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引き続き風邪をひいている。
「37.8℃の既視感」
♪ななどはちぶ、の、デジャヴュ
今しかできないことが
今あるはず
炎のメルトダウン
「薔薇とノンフィクション」PSY・S
「発熱時の幻覚は、いかなる麻薬の幻覚よりも強烈である」という話もあるのであるが、40度とかいう世界じゃなくて、たかだが38度の世界なので、通常の夢しかみないのだった。
そこは、どこかの、美術館のようだった。
どこかの高原のなだらかな斜面に建っていた。
遠くの壁面がすべてガラスになっていて、
長方形の草原が、暗闇に浮かんで見えた。
部屋の床は、木目のきれな板張りで、
学習机のように、妙に元気な色の
ラッカーで仕上げてあった。
まるで小学校の色彩のよう。
部屋の中程に大理石の台があった。
そして、人の頭ほどの大きさの、
白い石膏のタマゴが載っていた。
タマゴは、直方体の大理石の角に
とがった方を下にして立っていた。
浮いているわけではないけれど、
ボルトのような物で固定している風には
見えなかった。
大理石の台の前に立って、
石膏のタマゴに向き合うと、
台からケント紙のような素材の
土星の輪のようなリングが出ていて
そのリングが部屋の内側をグルリと
とりかこんでいるのがわかった。
台の前まで来て、
初めて気付いたのだけれど、
最初からそのリングの内部に
立っていたのだ。
どうやって支えているのか
皆目見当がつかないのであるが、
ゆらゆら揺れたりせず静止している
ところからして、磁力や吊りじゃ
ないのだろう、と思った。
しかし、別に不可思議な力ではなく、
巧妙に錯覚を利用した方法なのだろう、
と思った。
「芸術家って、賢いな」と。
さて、この作品は、どうやったら
「作動」
するんだろうな、と思う。
答はなぜか最初から
心の中に
あった。
「I LOVE YOU」
タマゴがやわらかい白い光を放った。
とかポエムかはたまた意味不明日記のようなものを書いてしまうのは平熱+2度Cのなせるわざなのであるが(^_^;;。なんかしらんけれども、ICCな雰囲気の「それっぽいアート展」を夢の中で見学していたオイラだった。あとはね、直径5メートルぐらいあるクローム色のリングの中がゆっくり回転してて、そこが、エスプレッソカフェになってるんだけど、床に地球儀が描いてあって、リングの一カ所に固定されたモニターに、そのモニターの真下の国の風景が「Webカメラ」で表示されて、しかも、そのモニターの反対側に設置されたスピーカーからは、「地球の反対側の都市の音」が鳴る、という仕組みになっているのだった。で、全体がゆっくり回っている、と。けっきょく、モニタが東京の雑踏を映しているとき、ブラジルの音楽が聞こえる、という仕組み。(ちなみに夢の中の「東京の風景」は秋葉原だった)。夢の中にいない今、こうやって書いていると、「円盤状に地球儀、どうやって描くねん? なに図法? そういう図法でも東京の反対側はブラジルかぁ?」とかいうツッコミが理性側からやってくるのであるが、夢の時間の理屈にまで、責任もてるかい!>オレの理性。まぁ、このカフェでエスプレッソを飲みつつも「なんて、ありがちな『インターネットアートやねん』これじゃ、美術館やなくて、T-ZONEにあるぐらいで正解やん」とか思っていたわけなんだけれども、夢の中でも(^_^;;。まぁ、オイラはT-ZONEの電脳喫茶けっこう好きだから夢にもそのモチーフが出てきたのかもしれん、というか引用する素材が貧困なのかも(^_^;;。電脳喫茶と言えば、モスバーガーがインターネットカフェになってくれたら、毎日かよっちゃうかもしれん、とか思うなぁ。
なんか夢の中に出てきた「ひらけゴマ」なキーワードが「I LOVE YOU」ってのが、正気なオイラなら絶対に許せないのであるが、夢の中のオイラ的には「わかっていたよ、その答(にや)」的だったなぁ。
というわけで、夜中何度も起きては汗だくになったTシャツを着替えて朝まで眠り続けたわけであるが、朝、熱を測ると36.7℃。うーん、人によっては平熱の世界なんだろうけど、オイラ的には「微熱」だなぁ。しかし、微熱でいきなり休めるほど普段、真面目にやってないんで(ヲイ)「風邪にルル」を飲んで出かける。体温調整がヘタまっているので、たくさん着てないと、寒くてたまらないけども、たくさん着てると、ちょっとした運動で汗が吹き出す。ぐえ。仕事場に着く頃には、薬が効いたのか体温は36度ジャスト。
関節はちょっと痛いけれども、わりといい感じで過ごす。何度か体温をテルモの電子体温計で測ったところ、オイラの平熱は「35.8℃」らしい。うーむ、体温低いのな(^_^;;。どうりで、38度ぐらいでフラフラになるのな。
昨日は、熱あるのに気付かずに、ボスの部屋を訪ねて「失礼します。モロボシです」と言うつもりが「モロボシます。失礼です」とか言ってしまって「脳がどうかしたか?」と不安になったりしたのであるけども、(「失礼です」はいいけど、「もろぼします」ってのが、「どうする気だ!?」的にイヤだなぁ。)やっぱ、熱あるときは、人間、アホウになるのぉ
本日も、夕方ごろには薬が切れて知らない間に38度まで体温あがってて「おいおい、気付かなかったら結構いけるじゃんか!>熱」とかいう話になってしまったんだけど、案の定、ローソンの小分けソバ食べようと思って、麺つゆ入れるへこみに、袋に入ったゴマとかノリとかワサビとか残したまま、上からツユをかけてしまって「おいおい、熱ぐらいでここまでバカやるかぁ!>オレ」とかつぶやいたら「いつものモロさんじゃないですか。熱のせいじゃないっすよ」とか言われて、よけいグハまってしまったのだった。「いやぁ、なんか、熱出てる方が、元気みたいですよ」とか。ぐあ。
前やろうと思ってやめちゃったG・ベアの「鏖戦-Hard Fought-」(「おう」はSJIS=E851ね)のSFM掲載時と「80年代SF傑作選」掲載時の翻訳比べとかしてみようかと思って部屋の本棚をひっくりかえしたら、物理的にひっくり返ってしまって(^_^;;,死ぬかと思った(^_^;;。見つからないSFMを部屋で探すよりも図書館で探す方がいいな。手間がかからないだけじゃなくて、物理的に身の危険が少ないかもしれないし(^_^;;。ハードフォートの英文って、ペーパーバックとかで手に入らないかな?
よくわかんないけど、デビルマンのラストシーンって、オイラの中では、ハードフォートのラストシーンとシンクロしてるんだよなぁ。(とか、ちょっとネタバラシなのかも)。
というわけで、「微熱があるまま活動する」ってのは、「日常の中の非日常」っていう点では、なかなか、面白い物があるな。しかし、きついので、はやくなおってくれい>風邪。