Wiiのクラコンで連射を使いたい
お約束:当局はいっさい関知せず。
今更静的ページかよ。
前置き。
ドラクエXの経験値稼ぎがだるい!
詳細を紹介する前に1つだけ。
ゲームパッドは、ゲームメーカー純正品のほうが、ストロークが浅い傾向があり、
個人的にはそのほうが好みだ。
(なぜそうなのかは理由があるが、諸事情により書けない)
連射の選択肢。
選択肢は、おおまかに次の4つだ。
- サードパーティ製のクラコン互換連射パッド
- [クラコン→PS2変換]と、サードパーティ製PS2互換連射パッド
- [連射機能つき:クラコン→PS2変換]と、DualShock2
- クラコン(Pro)改造
サードパーティ製のクラコン互換連射パッド
本来は最も安易な手段なのだが、入手は相当きびしい。
あと、やっぱりサードパーティ品だし...
市販されているもので、国内で確認できるものは以下の2つ。
・ホリの連射パッド(生産完了。入手難易度高し。)
主要なボタンを独立して連射設定可能。ただし、ホールド連射には対応しない。
サードパーティ品とはいえ、最も信頼できるであろう、ホリ製なのはプラス。
生産完了品のため、見つかればラッキー。でもまず見つからない。オークション価格も高い。
・ゲームテックの連射ラクコン(再生産決定)
連射が各ボタン独立して可能かどうかは不明だが、ともかく連射設定は可能。
そして、ホールド連射にも対応する。
ただ、切り替えがノーマル→連射→ホールド連射のループなので、使い勝手に若干の疑問符。
しかし、なにより普通の値段で入手できる見込みがある。
[クラコン→PS2変換]と、サードパーティ製PS2互換連射パッド


すべてリアル店舗で揃うという点では、一般の人には勧めやすい。
[クラコン→PS2変換]:シリコンハウス共立で売ってます。980円です。安い。
サードパーティ製PS2互換連射パッド:ホリ製のがソフマップで売ってます。1,980円。
しめてご予算約3,000円。
で、実際に入手しました。
パッドは、HORIの「アナログ振動パッド2 TURBO」
ホールド連射もあります。
使用感:
機能には不満はありませんが、やはりサードパーティ品なりの作りです。
あと、クラコン互換パッド同様、切り替えがノーマル→連射→ホールド連射のループなので、やや使いづらさが残ります。
[連射機能つき:クラコン→PS2変換]と、DualShock2


連射機能つき:クラコン→PS2変換は、サイバーガジェットの「リモコンツナイデント」にある。
現在は、後継品の「リモコンツナイデント2」になっているが、ネット通販限定となっている。
価格はお手頃、アマゾンで購入可能。1,780円。
また、DualShock2は、現在でも新品を普通に店頭で買える。1,980〜2,980円。
この組み合わせのメリットは、なんといってもパッド本体が、SCEI純正品であること。
で、実際に入手しました。
使用感:
やはり純正の作りは良いです。
デメリットは、残念ながら「リモコンツナイデント2」がホールド連射に対応しないこと。
(2じゃないほうがどうかはわかりません)
個人的には、ホールドの必要性はかなり高いので、かなり欲しいです。
クラコン(Pro)改造


技術障壁の高いこの選択肢を敢えて推す理由は以下のとおり。
- 安い。材料費は300円ほど。クラコンProの中古と合わせても2,000円以下。
- 任天堂純正の操作部。
- ICそのものが任天堂純正であること。これは、ICの識別によってサードパーティ品コントローラに制限をかけるプログラムがあっても回避できることを意味する。
- ホールド連射の実装そのものは簡単であること。ただし、ホールドと通常連射を選択にするなら、やや難易度が上がる。
- クラコンProには回路を内蔵させるスペースが十分にあり、基板面からジャンパさえ引き出せれば、加工難易度は低いこと。(ベンツドライバの調達が問題だが、それなりの店頭で買えるほか、アマゾンでも入手可能。)
- コントローラの改造としては難易度が低いため、電子工作の練習にも比較的向くこと。
さて、連射改造だが、
回路情報は、ここから。
ブレッドボーダーズ
ほとんどそのまんまでいいが、1点のみ注意。
Wiiリモコンはご存知のように電池2本で動作する。
また、eneloopにも対応しているので、電源電圧は2.4Vからとなる。
よって、通常タイプの555は使えない。
幸い、低電圧タイプというのがあるので、それを探して買うように。
参考:シリコンハウスの記事
周辺パーツは電圧が下がっても特に変更は不要。
また、彼らが勧めているように、いちどブレッドボードで回路を組み、LEDの点滅などで連射速度を確認した上で、抵抗値を決めてやるのが確実でオススメ。
抵抗値を決めたら、可変抵抗を固定抵抗に入れ替える。
特定のゲーム向けに回路を組むのであれば、連射速度を変えられる機能はいらないので。
回路の実装は、グリップ部にスペースがかなりあるので楽勝。
配線は細いのが欲しいので、一般的なものより細いものを入手してください。0.26mmとか。
はんだごても、こて先が細く、ワット数の低いものがいいです。表面実装IC用などと書かれているものがお勧め。2,000円程度。
穴を開ける工具などがあれば便利ですが、なくてもカッターあたりでも何とかなります。
ホットボンドがあると便利です。ホームセンターなどで買えます。固定、絶縁に大活躍。