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【ワープ日記】梅から桃の季節
この“日記”は事実をもとにしたフィクションであり、登場する事物に関しては演出上の効果のために任意の改変・誇張・創作が加えられています。悪しからず。
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臨時にメトロインターネットのサーバに移動してみました。リムとメトロ、どっちに新しい日記を置くか、なやみ中です。以前の日記ファイルはこちらにはないので、ご面倒でも「http://www.hf.rim.or.jp/~morrow/warp/」以下をお探しください。
感想用の掲示板「WarpBoard/ワープ・ボード」はじめました。
《日食情報》3月9日(日)の部分日食は福岡では無事に終了しました。ありがとうございました。(って君が主催者なのか?>オレ)
- カールスモーキー石井こと石井竜也の第一回監督作品「河童」をビデオで観る。なかなか、いい感じだった。
- テレビで始めて「トッピー」のCMを観る。永谷園のトーストトッピング調味料? のCMで、シノラこと篠原ともえ、がガキと一緒に歌って踊るCMである。しかし、なんか「誰? この変な奴?」という気しかしない。って、今のシノラみても「何? この変な奴?」としかしない人も多いんだろうが。
- なんか知らんが、無印良品をブラブラする。「激辛タイ風グリーンカレーセット」200円と「チリコンカンセット」350円を買う。「うーん、これってどうやって作るんだろう? 何が入ってるんだろう?」と疑問に思っているたぐいの料理の香辛料が必要な分量ずつ手にはいるから、実に便利だなぁ。
それにしても、「業務用・包装の簡素化・素材重視」の結果、宇宙食というか全体に共産主義的雰囲気を漂わせている無印良品がこれだけウケルというか、気持ちいいのは、なんでだろう? 「共産主義すら商品として消費してしまう資本主義経済」ってことなのかな?(意味不明)
- 本日日曜日、街中ですれちがう中学・高校生カップルの65%が「エヴァンゲリオン」の劇場パンフを持っているということです。(トモロ調べ)
- 16:30 「エヴァンゲリオン『シト再生』」を観る。
「デス編」は、まぁともかく「リバース編」はさすがに観るだけの価値はあると思う。けども、本当に「今回はいいところ、で終わります。ごめんなさい」という監督の台詞のまま、本当にいいところで終わりすぎる。「アダムとは?」「リリスとは?」「使徒の正体は?」「ゼーレのシナリオとは?」「ゲンドウのシナリオとは?」に対しては、けっこう種明かししていたように思うんだけども、オイラの頭と記憶力じゃけっきょくどういうことなのかわからぢ。「以上の謎の種明かしをしていたらしい」ってことだけ理解できたのだった。
シンジくん、なんか、いつになく「男の子的行動」してるじゃないか! がんばれ!(おおうそ)。しっかし、まぁ構想拡大とはいえ、改めて思い返すと「テレビ版ってぜんぜん終わってなかったじゃないか!」とか思って、ちょっとグラっとくるのだった。
にしてもデス編は、時系列を無視した編集で頭がキリキリ痛むような台詞続出だったので、みてて胃が痛くなった。にしても、テレビでやってる映画のCMって、大嘘なんじゃないのか?(^_^;;
夕方の回に行ったので「ほぼ満席」ではあったけれども、立ち見にはならなかった。会場は「ヲタク」というよりはむしろ「アニメファン」と言ったほうがシックリくるような若い人々がたくさんいた。なんか、平均年齢が20以下だったんじゃないかなぁ? なんか自分が思いっきり年寄りであることを自覚してしまった。
オイラの隣は「アニメ好きです!」的な高校生ぐらいの女の子二人組が座っていたが、デス編でカヲル君が画面に登場するたびに「ビクッ!」ってして『キャァッ!』と小声で叫ぶのでおかしかった。「あーカヲルくんLOVE!」なのねーというか。
デス編が終わった瞬間「え、えぇええ、もぉ終わり!?」的なドヨメキが広がり、一応、全員立ち上がりかけて、んで、すぐ座るのだった。(って、単に前の回のリバースから見た連中が出ようとしただけなんだろうけど)。
映画中4回も携帯・PHS野郎がピーピー鳴らしながら出て行った。
- バイブにして、音消せ。
- 映画みてる間、電源切れ。
- 外に出るまでピーピーならし続けるなよ、うるせー。うっかりピーピー鳴らしたら、その場で取って耳に当てたまま、素早く出て行け。喋らないかぎりピーピー鳴らすよりも被害が小さい。
- だいたい、切り忘れで鳴ったら、その場で電源切れよ。それか、受信ボタンと切ボタンを連射してすぐ切れ。
- 切り忘れじゃなくて、映画館の中で受信音鳴らしてもいいと思ってる人は、映画館に来るべきでない人だから、二度と来るな。
- 「本当に大事な電話だったらどうするんだ!?」って? そんな電話がかかって来る人がノンキに映画とかみてていいのか?(^_^)
終わってゾロゾロとロビーに出ると、ロビーは「アニメファンの海」である。オイラの横に立っていた見ず知らずのオタク君が彼のツレに「あーこんなところで知り合いにバッタリあったらイヤンだなぁ」とつぶやく。実にその通りだ(^_^;;。思わず仕事場の知り合いを探して見渡してしまった。
んで、トイレに行ったら、仕事場の仲間がトイレから出てきて「ゲ!」ってお互いに指さしてしまった。んで2秒後にお互いに気付かなかった顔をしてすれちがったのだった。(指さしてから無視しても遅いってばよ>オレ)。
- 19:00 SF研のコンパにOBのくせに先輩面しに出かける。んがしかし、周りを知らないぐらい下の連中に囲まれてウキまくり(;_;)。「ID4みろよ」「パラサイトイヴみろよ」「ガメラ2、ビデオみろよ」と喚く。特撮者から「今年のイチオシは『ビーロボ・カブタック』ですぜ」と言われる。そうか、やっぱ、そうなのか!
今年のSF大会は広島で通称「アキコン」らしいっす。安芸の国だから、らしい。
- 21:30 「スタートレック・ファーストコンタクト」を観る。初めて新スタトレを英語で観る。「ジェネレーションズ」はビデオで観たんだけども、わざわざ日本語吹き替え版で観たのだった。英語で観ると、艦隊用語がかっこよくて、なかなかよいのだった。ピカード艦長は、あまり気にならなかったけれども、データはやっぱ吹き替えじゃないと親近感が出ない気がする。あと、ジョーディは顔も声も違うので誰かわらかないや(^_^;;。内容については、まぁ、いつものスタトレの豪華版ってことで。面白かったよ。
- 23:35 「マーズアタック」を先行レイトショーで観る。バカすぎ。バカすぎて、眠たい脳に効いた。すげーいい。眠くて「笑えないぐらいブラックな部分」が脳に達しなかったのが良かったのかもしれないけれども、説明不要の一本調子で強引な展開が気持ちよすぎ。これに比べたらバカ度最強だと思っていたID4も理屈こねくりすぎ。特撮は、とにかく、円盤がすばらしすぎ。銀ペンキで塗ったかのような表面の円盤がグリグリと回転しながらとびまわって、底のスクリューシャッターが開いて鉄骨な着陸脚がグィーンと出るところとか燃えすぎ。って、オイラは「未知との遭遇」と「スターウォーズ」からSF映画を見始めた世代だから、この時代のB級SFにノスタルジーは感じないはずなんだけれども、これぐらい徹底的にやってくれると「無意識領域の記憶20%+お祭り気分10%+レトロ趣味60%+勘違い・気のせい10%」で「おもしれー」と思ってしまう。なんか、もぉ、「あ、あぁあああ、そうくるか? そうまでするか?」と思いながら、どこまでやるのか見せていただくつもりでみてて、気持ち良かった。
- 終電終バスも終わっていたので、テクテクと1時間半歩いて帰ってきました。
- 街路樹では「ハクモクレン」の花がダントツきれいだと思う。
- 「食物連鎖」中谷美紀、を聴く。「坂本龍一プロデュース」すぎる!(^_^;;。曲もアレンジも坂本印すぎて笑ってしまった。原田知世の1stそっくりな気がしてくる。(これも坂本龍一プロデュースだったと思う)。んで、なんか毛色の違う曲があったんだけども、これまた異常に聴いたことあるな、と思って記憶の底から「大貫妙子な曲だ!」と思ったら、本当に大貫妙子の曲だった。だって「地下鉄のザジ」の歌詞で無理矢理歌えるんだもん、その曲。(無理すぎるんだよ>オレ)。
- 本日も、福岡は雨であるよ。霧雨。寒い。
- 熊本あたりでは、すでに桜が咲き始めたらしいけれども、福岡はまだまだ梅の季節のようだ。とはいえ、街路樹も葉っぱが出始めたので、もはや春は薄皮一枚、ってところだな(なんだそれは?>うすかわ)。
- あまりにも夜中、腹へりすぎるので「こんにゃく畑」を食べているのだった。んがしかし、こんにゃく自身がいくらノンカロリーでも、天然果汁やら果糖ブドウ糖液糖なんぞが入っているので、ひとつ43kcalあるわけで、貪り食ったらけっこうなカロリーになってしまうのだった。むさぼり食うなよ>オレ。しかし、すげービニールを感じる食感なんだけれども、本当に天然物由来のゲルなのかなぁ?。あと消化吸収できないゲルを大量に摂取するので、お腹がゆるむのだった。
- むぅ、話題は「たまごっち」じゃなくて脳機能学者「とまべっち(苫米地)」なのか!
- テクノスタルジア読んでるんだけども、オイラにはちょっと難しい(;_;)
- 「ハンテッド」を観る。日本勘違い映画としても、面白いが、「ジョン・ローン主演ニンジャアクション」として観ても、すげー面白い。ジョン・ローンの「ニンジャ」がすげぃかっこいいのだ! 話はめちゃくちゃすぎるが(^_^;;。暗殺現場を目撃したニューヨークの商社マン(クリストファー・ランバート=ハイランダ、アミバのモデル)を抹殺するために、ジョン・ローン率いるニンジャ部隊が新幹線乗客をニンジャ刀で皆殺し。味方の侍の末裔が、日本刀一本でニンジャ部隊をバッタバッタと斬り殺す、すごい映画だ。とにかく変な映画なんだけども、ジョン・ローン演じる伝説の暗殺者「キンジョウ」がかっこよすぎだ。そのカッコよさは、ロボコップ3のニンジャロボ・オートモにも匹敵する!(アイツに匹敵するあたりが、この映画の見方を端的に物語っているんだろうが)。
- あ、今日ってホワイトデーだったのか! ってヴァンアレン帯チョコをもらってないので、おかえしのしようがなかったのだが(^_^;;
- 本屋で「庵野秀明スキゾ・エヴァンゲリオン」と「庵野秀明パラノ・エヴァンゲリオン」を買ってしまう。買ってもしょーもないのだが、つい買ってしまうのだった。
- 夕方から雷雨・豪雨
- 夜から大野城いこいの森キャンプ場のロッジでキャンプ?。豪雨でバーベキュウ中止でカレー。カレーは焦がしちゃ食えないなぁ(;_;)。
- 泥酔。床が酒でビショビショ(;_;)。
- 本日は福岡は雨であるよ。
- 昨夜は遠方にお引っ越しする後輩のSF彦から本棚をいただいてしまった。慢性的な本棚不足症に悩むオイラとしては、実にありがたいお話なので、ほいほいと引き取りにいったのであるが、合板製とはいえ、180cmX90cmはあるわけで、日もとっぷりくれた夜の8時から、二人でかかえて、夜道をえっちらおっちらと進むはめになるのであった。夜中に街灯もあまりない真っ暗な道を、真っ黒で巨大な本棚を横にしてかかえて歩いていると、原チャリが走ってくるわけで、しかも、非力なヘッドライトにはオイラたちの人影は浮かび上がっても、本棚の黒い影は見えないらしくて、かかえているオイラとSF彦をよけようと、時速40キロのまま「二人がかかえている本棚」に向かってつっこんでこようとするので、超恐ろしいのである。あるいは、あわてて避けようとしてオイラたちが回転すると、ドリフのコント状態で反対側の端がブロック塀に電柱にバス停の標識にぶちあたるのであった。バイクで襲いかかってくる悪漢をふりまわした棒でバイクから叩き落とすってのは、ジャッキー・チェン映画の中なら痛快なシーンでるが、現実に引き起こしてしまうと単なる交通事故なわけで、非常にこわいのである。
さらに、霧雨が降りだし、やがてそれは、大粒の雨粒にかわるのだった。
本棚1本を運んだ時点で非力なオイラは腕にきてしまったわけであるが、引っ越し期日が迫るSF彦は「断固、今日中に引き取っていただきます!」という気迫に満ちていて「明日にしない?」とは言えそうもない雰囲気なのだった。雨に降られながらアイスをなめなめSF彦の下宿にひきかえす。
「あー、モロさん、なんか、本気で雨降ってませんか、これ?」と、頭からぐっしょり濡れたSF彦が恨めしそうに空を見上げてつぶやく。『その本気雨の中、断固として引っ越しを敢行すると言ったのはおまえだぁああ!』とは、言えないわけで(^_^;;、「一年たった今、もう一度ヒトは補完されえたのか?」とか、「やっぱり一番の悪党はゲンドウだ」とか「しかし、悪事の証拠を見せつけられて『仲間にならないか?』と言われて、コロっと悪の副首領になってしまう冬月って変なヤツでは?」とかぶつぶつ言い続ける二人なのであった。
二つ目を運んでいるうちに、雨は思いっきり本気な雨になってしまい、「合板でできた木製の本棚の中に水が溜まる」という思いっきり不気味な風景を眺めながら、えっちらおっちら歩くのであった。安全対策のために、国道3号線の歩道を歩くわけであるが、歩道は歩道で、前を見ずに全力でぶっとばすチャリンカーが爆走しているわけで、避ける拍子に、西鉄バス停に「ブックシェルラリアット」をブチかましてしまったのであった。SF彦は愛着あるらしく「あぁ! 傷が!」とか言っていたが、オイラ的にはもはや自分の下宿まで運べれば、傷がつこうが何しようがどうでもいい状態になっているのだった。
そして、突然、底が抜ける(^_^;;。
底、というか、本棚の背板(ベニア)が枠からはずれて、そこに載せてあった仕切り板が濡れたアスファルトにまき散らされるわけで(;_;)。背板をひろって、さらに前進するわけであるが、背板を失った枠は急速にグラグラするわけで。
泣きたくなりながらも、なんとかオイラ下宿に到着した。濡れてるので、とりあえず玄関に置く。玄関が本棚で埋ってしまった(;_;)。しかも、よく考えなくても「慢性本棚欠乏症」以前に「慢性本棚置くスペース欠乏症」が重症になっているので、ひょっとすると、このまま玄関が書庫になってしまうかもしれないのだった。すばらしすぎ! 実は、この後、もう一つ小さな本棚ももらってもう一往復したのであるが、記憶がない。
教訓:雨の日に引っ越しするのはやめよう!(^_^;;
エヴァ26話でリツコ博士はシンジに「雨の日にだって楽しいことはあるわ」と説教を垂れるのであるが、やっぱり「雨、憂鬱な日、風邪ひきそうな気分......好きじゃない」とかつぶやく方が正しいよぉーーー、ヒ、クシュン!!
とはいえ、タダでデカイ本棚をめぐんでくれてありまちょう>SF彦
- 結局、その後、寝るまで腕が小刻みに震えるのだった。非力すぎるオレ(;_;)。
- 別冊宝島「ライターという仕事」(だっけ?)を古本屋で仕入れたので、読む。ライターかっこいいなー、あこがれちゃうなー。でも、ツラいんだろうなぁ。体力勝負なんなのかなぁ?
なんかが必要な気がするなぁ、どれが欠けると致命的なんだろう?
- 本屋でヤンジャンを立ち読み。巻頭グラビアは広末だった。広末がコアラを抱いている図というのが、最強に可笑しかった。狙ったんだな。しかし、竹内まりあプロデュースで4/15デビウらしいが、大丈夫なんだろうか。どうせ聞かないからどうでもいいんだけども。
- ファイブスター物語8巻を買う。ヤクト・ミラージュよりも、やっぱ、クラウドスカッツかなー。
- 「トンデモ超常現象99の真相」と学会、を買う。と学会の設立目的をまげて、世にはびこるトンデモ事件/学説の「伝説」の真相を暴く本ということらしい。いろいろ言いたいこともないではないが、ウソッパチを「実は本当かもしれない」と思っていたオイラとしては、グーの音も出ない、ということで黙るしかないのだった(^_^;;
しかしまぁ、なんだかんだ言っても、この本を出したあたりが「と学会」の本性ちうか、本音なのかな、とも思う。(だから、黙れって>オレ)
- 吉川ひなのが出てくるハンディカムのCMをみていて、はじめて、10年用パスポートと5年用パスポートのサイズが違うことに気付く。どうでもいいが、パスポートサイズはパスポートサイズでも、奥行きもパスポート半分ぐらいあるからなぁ。そりゃ、薄さまでパスポートサイズってのは無理だろうけど。(いや、無理じゃないのかも!)。
しかし、ひなの、はすでに「たんなる外人オバサン顔」になりつつあるのじゃないか、と不安だ。
- 胃はあいかわらず痛い。そろそろカロリーブックでも買ってカロリー計算をしてみないと「空腹と飢餓感にさいなまれているのに、実はカロリー過多」という空しい世界になっているかもしれない。ま、酒飲むあたりですでに失格らしいが。
- 壁花さんのリクエストによって、福岡名物? マルタイ棒ラーメンを探してみました。ローソンにはありませんでしたが、7イレブンにはあったのでした。むーコンビニには置いてないと思ったのに。さすが「街の噂は、いま、棒ラーメンよ!」である(ちなみに、CMの女の子のセリフである。多分、福岡ローカルだろうけども)。オイラとか「棒ラーメン」と言われれば、束ねた麺が棒に見えるから、と連想してしまって、それ以外の可能性を考えたことがないのであるが、知らない人は「棒のように固まっている」とか「棒を削って麺にする」とか、いろいろ考えるらしい。あるいはブランド名と思っているらしい。「棒ラーメン」。うーん、確かにブランドなのかな? 登録商標なのかもしれない......うーん、オリジナルの方は「マルタイ即席ラーメン」と書いてあって、どこにも「棒ラーメン」とは書いてない。オレンジ色のトンコツスープの方は「屋台棒ラーメン九州味」らしくて、「棒ラーメン」であるのは間違いないようだなぁ。ここでマルタイに電話かけて調べると立派なんだろうが、そこまでしないぞぉ。あ、マルタイって福岡市内に本社があるのかー、知らなかったなぁ、でもあたりまえか(^_^;;
高校の時、久しぶりにマルタイの棒ラーメンを作って食ったら、あまりのウマサに泣いてしまったからなぁ、まぁホームシックが絡んでいたのかもしれないあたりがオセンチなオイラであるが。ちなみに、残したもう一食分を次の日に作って食ったが、別にただのラーメンだった。やっぱ、思い入れぢうようなのだろう。あるいは、身体に耐性ができていたのかも。って薬物なのかよ>ラーメン。あーしかし、禁断症状あるかもしれないな>ラーメン。
【棒ラーメンのパッケージ】
【棒ラーメンの麺】
- つーわけで、昨晩は胃が痛くて胃薬飲んで寝ていたなりよ。
- ごひょー動燃の再処理施設が爆発したのかー?
- eva【エヴァンゲリオン補完計画】
映画向け特番があっていた(^_^;;。庵野監督が記者会見で謝り倒す姿などが放映されていた。映画のCMのバーリエーションがどんどん増えている気がするのだった。けれども、なんか去年エヴァがあみだしたヴィジュアルを超えてない気がする。
- 「三番テーブルの客」を一瞬見たら、前田愛が出ていた。ラッキー。
- 「テクノスタルジア」香山リカ、をゲット。まだ読んでない。
- 毎日、自分がプレステを買わないように監視するのに疲れ果ててしまった。今月はいろいろとモノイリですでに暫定予算は使い尽くしているし、補正予算が通るみこみはないのだった。うーオイラが勝手に「増税」とか主張したら収入が増えるといいのになー。赤字国債は発行できなくもないなー。でも、借金はあとが怖いからやめておこう。
- eva【世界の中心でアイをさけんだけもの】
というわけでエヴァの最終回。「ひとつの補完の形」が集結したのだった。おめでとう。ありがとう。
昨夜は裏番組のDS9を見るんだと主張する弟1号から無理矢理チャンネルを奪ってエヴァをみたために、コタツからおいだされて寒い思いをして見るはめになるは、横からぐちゃぐちゃ「これどういう意味」「これなんなの」と質問されて、ちっとも集中できないは、とさんざんだった。しかも、世界がパリパリ割れるあたりで「あのさ、オレが旅行に行っている間にこの書類出さないといけないんだよね、アニキかわりに出しといてよ。この書類がここで、この書類がここだから、わかってんのかよアニキ」とか、目の前に書類をさしだされて、はっきりいって、ブチ切れる寸前だった。
集中してなかったせいかもしれないが、去年リアルタイムで見た時のような胃が痛くなるような気分も、頭に血が上るような激怒も感じなかった。とはいえ25話が思ってたよりも面白かったと思ったのに対して、26話は思っていいたほど面白くも破綻もしてなかった気がしてきた。問題は、続きがなかった、ってことで。
- そうそう、仕事場でエヴァにはまっている人々の発言でひっかかったのは、彼らが皆、少年エース連載のマンガを「原作」だと信じていることだ。「アニメに追い付かれる原作」ってのはあるけど、アニメに追い越される原作ってのは、あまりないんじゃないかなぁ? そんなことないか。
- 胃が痛くなったので、胃腸薬を飲む。キリキリ痛いだけでなく、ムカムカしてきて、じきに頭痛を併発する。「これは風邪ひいたんだろう」ということにして、夕方は早々と帰って寝てしまうのだった。ぐーぐーぐー。
- 本日福岡は雨。週の頭から雨だと、どーも、どんよりとやる気が出ない。
- 仕事場では「なんだ、エヴァの25話は! 意味がわからんじゃないか!」と叫ぶ人々の巣である(^_^;;。「説明しろ!」と詰め寄られるが「映画を見てくれ!」「オレは一年待ったんだ! 一週間で映画が始める君らは幸せだ」「庵野なんか信用するから悪いんだ! 野良犬に手を噛まれたと思って諦めたまへ」「とりあえず今日の最終回を見て、補完されろ。補完されてから文句言え!」などと、逃げ回るのだった。だからオイラは「エヴァなんか見るんじゃない」って口を酸っぱくして言ったんだよぉ(;_;)。どうでもいいが、今、イーサケーブルを通って仕事場へやってくるパケットの75%がエヴァ関連という情報があるのだが(;_;)。
- 夕飯として、フォルクスのサラダバーで野菜を死ぬほど食べる計画を立てるが、気付くとステーキ食っていた。なにやってんだ>オレ。
- 雨の中、テクテクあるいて名島のスポーツガーデンところのビデオ屋までビデオを返しに行く。店について気付いたのは「返すべきビデオを持ってくるのを忘れた」である。バカすぎ(;_;)。リュックに入れる時に巻きもどしてなかったことに気付いてビデオデッキにつっこんで、その後、傘用意してたりしたら忘れたらしい。トホホすぎる。
- 「God Save the すげこまくん」を買いそびれていた7巻から最新の9巻までいっきに買う。いっきに買ったはいいけれど、なんかノリについていけなくてぜんぜん読めない。絵は見てるんだけれども、内容が頭に入ってこない。
- 乱れた食生活のせいなのか、はたまた風邪の諸症状の一つなのか、胃がキリキリと痛い。痛くて眠れない(;_;)。
「トイレの花子さん」をビデオで観る。もちろん目的はナツミちゃん役の前田愛である。うむ、前田愛はかわいかった。ヒロインの冴子ちゃんの子もかわいかったし、意地悪なクラスメイト役の娘らも、実に美人で意地悪そうだった。先生役の大塚寧々は実に「美人先生」しててよかった。美人の先生って、美人である以上に怖いんだよなー。トヨエツのお父さんも、悪くない。(途中からみてた弟は最後までお父さんがトヨエツだと気付かなかった)。
んで、まー話は「トイレの花子さん」の話じゃなくて、「トイレの花子さん、だと噂をたてられた転校生がイジメられて、味方がどんどんいなくなる映画」だ(;_;)。なんか、もぉ「オレには関係ない世界の話だもんね」ってことにして見ていたから、まだ冷静で見ていられたが、なんかもー、出てくる小学生全員にガソリンをかけて焼き殺したほうがいいんじゃないか、とか思ったりしたのだった。小学校、中学校って逃げ場ないからなー。(高校は逆に逃げ場ありすぎ、ちうか「一つの世界が確実に存在するぜ」っていう共同幻想を維持するのが困難だった気がするけど。)逃げ場の無い世界は外部に敵を作るか、スケーブゴートを生み出すしかないんだろうけども映画だけあって、うまく事件が起こって世界は丸くおさまるわけで、現実の世界も、幽霊や精神異常者が暴れ回ってガス抜きできれば楽なのにな。
ラストはいまいち納得できない気もするのだけれども、ま、いいとしよう。あと、ナツミのいちばんいい台詞がいまいちだったような気がした。
げー小学校に入ったのってもぉ20年前なのか。ぐは。
#「ノーライフキング」の映画を連想したけど不許可かなぁ? 特にラストというか。
- ビーロボ・カブタックを見る。本当にロボット8ちゃん、というか、ヒーロー路線じゃなくて、ほのぼの路線なのね。いつザルソバが空を飛ぶか心配してしまったのだった。しかし、実はみててとっても楽しかったぞー(^_^;;。しかし、ヒーローとしてはいまいち戦闘シーンがうまくいかないから、一年もつか心配だな(^_^;;。キャプテン・トンボーグ、ねらいすぎ(^_^;;。
- 日食みた。煤ガラスを20年ぶりぐらいに作ったが、なかなか難しかったな(^_^;;。最初に見た瞬間、肉眼でも太陽がが欠けているのはわかるんだけれども、1秒もしないうちに、目の前真っ白というかー。昔の人は肉眼で日食見てたのかー?
- サングラス作戦:サングラスを複数重ねて日食を見よう、という作戦。2、3個もっているはずのサングラスが今日に限ってみつからない。トホホ。断念。(部屋の片付けぢうよう!)
- 針穴写真作戦:針穴の影が太陽の形になる、ということで針穴の影を作る。ルーズリーフの真ん中に0.5mmのシャーペンでブスっと穴をあけて影を作る......のだが、う、うぅーむ? 円形に見える大きさまで大きくするとぼやけて見えんなり。挫折。(テレカのパンチ穴の影だとグーらしいとか。穴が小さすぎたようだ。針穴カメラのことを連想して「穴が小さくないと鮮明な像にならない」と思ったのが失敗だったらしい。相手は光源そのもので、かつサイズは地球直径の100倍もあるのだ(^_^;;。
- 木漏れ日作戦:木漏れ日が日食の時は、ちゃんと欠けるという針穴作戦自然物利用編、ということなのだが......こもれび、って、葉っぱがないっす。冬だから(;_;)。断念。
- 虫眼鏡作戦:虫眼鏡で光を集めた焦点の先には太陽の姿が写るわけで、虫眼鏡を探すが......ない。眼鏡じゃだめかな? だめだなー近視矯正は凹レンズだし(しかも、オイラのは乱視入ってるし)。
- フィルムの切れ端サングラス作戦:テレビの「日食観察風景」でもやっていた「現像したフィルムの真っ黒の部分をサングラスにする」作戦。しかし、デジカメに以降してからこのかた、フィルムで撮影しないから、どこにネガがあるのかわからず。しかも、これってガキのころに「フィルムのきれはしは、目に悪い光線を透過するので、絶対にやらないように」と厳重に注意されたような記憶があるからなー。今のフィルムはどうなんだろ? 紫外線を通過させるんだっけな?
- すすガラス作戦:と、いうわけで、一番確実なのは煤ガラスなわけで。ロウソクはアロマテラピー用のラベンダーのキャンドルがあったので、これを使う。問題はガラスの方で「オーディオラックのガラス使ったら怒られるだろうなぁ」などと思っていたら、先日割ったガラスコップの破片を発見。こいつは八角形をしているので、破片が平面になっていて、ナイス。と、いうわけでこのガラスをロウソクであぶるわけであるが、破片が小さいので、すんげー熱い(;_;)。割ハシでつかんであぶると、ガラスだからうまくつかめず、落っことす。落とすとせっかくついたススがとれてしまうのだった。炎の上の方であぶっていたので、すんげー熱くなるばっかりでススがつかなくて泣きそうになる。「今のロウソクはパラフィンの純度が高くてススが出ないのでは?」とか思うが、何のことはない、炎の中程に突っ込むとススがつくじゃないか。そりゃそうだな、炎の一番外側は酸素が多くて温度も高くて完全燃焼してるからな。(還元炎、酸化炎とかいう単語が)。真っ黒にして太陽を見ると、あら真っ黒すぎ。しかたないので、一度ティッシュで全部ぬぐって、ちょっとススつけて太陽ながめて、ちょっとススつけて太陽を眺めて、という具合にやる。おぉー欠けておる欠けておる。んがしかし、やっぱコップのガラスはちょっと歪みがきつくて、太陽が欠けてる以前に長楕円に歪んでおるわい(^_^;;。QV10Aで無理やり撮影するも、ちょっとなぁ(^_^;;
970309【部分日蝕】
- 本日は予定と予定外の融合により、なかなか楽しい「冒険」をしてしまったのであった。
- 10:00 目覚め。ご飯+納豆+味噌汁というすばらしい「朝御飯」を食べる。朝御飯を食べるなどという行為は実に久しぶりだ。
- 11:01 待ち合わせの駅に到着。遅刻魔のオイラにしては、実に完璧な間に合い方だ、と思ったのだが、階段を降りながら、ふとホームの電話を見ると、GTが「またトモロは寝てやがるな」と電話をかけているのを目撃。くぅー、時間の前に到着せねばだめね(;_;)。
- 11:30 百道の福岡総合図書館。かりた本を返すのだった。入ったすぐのところにある検索端末4台のうち3台がプリント用紙切れで作動不能になっていた。う、うーん、なんか用紙はカートリッジ式にするなりしておくべきじゃないかなーと思うのだった。いちいち、ボディーを開けてややこしい操作しないと用紙はまらないって問題ぢゃん。「あぁ、用紙が詰まって出てこない!」と若い美人のお母さん(幼児づれ)が叫ぶ。「どうしましたー?」とかいって手助けしようかな、と思って、ふと彼女が印刷しようとしていた検索内容をみたら「アムウェイ成功の法則」「アムウェイで大成功」「アムウェイ...」「アムウェイ...」「アムウェイ......」オイラとGTは、そのまま後ろに10歩さがって回れ右して去っていったのだった。あぁ、彼女とかわいい息子さんは、どうなってしまうのだろうか? 2週間に一度本を返しにくるのが面倒になってきたので、今日はかりないぞ、と思ったのであるが、結果的には
- 「生命潮流」ライアル・ワトソン
- 「未知の贈りもの」ワイアル・ワトソン
- まーニューエイジなサイエンスといえば、ワイアル・ワトソンでしょー。
- 「なぜそれは起こるのか」喰代栄一
- 形態場がらみのいわゆる「シェルドレイクの仮説」の解説書。
- 「物語消費論」大塚英志
- ビックリマンシールの大流行をネタに「物語を消費する」という行動について書いた本。ずいぶん前に読んだんだけれども「設定マニアはどうしてエヴァにはまりやがるのか」ということについてもう一度考えるために借りてみた。「SFファンにとってエヴァはビックリマンシールなのか?」というか。「断片としてのシールと背後の神話」=「エヴァンゲリオンというアニメと死海文書」というか。
- 「シャイマン・シンドローム」ブライアン・G・ギルマーティン
- やっぱ、らぶまりを目指すには、シャイボーイを克服せねば(爆)
とまぁ、トンデモ系をかりやがるヤツが、アムウェイな人をよくまー避けたりできるもんだな、と自分にツッコミたくなるのは世の常だな。
ってわけで、軽くなるはずのリュックがさらに重たくなってしまったのだった。トホホ(あとでこれが致命的になるとは思っていなかったオイラだった)。
- 朝飯を軽く食べたせいか、前日の夕飯を「ダイエッツ」と称して軽くすませたのが効いてきたのか、腹が超へりまくって、冷静な思考ができなくなってくる。腹が減るというか、胃が空っぽで痛い。(実は、前日のんだ「ニンニクエキスカプセル」が胃に悪いらしいと後で気付いた)。「めしめしめしめし」と叫んで、福岡タワー方向にフラフラと近寄る。TNCの放送局の前では「小学生フリースロー」などという看板が立っていて、ローカル番組の収録があっていた。スラムダンクなユニフォームに身を包んだ小学生選手のまわりを、どでかいスニーカーを履いた仲間達が取り囲んで声援を送っている。「あーナイキが好きでバスケットしてるんだなー」などと思いつつニコニコしながら眺めていると、小学生チームの監督らしいオジサンのチームを書いたパーカーの背中に「根性!」とでかでかと書いてあって、ビビった。ファッションと体育会系魂が火花を散らしているのか! そのバスケットメーンの関係か、マクドが満員なので、SUBWAYというサンドイッチのチェーンに入る。流れ作業で目の前でオネーサンが部品を合体させてサンドイッチを作ってくれる。おぉ、なんか楽しいぞ。長いパンをくりぬいてサンドにしてくれるのである。むむ、6インチと倍の長さの12インチ(フットロング、と言うらしい)があるが、12インチはダイエッツの有無にかかわらず、とても一人で食える量とは思えず。ローストビーフにするか(サンドイッチならローストビーフだよねー)、BMTハムデラックスにするか(サンドイッチならハムだよねー)、ツナにするか(ツナサンドぢうよう!)、それともチーズ&ベジタブルにするか(ベヂタリアンぢうよう!)と色々迷いすぎたのであるが、まーサラミが食いたかったので、BMTにする。胚芽パンを半分に切って、カッターナイフ状のナイフでV字に切れ込みを入れて、チーズひいてハムのせて(ハムは、なんか、もぉメニュー別に複数ハムがパッキングされてシート状になっている)タマネギのせてレタスのせてトマトのせてピーマンのせてピクルスのせてオリーブのせて(いちいち「##は載せてよろしいでしょうか?」と聞いてくれる。ありがたいが、面倒くさいので「全部やってくらさい」と答える)。オイル・ビネガー・塩・コショウもいちいち許可をもとめる気配だったので「全部やっちゃってください」という。「ハイ」とにこやかにオイラにほほえみながらオネーサンは専用容器から「ちゅー」と酢と油を出すのだが、オイラの方見てるから、思いっきりあさっての方向に酢が飛んでいるんですが(;_;)。「マヨネーズ・マスタード・ホットペッパーをお好みで追加しますがいかがでしょうか」と聞かれる。「マスタードを塗って下さい」と答える。やっと、意味ある受け答えになってうれしい。と、いうわけで、その鮮やかな作業を堪能してやっとこオイラのサンドイッチが完成したわけで、サンドイッチ作るのも見てると飽きないなーと思ったのであった。窓際の禁煙席に陣取って、すんげーいい天気の外を眺めると、隣の席のオバチャンが「ぶはー」と煙草の煙をオイラらの席に向かって吐き出す。テーブルの上に「この席は禁煙です」という禁煙マーク、壁にも禁煙、向かいの壁にも禁煙窓ガラスにも禁煙、と煙草吸わないオイラでもちょっとイライラするぐらいしつこく「禁煙」と書いてある禁煙席で、どうどうと煙草をふかすオバチャン。グーニーズの悪役のボズのオバチャンそっくしですんげー怖い。これだけ「禁煙」と言われている席で煙草をモウモウとふかす人に何をいっても無駄なので、店の反対側の席まで逃げるのだった。胚芽入りパンのモソモソした感じとチーズとこれでもかと入ったハムと生ピーマンの複合した味は「おー、なんか、アメリカーなかんじなりよ」とか思ったのであった。まー生野菜はカサはあっても実質量は大したことないのであるが「おぉーなんか肉と野菜をモリモリくったぜ、ぐへへ」という雰囲気を味わってニコニコするのだった。
- さて、本日のテーマは「知らない街に行ってみたい−福岡の街を撮影してみて再発見してみよう−」である。「本日のテーマ」の割には、ずいぶんと出てくるのが遅いな(^_^;;。カメラ小僧のGTは、オイラにはよくわからぬ、なんだか古めかしいカメラとカメラ本体よりも充分デカイこれまた古めかしい露出計をぶらさげ、オイラはQV10AとDC2Lのダブルデジカメ装備。重いぞー(^_^;;。百道は、(もぉ何度も書いてるからウンザリかもしれないけども)、バブル時期に開発計画を建てた地域で、妙にカッコよさげな(つまり、カキワリくさい)建物が建っている地域なので「変な建築撮影してみたら、けっこう面白かった」ゴッコするには最適なのだった。オレンジ色の「住んでる人のセンスどころか人格すら疑ってしまうぐらいかっこいいNEXSUSタワーマンション」とか、「意味なく木造フラードーム型の(岩田屋直営の)スーパー」とか写すのであった。しかし、変な建築よりも、道端でレトロなカメラとかデジカメとか構えてぶつぶつ文句いってるオイラらが一番変なわけで、我に返ると死ぬほど恥ずかしいわけで「我に返らないナチュラルハイなボクら」のフリをし続けるのであった。
- で、その岩田屋(福岡で一番偉いデパート)直営のスーパーに入ってみるわけであるが、2階がフラードーム吹き抜けの喫茶室になっていて、雰囲気満点......のはずが、なーんかビンボくさいのだった。そして「3月末日をもって、喫茶室を閉鎖します」という張り紙。店全体に漂う「そこはかとない高級感」と「悲しいまでにビンボくさい日常生活のディティール」のミスマッチがついに喫茶室を閉鎖に追い込むのかぁ、とちょっと悲しくなった。(つまり、店はビンボに汚染されているのである)。特価! な商品の棚と、いわくありげな「ちょっといい商品」の棚が別れているようでいて、ごちゃまぜになっているのが、なんとも言えない。と、いうわけで、イギリス製の「イチゴ入りコーンフレイク」と「ドライフルーツ入りコーンフレイク」を買ってしまうオイラだった。そこはかとないかもしれない「ちょっとした贅沢感」に負けるヲレ(;_;)。レジに行くと、前の奥様の買い物カゴの中に(覗くなって>オレ)「オーガニック・レーズン(有機無農薬栽培レーズン・ノンオイル」という袋を発見してしまう。ぐは、オーガニック!(みんなで「エコロジー万歳」と叫ぼう!)、しかも「ノンオイル・レーズン」とは! ノンオイル・レーズンを水に浸して発酵させると「天然酵母」が得られるのだ! この天然酵母で発酵させたパンを「天国パン」というのだ! このレーズン法以外に天然酵母を得る方法といえば、竹ヤブに入って竹の根本に練った小麦粉を置いておいて、竹から天然酵母を得る方法などがあるのだ! 目指すのか奥さん、天国パンを!......めざさねーって>オレ。。妄想が暴走したところで、また歩き出すのだった。
- さて、いつものおきまりのコースはこのまま西新経由で天神(福岡市街の中心部)まで歩いて、どこぞで飲んで解散となるわけであるが、本日のテーマは「知らない街に行ってみたい−福岡の街を撮影してみて再発見してみよう−」であるからして、通常と逆に西に向かってあるいて、福岡市西の果て「姪の浜」を目指すのだった。姪の浜といえば、地下鉄の終点でそこから地下鉄はJRとなって唐津(陶器の街だ)まで行ってしまうわけだ。そして夢野久作「ドグラマグラ」では、主人公・呉一郎が母親と同居していた場所である(だからどうしたんだよ>オレ)。姪の浜は地下鉄駅のくせに地上にあるわけであるが、どちらかというとJR駅の様相を呈していて、駅の下にはデイトス商店街まで備えていて、なんか「福岡市の西の果て」というより、「福岡市の外の別の街の中心」という雰囲気で、急に「知らない街にきちまった度」が上がって不安になるのだった。で、突然「そうだ、姪の浜から能古島(のこのしま)に渡ってしまえ」という話になる。能古島というのは、博多湾の真ん中に浮いている島で、姪の浜からフェリーで10分という至近距離で、ハイキングコースなわけである。(もちろん、農業してる人もいるし、単なる住宅地でもある)。うーん、地図のせないと、説明しづらいなー。ま、いいか、福岡市内の人じゃないとどうせわからないから(^_^;;
- 姪の浜駅からテクテク10分ばかり歩いて市営渡し船乗り場にいく。と、渡し船乗り場の隣が人工砂浜ぢゃん。(福岡市内の海岸部は、箱崎宮のお水とり用の幅50メートルを覗いて、ほぼ100%埋めたてられていて、砂浜がない。あ、ウソだった)。人工海岸は、犬の散歩する人とか、おりたたみバーキュウテーブルひろげてる家族連れとか、砂浜に穴ほって子供を埋めているお父さん(殺害目的ではない(^_^;;)など「五月中旬の陽気となった百道浜では、家族連れでにぎわい......」を地でいく風景。埋められるお子様が♪いい湯だな、あははん! いーい湯だな、あははん、と(無限ループで)歌っていて「歌って不滅だなー」とか思った。「おとーしゃん、おふろみたいだね? ねね、おふろみたいだね? おふろみたいだねー!」と叫ぶのだった。しかし、人工砂浜の左右は堤防になっているわけで、砂浜で昼寝する家族の5メートル横では堤防釣りをしている人々がずらっと並んでいて、なんとなくヘンテコな世界を醸し出しているのだった。海岸の対岸は、海の中道海浜公園なわけで(海の中道は、金印が発見された志賀島、と本土をつなぐ細い土地)遠くに、西日本一でかい観覧車やら(小嶺麗奈がセーラー服でイルカプールに飛び込んだ)マリンワールドやらが見えるのだった。オイラの実家は海の中道の付け根にあるので、どちからというと今見えてる「対岸」が「こちら」で今立ってる「こちら」が「対岸」だったわけで、なんか不思議な気分になるのだった。つい、360度パノラマ用にDC2Lでぐるっと撮影したので、メモリが無くなったのだった。パノラマ合成は面倒なので、たぶんやらないのだった。
- 15:45 というわけで福岡市営フェリー「フラワーのこ号」で10分揺られて、サクッと能古島に到着。フェリーといっても、乗用車4台しか載らないようなマイクロなフェリーで、船内は50%ぐらいが仕事のために載っている人で(工事用車両を運転してきたオッチャンやら、サラリーマン風やら)10%ぐらいが釣り客で、残り35%ぐらいが「春の陽気にさそわれて、ハイキングにきた、らぶまった人々」で、オイラとGTは「誤差」の5%の中である。20代後半やら30代前半やらのリーチはいった、らぶまり人どもは、まぁどうでもいいとして、中学、高校のらぶまった人々の初々しい雰囲気は「がんばれよー!」(何をだー!)と心の中で応援したくなってしまうのだった。(オイラの応援など迷惑だろうが)。
- 島の南端の港に到着。南北10キロ、東西5キロの長楕円形の島の北端に「のこのしまアイランドパーク」という、まー公園があって、島の真ん中に標高195mの展望台。島の西側の道が「自然探勝路」になっていて、島の東側の道が、バスが通る主要道路......とまぁ、港の観光案内所のオバチャンが言うには「能古島って,アイランドパーク以外、なーんにもないのよぉ」ということらしい。遊びに来たオネーサン方が「今の季節は、なにもない、ってことですか」とフォローいれたのに「今の季節だけじゃなくて、年がら年中、なにもないのよぉ」と言う。む、むぅ。正直すぎるぞ!
- と、言うわけで、ノコノコと自然遊歩道を歩いて北上するオイラとGTであった。
- 「見れ! すげぇいい桃の花!」とGTが叫ぶ。見ると屋根の間からピンク色の花が満開である。「へー、桃の花かー。桃って、今が季節なの?」とオイラ。「雛祭りとは、これすなわち『桃の節句』。今が季節に決まっておろうが」「な、なるほど! しかし、オイラには梅と見分けがつかないナリよ」「ふん、未熟者が!」。と、いうわけで、民家の間の路地をずいずい入って桃の花に近づく。民家の庭から電柱と競争するように木が伸びていて、ピンクの花が見事に満開。GTとオイラはパシャパシャと撮影するのだった。唯一の問題は、その『木兆』の幹に垂れ下がった札に『木毎』って書いてあるってことかな?(^_^;;。
ヲレ「ねぇねぇ、『木毎』って書いてあるよ」
GT「いま、露出を計ってるんだから、話しかけんなよ」
ヲレ「ねー、ここに『梅(紅)』って書いてあるよ」
」
GT「うるさいなーなんだって?」
ヲレ「この『木兆』の木に、『木毎』って書いてあるよ」
GT「おめーなー『木兆』と『木毎』の区別もできねーのか?」
ヲレ「これ『木兆』なんでしょ?」
GT「おめーなー、この『木毎』を『木兆』だと思ってたのか? アマチュア園芸家が聞いて呆れるな」
ヲレ「......(き、きたねぇ)」
という会話は架空のものであるが(^_^;; なんだか能古島の樹木は民家の庭木にもいちいち樹木名を書いた札が下がっていて、GTが椿、オイラがボタンだとおもっていたのが実はサザンカであったことも含めて、植物の名前がわかってありがたいのだった。おかげでGTは警戒して、以後、札を確認するまで絶対に植物名を発音しなくなったのだった(^_^;;。
- 自然探勝路は、赤土を削ったノリにシダとツタが繁茂するという「遠足お約束な雰囲気」にあふれていて、実にすばらしい。♪えんそくだーえんそくだーたーのしーなー、などと歌いながら、テクテクあるいちゃ、シダの写真とってみたり、名前のわからない草の写真とってみたり(さすがに、地面に生えてる草には札は下がってないのだ)、海の向こうの糸島半島やら志賀島やら眺めるのであった。
- と、まぁ、自然探勝路はいいのであるが、体力弱まりやがる文化系人間2匹が歩くにはちょーっと長すぎ、ということで、1時間半ほど歩いて、疲れ果ててしまう。百道も歩いて、姪の浜まで歩いて、しかもオイラはリュックに本まで背負って。昼飯のサンドイッチは消化に良かったのか、猛烈に腹が減ってくる。徐々に「きちー、足いてー」から「はらへりッ!」に台詞が変わってくるのだった。
- 壇一雄文学碑のところから、道が分岐。まっすぐ行ってアイランドパーク入口からバスに乗って渡し船場まで戻るか、展望台に登って、展望台入口バス停からバスに乗って戻るか。ちょっと考えたのであるが「せっかくだから」ということで展望台に登ることにする。これが選択ミスだったわけであるが(^_^;;。ちなみに壇一雄は「火宅の人」を書いた人らしいのだが「壇ふみの父」と言われないとどんな人かわからない。うそ。壇ふみの父と言われても、わからない。
- 展望台まで、だらだらと腐葉土を踏みしめて木陰を進むのであるが、いちおう「思索の森」ということになっている。だがしかし、至る所(というほどではないが)に捨てられて朽ち果てた軽自動車が転がっていて、なんか不吉な雰囲気が漂っているのである。骨格だけのこして錆びて朽ちた軽トラってのは、非常に不気味だ。(朽ち果てたセダンとかは、もっと不気味かもしれないが)。そのうち「イザナミ岩・イザナギ岩」というものにぶちあたる。「イザナミ岩とイザナギ岩は一説には、太古の昔からこの能古島にある岩で......」という解説文が添えられているのは、どうみても凸凹に加工した御影石をコンクリで固めたオブジェであって.....「一説には、オノゴロ島に能古島はあったとも言われ......」意味不明。文章をそのまま読むと「オノゴロ島の上(か中)に能古島があった」と読める。オノゴロ島って島を上に載せられるキャリアだったのかな? それともオノゴロ島の上の岩かなにかが能古島になったとか? それともイザナギ・イザナミ岩がオノゴロにあったのか? あ、「オノゴロ島に能古島はあたるとも言われ」の誤植? ううーん、意味がわかって書いた文とも思えないなぁ。しかも由来の怪しさ以上にイザナギ・イザナミ岩本体が怪しいんだもんなぁ......。
- と、いうわけで、ミカン畑の横を通り過ぎて、ついに展望台に到着。全体に錆び錆びの上にションベン臭い鉄筋コンクリート3層の(児童公園にありそうなロケット展望台に似た)展望台である。錆びた階段にはミカンの食いカスが落ちていて「あー喉が乾いた人が、そこいらのミカン畑から拝借して食ったのねー」と思わせる。で、最上段まで登ると......超すばらしぃー。まぢで、360度見晴らしがきく。「どの方向にも陸地が見え、能古島が博多湾の中央に位置することを実感する」と書いてあるけども、その通り。マリノアが(姪の浜の海岸を開発したボートがらみの遊び場所)マリゾンが(百道の浜にせりだしたボートがらみの遊び場所。志賀島まで高速船が出ているし、ご飯も食べられる。福岡タワーの裏)タワーがドームが天神(しつこいが福岡市街の中心。海岸部分は福岡ボートのレース場である)が遠くには箱崎埠頭がその向こうには和白干潟が(野鳥の宝庫としてなんたら条約による保護地域にしよう、という運動もあったんだけども、福岡市肝いりのコンテナ船基地として埋め立てが進んでいる。福岡市も環境アセスメントの結果を公表しなかったり、となかなかインチキくさいことをするのだった)、そして海の中道と志賀島が天神や百道から見るのとは90度違った方向から見えるのだった。翼を拡げたみたいにみえるホテル海の中道やマリンワールドの横顔が見えるのだった。いいぜー、この眺めはいいぜ。もちっと整備したら客呼べるぜ。
- で、展望台を堪能した後、帰るわけであるが、来た道を戻るか、なにやら怪しい細い道を通るか、のふた通りが考えられるわけである。船着き場でもらったパンフレットの地図だと、展望台の先にバス停があるはずなのであるが、とてもバス停に通じないような気がする。
ヲレ「おい、GT。いきどまり、って書いてないか?」
GT「それは、展望台への道が行き止まり、って書いてあるんだよ」
ヲレ「あ、なーるほどッ!」
たぶん、これが今回の「冒険」での最大の判断ミスだったんではないか、と睨んでいるヲレ(^_^;;。
- 細い道をノッシノッシと下っていくと、ほどなくミカン畑のど真ん中にでる。オレンジ色に実った夏ミカン? を眺めつつドンドンドンドン下る。位置エネルギーが失われる。位置エネルギーを失いきった時に気付いた。「げ、いきどまり」。思いっきりイヤン入りながらミカン畑を登っていって、ミカン畑に入っていない細い山道に戻る。しばらく歩くと、これまた「ここに入るしかなし」というミカン畑を発見。「ミカン畑抜けると道路に出るんじゃないか?」と考えながら、またグングンと下る。下りきったあたりで道が消える。よく考えればあたりまえで「ここに入るしかなし」というような道がそのミカン畑につながっている、ってことは、そのミカン畑へのメインの道がその山道だ、ということである。たぶん、農作業も出荷もその道を通ってやるのだろう。そういう道が山の上に向かって続いているのに、主要な道路に通じる抜け道があるわけがないぢゃん>オレら。
- いいかげんにミカン畑に入るのを断念して、ひたすら山道を進む。だがしかし、砂利道、踏み固められた土から、ついに道は腐葉土の獣道へと変貌していくのだった。「まぢーな」と思う。時刻は6時近く、日は沈む寸前。たぶん、あと15分もしないうちに真っ暗になるんじゃないかな? 既に道は木の枝を払いのけ倒木を乗り越え、という世界になりつつある。思いっきり「山登り」だ。小さなナイフはあっても、明かりも雨具も寝袋も防寒具も水もない。山に入るにしては、あまりにも軽装な自分に気付いて「まずいなぁ」と思う。食料はかろうじて、コーンフレークが2箱あるから、腹減りが頂点までくれば、こいつをむさぼり食えばいいんだけども、チョコやらあめ玉やらの山歩きの定番オヤツが欲しくなる。
- 「6時なったら、きた道を引き返して展望台まで戻ろう」ということにする。いい加減オイラはひきかえしたほうがいいんじゃないかモードの入っているのだが、GTが「前進あるのみ」と主張。6時5分前になった地点で、道が細くなりながら薮の中にロスト(をいをい)、そこから急斜面を下っている道が分岐しているように見え......なくもないけども、単なる雨水が流れていった跡、に見えなくもない。ついにオイラとGTは立ち止まって薮の向こうと下っている道? を無言で見比べる。「道に迷った、と思っていたんだけども,どうも『軽く遭難した』なんじゃないか?」という気がしてくる。まぁ、上を見上げるとところどころに電線が走っているのが見えるし、そもそも真ん中が一番高い島なんだから下り続けていけば、いつか海岸につくわけだから、野宿するハメになったりはしないだろうけれども、来た道を全部あるいて帰ると2時間以上かかるわけで......山道を歩いて8時になるのは避けたい(^_^;;。PHS波も全然届いてないし。(携帯の電波は届くのかなぁ?),まぁ山の中で道に迷った時に交番だか観光案内所に電話かけて「いま、山の中で迷ってるんですが」とか言うのって間抜けだけども(^_^;;。(イリジウム電話とか実用化したら、アマゾンのジャングルの真ん中から「あのさーここどこだかわからないんだけどさー、迷っちゃってさー、あーでもとりあえず元気だから、もう少し迷ってみるわ。じゃ」とか電話かけたりしたら、間抜けかも。
- とか、どうでもいいことを考えている間に時間はどんどん無くなるわけで「この下り道の方向に電線があったから、道路が下にあるかもしれないから、こっちにいってみよう」ということになる。暗くなると元来た道を見失う可能性もあるんだけれども、いいかげんに歩くのイヤになったわけで。「いくぜー」「おぉ」とりゃー、ざっくざっくざっくざっく、くそーイバラがー、めきめいめきめきー、ざっくざっくざっくざっく、うら、邪魔だ、この倒木、とりゃー、ぼきぼきぼきぼきぼきー、うわぁ虫が! 虫がブンブンくるよぉ、く、くるなぁー。あークモの巣がクモの巣が顔にッ!
「あ、道路に出た」
「なーんだ、3分もたってないぢゃん(^_^;;」
と、あっけなくアスファルト道路に出る。急に「遭難?」とか言っていた自分らがバカバカしくなる。と、アスファルト道路をずんずん下っていくと、なにやら学校のような建物が見えてくる。「よし、ここで道を聞こう」と近づいて、ふと表札をみると......まー別にどうということはないのだけれども、精神病関連施設だったわけで。PICNICみた昨日の今日で、シンクロ率が上がっている今は、ちょっと近づきたくなかったかもしれない気がして。というわけで、道を聞くのは断念して、そのままその道路を下る。んがしかし、その道路はすぐまた山道になっていて、かつ山に登る道のようである。覚悟を決めて戻って、先ほどの施設にいく。薪を割っているオジサンを発見したので道を訪ねる。「すみません、渡し船場に行きたいのですが?」「え? えーと、どこから来なすった、こんなところへ?」「えーと、展望台からですけども」「展望台? 展望台からどうしてここに?」「いえ、展望台から山をつっきってまっすぐ降りてきたんです」「ぐはははははははは!」笑われてしまった。「この道をずーっと上まで歩いたらそこで広い道に出るから、それを下ると渡し船場だよ」ということで、道をずんずん登る。思いきり笑われた理由は簡単で、その道を5分ほどまっすぐ登っていってぶちあたった場所がバスが通る道路でバス停が「展望台入口」でバス停の裏に展望台への階段がある。展望台のどこからこの階段に降りられたのかは若干の謎なのであるが、展望台から降りてきてバス停もあれば、渡し船場に向かう広い道路も一目瞭然なところをわざわざ狭い道の果てまで降りてきて「道がわかりません」とかいうヤツはいねーよなーふつー。(山の中をショートカットして降りてくる馬鹿もいないだろうが)。
- バスは3分前に発車しており、次は30分後(しかも最終)である。30分も歩けば、徒歩で渡し船場にたどり着くだろうから、歩くことにする。「田舎だから、バスが遅れてくるかもよー」とヲレ。「こんな渋滞はおろか、他に車が走ってないような道路でバスが遅れるわけないだろう」とGT。言われてみればその通りだ。とにかくあとは歩けばまちがいなくたどり着くだろうという道についたので、足は痛いが心は軽く、口をついて出る言葉は「腹減り♪腹減り♪腹減り♪腹減り♪」である。今日の晩飯はどこで何を食べるかという妄想が駆けめぐるのだった。「やきにくー」「郷土料理」「うなぎー」「すてーき」「しゃぶしゃぶ」「インド料理」「まくど」「うぇんでぃーず」あーはらへり、はらへりはらへり。
- 無事に渡し船場についたのは日もとっぷりくれた6時20分。6時30分のフェリーで本土(をい)に戻る。疲れはてて缶ジュースを飲みながら、横向きになったベンチシートにすわって船の外の風景を見ると対岸のライトアップされた百道が見えて、ディーゼルエンジンの音がひときわでかくなると、すーっと船は動き出して風景が横に流れる.....って、音といい風景といい乗り心地といい「単なるディーゼルローカル線」である。
- バスのって寝ぼけながら天神に向かう。GTもオイラも財布の中身が3000円以下しかなくて、居酒屋でちょっと飲んだらやばいかもしれない、という話になる。定食系で1000円程度で食べて、2000円で飲む、あるいはラーメン屋でビールなどとプランを出すも、足いたまり腹へりまり疲れた眠まりグーという状態なので、いいアイデアは浮かばず。
- 博多駅まで連れていかれても困るので、天神で降りて天神地下街を通り、地下鉄天神駅構内を東に進んで(つまり中洲方向ね)アクロス天神の地下に入る。「しゃぶしゃぶ食べ放題2000円、かなー?」とかいいながら歩いているとステーキハウスSizzlerの前に。アクロスの地下食い物系では、一番場所をとっている「シズラー」であるが、ふと見ると「サーロインステーキ200g+サラダバー(バイキング)1980円」とな。さらに「生ビールジョッキ200円」と。通常なら「バイキング」と言われても「どーせ、値段ぐらいしか食べられないんだから、パスね」とか思うのであるが、もぉ思考力が落ちている上にハラヘリ度が高く、しかも、3000円以下まちがいなし! ということで、吸い込まれるようにシズラーに入る。んで、ビールをジョッキでグビグビっと飲んで、ステーキをぺろっと食った後、サラダにグラタンにカレーにスープにフルーツにアイスクリームにサラダにグラタンにカレーにスープにフルーツにアイスクリームにパンにパスタにアップルパイにフルーツにアイスクリームにフルーツにスープにフルーツにアイスクリームにアイスクリームにアイスクリームに.....「げぷー」もぉ食えず!「うまそうな食い物がいくらでもあるのに、お腹がいっぱいでもぉくえん!」という強烈な悲しみを胸に、店をあとに......うぐー、腹一杯すぎて動けず(;_;)。ダイエットって何? まー、これといってすごくうまいというわけでもないのだが、アイスクリームは上にトッピングが自由にできて、アーモンドクランチとチョコクランチ載せた上にキャラメルソースをデレーっとかけると「じょにーB」やら「スタンドバイミー」が聞こえてくるぐらい「古き良きアメリカ」な味がして、こんなのコンビニに売ってるアイスクリームと同じじゃんとかいいながら、ついつい、アイスクリームより多量のトッピングを練り込んだりしてしまうのであった。お子さまの欲望は限りなし。
- 「PICNIC」監督:岩井俊二,をビデオで観た。チャラと浅野忠信が主演。
- すっげーまずかった。いや、岩井俊二の映像は初めてみたので、なんかかっちょよかったし、チャラも浅野忠信も好みだし、いいんだけど、ネタが。
- 世界がシンクロニシティに満ちている! という気がしまくりやがっているこの時期に「精神病院ネタ」は非常にやばまり。紙の日記を書きつつ、かつチャットしつつ、というかなり「ながら」入った状態で観たんだけど(普段はビデオを観るときにナガラなんかしないのだが)これ、真剣に構えてみてたらちょっとやばかったかもしれない。
- あんまり書くとネタバラシになっちゃうので、あんまり書けないや。
- 浅野忠信、いいんだけども、ナインティナインの猿じゃない方に似ている。
- チャラ、うるさすぎ。オレが一緒にいたら、塀から叩き落とす。
- クロネンバーグの「裸のランチ」みてても思ったんだけども、ある種の人の妄想には「ゴムっぽい質感」ってのが重要なのかもしれない。オイラは悪夢も含めて「ゴムっぽいブヨブヨした質感」ってのを感じたことがないので、けっこう不思議だ。
- あとオイラが子供のころに定期的に観ていた「定番の悪夢」に、「パチンコ玉? あるいはボーリング玉のような硬質な球体となって、巨大な機構の中を循環する」って夢があって、子供の頃も「夢の中では猛烈に怖いんだけども、目覚めたらどうしてそれが怖かったのかわからない」と思っていたのだが、今はもぉそれがどんな夢だったのかすら、よく思い出せない。(なんでこんな話書いてるかは、映画みてくれ)。
- この映画を観た結果、「岩井俊二+チャラ」の「スワロウテイル」よりも、浅野忠信主演作品「Fried Dragon Fish」か「ACRI」あたりが観たくなったきたのだった。いや、本当に観たいのは「ユメノ銀河」だけれども。
- しかし、浅野忠信、なんか注目されてるなぁ、ちょっと前まで「チャラの旦那」としか言われなかったのに。(って、オレがそう思いこんでいただけ?)。
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無断転載ヲ禁ズ(c)1997 MOROBOSHI Tomorrow
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