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風邪の調子は順調だ。
と書くと、まるで「風邪が好調=体調は不調」と読まれかねないな。体調は順調だ、が正解。
朝、目覚めた時も、気分もまぁまぁだったし熱も36.7度と、微熱かもしれないが平熱の範疇だったので、風邪にルルは飲まずにでかけることにする。オイラはガキの頃から、いわゆる総合風邪薬は「ルル」しか飲まない。飲み慣れているからよく効くのだ。というか、小さい頃から効くと信じて飲んでいるから、必ず効くのである。これを「パブロフの犬」という。ちがう! これを「プラシボー効果」という。
でかけようと思ってリビングの床を見たら。黒い円盤がフローリングの床の真ん中に広がっている。不審に思って近づくと、足がベタベタする。「ぐえ、切ったか? 血が出たか?」と、その血糊に似たベタベタ感から飛び上がって足の裏を見ると、真っ黒......。以前、本棚の角に足の小指をぶっつけて、痛くてぴょんぴょんとびあがったあと、ほったらかしにしてたら、爪が割れてて、ドクドクと、すべって転けるほど血が出たことがあったが、などと思いつつも、足ではなく視線を床の上で滑らせると......犯人発見「不易墨汁」。
最近、自分の字の汚さに思うところあって、突如、通信講座の現代書道講座セットを取り寄せ「三川」だの「目口」だの「大人」だの、お約束の文字からせっせと練習して......せっせと、は嘘だが、いるのだが、どうも、昨夜、熱まったときにウロウロしてて、墨汁容器をケリ飛ばしていたらしい。ぐはすぎ。時間もないので、新聞紙を上にひろげてでかける。あとでどんなことになっているのか、考えただけでゾッとするのだが、床に筆で書いた円が書いてあるなんて、あんがい「アートな生活」かもしれん、とか思ったりするのだった(嘘つくなよ)。そういえば、大学のSF研の部室の床はコンクリートで、部室の床で新歓ポスターを模造紙にポスターカラーや墨汁で描いていたわけで、そのポスターカラーやら墨汁で床は赤やら黒やらに塗り込められてて、ポスター描くのに飽きたら床に絵描いて遊んでいたなぁ、などと思って、いや、追憶にひたる暇があったら、さっさと拭け。いや、時間ないんだから、出かけろ。
オレも風邪、仲間も風邪、ボスも風邪、みんな風邪。みんな憂鬱。オレひとり、なんか、微熱ハイ。「いつもより調子いいんじゃねーのかよ、おめーは」と言われる。「そんなことねーよ」といいながら、スキップするオレ(するな)。気持ちはハイなのだが、作業はけっこうボロボロだったのではないだろうか。やばち。
いかにやばかったについて語るにはあまりにも時間が足りないので秘密。にや。
小金が入ったので小踊りして本屋へ。台風でトラックが止まって入荷が送れていたらしいパソコン雑誌が一気に入荷。MacLIFE, MacUSERに加えて、つい、普段はかわないMacPOWERまで勝ってしまう。MacPOWERは、BeOSのpre版CD-ROMがついているのだ! 別にBeOS確かな未来を感じているわけでもないし、BeWare書くのに燃えたりもしない予定なんだけども、記事に出てくる、なんかポップな色彩のデスクトップ写真みてると、うずうずしてくる。初めてMacの画面をみた衝撃に幼い頃のレゴの記憶を重ねたような、なんともいえない、いい雰囲気。うぉー入れたい! MKLinuxのためにAU/Xフォーマットして空っぽにした外づけHDを今一度シルバーライニングでMacOSフォーマットにして、そいつに、BeOSを入れるかー? 入れるかー? と、思ったんだけど、週明けにミーティングがどどどとあるので、週末にMacが終末を迎えるととんでもないことになるので、危ない橋はわたらないことにするのだった。おためし版がCD-ROMから起動してくれないかなぁ。
本屋で「コンタクト」原作の文庫を発見。映画とはかなり違うらしいが、まー火星にカール・セーガン基地もできたことで買うかなぁ、とか、手に取る。(マース・パスファインダのことね>カール・セーガン基地)。巻頭の献辞で娘さんにささげてあったみたいだけども、「君らに残す21世紀がすばらしいものであるように」というようなことが書いてあって、21世紀をまたずに死んじゃったのなーと考えてしまった。とりあえす、数冊あったので、そこにおいて、ぐるっと本屋をひとまわりして戻ってきたら、上下1セットしか残ってなかった。あぶないあぶない、と手にとってよくみると「下が二冊」だった。げげ。(オヤジギャグ)。やられた、後日出直そう。
本屋で「20年目のザンボット3」を立ち読み。ぐおー、ちゃんとは見て無くてもだいたいは憶えている話が、話がぐあー。ひどいはなしらー。やめろー、やめてくれー人間爆弾はやめれ! あぁ、敵の正体と目的とそのオチはやめれ! トリトンもやめれ! ごめん、生きてたオレが悪かった。
オレの理解は正しかったのだが、改めて見せられるとやめて欲しいな。しかし、名作というか残さねばならない作品だと思う。
ザンボット3が観たくなるが、再放送などあるわけないし、LD-BOX買えるわけもなく、とレンタルビデオ屋にいくと、ぐはぁ、順次入荷してるじゃねーかよ、すでに数本! 借りられてたけどさぁ。観るしかないのか? 観たいよな。脳にインストールしたいよな。板野サーカスも、ドラえもん声の主人公も、人間爆弾も(やめれ(;_;))。けど、観てる間がつらそうだからなぁ。けど、借りるだろう。そのうち。
【余計な解説】
まぁ、オイラはガキの時分には、70年代の変身ヒーローと巨大ロボットアニメに育てられ、思春期前期は、サンライズアニメにどっぷりつかっていたヤツだから、まぁ、巨大ロボットアニメは、データ的にはきっちりは押さえてなくても、雰囲気でだいたいわかってるつもりなんだけども、いまさらながら思うけども、ロボットアニメってのは循環してるよね。ある時期、いくとこまでいってしまって、反動でところとん「子供だまし的」にいって、また反動で「高尚すぎ」にいってしまって、って。いや、なにが言いたいかというと「改めておもうまでもなく、ザンボット3は、すげいんだけど、新ためて思ってみても、やはりすげい」ってことで。なんじゃそりゃ。
人間爆弾、といえば、オイラ的にはレッドバロン(あ、実写ね)、かな。主人公のアニキの博士が敵にとっつかまって、反抗しないように爆弾埋められちゃうんだけども、けっきょく、主人公の目の前で爆死しちゃうのだった。子供心に「これは、ぎりぎりで助かりましたチャンチャン、って雰囲気じゃないから、爆死しちゃうんだろうなぁ」と覚悟して見てたんだけども、やっぱり、ズガーンとくると「うっぎゃあぁああああ、爆死さすなよ! それは、やめてくれ!」って感じだったなぁ。オレがガキのころの子供番組は、けっこうエゲツないというか露骨というか。それだからこそ、シリアスというか。「大人の鑑賞に耐える」というと、なんかちょっと違う気もするけども。昔はテレビの表現に対する規制がゆるくてエゲツない表現が可能で、そういう表現が多かったというのと、子供番組で平気で社会ドラマってしまう風潮があった、ってのが混ざってたんだろうなぁ。レインボーマンの「死ね死ね団のテーマ」とか聞くと「どうしてこんな『死ね死ね死ね死ね死んじまえ』とか連呼する歌が子供番組の中で放送されなきゃならなかったんだろう? とか思ってしまうなぁ。あー別に今の子供番組がなまぬるい、とか主張してるわけじゃないすよ。「ガガガが超もえ」ってのは、本当だと思うし。あーでも、いくら「マジンガーを救出にくるグレートなみのかっこよさ」と言われても、オイラは、ジェイアーク、キングジェイダーはかっこわるすぎて、感情移入できなかったな。(アイアンギアーの方が20倍かっこいいぜー!)。(じじいは、おうちでLD-BOXでもみてノスタルジにふけりなさい>おれ)
ビデオ屋では「ライトスタッフ」を借りる。SFの棚にも航空モノの棚にもなかったんで、ないんだと思っていたら店員さんに聞くと「2本組もの」のコーナーにつれていかれた。ぐは、2本組なのか! 193分。3時間10分。な、ながーい(^_^;;。あと、ついでに観てるべきなのに観てないSFを消化しようと思って「ロボジョックス」(SF研の飲み会かなんかで上映されている部屋にはいたんだけども、完全に寝ていたんじゃないかな?)、あと、塚本晋也監督の「TOKYOフィスト」。バイオレンス物を観るには、ちょっと体力足りてないんだけども。
- 【ライトスタッフ】
- ソ連のガガーリンに有人宇宙飛行で先を越されてしまったアメリカが国家の威信をかけて推進する有人宇宙飛行計画マーキュリー計画。だがしかし、合衆国にはまだ安全に軌道上まで人間を上げるだけのロケットはなかった。奇跡を起こさなければマーキュリー計画の成功はありえない。そして奇跡を起こすために「ロケットが爆発しても死なない」ような不死身で無敵な宇宙飛行士7人が選ばれた。この映画はマーキュリー計画の実話に基づきながら、7人のヒーローである宇宙飛行士と、その陰で、超音速ジェット機と飛ばしつづける伝説のパイロット、チャック・イエガーの活躍を描く映画。宇宙開発映画としては欠かしてはモグリと言われる映画(らしい)けど、オイラはアポロの人だし。マーキュリー興味ないしぃ(^_^;;
- 【ロボジョックス】
- 日本特撮界の恥部(のひとつ)とさえ言われかねない(オイラが勝手に思っている)「ガンヘッド」が挑もうとして、思いっきり、なしえなかった「巨大ロボットの、どつきあい」を、オーストラリア(だっけ?)の砂漠のオープンセット(屋外セット)を使うことによって、ガンヘッドよりも先に実現してしまっていた映画。後半、予算がなくなったので舞台が宇宙にいっちゃってロボットが動かなくなる、という確かな噂は流れているが、オイラ的には観たこと無いからわからないぜ、だ。オープンセットが鍵だ、というのは「ガメラ」が後年、証明した。(と、オイラは勝手に思っている)。
- 【TOKYOフィスト】
- 「鉄男」「鉄男2」の塚本監督のボクシングバイオレンス映画。後輩のボクサーに恋人を取られたサラリーマンが復讐のためにそのボクサーのジムに入門し、激しく拳を激突させる。恋人はその激突に刺激を受け、ピアスや入れ墨にはまっていく,,,,という映画(らしい)。「普通の映画」だろう、と勝手に思って敬遠してたんだけど、BS「真夜中の王国」で紹介された時に、そのあまりの「異常」さに、観る気になったのだった。
ばうわう氏の「お知らせ」日記が大幅加筆。「日記猿人」への熱い思い(愛憎)と「日記リンクスから日記猿人への日記系リンク集の歴史と、ばうわう氏のその歴史への思い」が熱く語られている。オレ的には「待っていた」という内容だったりする。
まー、歴史記述は記述者の主観が入ることは当然なので、オレはオレなりの主観と立場で「別の歴史観からみる、ばうわう的歴史記述への反論」を書かせてもらおうそのうち。ばうわう氏とは関係なく「日記リンクスはどうして滅びたか」って話は、考えてみたいテーマだからねぇ。けど、終わった話でもあるし、書くと津田さん批判になったり関係者に失礼だったりする可能性あるしなぁ。ま、「ばうわう氏がつぶした」とか「ばうわう氏が正しかったのでつぶれた」とかいうのは、間違いだと思うけどね。
しっかし、ばうわう、書けるじゃないか、熱い文章が! すごいよ、感動したよ。熱くても、あいかわらず1.「非常に自由な事実解釈」と2.「独創的な記述事項の選択」と3.「幻想文学的記述手法」が多いわけなんだけども。まぁ、ありていに言えば1.「事実誤認」2.「隠蔽」3.「歴史の捏造」になるんだけども、オイラも証拠をあげずに記述したり、記述事項を選択したりするわけで、明確な線引きができるかどうか、ってこともあって、あまり声高に言ってもしょうがないしね。
いや、うん、しかし、熱いな。うん。
けど、「とほほ日記」を一日分休むぐらいの時間と労力がかかったらしくて、純粋な「とほほ日記」の読者のテレビっこの皆様は、迷惑だと思ったでしょうね。
ところで、「今日は不愉快な連中のことは忘れていたい」と書いて「とほほ日記」を休んで、「お知らせ」日記だけ更新すると、「忘れていたい不愉快な人物って、とほほ日記読者の方なの?(;_;)」っていう連想が働いてしてしまうんですが、どうかな? 邪推すぎ?
(けど、まぁ、ばうわう氏、オイラの文章、読んだみたいだね。「刑法」一本槍だった記述に「条文」とかの記述が加わってるし。けど、あいかわらず「違法」にこだわってるあたりが読解できてないみたいで悲しいですが。「ルールを後から作ったのはずるい」っていう指摘は、独自に考えたのなら、なかなか智恵がまわってますね。)
そして、ばうわう氏は「とほほ日記」と突如「日記猿人」に改名! いや、まぁ、なんつーか。現行「日記猿人」の登録リストでも吸い出して手動リストを構築するのかとも思いきや。あまりに唖然としてしまって、不覚にも「それほど欲しいなら、もぉ、日記猿人って名前が欲しいなら、あげちゃえば? 「日記猿人」も新しい名前になれば、ばうわう臭とおさらばできるし、と思ってしまったのだった(^_^;;。
つーわけで、これ書いてるオレは、けっこう感情的だから、言いたい放題に書いてるわけ。くくく。一般性がある文章は、また別項で。
テキストには書ききれないオレのパッションの部分を画像で表現してみた。ワープ本文のタイトルとして作ったわけじゃないから、あとで別の場所にはりかえるけどね。
無粋な気もするが、念のために明記しとこう。
あーあと、書き忘れたので、メモだけど書いておこう