| …………… |
|
いいの… アルバイトとか、いろいろ忙しいんでしょう? |
| 私に…私なんかに、来て欲しいなんて言う権利…ないものね… |
|
もう、いいの… そんな話をしに来たの? 違うんでしょう? |
| こんにちは! |
|
ええ… あなたも元気そう… |
|
あっ… よかった、今、着いたの? |
|
そうだったの… それじゃ仕方がないね… |
| もうっ… |
|
来ないのかと思った… 時間、間違えたの? |
|
いいけど… 今度から、気をつけてね? |
| あら… |
|
こっちに来てたの? ビックリしたぁ… 全然教えてくれないんだもの |
|
そうだったの… う〜ん、今日は勉強するつもりだったんだけど… |
| せっかくだから息抜きしちゃおうかな? |
| あっ…こんにちは! |
|
ううん、私が少し早すぎたの… よかった、元気そうで |
|
あっ… よかった…来られたんだ… |
| 大丈夫、知ってるから… |
| ふ〜う、心配だったけどこれで一安心! |
| 本当に…もう、こんな時間だね |
| ひどい!私、ずっと待ってたんだからね! |
|
何してたの? ちっとも来ないから心配しちゃったじゃない… |
| …………… |
| し、知らない…もうっ |
| …………… |
| あら、あなたは… |
| なんだ、またこっちに来てたのね… |
| もしかして、今日も付き合ってもらえるの? |
|
そ、そうなの? うれしい…ウフフッ |
| あっ…こ、こんにちは… |
|
う、ううん、全然待ってないよ… 気にしないでね |
| あっ… |
|
よかった、来れたのね! 大丈夫だった? |
|
そ、そんな… 私のことなんか… |
| それより、本当に大丈夫だったの? |
| よかった… |
| もう、ちょっとじゃないでしょう |
|
待ったよ… 楽しみにしてたんだもの |
|
でも、よかった… 遅れても、来てくれないよりはずっとましだから |
| うん…不安になっちゃうからなるべく遅れないでね… |
| あっ… |
|
忘れてなかったんだね… よかった… |
| 私…今日はこれで帰るね… |
| うん…なんだか待ちくたびれて疲れちゃったから… |
| それに、私…帰って勉強しないといけないし… |
| あっ… |
|
また来てくれたのね? もうっ、教えてくれればいいのに… いじわるなんだから! |
|
そ、それで今日も… 今日も…一緒にいてもらえるの? |
|
うれしい… 私は全然かまわないから… |
|
でもよかった ここを通りかかって |
|
それにしても、なんだか不思議… 高校生になったあなたと、こうして金沢で会ってるなんて… |
|
だって、もう会えないと思っていたから… ありがとう、来てくれて… |
|
あっ、そうだ… お礼を言わないと… |
|
プレゼント、ありがとう! すごくうれしかった… |
| うん、大切にするからね… |
|
あっ、そうだ… お礼を言わないと… |
|
プレゼント贈ってくれたでしょう? ありがとう、ちゃんと届いてるから |
|
ところで…あなた… 少し変わったみたい? |
|
身体、鍛えたりしなかった? なんだかたくましくなってるもの… |
|
ところで…あなた… 少し変わったみたい? |
|
うん、少し… 大人っぽくなったと思う… |
|
ところで…あなた… 少し変わったみたい? |
|
うん、今日はなんだか… りりしいっていうのかな? そんなカンジがする… |
| それでね…あの… |
|
これ、クリスマスプレゼント… 買っておいたの |
| うん…もしかして迷惑? |
| ああ、よかった… |
| あの…それでね… |
|
これ、チョコレート… ほ、ほら、バレンタインだから |
|
うん… あの、受け取って…もらえる? |
| よかった… |
|
それじゃあ、えっと… 少し、歩かない? |
| さあ、それじゃ行きましょう! |
|
ふう…いい天気… なんだかホッとするな… |
| えっ? |
| ウフフッ、大変と言えば大変なんだけどね… |
| できれば、今年合格したいから |
| …………… |
|
あのね、私… そういう風に言われるのって好きじゃないの |
| そうだね、ありがとう! |
|
確かにそうかもしれないけど… 基本はかためておかないと話にならないでしょう? |
| あなたは大丈夫なの? |
|
だって…もう3年生だよ? いいのかな、こんなところで遊んでて… |
| えっ? |
|
や、やだ…そんなことないよ! 迷惑じゃないのかなって心配なのは私の方! |
| ごめんなさい、変な言い方しかできなくて… |
|
も、もちろん… そんなこと、気にしないでね? |
|
今日はありがとう 付き合ってくれて… |
|
よかったら、また遊びに来てね 一応、受験生だから、あまり遠出はできないけど… |
|
ええ、それじゃまた… さようなら、気をつけて帰ってね |
| ねえ、今日は散歩に付き合ってもらっていい? |
|
そう…とってもきれいな川だと思わない? 河原も広くてゆったりとして… |
| …………… |
|
そうでしょう? 私もそう思うの… |
| ウフッ、こういうのは嫌い? |
|
うん、もう… ロマンがないんだから |
|
室生犀星っていう人の文章なんだけどね… ここに来ると、思い出しちゃうの |
| うん…でも、本も好きだけど私はやっぱり絵の方が好きだなぁ |
|
観るばっかりで自分では描かないんだけどね… ウフッ、面倒くさがりなのかな? |
|
わかるってほどじゃないの… ただ、観ているといろんな刺激を受けるでしょう?それが好きなの |
| …………… |
|
もう、ウソばっかり… そんな事なかったじゃない… |
|
今日はありがとう 付き合ってくれて… |
|
よかったら、また遊びに来てね 一応、受験生だから、あまり遠出はできないけど… |
|
ええ、それじゃまた… さようなら、気をつけて帰ってね |
| たまには映画でも観に行かない? |
|
それじゃあ… ねえ、あなたは何を観たい? |
|
よかった、ちょうど私も観たかったの… ねえ、早く行こう? |
|
アクション映画かぁ… 私、あんまり観たことないなぁ |
| そ、そう… |
| あはっ、アニメを見るの? |
|
ううん、そんなことない… 楽しみだね |
|
結構、面白かったね やっぱり、一人より二人で観た方が楽しいみたい… |
|
本当に? うれしいな、楽しみにしてるね |
|
今日はありがとう… おかげで、とっても楽しかった! |
| ねえ、また…来てくれる? |
|
よかった、楽しみに待ってるから じゃあ、帰り道…気をつけてね |
| ええ、また今度! |
|
そうね… ウチのお得意さんの中にもこの辺りに住んでる人がいるみたい |
|
ウフフッ、商売のことは まだ、あまりよくわからないんだけどね… |
| ねえ、もう少しこの辺りを歩いてみる? |
|
ええっ? もう、そんなことないよ… |
| ほら、変なこと言っていないで行こう? |
|
今日はありがとう… おかげで、とっても楽しかった! |
| ねえ、また…来てくれる? |
|
よかった、楽しみに待ってるから じゃあ、帰り道…気をつけてね |
| ええ、また今度! |
|
それが… お母さんに、お買い物頼まれちゃって… |
|
もう、イヤになっちゃう せっかくあなたが来てるのに「ついでに」だなんて… |
| えっ、付き合ってくれるの? |
| そんなぁ…悪いもの… |
|
えっと、次はお肉を買わなくちゃ… 3キロだったかな? |
|
大根と人参とかぼちゃは買ったし… あっ、ムカゴがまだだったっけ? それと、お刺身とかまぼこと… |
| あっ、やっぱり重い? |
|
ごめんね、なんでも ウチのお得意さんたちを呼んで宴会をするらしいの… |
| あっ、あの、やっぱり私も持つから! |
|
そんなこと言っても… 腕が震えてるんだもの… |
| ね、あとは私が持つから |
| でも…ちっとも大丈夫そうじゃないし… |
| ね、無理しないで? |
| いいよ、全部持つから… |
| …………… |
| じゃあ…半分こね? |
|
ありがとう… 本当に助かっちゃった! |
| じゃあ、ちょっとこれ家の中に置いてくるから |
| よいしょっと…きゃあっ! |
| あ、ありがとう… |
|
ご苦労さま! これでやっと遊びに行けるね |
| でも…本当に怒ってない? |
|
ウフフッ…あなたも? 私もそう思ってたの! |
|
どうしてかな… なんだか不思議だね… |
|
今日はありがとう… おかげで、とっても楽しかった! |
| 本当に…そう思ってくれてる? |
|
よかった… ねえ、また来てね… |
|
わ、私は… ちっとも構わないから |
|
うん、待ってる… それじゃぁ、気をつけて |
| ありがとう、がんばるから! |
|
ウフッ、面白そうね… どんな顔になるの? |
| …………… |
|
あはっ… に、似合ってるみたい… ウフフッ |
|
あっ、外しちゃうの? もったいないなぁ… |
| えっ、私? |
| わ、私は…いいよ… |
| やだ…絶対イヤ! |
| …………… |
|
私ね… 前にも言ったかもしれないけど いつも眼鏡をかけてるでしょう? |
| だから…怖いの |
|
素顔を見られたら、きっと… 嫌われちゃうと思って… |
|
素顔って… 見たことないじゃない |
| えっ…そ、そう? |
| だから、怖いの! |
| …………… |
|
ありがとう… 優しいんだね… |
| …………… |
|
ゴメンね…やっぱり まだ怖いから… |
| 自信がついたら、真っ先に外して見せてあげるね |
| ウフフッ |
|
今日はありがとう… おかげで、とっても楽しかった! |
| 本当に…そう思ってくれてる? |
|
よかった… ねえ、また来てね… |
|
わ、私は… ちっとも構わないから |
|
うん、待ってる… それじゃ、気をつけて |
| ありがとう、がんばるから! |
|
そうだ… ねえ、ちょっと付き合ってもらってもいいかな? |
|
うん、美術館… また変わった企画展示をやってるみたいなの |
| あなたと一緒に見れたら楽しいかなぁって、思ってたから… |
| よかった… |
| …………… |
| …………… |
| あっ |
|
ごめんなさい… この展示会、つまらなかった? |
| そ、そんな… |
| でも…私も、そっちの方が大きいのかな… |
| ううん、なんでもない… |
| …………… |
|
時間がたつのって、早いね… なんだか、あっという間だった |
| いじわる… |
|
ねえ、もう少し… 一緒にいない? |
| そうだよね… |
|
ありがとう、心配してくれて… 私、がんばるから! |
|
ええ、あなたも… ねえ…また来てね? 楽しみにしてるから… |
|
ふう… ホッとするなぁ… |
| ゴメンね、いつも息抜きに付き合ってもらっちゃって |
|
でも… 私にとっては、あなたが来てくれることが、とっても励みになってるの |
| だから、感謝の気持ちでいっぱい… |
| だから、励みになってるの! |
| 来てくれなくなったら落ちちゃうからね… |
|
ウフフッ、ウソ… どんな結果が出てもそれは私の責任だもの |
| …………… |
|
時間がたつのって、早いね… なんだか、あっという間だった |
| いじわる… |
|
ねえ、もう少し… 一緒にいない? |
| そうだよね… |
|
ありがとう、心配してくれて… 私、がんばるから! |
|
ええ、あなたも… ねえ…また来てね? 楽しみにしてるから… |
| うれしいなぁ… |
|
だって、こういう所を二人で歩いてると、なんだか… ほら… |
|
文学作品の中の… こ、恋人同士…みたい… じゃないかなって… |
| き、気を悪くしたらゴメンね? |
| …………… |
|
あ、あれは悲恋の物語だし… ここの街並みには、ちょっと… その、合わなくない? |
| えっ、本当? |
|
わ、私も… とってもうれしい… |
| や、やっぱり… |
|
本当? それならいいけど… |
| あっ… |
| う、うん…ウチの店を昔からひいきにしてくれてる馴染みの芸者さんがいたから… |
|
あの人にはね、小さい頃からかわいがってもらってたの… キレイだし、とってもいい人なんだ |
| あっ…? |
|
う、うん… ちょっと行って来るね |
|
あのね、あの人が… そこの料亭でご馳走してくれるって… |
| うん、私もそう言ったんだけど… |
| あの… |
| 私に、ぼ、ボーイフレンドができたお祝いだって… |
| あなたさえよければ… |
|
本当… とっても美味しかったね |
| やっぱり、あなたと一緒にいるといいことがあるみたい… |
|
ありがとう… でも、運を使い果たして無ければいいんだけど! |
| ウフフッ、ものは考えようよね? |
| えっ、もうこんな時間なの? |
| …………… |
| ねえ、もう少し… |
| …………… |
|
うん… ありがとう、叱ってくれて… |
|
私、がんばるから… ご褒美に、また来てくれる? |
|
よかった… うん、これで、私がんばれるから… |
|
ありがとう あなたも、気をつけて… |
|
うん…また… 絶対、また来てね… |
| そうだ、お土産は買っていかないの? |
|
だって、せっかく来たんだもの… もったいないじゃない |
| いいから入ってみようよ! |
|
へえ、こんなの売ってるんだ… あっ、あんなのもあるよ |
|
あっ!あれ、カワイイね! ほら、見て見て? |
| …………… |
|
な、なあに? ジロジロ見たりして… 私の顔に、何かついてる? |
| えっ、どこ? |
|
うん、もう… からかってない? |
| どうしたの、急に? |
| ウフッ、そうかな…? |
|
だって、うれしいんだもの… あなたが来てくれたから |
| それだけで、元気になれるから… |
|
そういえば… 昔も、こんなことがあったよね? |
|
ほら、中学生の頃… 学校の外では元気な私を見てあなたがびっくりしたこと! |
| そうか…あの頃からずっとそうだったんだ… |
|
こんな私を知ってるのは あなただけ… 今なんて、特にそう… |
| だって、他の人と一緒だとこんな気分になれないもの |
|
こんなに安心できるのはあなただけなの… だから… |
|
こんな私を知ってるのは… あなただけ… |
| えっ、もうこんな時間なの? |
| …………… |
| ねえ、もう少し… |
| …………… |
|
うん… ありがとう、叱ってくれて… |
|
私、がんばるから… ご褒美に、また来てくれる? |
|
よかった… うん、これで、私がんばれるから… |
|
ありがとう あなたも、気をつけて… |
|
うん…また… 絶対、また来てね… |
| そうね…私も観たいなぁ |
| あなたは何が観たいの? |
|
いいから… ねえ、何がいいか言って? |
| じゃあ、それにしようね |
| えっ、私の? |
|
私の希望は… あなたが観たい映画をあなたと一緒に観ることかな… |
|
ほらっ、いいから早く… ね、映画が始まっちゃうよ? |
| いいの、本当のことだから… |
|
あっ… もうこんな時間… |
| …………… |
| えっと… |
|
あ… うん、今日はもう帰るね |
|
ありがとう… でも、私… ガマンするから! |
| えっ、いいの? |
|
あ… でも、私、やっぱり… 後悔はしたくないし… |
|
あと、もう少しだから… そうだよね? |
|
うん…また来て! それまでに、たくさんがんばっておくから |
|
あなたに、胸をはって 会えるように… |
|
うん…あと少しだよね… 私、がんばるからね… |
| あの…ごめんね、いつも |
|
だって、ほら…私 勉強があるからって早く帰らないといけないから |
|
あ、あの、デートって… 本当はもっと暗くなるまで一緒にいるものでしょう? |
| なのに、私のせいでいつも… |
|
う、うん… ゴメンね、わかってるんだけど… すぐに不安になっちゃうの |
|
ねえ、本当に… 私なんかと一緒にいて、楽しい? |
| ありがとう… |
| ねえ、また不安になったら同じことを言ってね? |
|
…………… 今、また聞いてもいい? |
| ウフッ、ごめんなさい… |
|
あっ… もうこんな時間… |
| …………… |
| えっと… |
|
あと、もう少しだから… そうだよ…ね? |
|
うん…また来て! それまでに、たくさんがんばっておくから |
|
あなたに、胸をはって 会えるように… |
|
うん…あと少しだよね… 私、がんばるからね… |
| ウフフッ、今日はお天気もいいしお散歩でもしない? |
| ウフッ、よかった |
| 私も、好きなの |
| 古くは文人にも愛された川だもの… |
| うん、そうだ、ゆかりの碑を見せてあげる、こっちに来て! |
| これなんだけどね… |
| そう、金沢出身で、この犀川からペンネームをとったんだって… |
|
えっ、ごめんなさい… ホント、興味がない人にはつまらないよね |
|
でも、あなたならわかってくれるかなって、思ったの… ごめんなさい… |
| えっ?そ、そんな… |
| 私は、ただ、興味があるものにはなんでも、夢中になるだけなの… |
| でも、あなたにそう言われるとなんだか嬉しい… |
| えっ? |
| ウフッ、まあね… |
| でも、みんな、犀生みたいに金沢と関連があれば覚えやすいんだけどな〜 |
| そういうのって、一度覚えたら忘れなさそうだし… |
| あっ、い、痛い! |
| なんだか、目にゴミが入ったみたい… |
| あっ、ちょっと待って… |
|
ふ〜う よかった、とれたみたい |
| ど、どうしたの? |
| あっ…いま、見た? |
| 私の顔… |
|
そう? よかった… |
| ウフフッ、今日はとっても楽しかった |
|
でも、あなたと一緒にいるとなんだか時間がたつのが早い なあ〜 |
| 待ってる間はすごく長く感じるのに |
| ヤダ、私ったらまたヘンなこと言ってる… |
| あ、ごめんなさい、私そろそろ戻って勉強しないと… |
| ねえ、また電話してくれる? |
| よかった… |
|
今日は、本当にありがとう… 気をつけて帰ってね! |
| うん、でも、海に行くにはちょうどいいくらいかな? |
| ねえ、思いきって行ってみようか? |
| あっ、それじゃ、そろそろ私… |
| 着替えてくるから… |
| ごめんね、待った? |
|
ど、どうしたの? この水着そんなにおかしい? |
| ほんと? |
| よかった…ほんとは少しハデかなって思ったんだけど思いきって冒険してみたの… |
|
えっ… もうっ知らない!H! |
| そ、そんな目で見ないで… |
| えっ?うん… |
| だって、危ないもの! |
| 見てみて、ほらっ |
| 海が透き通ってるでしょう? |
| こうやって白い砂を手の中で日の光にさらすと、キラキラ光ってとってもきれいなの… |
|
そんな… そんなことないよ… |
| きゃっ、冷た〜い! |
|
もう、ひどいなあ〜! 子供みたいなことするんだから! |
| そ、そうだった? |
| ううん、そうじゃないの… |
|
あんまり楽しすぎたから… このまま、時が止まればなって… そんな風に思ってたの… |
|
あっ、ヤダ私ったらなに言ってるんだろう…ごめんね… 気にしないで… |
| ウフフッ、今日はとっても楽しかった |
| でも、あなたと一緒にいるとなんだか時間がたつのが早いなあ〜 |
| 待ってる間はすごく長く感じるのに |
| ヤダ、私ったらまたヘンなこと言ってる… |
| あ、ごめんなさい、私そろそろ戻って勉強しないと… |
| ねえ、また電話してくれる? |
| よかった… |
|
今日は、本当にありがとう… 気をつけて帰ってね! |
| ウフフッ、今日はせっかくだから私が、加賀の祇園を案内してあげるね? |
|
そう? だって、嬉しいんだもの |
| あなたが、また金沢まで来てくれたことが… |
| うん… |
|
前にも話したかもしれないけど… 私、ここをあなたと歩くの大好き… |
| あっ、きれい… |
| えっ?人? |
| ふ〜ん、私は、別に芸者さんに見とれてたんじゃないのにな… |
|
やっぱり、あなたも男の子だね そういうトコしかみてないんだ… |
| えっ?な、なにいってるの! |
| 私は、別に芸者さんに見とれてたんじゃないの… |
|
もう、すぐ、そうやってからかうんだから 恥ずかしいでしょう… |
| やっぱり、あなたも気がついた? |
| ウフッ、なんだかすごく嬉しい! |
| 同じモノを見て、同じ風に感じてくれるなんて! |
| 実はね、あの着物ウチの商品なの… |
| 反物の時からすごく気に入ってたの… |
| きっと、このたたずまいにピッタリだと思って… |
| ウフフッ、やっぱり思った通りだった… |
| 着物を薦める時にはね… |
| ただの反物から、着物になってそれを着て歩いてもらってる姿までを想像して薦めるの… |
| 頭の中で、絵を描いてるみたいなカンジでね |
|
えっ、う、うん…ありがとう… あなたにそんな風に言ってもらえると、すごく嬉しい… |
| 今日は付き合ってもらってありがとう… |
| ホントに楽しい時間だった |
| でも、あなたと一緒にいるとなんだか時間がたつのが早いなあ〜 |
| 待ってる間はすごく長く感じるのに |
|
ヤダ、私ったら またヘンなこと言ってる… |
| あ、ごめんなさい、私そろそろ戻って勉強しないと… |
| ねえ、また電話してくれる? |
| よかった… |
|
今日は、本当にありがとう… 気をつけて帰ってね! |
|
ごめんね ちょっと買いたい物があるんだけど付き合ってもらえる? |
| ウフッ、ここなの |
|
あなたも、これを捜していたの? 私も大好きなの! |
| ごめんね?待たせちゃった? |
| 怒ってるの? |
| だって、真剣な顔してるから… |
| そう… |
|
あっ、ごめんね… 私、そろそろ戻って勉強しないと… |
|
今日は、ありがとう! 気をつけてね! |
|
そうね… さっきも、あっちの方で写真撮ってたみたいだし |
|
そうだ! 私たちも写真撮らない? |
|
いいでしょう? 待ってて、カメラ買ってくるから… |
| どうせ、ヘンな格好だって思ってるんでしょう? |
| なんだか、ヘンな気持ちだって、あなたが初めてだから着物姿を褒めてくれたのは… |
| ねえってば! |
|
どうしたの、ぼーっとして… ほら、カメラ買ってきたから誰かに撮ってもらわない? |
| えっ? |
| う、うん…覚えてたんだ |
| なんだか、恥ずかしいな… |
|
ねえ、私の着物姿も… まだ覚えてる? |
| そう… |
|
あっ、ごめんね… 私、そろそろ戻って勉強しないと… |
|
今日は、ありがとう! 気をつけてね! |
| ウフッ、私ね、今でもよく来るの |
| 絵を見てると心が落ち着くから… |
| えっ…いま、なんて? |
|
着物も… キャンバスみたいなもの… |
| ありがとう、なんだかおかげですごく気持ちが軽くなったみたい… |
| えっ?な、なに? |
|
あ… 覚えててくれたの? |
|
そう…ここだったよね あなたが、私を連れて来てくれて… |
|
…………… ウフフッ、なつかしいね… |
|
あっ、いけない もうこんな時間! |
| あなたと一緒だとすぐ時間がたっちゃうね |
| 会いに来てくれるのを待ってる時間や、勉強してる時間はとても長く感じるのに… |
| ウフッ、やだ、私ったらヘンなこと言ってるね |
|
あっ、ごめんね… そろそろ戻って勉強しないと 今日は、来てくれてありがとう… |
|
それじゃここでね あっ、気をつけて… |
|
ありがとう! 頑張るからね! |
|
ふう… ホッとするなぁ… |
| ゴメンね、いつも息抜きに付き合ってもらっちゃって |
|
でも… 私にとっては、あなたが来てくれることが、とっても励みになってるの |
| だから、感謝の気持ちでいっぱい… |
| だから、励みになってるの! |
| 来てくれなくなったら落ちちゃうからね… |
|
ウフフッ、ウソ… どんな結果が出てもそれは私の責任だもの |
|
今日は送ってくれてありがとう… ねえ、せっかくだから中をのぞいていかない? |
| ウフッ…あの時も、あなたは同じこと言ってた… |
| そう、私、あの時はじめて自分で反物を選んだの… |
| ウフッ、あの反物ね、やっぱり近いウチに浴衣に縫い上げるつもりなの… |
| だって、せっかくこうしてあなたに再会できたんだから… |
|
いつかあなたに見せたいな… あの浴衣… |
|
あなたと行けたらいいな… あの花火大会に… |
|
やっぱり!久しぶり! わざわざ会いに来てくれたの? |
| うん、ちょっとね… |
| ねえ、せっかくだし少し一緒に歩かない? |
| ウフッ、よかった… |
|
あ、さっきはごめんなさい… 突然でビックリしたでしょう? |
| えっ… |
| う、うん… |
| 実はね…私、さっきお姉ちゃんと大ゲンカして、飛び出して来たところだったの… |
| うん、私の進路をめぐって… |
| ほらっ、私たち来年には高校卒業するでしょう? |
| だから…受験するか、進学せずに家を継ぐかで…今、悩んでるの… |
|
うん…お姉ちゃんひどいんだよ! 自分は家を離れて、好き勝手に人生生きてるクセに… |
|
人の文句バッカリ言うの… 自分の意志を殺して、家を継ごうとしている美由紀はバカだって… |
| お姉ちゃんは、親のことなんか考えずに、好きに生きろっていうの… |
|
うん、わかってる でも、わたしはお父さんやお母さんが大好きだから |
|
二人を喜ばせたいし… でも、大学にも行きたいしだから悩んでるのに… |
| えっ… |
| …………… |
| えっ… |
|
私は… 私はやっぱり進学したい… |
| もっともっと、大好きな絵の勉強をしたいし… |
| 家を継ぐのはそれからでも遅くないかなって思ってるの… |
| でも、それだとなんだかお姉ちゃんの言った通りになるみたいでイヤだけど… |
| えっ? |
| そうだね…そうだよね… |
|
ごめんね 久しぶりに会ったばっかりなのにこんな相談しちゃって… |
|
うん、ありがとう… なんだか、あなたに話を聞いてもらったら素直になれたみたい… |
|
私、ちょっと意固地になってたね… 私が間違ってた… お姉ちゃんにあやまらなきゃ… |
|
あっ…残念だけどもう戻らないと… きっとみんな心配してると思うし |
| また、金沢に来ることがあったら連絡してね… |
| 今度は、ちゃんと付き合うから… |
|
あっ…それじゃ、今日はここで さようなら…気をつけて… |
| えっ、ううん…全然… |
|
えっ…あっ… その話は… また後で… |
|
せっかく会えたんだもの ねっ? |
| それに今日は、ちょっとあなたに付き合ってもらいたいところがあるの… |
| ガラス細工の工房なんだけどいいかな? |
|
ホント?よかった! 前から一度行ってみたかったの |
| ねえ、あなたは不思議だと思ったこと、ない?どうしてあんなきれいな形ができるのか… |
| それにね、ガラス細工って陽の光にあてると、角度によっていろんな色に輝くらしいの… |
|
ウフフッ なんだかドキドキしちゃう! |
| ねえ、早く入りましょう |
| きれい…これが透明の瓶になるなんて、なんだか不思議… |
|
そ、そんな!ダメよ! 私なんて! |
| えっ? |
| …………… |
| …………… |
|
それもそっか! うん、私せっかくだからやってみる! |
| ふーっ、ふーっ |
|
う、うん… ふーっ! |
|
あははっ… やっぱり全然ダメだったね! |
|
ほらっ…先生のとくらべたらものすごく変だもの… もう、笑っちゃうくらい! |
| ありがとう…慰めてくれて |
| でも、ガラス細工って奥が深かそう…すごく楽しかった |
| ごめんね、心配かけちゃって… |
|
うん、考え直した… やっぱり、続ける! |
|
本当のこと言うとね… 急に恐くなったの… 大学を受験するのが… |
| もし落ちちゃったらって考えたらたまらなく恐くなって、それでてっとり早く実家をつごうかなって |
| 最低だよね…そんな気持ちじゃ商売だって上手くいくはずないのにね… |
| 私ったらなに甘ったれたこと考えてたんだろう… |
|
受験するのは誰のためでもない 自分の為… |
| 将来の自分の夢へと続いた道を歩むために、今、苦しんでるだけのことなのにね… |
| 私は、まだそのスタートラインにすら立っていないのに… |
| 今から、何を弱気になってるんだろうね…本当にバカみたい… |
| ありがとう…あなたのおかげで今日それに気づいたの… |
|
わたし…頑張ってみるね! 後、少ししか時間はないけど… 目一杯、勉強する! |
| もう、迷わないから! |
| 今日はありがとう…本当に… |
| あっ、ううん…全然平気… |
| えっ…ど、どうして? |
| 別に…ただ… |
|
もうすぐ センター試験だから… ちょっと… |
|
違うの… ただ、ちゃんと緊張しないで普段の実力が出せるかなあって… |
| それが心配で…私、こう見えても結構、あがりしょうだから… |
| …………… |
| えっ… |
| ウフッ、ありがとう… |
| えっ? |
|
もちろん、あの日から… もう迷わないって決めた時から… |
| あなたにだって褒めてもらえるくらい頑張ったよ…私にとって目一杯、できる限りは… |
| そ、そうかな… |
| あっ… |
| うん… |
| …………… |
| ごめんね…待たせちゃった? |
| ありがとう…私ね、なんだかすごく勇気がわいてきちゃった… |
|
うん、そうだよね… 誰にも負けないくらい頑張ったんだもん!きっと大丈夫だよね… |
|
ふうっ、もう大丈夫! しっかりお参りもしたし! |
| 心配かけてごめんなさい… |
|
本当にいつもありがとう… でも、すごいなあ〜 |
| 私にとって、あなたは、勇気の源だし、元気のもとなんだなあ〜って、あらためて思ったから… |
| ねえ…私はあなたにとって… |
| ううん…やっぱりいい… |
| あ、ありがとう…嬉しい… |
| 私、もし、あがりそうになったらこれを見て、あなたを思い出して頑張るね… |
|
今日は本当にありがとう 私、頑張るからね… |
| ううん、全然平気、だって私が早く来すぎちゃったんだもの |
| うん、センターが終わって二次までの間一段落ってカンジかな… |
|
あっ、心配しないで! ちゃんと気を抜かずに勉強はしてるから… |
| うん! |
|
あ、あのね、電話でも言ったけど 今日はどうしても一緒に行きたいところがあるの |
| 付き合ってくれる? |
| ウフフッ、ここなんだけど… |
| そう、あのいけなかった花火大会の会場だったところなの… |
| あっ… |
|
私、ちょっと、用事があるから… この先の広場で、待っててくれる? |
| ウフフ…お・ま・た・せ… |
| ど、どうかな…この浴衣… |
| あ、あんまり…似合ってない? |
| 良かった… |
| あなたに褒められるとなんだか嬉しさが違うの… |
| 私の着物姿を最初に褒めてくれたのは…あなただったから… |
|
なんだか、ヘンな気持ち だって、あなたが初めてだから着物姿を褒めてくれたのは… |
| えっ? |
| あっ…は、花火… |
|
そんなこと…すごく嬉しい… わざわざ東京から、花火を持ってきてくれたあなたの気持ちが… |
| 私は、私は平気、少しも寒くなんかないもの… |
|
この花火のおかげで、今 心の中まで暖かいから… |
| で、でも… |
| ありがとう…優しいね… |
| きれいだね… |
|
花火が雪にはえてこんなにきれいだなんて… ウフッ、なんだか感激しちゃう… |
| 本物の花火大会よりもずっとずっと素敵… |
|
ありがとう… あなたのおかげで、今日私の夢が一つかなった… |
|
いつかあなたに見せたいな… あの浴衣… |
|
あなたと行けたらいいな… あの花火大会に… |
| ほんとうにありがとう… |
| あっ… |
|
よかった… 来てくれたのね…嬉しい… |
| ごめんなさい…でも、どうしてももう一度、あなたに会いたかったから… |
| 私ね…あなたにあやまらなきゃいけないことがあるの… |
| 去年の春頃、私、あなたに会いに東京まで行ったの… |
| でも、あなたには迷惑かもしれないって、思い直して… |
| 結局、会えなかった…それであんな手紙を残してきたの |
|
自分に自信がもてなくて きっと迷惑だろうと思って… ごめんなさい… |
|
許してくれるの? ありがとう、優しいね… |
|
それとね… もう一つ話したいことがあるの… 聞いてくれる? |
|
私、あなたが好き… ずっとずっと昔から大好きだったの |
| この気持ちは、あなたをあの花火大会に誘った時から… |
| 一緒に浴衣の反物を選んでもらった時から、今も少しも変わらない… |
| でも、あなたは、私のことどう思ってくれてるの… |
|
それを教えて欲しい… 受験が終わった今だからこそハッキリ聞けるから… |
| は、はい… |
| えっ…い、今、なんて… |
|
うそ…私なんか… いつも、いつも、あなたに励まされてばっかりで |
| 今まで、迷惑ばっかりかけてきたのに… |
| 嬉しい… |
|
応援してね…これからも ううん、ずっとずっと永遠に私だけを… |
| 私も大好き… |
| あ… |
| …………… |
| うん… |
| ウフフッ… |
| 私ね…東京の大学に行くことにしたの! |
|
うん… 昨日、合格電報が届いたの! それも東京の大学の… |
|
ありがとう… 全部、全部あなたのおかげ… 私、今、最高に幸せ… |
|
ウフフ… これからは時間を気にせず毎日だって会えるんだね… |
| あっ、それから…これっ… |
| うん、あなたにもっていて欲しいの… |
|
うん…だって… ウフフッ… |
|
離れてる間でも 私を感じていて欲しいから |
|
待っててね… 私もすぐいくからね |
| それまで、元気でね〜! |
|
うん…平気… もう受験も終わったし… |
| それが…まだ見てないの… |
| 今日、発表だから… |
|
それより、何? 私に話って? |
| えっ? |
| 私は… |
| 私は… |
|
私は、私は… なんて答えたら通じるのかな… |
| そうだ!これから一緒に行ってもらえる?合格発表… |
| よかった!一緒に見ようと思ってたの…あなたのおかげで頑張れたんだから… |
| う、うん… |
|
やっぱり怖い!あなたが見て… 受験番号は、235番なの… |
| ほ、ほんとに? |
| よかった〜!嬉しい! |
|
ありがとう…あっ、でもね せっかく受かったんだけど 私、この大学には行かないの… |
| うん、実はね… |
|
もう一つ受かってたから! 東京の大学に! |
|
うん!これが私の答え! 私も、あなたが好き! 他の誰よりも大好き! |
|
こんな私でよかったら… あなたの彼女にしてください… |
| でも、うそみたい…あなたが私のことを好きでいてくれたなんて |
| だって、私はいつも迷惑ばかりかけてたから、あなたに甘えてばかりで… |
| 私、今すごく幸せ…だって本当の第一志望に合格できたんだもの… |
|
ウフッ… あなたの彼女に合格できたっていうこと… |
|
ご、ごめんなさい… 気持ちは嬉しいんだけど… |
|
やっぱりダメ… もちろん、あなたに再会できて良かったと思ってる… |
| それは本当の気持ちなんだけど… |
| でも、あなたに恋愛感情はまだ持てそうにないから… |
|
きっと違うと思う… 今の私の『好き』は友達以上ではないの… |
|
もっと沢山会えれば良かったんだけど… 私も受験で忙しかったし… |
| それに金沢は遠いもんね… |
|
お願い… これからも友達ではいてね? |
| ごめんね…どうしても我慢できなくて、来ちゃった… |
| 嘘だよね…もう会えないなんて… |
| どうしてなの…どうして急に… |
| そう…わかった… |
| 今までありがとう…さようなら… |
| …………… |
| …………… |
|
やっぱり… どうしたの? どうして京都に? |
|
私は、大学の下見なの… でもあなたに会えるなんて縁起がいいのかな? |
|
そんなことないと思うけど… だって、入学してから後悔したくないもの |
|
そうだ、せっかくだから 大学、一緒に回ってくれない? |
|
よかった… 本当はね、一人でちょっと不安だったから…ゴメンね |
|
ありがとう、遅くまで付き合ってくれて… つまらなかったでしょう? |
| もう、うそばっかり… |
|
でも、本当にありがとう! また今度、金沢にも来てくれる? |
| うん、待ってるから… |
|
あっ、もう帰りの電車の時間! 行かないと… |
|
ええ、あなたも… それじゃあね! |
| あの… |
| あっ、やっぱり… |
| ウフッ、一緒の電車なんてすごい偶然ね |
| 私だって、最初は見間違いかと思ったもの… |
| それで、どこまで行くの? |
|
そうなんだ… 私は次の駅で降りないといけないの |
| やっぱり、行き先まで同じってわけにはいかないみたいね |
|
そ、そうね… でも、同じ電車ってだけでもなんだか嬉しかったな… |
|
ウフフッ、ありがとう… でも私、用事があるから付き合えないよ? |
| もうっ、調子いいんだから… |
| えっ、ウソ? |
| …………… |
| もぉ〜、からかったのね… |
| あっ、もう着いちゃう! |
|
それじゃ、また今度… 道中、気をつけてね? |
|
ウフッ、私はもう半分終わったもの… それじゃあね! |
| あの〜、すいません… |
| あっ、やっぱりあなただったんだ |
|
大学の下見にきたの… まだ受けるって決めたわけじゃないんだけどね |
|
だって、迷惑かと思って… アルバイトとか、いろいろ忙しいんでしょう? |
|
えっ、本当? それじゃ、あの… |
|
うれしい… ありがとう… |
|
きれいなところ… こんな学校に入れるといいなぁ〜 |
| もう…そんなこと言って落ちたらどうするの? |
|
ふ〜ん… 優しくしてもらえるんなら… |
| …………… |
|
やだ、私ったら… 縁起でもないこと言ってるね |
| わあ、ここがそうなんだ… |
|
さっきから思ってたんだけど… 東京の大学生ってとってもオシャレなんだね |
|
もし受かったとしても… 私なんか、浮いちゃわないかな? |
|
そ、そう? お世辞でもうれしいな… |
|
お世辞が過ぎるんじゃない? ほら、舌が増えてる… |
| もう…ウフフッ |
| …………… |
| 気にするもん… |
|
今日はありがとう… おかげで、なんだかやる気が出てきたみたい |
|
それもそうだけど… あなたに会えたしね… |
|
だから、あの… また金沢にも来てね? |
|
ええ、待ってるから… それじゃ、今日は本当にありがとう! |
| …………… |
| あっ… |
| き、来てたんだ… |
| どうかしたのって… |
| そんな…ひどい… |
|
どうして今まで来てくれなかったの? ねえ…どうして? |
|
もう会えないと思ってた人とやっと再会できたと思ってたのに… また会えなくなっちゃうの? |
|
それじゃあ… あんまりだと思う… |
| このままずっと忙しいんでしょう? |
| …………… |
|
ありがとう… そう言ってくれるだけで充分… |
|
金沢だって遠いものね… だから、無理しないでいいの |
|
ただ、それでもたまには… 来て欲しいなって… |
| ありがとう… |
|
よぉ〜し… 遅れた分を取り返さなくっちゃね! |
|
ウフッ、急にやる気が出てきちゃったみたい… 私、帰って勉強するね! |
| そうね、一緒に… |
| …………… |
|
びっくりしたぁ… こっちに来てたんだ もう、脅かさないで… |
|
ウフフッ、私は予備校の帰り… 先生に質問してて遅くなっちゃったの |
| なに?どうしたの? |
|
えっ、いいの? 何か用事があるんじゃ… |
|
そ、そうなの? ありがとう… |
|
えっ… う〜ん、やっぱりちょっと心配してるかな… |
| そんなに無理してないよ? |
| ちゃんと、自分なりのペースでやってるから |
| ごめんね、結局家まで送ってもらっちゃって… |
|
うん、私も… 少しだけど、話ができてよかった… |
|
それじゃ、また今度ね? 今度は、明るい時がいいなぁ |
|
ウフッ、楽しみにしてるね… それじゃあ、気をつけてね! |
| …………… |
| びっくりしたぁ… |
|
こっちに来てたんだ… もう、どうして教えてくれないの? 迎えに行ったのに |
|
あっ、でも… こんな時間じゃ、ちょっと無理かな |
|
うん、ちょっと気晴らし… 外の空気を吸いたかったの |
|
ウフフッ 今はサボッちゃってるけどね? |
| …………… |
| じゃあ、帰って勉強すればいいのね! |
| うん、サボッてばかりでも困るんだけど |
|
もうっ、なに言ってるの? ヘンなこと言わないの… |
| ゴメンね、送ってもらっちゃって… |
|
うん、ありがとう… なんだかやる気が出てきたみたい! |
|
それじゃ、あなたも気をつけて… 少しだけど、会えて嬉しかった |
| でも、今度はお昼のうちに来てね? |
| ええ、さようなら〜 |
| あっ… |
|
こんな所って… ねえ、それって私のセリフじゃないかな? |
| ウフフッ、もう… |
| えっ? |
|
あ、あの… ゴメンね、ちょっと今日は… |
| ご、ゴメンね、違うのっ! |
| あ、あの、ちょっと待って! |
| そんな、怒らなくても… |
| あのね、今日はお姉ちゃんと一緒だから |
| ウフッ、久しぶりだったからおごらせちゃったの… |
| あっ、出てきたみたい! |
|
や、やだなあ… こっちを見てニヤニヤしてる… |
| ごめんなさい、また今度ゆっくりとね? |
|
もうっ、そんなんじゃないってばぁ! お姉ちゃんなんか嫌い! |
| …………… |
|
ここにいたって… もしかして、捜してくれてたの? |
|
そんな… どうして、よりによって明日が模試っていう日に… |
|
うん、ちょっと無理かな… ゴメンね? |
| うん、だいたいのところはね… |
| でもね、正直に言うとまだ迷ってる部分があるの |
| こんなことじゃいけないとは思うんだけど… |
| ……………? |
| どうかしたの? |
|
そんなことないよ… 優柔不断なだけだもの |
|
それに… 不純な動機もあるんだから… |
| ウフッ…ひ・み・つ! |
|
あっ、いけない… 思わず話しこんじゃった… |
| あっ…いいの、うれしくて話しこんじゃったのは私の方だから… |
| 今日はゴメンね、せっかく来てくれたのに付き合えなくて |
|
ありがとう… 帰り道、気をつけてね! |
| …………… |
|
ここにいたって… もしかして、捜してくれてたの? |
|
そんな… どうして、よりによって明日が模試っていう日に… |
|
うん、ちょっと無理かな… ゴメンね? |
|
実はね、ちょっと自信なくしてて… 落ちちゃったらどうしようって 最近そんなことばっかり… |
|
それが、不思議なの? あなたの顔を見たら、急に元気がでてきたみたい… |
|
ウフフッ、そうね? ありがとう… |
| あ…いけない、もうそろそろ… |
| ゴメンね、せっかく来てくれたのに |
| あの、また今度… |
|
よかった… それじゃあ、気をつけて! |
| …………… |
|
また来てくれてたんだ? もうっ、教えてくれればいいのに |
| それじゃあ、また息抜きに付き合って… |
| あっ |
| そうだ…ゴメンね、残念だけど今日はダメなの…このあと学校で三者面談があるから |
|
うん… 本当にごめんなさい |
|
でも、ありがとう… 金沢まで来てくれて |
| 全然ゆっくりはできないけど会えただけでもうれしかったな… |
| えっ…やだ、あなたを責めてるわけじゃないの |
|
だって、東京からわざわざ来てくれるなんて… とってもうれしいもの |
| あっ… |
| あのね、私、そろそろ… |
|
ほんとにゴメンね… 今度はちゃんと空けておくから |
| あっ、そうか… |
| やだ、私ったら…ウフフッ |
|
それじゃ… 電話、待ってていいのかな? |
| ええ、気をつけてね |
| …………… |
|
また来てくれてたんだ? もうっ、教えてくれればいいのに |
| それじゃあ、また息抜きに付き合って… |
| あっ |
| そうだ…ゴメンね、残念だけど今日はダメなの…このあと学校で進路相談があるから |
|
うん… 本当にごめんなさい |
|
そうだ… せっかくだからちょっと散歩でもしない? |
|
うん… せっかく来てくれたんだし… |
| きちんとおもてなししないとバチが当たりそうだもの |
|
なーんて言ってもただの散歩だけどね… イヤかな? |
| ゴメンね、これくらいしかできなくて… |
| 気に入ってくれた? |
| そう、よかった… |
|
ううん、平気… ありがとう、心配してくれて |
| じゃあ、私はもう行かないと… |
|
そんな… ちっとも無理じゃないから気にしないで? |
|
ええ、待ってるから… それじゃあ、気をつけてね |
| …………… |
|
びっくりした… やっぱり、あなただったのね まさかと思って見てたんだけど |
|
でも… 来てくれるってわかってたらよかったのに… |
|
ゴメンね… 友達と図書館で勉強する約束しちゃって… |
| ここで待ち合わせなの |
|
あっ、そうだ! せっかくだから、少しだけでもどこかに入らない? |
|
うん、早く来すぎて困ってたところだから… ね、行こう! |
| ウフッ…よかった… |
| 待ち合わせに早めに来てよかったなって思ったの… |
|
あなたに会えたし、少しだけどお話しする時間もできたし… 不幸中の幸いかな? |
| そうね、私もそう思う… |
|
うん… ゴメンね、少ししか付き合えなくて |
|
うん、待ってるから… それじゃ、気をつけて帰ってね |
|
はい… 保坂ですけど… |
|
あっ…嬉しい… 電話待ってたの… |
| えっ、な、なに? |
|
あ、会えないって… そ、それ、どういう意味? 勉強のことなら心配しなくても… |
|
そ、そんな急に… 急にそんなこと言われても… |
|
あ、ちょ、ちょっと! 待って…私の話も… |
| もしもし、保坂ですけど |
| …………… |
| 聴こえてます… |
|
怒ってないけど… ちょっと… 怒ってるかも… |
|
でも、もういいの… 電話してくれたから |
|
もしも、もうしばらく 電話をくれなかったら… きっと私、泣いちゃってたな… |
|
ウフフッ、そうね… ねえ、また今度こっちに来てくれる? |
|
ゴメンね、今はちょっと手が放せなくて… 別の日に電話しなおしてくれる? |
|
ホントにゴメンね… ねえ、絶対また電話してね? 待ってるから… |
| それじゃ、また… |
| もしもし、保坂ですけど |
| は? |
|
あっ…わかります! あなただったの… |
| ごめんね、電話で話すのって初めてだから、とっさに誰だかわからなくって… |
| もしもし、保坂ですけど |
|
あっ、はい、美由紀です… 元気そうね |
| ウフフッ、私もぼちぼちかなぁ |
|
そうなんだ ウフフッ、もちろんいいけどいつこっちに来る予定なの? |
| 私は…えっと… |
| そうね、今度の… |
| 日曜日は? |
| 月曜日は? |
| 火曜日は? |
| 水曜日は? |
| 木曜日は? |
| 金曜日は? |
| 土曜日は? |
| それじゃあ…次の週の… |
| う〜ん…ゴメンね、悪いんだけど空いてる日って、そんなにたくさんは無いみたいなの |
|
うん、残念だけど そうしてもらった方がいいみたい |
|
ええ、待ってるから… それじゃあ、本当にゴメンね? |
| よかった、それじゃその日にしましょう… |
|
そ、そうだ、あ、あの… よかったら、相談に乗ってくれる? |
| 進学のことで、ちょっと… |
| なんだか、大学行かないで家を継ごうかなって最近考えてるから… |
|
まだ、決めたワケじゃ… 詳しくは会った時にね… それじゃ… |
| ほんと、じゃあ、その日にしょう… |
| あっ、できれば、その時一緒に行って欲しいところがあるの |
|
昔、約束してて行けなかったところ 詳しくは会った時に話すから… 楽しみにしてるね、それじゃ… |
|
本当?じゃあその日は、息抜きに付き合ってもらっちゃおうかな… ウフッ、よろしくね? |
| うん、楽しみにしてるね… |
|
あの、美由紀です… 最近、会ってないけど元気? |
|
久しぶりに、お話しようと思ったんだけど… 今日もいないみたいだね… |
|
あのね、前にも何回か電話したんだけど やっぱり留守電だったの |
|
今までは切っちゃってたけれど今日は入れておきます… また今度、電話してね? |
| あなたの声が聞きたいから… |
| それじゃ、また… |