【ワープ日記】梅雨入りしてしまった６月

・970615a（日）【首の日】

• 本日は首の日だった。
• 11時にＧＴと待ち合わせだったのだが、地下鉄駅に向かう最中に、突如、UNIXの設定を間違えたまま放置している自分に気付いてしまったので、駅に着くなり挨拶もそこそこにグレー電話からネットに接続するのはオイラだった。ネットにはサクッと繋がったのだが、telnetが通じないのだった。リム福岡のサバは物理的にはどこにあるんだろうか？　
• 地下鉄で西新まで来たのであるが、リム福岡のPPPに繋げば、リム福岡にtelnetできることを思い出して、サイド繋ぎ直す。おぉ、つながった。変更完了。にや。
• 福岡市博物館に「倭国乱る」を見に行く。サブタイトルが「吉野狩ヶ里から卑弥呼まで」で「戦争とは何か」という展示会らしいのだが、これがまた、本当に「戦争とは何か」だもんだから、まいってしまう。冒頭、いきなり西アフリカの狩猟部族の戦争についての講釈から入るのでまいってしまった。まぁ、真ん中から後半は、まぁ卑弥呼とか奴国とかいう話になるので、まぁありがたかったのであるが。戦争の証明として「首のない死体」の話が延々でてきて、ちょっとイヤーン。とはいえ、銅矛、銅カ、銅剣の使い方の違いがわかったのだった。とはいえ「縄文＝狩猟世界は平和」「弥生＝農耕文化は戦争世界」というイデオロギー(^_^;;がプンプンにおっているので、ちょっとなぁ(^_^;;。
• となりで開催されている「九州大学ミニミュージアム倭人の形成」なる展示を見る。九大が集めまくった縄文人、弥生人の頭蓋骨をズラァアアアアアアアと並べて「日本人はどこから来たのか」みたいな話を展開するのであるが、なんかもぉ、部屋の三面を埋め尽くす頭蓋骨が迫力すぎて、なーんも考えられぬ。
  　復顔法を用いて弥生人、縄文人、南九州の弥生人、韓国の古墳人の顔を比較するビデオが流れていた。結論としては、「南九州の弥生人の顔は、縄文人と弥生人の混血顔をしている」ということになっているのであるが、なんか弥生人と韓国古墳人の顔が「目が細くて吊り上がっている超モロ『大陸系』な顔」みたいな。なんつーか「本当にこの骨だけから、こんなに『扁平顔で吊り目』な顔とか『ホリが深くて毛深い』顔とか再現できるのかぁ？」とか叫びたくなったり。
  　復顔法は、けっこう似てる顔が再現できる技術なんだろうけども、ここはひとつ生前の写真が残っている頭蓋骨から復顔してその差異を見せてくれた後で似てるかどうか不明な頭蓋骨に行ってほしかった、な、と。けども、復顔法が現代人の顔に有効だとしても、そのデータベースを用いて古代人の顔を再現して、似てるかどうかは謎なんだけども。
• 天神まで歩く。あづい。
• 突然、和菓子が食いたくなったので、「和菓子が食える喫茶店」を天神をうろつくのだった。新天町の横の「ひよこ本舗」の上の「茶房ピオール」という店に登る。「和菓子＋コーヒー」のセットがあるので。登ると、窓際の席が埋まっていてウェイトレスさんが「真ん中の席は空いているのですが、よろしいですか？」と聞かれたので、とっさに「（その席で）いいです」と答えたのだが、「それなら、いいです」と拒否と受け取られたのか、待てど暮らせど案内していただけない(;_;)。どう答えれば一意な返答になったのか、とか悩んでしまったのだが訂正する間に席が空いたのだった。
  　コーヒー＋おはぎセットなどを食べる。コーヒーはいまいちだったような気もするけど、席がゆったりしてて大変よろしい。
  　オイラらの背後の座席には初老のご婦人が二人陣取っていて「みつまめ」を注文したのであるが、登場したその「みつまめ」はオイラ的には間違いなく「フルーツパフェ」と呼ばれる物体であって、ご婦人らは「これはミツマメではない！」と強硬に主張。店内に険悪な雰囲気が流れるのだった。オレラは心の奥で『いいからさっさとそれ食ってあきらめれ！』と電波を送るのだった。
• ベスト電器で再度、DDIのカードの問い合わせをすると「来週には入荷しますよぉ」とのこと。「福岡では出回ってないのか？」と聞くと「そんなことないですよぉ、たまたま対応にでた店員が知らないだけじゃないんですかぁ？　わっはっは」とか豪快に笑われてしまったのだった。
  　富士通の新型のInternet端末「InterTop」（またの名をOasysPoket4とか）をいぢってみた。液晶を360度回転させるとキーボードがロックする仕様はよいのだが、ロックしても持ってるとキーがぐりぐりして気持ち悪い。あとキーボードがクニャクニャで、オイラ的にはタッチタイプできない。親指シフトとJISの二種類のキーボードがあるらしいけども、それだけじゃなくて、固めと柔らかめも用意してほしいなぁ。で、実際に使えるかどうかは使ってみないとわからないけども、お店に置いてあるモバイル端末を「使う」ってわけにもいかないし(^_^;;。
• セガサターンのゲーム「超時空要塞マクロス・愛おぼえてますか」だが、１３年もたってから飯島真理を呼びつけたりしていいのかー(^_^;;。
• ＩＭＳの三菱アルティウムに「小野一郎写真展ウルトラバロック」を見に行く。ウルトラバロックというのは、メキシコにわたったバロック形式がメキシコ土着のビジョンと合体してできた教会建築の様式で、もぉ、隙間恐怖症というか、壁面にはハデハデな宗教画がかかっていて、そのまわりといい柱天井のありとあらゆる場所が浮き彫りでうめつくされてて、色は金と赤。妙にリアルなマネキン的な生首が壁面にびっしりで、すんげーイヤンなのである。チベットの曼陀羅のキリスト教版というか。ここでも首が。くびくびくび。
• ＣＤ屋の店頭で、宮崎アニメフェアなんぞをやっているので、ちらっと見てると「もののけ姫」で腕やら首やらとぶシーンが。また首かよ。
• アメリカグッズ屋さんで、スターウオーズの電動貯金箱発見。ベイダーが超かっこいい。スイッチ押したら、帝国軍のテーマ曲にのって、ベイダーが台詞喋りながらライトセイバーふりまわすのだ。これで8800円。うっぐーこれは欲しい！　んが、手持ちがない。くちょ。
• うーん、ストームトルーパーのいまいちなヘルメットが２万かー。うーん、ロイヤルエンペラーガードの真紅のメットも２万か。あれ？　ボバ・フェットだけ２０万だ！　ど、どうして？
• ビールを半瓶のんだら、よっぱらった。へろへろ。
• どうもゲーセンにいってＧＴが電車でＧｏ！を緊急制動を使わずにクリアするのを見せてもらったような記憶はあるのだが、あまりに眠すぎたので、隣のスターブレードに座って寝てしまう。ぐーぐー（迷惑なんだよ＞おれ）。
• じゃ、また。

・970614a（土）【身辺雑記：】

• 本日の日記は、時系列に並んでおらず「時を駆ける日記」となっておりますので、過去も未来も星座も超えますので、ご注意ください。
• 本屋で、映画スター雑誌を立ち読みしたら、Ｘファイルのモルダー捜査官役で有名なデビット・ドゥカブニィ（なんて表記しにくい名前だ）が、これまた有名らしいテレビ女優のなんたらさんと結婚した、とかいう記事が。それは、別にどーでもいいのであるが、Ｘファイル課もう一方のスカリー捜査官役のジリアン・アンダーソン（ギリアンって男みたいな名前だなぁ、と思っていたけど、ジリアンだとちょっとは女性名に見えるな）は、セカンドの「昇天part1,2,3」で宇宙人にさらわれている間に出産したりしてたはずだけど、その相手とはとっくに離婚してしまって、Ｘファイルの撮影現場のいい男と次々に恋仲になっては破局しているとか、しないとか。うーん、顔といいダナ・スカリーって役名といい、スキャンダルにまみれていくあたりが、ダイアナ妃に似てるのか、それともダイアナ妃に似てると思ってるのがオイラだけなのか。あーたぶんそうだな(^_^;;
• 本屋で「InterCommunication No.21」を買う。読んでも理解できないし、安くもないから普段は買わないんだけども、なんとなく衝動的に買ってしまった。特集「情報社会の未来形」対話篇。別に特集が読みたかったわけじゃなくて、冒頭のICCコレクションっていうメディア・アートの写真が「かっこよかった」から(^_^;;。CAVEって作品の、３Ｄフォントが乱舞する画像の真ん中に木製のポーズ人形が座ってる写真がすんげーかっこよかったんだもん。
  　ところで、ICCってなんなんだろう？　InterComunicationCenter？　へーNTTの施設なのかー？　あー、

  季刊InterComunicationは、NTTが東京西新宿に開設した、21世紀の科学技術と芸術文化のインターフェイスとなる未来型文化施設InterComunication Center(ICC）の機関誌です。Homepage- http://www.ntticc.or.jp/

  なんだって。この本がICCの機関誌だったとは、全然知らなかったなりよ。面白そうだなぁ。えぇのぉ東京新宿なんでもあるぜい。今度、東京にいく機会があったら、行ってみたいのぉ。次に東京に行く機会はひょっとしたら来世紀かもしれないが(^_^;;。にしても、あと二年半で......21世紀（って2001年からだとしたら三年半か）になっちゃうから「来るべき２１世紀」とかいう施設に、本当に２１世紀になってから訪問するはめになったりして、ちょっと恥ずかしいのかもしれないなぁ。福岡地下鉄三号線の工事予定とかの看板とかには平気で「平成１５年開通」だかなんだか書いてあるけど、平成１２年がすでに西暦２０００年だし、平成１５年ってすでに西暦２００３年だわ。
  　内容は、まだ読んでないんだけど、リカちゃん先生の顔をみたら「あ、『テレビゲームと癒し』まだ手に入れてないや」とかいうことを思い出した。
  「サイバースペースと言ってるけど、空間よりも時間だ」とか「テクストが自分でもわからないぐらい迷宮となるのが面白い」とかいろいろ刺激的な言葉が書いてあるような気がするんだけども、迷宮化させる前に、一度きっちりと自分の考えを非迷宮化してみたい、そのためのコンピュータ、みたいなことを考えるのであるが、実はオイラの頭の構造が思いっきり迷宮だから、「自分の思考をコスモスとして把握したい」とかいうのは見果てぬ夢なんじゃないかしらんとか、思ってきたり。まぁ、単なる訓練不足なのかもしれないけども。小論文ぢうよう。小龍包（しょーろんぽう）のぢうよう。
• 暗黒ミラ・パルコを運転。特に用事はないのだが、まぁマニュアル車の運転の勘を取り戻すため、とか、マシンと一体になる操縦感覚にひたってみたかったから、とか。
  ♪マシンがボクだ！　ボクがマシンだぁ！（マシン・ハヤブサ）
  ♪地球の果てまでアクセルふんでぇ（マッハGoGoGo）
• オイラは通常、地下鉄＋徒歩という交通手段で移動しているので、福岡市在住２０年なのに、知らない場所が多いので、あえて、普段いかない方向へ方向へと車を走らせたのだった。おかげで、家の近所の行き止まりにはまりまくったりしたし、香椎宮の裏手にはＪＲの「神宮前」という駅があることも知った。ずっと西鉄宮地嶽線で育ったもので、香椎宮といえば「香椎宮前」しか思い浮かばないわけで。
• PHSを買い換えた。ベスト電器。ビクターのTN-PZ5（黒）。某Yahooのプレゼントで当選者が１万人だかいるという端末を、金出して買うのだった。それもこれも、番号移行したかったからなのだった。端末6800円に登録手数料が2000円。ふぅむ。番号知ってる人がたいしているわけじゃないし、パブリックな番号ってわけでもないので、番号変わってもよかったかも、と後から考えると思うのであるが。
  　PHSも三代目である。手続きも三回目なんだけど、なんだか、段々と販売員さんの態度にイライラしてくる気がするんだけど、気のせいだろうか。手続きが色々あるのはわかるんだけども、販売側とDDI側の都合ばかり考えてて、ユーザーであるオイラの都合その他は、あまり考慮してないなぁ、というか。「オレは、オレのPHS端末をαdata対応の機械に替えたいから金払って替えてるんであって、あんたらにお願いして使わせていただいているわけでも、ありがたくも番号を発行していただいているわけでもないわい」とか言いたくなったり。いや、実際には使わせていただいているのかもしれないが。何せ「メーカー希望小売価格4万4000円」が「4800円」なんだもん。
  　端末チェックのために３０分時間をつぶしてから受け取りに行くと「お客様はDDI東京で登録されていたんですね。DDI東京で登録された番号は基本的にはDDI九州では操作できないんですよ。今回は、たまたま番号が発行できたんですが」とかなんとか言う。ふぅむ、オイラの２台目の京セラのPHSは去年の８月に秋葉原に行ったときに衝動的に買い換えたもので、DDI東京で登録しているのだ。にしても、さっき買い換えする際に６ケ月経過してるのチェックしてたくせに、そういうこともチェックしてないのか？　まぁ、いいんだけど、客であるオレを「なじる」前に、自分がどういう手続きとってるのか理解してくれよ。
  　というわけで、まぁ、オイラが理不尽に偉そうなのかもしれないけれども、PHS売場の売り子さんは、電化製品としてのボディは売ってても、その背後につきまとう電話番号もろもろの手続きのことが理解できてない、つーか。「PHSの端末を売るということは、そのお客のPHSを使った通信能力もろもろを操作することになる」ってのがわかってないというか。とか、言い過ぎか。なんつーか「たかがPHS」なんだろうけどね。2000円余分に払って自分の今の番号を保持したい、と考えている時に、なんかオイラの番号をないがしろにされてるような気がしたんで。
• エコチャージャーでアルカリ電池を再生させるのに命を燃やしているはずのオイラはサクっと裏切ってニッケル水素電池を購入しようと企むのだった。ところが、ベスト電器、ニッケル水素電池は、単１、２、４しかおいてない。単３が切れたので、ぶら下げフックに他の電池を均等にぶら下げてみました、ってことらしいのだが、一番需要が多そうな単３切らしているのもさることながら「品切れです」の表示もないあたりが、なんか、オイラ怒ってしまったんですけど。怒りをぶちまけるのは本意じゃなかったので、立ち去りましたが。
• ベスト電器、福岡市内じゃ、一番信頼できるかな、と昔から贔屓にしてるつもりなんだけども、期待を裏切られる事が多いなぁ。って、パソコンは２台とも、余所で買ってら(^_^;;。全然信頼してねーじゃんかよ＞オレ。
• さて、PHSを買った後、最大の懸念であるαdataカードであるが、ベスト電器のパソコン売場に行くと「αdataだけに対応した（PIAFS非対応）セイコーのカード」が売り切れ中だった(;_;)。店員さんに聞くと「次の入荷はまったく未定です」と秘密めかした口調で言われて、なんかカチンときた。先日のPlayStation入荷未定の時から、どーも「入荷未定」が何かいいことみたいな口調で語られるとカチンときてしかたない。客に品物を提供できない状況を誇らしげに語るな。......とか思ったのだが、「流通している商品は手にはいるのがあたりまえ」とかいうオイラの態度が尊大なのかもしれないな。みんなが欲しがる物は、品は少なく値は高くなるものだし、欲しければアンテナ拡げて買いに走るべし、ってことか。
• とはいえ、ベスト電器の店員に悪い印象をもったオイラではあるが、それは認識が甘かったようだ。というのも、T-ZONEキャナルシティ店とアプライド本店に電話かけて「DDIのPHSをノートパソコンに繋ぐためのαdataカードが置いてありますか？」と聞いたところ「それは、どのような品物ですか？」と聞かれてしまった(^_^;;。うぅむ、福岡のモバイル熱は冷え冷えなのか？(^_^;;。当然のごとく「注文していただければ１週間ぐらいでとりよせますけど」と言われてしまったのだが、全国的にどういう品薄状況になってるのか把握してなさそうな口調が不気味だ。この調子なら、タマゴッチだろうとプレステだろうと、すぐさま取り寄せしてくれそうだな。
• 市内のパソコン屋さんにPB2400が入荷している。うーん、フタのロックの白プラスチックが気持ち悪い。妙にへこんだデザインは、さほど気持ち悪くはないけども、いくらデザインのこだわりを喧伝されても「ThinkPadまで小さくできなかったから、ちょっと削ってかっこつけてみたのか」的に喜べない。ThinkPad535サイズにできれば、多少、機能が削られてても欲しいなと思うのであるが。富士通のビブロサイズになるなら、68040でも欲しいかも。
• 突然、車をとばして大野城市のMr.MAXに来たわけであるが、先ほど6800円だったPHSが2980円だった。くちょ(^_^;;。と、PUFFY入った販売員のオネーサン（顔はアミだけど髪型はユミ）がやってきて「本日入荷のたまぴっち、いかがですかぁ？　東京じゃプレミアがついて３万４万あたりまえなんですよぉ。それがずばりこのお値段」というわけで、1万2000円とか。「たまごっち、がうろうろするようなPHS気持ち悪くていりません」と言いかけたんだけども、実はタマピッチは、αdataにも対応してたりするので悪くないのかも。たまごっちがおでかけする、という機能を聞いて、PostPetのピンクの熊を連想するヲレ。
• ウェンディーズでバーガー食いながら、PHSの説明書をみつつ、いろいろいじってみる。まぢで機能が色々増えてて、説明書みないとさっぱりわからん。とはえい、機能ボタン押して上下に動かすとカタカナ表示で機能が表示されるので、まぁわからなくはない。初代のサンヨーの端末がこういう仕様だったが二代目の京セラのヤツが、ちょっと融通聞かなかったからなぁ。電話帳機能が付いたのと、着信記録がとれるのがありがたい。登録してる番号からtelあったら、名前表示が出るし、相手が番号通知のPHSなら、相手の番号が出るし。ただ福岡は通常の電話の番号通知実験区域なので、184を回さないと、相手に電話番号が通知されてしまうのだけれども、これとPHSの番号通知に互換性がないのが残念。
• 実家の近所にアプライドの支店ができていたので、ちょっとひやかす。「いらっしゃいませー」と体育会系の叫び声がこだまして、すごく嫌。河岸声だったら叫びそうだな。
• 実家に夕飯を食べに向かうが、渋滞に巻き込まれる。時間かかることは苦じゃないが、ゆるい上り坂でだらだら渋滞だったので、マニュアル車で坂道発進を延々続けて、うんざりしてしまった。暗黒ミラ・パルコのローはどうもクセがあってなぁ。ガクガクしちゃうので、途中からセコ発進に切り替えたんだけども、一回エンストしちゃった。かっこわるー(^_^;;

・970613a（金）【１３日の金曜日なのか！】

・970612a（木）【「ユメノ銀河」を観た】

• というわけで、午後八時の親不孝通り。ネオンは派手で呼び込みのネーサンが沢山いて、割引チケットは配っていても、人通りは少ないのは木曜だからか午後八時だからか。
• 「シネテリエ天神」に到着したのは八時五分。もう少し早く到着する予定、というかつもりだったのだが、思ったほど歩行速度が出てない。これ以上、汗だくになって映画館に到着したくない、というのが無意識の制動になっているのか、関係ないのか。悪夢の「ゲーセン前の行列」はどこにもなく「やっぱり昨夜のは、レディースディの悪夢だったのか？」と思い、階段を降りかけると、階段を降りきった映画館入口に行列の尻が(^_^;;。とはいえ、せいぜい二十人もいないようなので、とりあえず安心して、チケット売場に行くのだが「チケットは入場の時に売りますので、行列に並んでいて下さい」と言われる。言われるままに行列の最後尾について並ぶ。本日は暇つぶしの友として「発明超人ニコラ・テスラ」を持ってきたので、暇は怖くないぞ！　と思い読み始める。と、どんどんオイラの後に列が伸びる。男もいるけども、男女比１：３から１：４で女性優勢。気のせいか本日は、「アートとか興味ありますぅ」という風情だけど、ちょっとPUFFY入ったオネーサンが多いような気がする。背後に並んだオネーサンたちが「とりあえずチケットを買うほうがいいみたいな気がするけど、並んで待ってるのかもしれないけど、どうしようか」と小声で相談を始める。「並んで待ってろと言われますよぉ」と声をかけるべきか、黙っているべきか、０．０五秒まよって「コミュニケーション不全な青年」を演ずることに決める。が「あのぉ、すみません、チケットを買った後で並んでらっしゃるんですかぁ？」と聞かれてしまったので「いえ、チケットは入場の際に売るので、並んで待てと言われました」と言う。偽PUFFYは安心して階段に座ると、バーガーをモリモリと食べ始めた(^_^;;。改めて行列を見渡すと、半分以上の人間が、持ってきた本に顔を埋めて立っている。暇つぶし用の本を装備した人が行列して、本当に本を読みながら待っている光景など、久しくみた記憶がなかったので、一ミリ秒だけ、記憶の森をさまよってみた。こ、この光景は......共通一次（ぐば）。
• 狭い狭いと思っていたシネテリエ天神は、オイラが悲観的に記憶していたよりもずっと広かった。壁の表示を信じれば「座席六０、立見三０、定員九０」とのこと。なななんと、三０人も立ち見させるつもりなのか！(^_^;;。支配人？　のオニーサンが、「本日は充分座れますから、安心して二列に並んで待っていてくれ」「込んできたので三列に並んで待っていてくれ」と整列させにやってくる。「本日は」と連呼されても、連日やってきているマニヤ(^_^;;はおそらくいないと思うのだが。おかげで「なんか、座れない日もあったの？」「し、しらない」というような会話が列の中に広がる。そーなんです、座れない日もあったんです。
• パンフレットを立ったまま読む。へぇ石井監督、赤煉瓦美術館でやった夢野久作展の演出してたのか。あの時のビデオはすっげー面白かったので、帰りたがるＧＴを無視して、延々と眺めていたことなどを思い出すのだった。心が遠い過去をさまよっている間に場内に入る。座れた。ほ(^_^;;
• 座席に座ってパンフレットの細かい文字を読んでいると、右目が痛くなってきたので、パンフレットを閉じる。映画を観に来て、映画の前にわざわざ目を疲れさせることもあるまい。土曜あたりからずっと右目がゴロゴロしてて、てっきり眼鏡の度があわなくなったための疲れ目だと思っていたのだけれども、どうも、何かデキモノができかけているような......。パンフをカバンにしまって、することもなく映画館の人々を観察する。普段、あんまり人間観察をしないオイラなので、しみじみと「人間の顔って色々あるなぁ」などと思う。野郎は特に特長を感じなかったけれども、女性は、なんだか「アートとか興味あるんですう」が入っている気がするのは、気のせいかもしれない。気のせいかも知れないけど、どうも「レトロな家具とかあつめてるんです。西洋アンティークじゃなくて、大正ロマンみたいな」というような雰囲気を感じるのだが、まぁ気のせいだろう。隣にゴッツイおっさんが座ったのだが、どうも劇団仮面工房（先頃閉鎖されたほったて劇場月光シアターの劇団）の主催者な気がする。商業映画じゃなくて、だんだん、アマチュア映画祭か実験映画祭か、なんかそんな雰囲気になってきたような。
• 「ユメノ銀河」が始まった。一瞬、映画に入りそこねかけたけれども、モノクロの空に雲が流れる映像で、「水の中の八月」の感覚が甦ってきて、映画の中に入った。
  • 小嶺麗奈、ま、丸い！
  • 浅野忠信、ま、丸くない！
  • 小嶺麗奈、ほっぺたも丸いけども、眼球の丸さがすげー気になる。いや、目玉は誰でも丸いんだけども。いや「気になる」ってのは悪い意味じゃなくて、すげー印象的だ。
  • 小嶺麗奈、ひたすら「ぢとー」と陰気に浅野忠信を注視しつづける。この映画は丸い顔で丸い目玉の小嶺麗奈が、ぢとーーーーーーーと浅野忠信を、うつむいたまま眺め続け、涼しい目元の浅野忠信が涼しい顔でそっぽを向く映画だ。
  • 小嶺麗奈、ぢとー
  • にしてもこの映画、台詞がぜんぜん映画の内部に入ってこない気がする。ほとんどＢＧＭ的というか効果音というか。ひ、ひたすら小嶺麗奈がぢとー、浅野忠信がそっぽむく。空には雲が流れ豪雨が。
  • う、喋り始めると小嶺麗奈、なんか「水の中の八月」と同じような。
  • う、なんか、水の中の八月と同じ事言ってないか？
  • うー、すげーなー、こんな風景、今の日本に実在するのかー？　白黒いいなぁ。白黒写真撮ってみたくなるなぁ。
  • 海が、すんげー印象的だった。海の写真も撮りたいなぁ。でも広角レンズぢうやうかもかも。
  • うわ、終わった。ぐはぼへ。
  　なかなかよかった。うんうん。お部屋でビデオで観ても、またうれし、という気もする。映画としてどうなのかは、よーわからないけども、少なくともオイラは「観に来てよかったなりよ」と思ったなりよ。つい、パンフだけじゃなくて白黒ポスターも買ってみました。
• と、いうような感想文ともなんともつかないものを、長浜公園横のバーガー屋さんでサルサバーガーを食いながらThinkPadで打ち込んでみました。もうすぐ電源が切れますのでさよーならぁー(^_^;;。しかし、木曜だからか、いい感じにガラガラで快適なんですが、座っているお客の携帯とPHSが本当にひっきりなしに鳴っているので、しみじみ「こんなにのべつまくなしに電話しなきゃいけない用事があるんだろうか？」とか思ってしまうのだった。ってオイラもPHSでこのファイルをftpできたら幸せなのになぁ、とか思っているわけなんですが。うーデータ通信できるPHSに買い換えたい！
• って「んなにピーピー携帯ならすほどの用事あるのか？」とかいってるのが、意味なくノートパソコンとりだしてカチャカチャ言わせてるオタクなんだから、困ったもんだ(^_^;;

・970611b（水）【SPEEDソラミミアワー】

「Walk This Way」

（誤）「♪フォックス・ディ　フォックス・ディ」
（正）「♪Walk This Way　Walk This Way」
......狐の日？　きつねび？（それは「狐火」＝フォクスファイア）

「Body and Soul」

（誤）「♪ポーラスター、太陽浴びて」
（正）「♪Body and Soul、太陽浴びて」
......ポーラスターって、八神純子だろうが＞オレ。しかし、タイトルまちがえてちゃ恥ずかしい。

（誤）「♪バス停からきて、めぐってくるものっさ」
（正）「♪BadDayからLuckyDay、めぐってくるものっさ」
......バス停から、何がくるのか、と思っていた(^_^;;

（誤）「♪本気でそう、強気でゴール、ヘヴンな毎日じゃつまんない」
（正）「♪HotでSoul、強気でGo!、平凡な毎日じゃつまんない」
......ヘヴンな毎日とは、ヨカ毎日(^_^;;

「Luv Viration」

（誤）「♪情けない、暗い、誠実な、この恋を」
（正）「♪情けないくらい、誠実な、この恋」
.......「情けない」「誠実」「恋」から「暗い」をヒネリだすオイラの言語感覚って暗黒まり！

（誤）「♪アイム　ビーバー　奇跡おこるはーずー」
（正）「♪Unbelievable 奇跡おこるはーずー」
.......ビーバーでどーする(;_;)

（誤）「♪Luv Emotion　暴言、吐いたよ」
（正）「♪Luv Emotion　もう限界だよ」
.......人名とは。

（誤）「♪こうしてても、けーたいきーとひとえだわあん」（意味とれず）
（正）「♪こうしてても、携帯、きっとHITOEだわ」
.......人名とは。

「STEADY」

（誤）「♪あのコにしてるみたいに、キック！　抱いて欲しい」
（正）「♪あのコにしてるみたいに、きつく抱いて欲しい」
......いや、こりゃムリヤリだけどさ(^_^;;。でも「キツク」って音が不吉なんだもん。

（誤）「♪偶然じゃなく運命といつか呼べる。暇でぇえ」
（正）「♪偶然じゃなく運命といつか呼べる日まで」
......これもムリヤリすぎるんだけど、♪今サチってる毎日だから他人より多く「暇」ってみたい的というか(^_^;;。なんか「ヒマデェー」ってところ「だけ」分離して聞こえてくる(^_^;;

「Go!Go!Heaven」

（誤）「♪今、一瞬の毎日だから」
（正）「♪今が旬の毎日だから」
.......「旬」とは。

「I Remember」

（誤）「♪消えてく夏　燃え尽きたダーリンみたいに」
（正）「♪消えてく夏　燃え尽きた二人みたいに」
.......二人で燃え尽きましたか。てっきり先に、いや、いいんだけど(^_^;;

「Kiwi Love」

（誤）「♪最近マンネリだよ、小姑は」
（正）「♪最近マンネリだよ、コウジとは」
.......またもや人名だったとは(^_^;;。いや「こじゅうと」は無理あるとは思っていたけどもさ。

（誤）「♪もうちょっと、強引でいいんだよ」
（正）「♪もうちょっと、四人でいいんだよ」
.......男女の話じゃなくて、SPEED四人の夜遊びと思って聞いていると、こう聞こえる(^_^)

（誤）「♪キビ、キビ、キビナ」
（正）「♪Kiwi Kiwi Kiwi Love」
.......そもそも、タイトルが聞いててもわからづ(^_^;;

「Happy Together」

（誤）「♪ハッピーくれー、だ！」
（正）「♪Happy Together」
.......これまた、タイトルが聞いてもわからんにゃ。

・970611a（水）【身辺雑記：】

• 風邪だけでなく色々あったわけですが、弱まり＆キツまっていた、オイラなのだった。
• 病み上がり（おおげさ）のせいか、漢字がちゃんと読み取れない。いや、風邪は関係ないのかもしれないが、漢字を誤読してしまう。
  『その１』
  　文房具屋のレジでふとみると、カモメールが売っている。眺めていると、イラスト付のひとつが「ハート・カクテル」の「わたせせいぞう」のイラストである。タイトルは「南風」。女性が何かぶらさげている図面なのだが、どうみてもカボチャには見えない。なぜ、カボチャか？　オイラには「南瓜」と見えていたのだ(^_^;;。我ながら面白かったので、顔なじみのレジ嬢に言ったら、若干、ウケた。で店外に出た。買い忘れに気付いて、店に戻ると、先ほどのレジ嬢を中心に、店長も含めて「かぼちゃ？　ゲラゲラ」と「爆笑中」だった。うぐ、「ウケた。ラッキー」という気持ちと「バカみたい＞オレ」が同時に襲ってきたので、買い物はやめたのだった。
  『その２』
  　天神をプラプラしていたら、「水着のペンギンが二匹、横向きで並んでいる」ポスターを見かける。で、「空の王様」というコピー。
  　うんで、オイラはてっきり「ＡＮＡの夏キャンペーンだな」と思ったわけ。ところが、よく見ると「ＩＭＳ」と書いてある（ＩＭＳ（イムズ）ってのは天神にあるファッションビル（ていうのかな？　洋服屋さんがたくさん入ってるビル）ね）。
  「ＩＭＳ」が「空の王様」ってのは、理解できないわけで、よーくみると、コピーが「夏の王様」でした。「風」と「瓜」は、まぁカマエが似てなくもないんだけども、「空」と「夏」はぜんぜん似てないわけで、自分でも悩むのだった。まぁ、ＩＭＳのロゴマークが「紫と黒」だから、ＡＮＡの「黒と紺色」のロゴと見間違えたんだろう、ということにしておこう。じゃ、エヴァ初号機もＡＮＡなのか＞オレ。
• DIMEの表紙の小嶺麗奈が大変グーである。おすまし顔以外は、わりとイマイチが多い気がする小嶺麗奈なので、貴重であると思う。
• SPEEDの歌詞が実にソラミミしてるのに気付いたのだが、別項にまとめた(^_^;;
• 夕方７時に抜け出して、ダッシュでキャナルシティ博多まで「エディバウワーの鞄用の肩かけベルト（肩あて付き）」を買いにいく。カバン本体は買わないのか(^_^)＞オレ。ところがッ！

  ♪買い物しようと、キャナルに
  　　でかーけたがー
  　　　本日、定休
  　　　　愉快なトモロちゃん

  愉快ぢゃない！！！（誰に怒ってるんぢゃ＞ヲレ）
  　いやぁ、まさか、キャナルに定休日があったとは(^_^;;
• つーわけで、キャナルから延々歩いて（夜の中洲をつっきって(^_^;;）、親不孝通り、あ、いかん「万町通り」の、小さな映画館「シネテリエ天神」まで、「ユメノ銀河」のレイトショーを見にきました。
  　げ、すげー行列！
  　甘く観てましたわ、となりのゲーセンの前を横断するほどの行列とは。しかも、異様にオネーサンばっかりなもんだから、「仕事帰りのＯＬ様にはさまれたオタク一匹」みたいな雰囲気で、なんかその場にいるのもイヤんになってしまたのでした。しかも、オネーサンらは、手にハダカの千円札もってたりして、「なんじゃい、裸ゼニなど？」と思っていたら、「水曜日はレディースディ１０００円」とか(;_;)。そ、それで多いのかぁ？（といってもレディースディの看板を観ると、多くの女性が「ラッキー」と言ってたから、知らなかったんだろうけども。
  　オイラ的には、行列だけで間違いなく、狭いシネテリエ天神がいっぱいになる、とわかってしまったので、立見になるとわかりきっていたけれども、万が一、座れるかもという、望みをもって、自分を励ましつつ、並んでいたわけで。
  　前の映画（ユメノ銀河ではない）から出てきた人びとが、一様に行列にギョっとする(^_^;;。一人がつぶやいたのだが「いままで、シネテリエで行列ができてるのは、みたことなかった」ということで、そうだよなぁ、シネテリエからはみ出す映画なら、一般映画館だよなぁ(^_^;;
  　つーわけで、階段おりて、地下の映画館入口にたどりついた段階で、「すみませーん、ここからは、全員、立見なんですがぁ」と言われて、速攻で帰る。でかい映画館なら、まだ、通路座り、とかの技の余地あるけど、シネテリエ狭すぎて、立見もくそも「座れない」んじゃなくて「立てない」だから(^_^;;
  　しかし１３日までなんだが、観ることできるのか？　深夜にやってくれれば、深夜に出かけるのだが。やっぱ、ビデオ化まで待つか。
• なんか暑くなってきたせいか、コーラ中毒の気配を感じて、なるだけコーラを避けてるオイラである。軽い気持ちで一杯飲むと、次の日は、ほぼ待ちがいなくコーラ飲んでしまうからなぁ。
• 学研のスーパーミステリーマガジン「ムー」を買ったところ、２００号記念号で、表紙の１／４をしめるような巨大なサイズな「２００」が金箔押し！　すげー(^_^;;で、特集が「総力特集　ロズウェル　墜落ＵＦＯの真実」なのは、まぁ、ムーだからいいとしても、「特別企画／完全解読！『新世紀エヴァンゲリオン』 」ってのは、いくらなんでも、恥ずかしすぎというか！　いまさら、というかッ！　ムーがやるなよぉ。（って、ムーこそ大騒ぎせれ、ちうネタかもしれんが(^_^;;）。しかし、ムーに「聖書の神は宇宙人だった！」「イエス・キリストは宇宙人だった！」「天使は宇宙人だった！」「死海文書に書かれたユダヤの大陰謀！　世界を支配するフリーメーソン」「１９９９年隕石大衝突！　恐怖のシナリオ」って書かれているのは毎度のことだから全然平気なんだけども「エヴァンゲリオンに書かれているこのネタは、ムー読者なら承知のあのネタ、このネタだが」とか書かれると、猛烈に全身が痒くなるんですが(^_^;;。「ゼーレとはすなわちフリーメーソンリーか！？」とか言われちゃうと「それを言うな！」というか。いや「ムー」とか愛読するオレがいけないんだけどさ(^_^)
• 「サンライズ・アニメ大全史」なるムックを買う。内容的には、イマイチなんだけども、ガンダム・イデオン・ダンバイン・ザブングル・エルガイム・バイファム・ダグラム・ボトムズあたりはオイラの人格形成に重要な位置をしめているので、まぁ資料の一つとして。
• あれ？　本屋の袋から、買った憶えがない「SPEED写真集」が出てきた(^_^;;。あれぇ？　たしか、本屋で「３０００円だったら買わないなぁ。電気グルーブの「Ａ（エース）」買うよなぁ。あれ？　１８００円じゃん。安いな」とは思ったのだがレジまで持っていったのかな？　はて？　うーん、病み上がりだったから判断力が鈍っていたらしいぞぉ。
  　で、内容なんですが、うーん「小中学生だったのね」というか(^_^;;。すまん。ごめん。
• 今日一日を振り替えって思うのだが、風邪ひきまり＆忙しまり＆脳サチリまり状態で、他人と口を聞かずに土日月火とすごすと、一段落ついたところで、反動的に猛烈喋りまりモードに入ってしまうのだった。本日は方々で「いいから、ちょっと黙れ」と言われてしまった(^_^;;。ってオイラだけかもしれないが、反動で喋りまくるヤツとか(^_^;;