鏡餅禁止、注連飾り禁止、お節料理禁止」で、年末年始は、ステーキとかビーフシチューをワインで食べるのが「正しい」、とかいう話を聞いて「まー好きずきしてくれればいいんだけど、せっかく日本人してるんだったら、鏡餅ぐらい飾れば楽しかろうに」とか思ったのだった。まる。

 クリスマスツリーが鏡餅に化けて、クリスマスリースが注連飾りに化けて、七面鳥がお重に化けるわけだ。クリスマスプレゼントがお年玉に化けるということだ。しかし、一週間しか違わんのに、本質的に同じことしてるんだなぁ。クリスマスと正月って。

「美味しんぼ」の中のオーストラリア究極vs至高対決の中で、海原雄山は、オーストラリア在住の日本人に、お節を一週間早く作ってクリスマスの祝いにそれもっておしかけろ、と諭していたな。

「美味しんぼ」と言えば、「白ワインと数の子を一緒に食べると、すごい生臭いが、日本酒の吟醸酒だとそうではない」というネタで、家族そろって「ワインと日本酒で、どっちが数の子がおいしいかチェック」が勃発したのだが「おぉ、すげー本当に生臭いぜ!」と、みんな白ワインで数の子をわしわしと食べてしまった。よく考えたら、わざわざ「まずい方」のワインでそんなに食べなくてもよかろうに。

 このように、先程から、延々と「お節料理について」を述べているのは、単に、腹が減ったからです。正月はダイニング・テーブルの上にいつでも食い物があったので、何を食べに出るか考えるのが面倒なのです。


990101b[ daily life / 日常生活(金) ]

 昨年のファイルに追記するのもなんなので、大晦日の夜からの活動を元旦日記にマージしてしまうのだった。


1998年12月31日

18:00 うおー、思ったほど作業がはかどらなかったじゃないか! とりあえず、いままで完成した部分をプリントアウトしておくとするか。ぐえ、A4で80枚もあるのかッ!

19:00 うーむ、速攻で手描きしたイラストで、Web年賀状を作ってみたのだった。うさぎ型マシーンのデザインをもうちょっとこりたかったのだが、やってる暇がないので、うさぎに見えない人は置いていくことに決定!

19:30 御用納めってことで、仕事場から撤退。

19:45 うちに戻ってビデオの録画予約。後で見返すことを考えて「紅白歌合戦」「行く年来る年」「カウントダウンライブ」「篠原ともえとお正月」「新春スターかくし芸大会」を予約しておく。3倍9時間でも足りない気もするが、ま、いいか、ということで。

20:00 実家からPHSに電話「紅白が始まるときには実家に到着している、と言っていたが到着せんじゃないか。もぉ始めるぞ」とのこと「はじめてくれ!」とあやまる。

 スピードが、頭に藁でもまいているような姿で歌ったあと、ダバンプが夏の歌を歌って踊って、モーニング娘が8人がかりでよってたかって歌を歌っているのを観て、ウチを脱出。

21:00 実家に到着。途中、ブルゾンのポケットに入れていたQV10Aの電池ボックスのフタが、またもや破損していたのに気付いたので、おおきく迂回して瞬間接着剤など買い求めていたので、遅くなってみたり。そして、すげー寒かった。(昔破損した部分を瞬間接着剤で止めているので、衝撃ですぐそこから折れるのだった)

 とてつもないでかいカニが出迎える。なんかしらないが、お歳暮でもらったらしい。おおぉ、かにかにかにかに!

 けど、クリスマスに自腹で食った毛ガニの方が感動がでかかったような気もするのだった。やっぱ、カニミソぢうやう。

 んで、年越しソバくったり。

 んで、「あじみ」と称して、酒の肴にお節先行部隊が出撃してくる。今年は多忙につき、オイラは「ローストビーフ担当大臣」を辞退していたのだが、そのかわりに、諸星家総理大臣(おやじ様)が「ローストビーフ再生法案特命大臣」を兼任したらしくて、立派なローストビーフができていた。「いやー、私は凧糸で縛ったまでで、実際に焼いたのはレンジだからねぇ」とか謙遜しているのだが、去年のオレのヤツよりうまいから、くやしまり。くやしいから、どんどんくっちゃうぜ。

 ここぞとばかりに「息子と日本酒を酌み交わす父」を演じたいのか、「##の大吟醸」だの「○○の超吟醸」だの、何が偉いのか偉くないのかわからん酒がどんどん出てくるので、どんどん飲む。

 諸星家の謎の風習として「大晦日には子供が寒天を作って、紅白を観ながら食って品評する」というのがある。題して「年越し寒天」である。

 まぁ「謎の風習」も何も、年少のころから寒天が好きで、みつ豆の中から寒天だけほじくって食べていたオレが、「あんたもお節の一品として、淡雪寒だのりんご寒だの作りなさい」と言われたのが、徐々にエスカレートした、というだけの話なのだが。

 そういうわけで、初代の「寒天担当大臣」はオレだったのだが、オレはその後「栗きんとん担当大臣」から「ローストビーフ担当大臣」まで出世したので、現在の「寒天担当大臣」は弟2号である。ちなみに「栗きんとん担当大臣」は弟1号である。

 で、寒天づくりといっても、別にテングサから寒天を作るわけはないわけで、ようは売ってる寒天を煮とかして固めるだけである。一番めんどうなのは「ネタ」を考えることで、今年の弟2号製作は、

  1. すりおろしリンゴ寒天
  2. アールグレイ紅茶寒天
  3. もものお酒寒天
  4. 牛乳みかん寒天
  5. 森永ココア寒天
の五品。すりおろしリンゴ寒天は、リンゴまる一個をすり下ろして固めた気品の一品。たしかにうまい。アールグレイ紅茶寒天は、色が琥珀色で美しい。それはいいが、味がちょっと薄い気が。しかも、妙に寒天が堅い。水の分量を間違えたらしい。しかも、後味がなぜか小豆の味がする。これは、ホイップクリームとか載せるともっとうまいかも。もものお酒寒天は、まぁ、うまい。が、これも堅い。けど、よく出てくる「お酒ゼリーで酔っぱらう」を地でいく雰囲気だ。しかし、食べてる方がたいがい吟醸酒でれろれろ状態なので、これで酔いが加速されたかどうかは、はなはだ謎だ。牛乳みかん寒天は、牛乳寒天とみかん寒天が二層になったアイデアの一品。というか、牛乳寒天液にみかん缶詰を汁ごと加えたら固まる間に分離してしまったらしい。しかし、牛乳+みかん、というのは「凝固してしまって不気味」と言われながらも、お子様的にはまぜずにおられぬ禁断のカップリングなので、そういう意味では、グーかも。最後の森永ココア寒天は、思いっきりネタ切れした上に寒天あまったので作ったらしい。すげー堅い。どれぐらい堅いかというと、完全に「練り羊羹」と同じ堅さ。しかも、じゃっかん紫がかってみえる濃い茶色と、色も羊羹そっくり。で、味は、森永ココア。うまい。日本茶と食べるとうまい。

 MAXも出てきたし、せがたさんしろうも出てきたし、小林幸子もでてきたし、紅白で思い残すことはないかもしれん。小林幸子、あとは消防法の特例を作って、ステージで炎上爆破されるしか道はないかもしれないなぁ。

 SMAP中居クン、どーしてあんなにみててむかつくのかと思っていたら、前の歌手が歌い終わった後の「はい、ありがとうございました」が下がり調子で、なんか小馬鹿にしてるように聞こえるせいだった。台詞自体はあまり変でもないのだな。中山ヒデちゃんが番組司会者として重宝がられるのは「ありがとうございました」が小馬鹿にしてるようには聞こえないせいだろうと、思ったり。ま「少しは身ならえ」とは言わないんだけども。

 細川たかしも、森進一も、サブちゃんも、演歌は日本の心だねぇ。藤あや子は、やっぱり歌唱力よりも色気だよなぁ。坂本冬美は怖そうな顔してるしなぁ。天童よしみ、誰かに似てると思ったら、フィギュアスケート伊藤みどり、と同系列の顔だよなぁ。あぁ、二輪草をやっと、フルコーラス聞いたぞ。

 おぉ、堀内タカオの「竹トンボ」もやっと、フルコーラスきいた。「すぁんっきゅー!」おやくそくも決まったぜ。うぉ、谷村シンジ、チャンピオン歌ってるぜ。うわ、ニカっていう笑い方がいやらしいぜ。黒人歌手みたいな「ニカ」って笑い方をするなぁ。「♪帰れるんだこれでタダの男に」か、タツヨシまけちゃったな。

 おぉ、アムロじゃないか! おぉ、ちゃんと痩せてるじゃないか! じゃっかん、声が出てない気もするが、感極まって無くあたりもホロっとさせられてグーだ。

「ねぇねぇ、五木ひろし、ってどーしてヒット曲なくても、トリなの?」
「五木ひろしは、演歌界に暗然たる権力を持ってるから、ヒット曲の有無と関係ないの」
「へー」

 あー、紅組が勝った。


23:45  おぉ「ゆく年くる年」が始まったぜー。裏番組の「カウントダウンライブ」が観たい気もするのだが、やっぱ「ゆく年くる年」みないと、年が明けないぜー。

 福岡、正月には雪ふらないからさー東北とか北海道とかの雪深い正月景色をみて「あーこうだよなー正月って」と、勝手に思うわけだ。

 あと、奈良・京都の偉そうな寺の偉そうな年越し法要は、やっぱみてて面白いよな。坊主が頭床にぶっつけかねないぐらいの勢いで除夜の鐘ついてたりさ。大仏だのなんだのの前に段組んでお経読んでみたり。密教系は護摩焚きするから、やっぱ迫力ちがうよなぁ。やってることは、大掃除の後の焚き火とかわらないけどさ。あー、さすがに「護摩からダイオキシン!」とかいうヤツはいないか。

 あー、しかし、不況不況不況不況というなー! というぐらい、ゆく年は不況だったのね。

1999年1月1日

00:00 あけましておめでとうござる、って感じ。

 明治神宮だのなんだののゲートがひらいて、初詣野郎たちが、どっと境内に繰り出してカメラにピースするのも、日本の風物詩だねぇ。うんうん。

00:15 ゆく年くる年が終わったので、安心してカウントダウンライブにチャンネルを換える。あいかわらず、段取りの悪い番組だ(そこが味、なんだが)。ロンブー1号2号のだらけた感じもそのままだなぁ。TM.R西川クンもあいかわらず。グレイの演奏は、やはりうまい。


00:20 ワープ日記を99年1月第一週のものに更新する。が、せっかく新年早々更新したのだが、ファイルを先に用意していたので、タイムスタンプが31日の19:30ぐらいのままで、更新エンジン類に反映しなくて、がっかり。ぬかったぜい。


 ねるぜ。ぐー。


10:30 起床。

11:00 お屠蘇、雑煮、おせち。

 うちの雑煮は、ゴボウと人参と昆布とシイタケを細く切ったものと鶏肉を醤油で煮た汁に、あとで餅を投入する、というスタイル。筑前煮(ガメ煮)の変形だと考えるとわかりやすい。

12:00 初詣。

15:00 帰宅。伯母さん来訪。

15:30 オヤツなのか食事なのかわからない謎の食事。

18:00 ユニクロ行って、服を買う。って、カラー綿シャツだけど。

19:00 今度は夕飯を食べる。

21:00 テレビで、動物番組。オラウータンの子供って、人間に似てるなぁとか思っていたら、ホストの柳生博が「オラウータンを観ていると、親戚のオジサンが出てきたのかと思う」とか実に素直な感想を。北極クマがセイウチを食っているのを観ているうちに寝る。ぐーぐー。

 しらない間に、とんねるずの番組にチャンネルがかわっている。イチローの好き嫌いなどには興味ないが、相手がヒロスエなので、最後に突如、目が覚める。しかし、ヒロスエの顔は、かわいいはかわいいが、紙やすりで磨いたままとの粉を塗ってない材木みたいな質感だなぁ。

 芸能人ねるとん、なんぞを観てしまう。個人的には、パイレーツのハルカの方とか好みなのだが、どうも余り物あつかいだったようだ。あと、個人的には、佐藤康恵とか好みだが、あのソバカスは本物なのだろうか?

「コント犬の生活」だかの正月特集を、ついつい観てしまう。なんか「乳」とかいた額の前でけだるげにタバコをふかすホルスタインな女優さんの映像が、すげーいい感じだ。ネプチューンの原田泰造が、オレの内部では東尾コージとごっちゃになっている。

02:00 もぉ寝ようと思っていたのに「スワローテイル」とか始まってしまったので、結局、みるハメになる。やっぱ、ヒロイン「アゲハ」のねーちゃんが、固そうでよろしい。(石橋けい、に通じる目つきというか)

 あとは、チャラか。なんか、頭の中で現実のチャラとごっちゃしなってしまっているのは、オレなのか。酔っぱらってみている弟1号2号は、何度「出てない」と説明しても「浅野忠信はまだ出ないのか?」と聞いてくる。面倒くさいので「最後の大ボスなんだよ」と答えておく。

 江口洋介演ずるリョー・リャンキの「あしくさちんぴら」って台詞が妙に耳に残るのだった。

 あとは、渡辺アツロー演じる「ラン」が謎でよろしい。

 ねるぜねるぜ。


990101a[ A.H.N.Y'99 / あけおめことよろ’99 ]

 あけましておめでとうございます。ことしもよろしくおねがいします。

 略して「あけあめことよろ」だ! A Happy New Yearも略して「A.H.N.Y.」だ!

 ついにやってきた人類最後の年! 7月のアンゴルモア大王の降臨まで、残った人生を悔いなく精一杯燃焼させようじゃないか!

 そうなのだ。1999年は、実は20世紀最後の年でもなんでもないのに、なぜか「人類最後の年」あついかいなのだ。「なぜか」じゃなくて、ノストラダムスがのせいなんだが。たしかに「2000年問題」で金融恐慌は起こるは、偶発核戦争は起こるは、預金通帳は空になるは、HDの中の秘密ムフフ画像が消滅するは、といろいろやばいことが起こりそうな気はするが、それは2000年の1月にまた考えようじゃないか!

 そういうわけで、今年一年の抱負とか述べたかったのだが、ご存知のとおり、年末に片付けられなかったお仕事が山積みになって雪崩になって襲ってきたので、頭の中はまだ1998年12月32日なのだ。そういうわけで、お節食ってるばあいじゃないんだよな。

 と、いいながら、おせち食って酒飲んで寝てるんだけどね。ぐーぐー。明日からだよ。1月2日からが勝負なんだよ。そうしよう。

 そういうわけで、みなさん、今年もよろしく。


 今年のWeb年賀状

 自画像が小林よしのり描くキャラに似てるとか、絵心がないとか、デジカメ撮影がへぼいとか、色塗ってないとか、そういう意見は胸の内に秘めておくと吉。


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