お約束:合言葉は自己責任。
最初に、DVDのトレイを出した状態で電源を落とします。
そうしないとDVDドライブが引き抜けません。
もし「やってしまった」場合は、イジェクトピンでも探してください。
で、組み付けのネジはなんとこの2本だけです。
ネジを外したら、トレイを引きずり出し、
さらにそのトレイを引っ張ってゆっくりとドライブを引き抜きます。
ドライブには、パソコンに取り付ける際のパーツが2箇所に計3個と、
ベゼルが取り付けられています。
ベゼルはツメでハメコミになっていますが、このツメが非常に薄いため、
取り外しには慎重を要します。
ベゼルは後で使うので、折らないようにゆっくりと外さねばなりません。
ベゼルを外したら、次は側面の金具を外します。
ネジ2本で止まっているだけなので簡単です。
外したものはこちら。
最後に、背面の部品を外します。
ここには金具が1つ、コネクタつき基板が1つの計2つの部品があります。
これもネジ2本で止まっていますので、外すのは簡単です。
ネジを外したら、基板をまっすぐ引き抜きます。
これで周辺部品の取り外しは完了です。
取り外したあとのドライブはこんなかんじ。
はっきりいってここがミソです。
ほぼ規格化されている、9.5mm厚の光学ドライブですから、
単純にリプレースすれば動きそうなもんですが、
やってみればわかりますが動きません!
それはなぜか。
PC-MP70Gは、おそらくスレーブ決め打ちでしか光学ドライブを認識しないからです。
しかし、先述のとおり、マスタースレーブ設定のジャンパピンなんかはありません。
どうしましょう。
というわけでいろいろとググったところ、
ほかのパソコンで同様の症状があり、対策として、
「45番ピンと47番ピンをショートするか、47番ピンを絶縁する」
という記載を見つけました。
ではダメモトで試してみましょう(笑)
幸いにして、ATAコネクタは基板で一度仲介されています。
よって、この基板と光学ドライブをつなぐコネクタ側でこのショートor絶縁処理をすれば、
パソコンの奥にショートや絶縁に使った小片が外れてどっかいってしまうといった、
大変な事態に陥らなくて済みます。
で、こうします。
基板上のコネクタの、光学ドライブ側の、45番ピンと47番ピンを、
導電アルミテープでショートさせます。
別のピンに触れないようにごく小さくアルミテープを切り、
該当ピンをまたぐように貼り付けて、ずれないように押さえます。
まず、アルミテープを貼ったコネクタを、テープがずれないように
そぉっとまっすぐ新しいドライブのATAコネクタに差し込みます。
上から金具をかぶせ、ネジで止めます。
その後、側面の金具を組み付けます。
そして、ベゼルをはめ込みます。ツメを折らないようにゆっくりと。
差し込んでネジ止めしておわり。以上。