…………… |
別に…あなたに会えなくたって 私、なんとも思わないもん |
嘘… ホントはちょっと寂しかった |
ううん、大丈夫 私も今、きたとこだから |
あっ! |
知ってる、大変だったね |
私、約束やぶる人 大っ嫌いっ! |
えっ?あっ、どうしたの? いつ北海道に? |
ホントかな? |
まあ、いいや 信じてあげる… ウフフッ |
うん、ちょっとだけね… |
でも全然平気だよ あなたは遠くから来てくれてるんだし |
よかったあ〜、無事だったんだ! |
うん、知ってる 私、すごく心配しちゃった |
私、約束やぶる人嫌いだからね! |
ホント? |
それじゃあ、今回は特別に許してあげようかな? |
あっ… |
…………… |
えっ? |
どうしたの? どうして急に? |
それ、ホントだったら嬉しいなあ〜 |
ううん、なんでもないの よかった会いに来てくれて… ウフフッ |
あっ… |
大丈夫 だって、あなたを待つのは少しも苦にならないもん |
あっ… |
よ、よかったあ〜 無事だったのね |
私、心配で、心配で、あなたの顔見るまで生きた心地がしなかったんだからね |
あなたが無事で ほんとによかったあ〜 |
ひ、ひどい… 私のことなんて、もうどうでもいいんでしょう? |
もう、知らない! |
ホント? |
絶対だよ…私だって、せっかく会えたのに、あなたとケンカなんてしたくないんだからね |
もういいよ 許して、あ・げ・る |
あっ… |
…………… |
だって、あなたに何かあったのかもって、心配で私… |
ぶ、無事ならそれでいいの それじゃね |
えっ? |
あっ、ど、どうしたの? どうしてあなたが北海道にいるの? |
ありがとう…私も、思ってたの あなたに、会いたいって |
なんだかすっごく、嬉しいな〜 ウフフッ |
ホントに、また北海道まで来てくれるなんて思わなかった |
もう、そんなことばっかり言うんだから… |
でも、ありがとう |
あっ、そうだ、プレゼント送ってくれたでしょう?ありがとう… |
もちろん!でも、よく私が好きな 物、わかったね |
あっ、そうだ、プレゼント送って くれたでしょう?ありがとう |
う、うん…ま、まあ… でも、そんなに気を使わないで なんだか悪いから |
あれ?前よりなんだかたくましくなったみたい |
うん、変わったよ |
あれ?前よりなんとなく大人っぽくなったみたい |
ウフフッ、変わったよ絶対 |
あれ?前よりなんだかカッコヨクなったみたい |
うん、絶対変わったよ |
あ、あのね…こ、これ… |
はい、クリスマスプレゼント あの、ほらっ 今日、イブだから |
こんな風にあらたまるとなんだか照れちゃうけど… |
はい、これ バレンタインのチョコレート |
う、うん…今年はあなたで二人目 |
だって、去年まではパパにしかあげなかったんだもん |
ねえ、ここに寄っていってみない? |
ねえ、他の場所に行ってみない? |
ねえ、お腹すかない? |
うん じゃあ、地下街にでも行ってみようよ |
ウフフッ、ここ学校の帰りとかによく来るんだあ〜 友達と一緒に |
あっ、友達って女の子だからね |
ここでいいでしょう? |
どうかしたの? |
そう、よかった… じゃあ、入りましょう |
えっ…そんな、いきなり男の子と一緒にラーメン食べるなんて 私は、ヤダな… |
えっ…男の子と一緒にどんぶり物食べるなんて…私は、ヤダな… イクラはおいしいけど |
どうしたの? なんだかつまらなそう |
デート?こういうのもデートって言うのかな? |
ううん、なんでもないよ… |
ねえ、どこか案内して欲しいところとかある? |
えっ? 大通り公園? |
う、ううん、別に… じゃあ行こうか |
なんだか、ドキドキしちゃうな… |
だって、地元では有名なデートスポットだから… |
うん、たいがい初デートは大通り公園なんだよ… |
えっ?そ、そう? |
わ、私は… |
あっ、やだ 同じクラスの娘… ねえ、お願い!隠れて |
よかった… 気づかなかったみたい |
ごめんね…噂されたりしたらイヤだから |
ウフフッ、ここ学校の帰りとかによく来るんだあ〜 友達と一緒に |
あっ、友達って女の子だからね |
少しぶらぶらしてみる? |
…………… |
う、うん、そんなカンジかな |
…………… |
ごめんね、つまらないでしょう? |
私、男の子と二人きりだと どうしていいかわかんなくて… |
そうかな? |
そう? |
なんだかちょっといづらいな… |
だって、周り中カップルだらけなんだもん |
えっ… |
そんな風に意識したことなかった… |
…………… |
あっ、ほらテレビ塔! 昔はパパとよく登ったんだ |
…………… |
もう… 子供みたいなんだから |
しょうがないなあ〜 それじゃ狸小路にでも行ってみる? |
ウフフッ…ここ結構地元でも人気あるんだよ… |
違うよ! 冬でも雪に濡れずにお買いものできるからなの…もうっ! |
ねえ… |
どうして、すすきのにそんなに詳しいの?未成年のくせにやらしい… |
ほんと? |
まあ、そこまで言うなら信じてあげようかな… |
何、驚いてるの? ラーメン横町だよ… お腹空いてるんでしょう? |
別に…食べたい物食べた方がおいしいに決まってるし、それにせっかく札幌に来たんだから… |
やだなあ…ラーメンぐらいで大げさなんだから |
もう、ヘンなこと言ってないで早く入ろうよ… |
入ってみる? |
見てみて、これカワイイね |
ねえ、何にするの? |
ウフフッ カワイイね… 東京帰ってもちゃんとかざるんだよ |
えっ…何言ってるの 恥ずかしいでしょう… |
まあ… 定番といえば定番だけど… |
うっ… お、おいしいのかな? |
ないよ… |
ねえ…ちょっと付き合って欲しいところがあるの |
ホント?よかった… |
違うよ…今、馬をモチーフにした特別展示をやってるの |
ねっ?入ろう? |
…………… |
ねえ… |
この絵すごいね…ほらっ たてがみの質感なんて本物みたい |
すごいなあ… |
ねえ、まだ時間ある? |
じゃあ、お茶飲んでいこう 付き合ってくれたお礼に 今日は私が、ごちそうしてあげる |
よかったな…あの絵… |
えっ…うん… 目がとってもカワイイんだもん それに馬には… |
ううん、なんでもない… |
う〜ん…どうしようかな… パパに見つかるとうるさそうだし |
でも…まあ、いいかな あなたなら… |
ウフフッ…この屋根があるおかげで冬でも雪に濡れずにお買い物ができるんだよ… |
そうだ、せっかくだからお買いものに付き合ってくれる? |
なんか不思議だなあ |
前は、男の子と一緒にお買いものするなんて、考えもしなかったから |
せっかくだから、あなたに見立ててもらっちゃおうかな? |
やっぱりあなたもそう思う? |
私はそんなことないと思うんだけどなあ… |
ううん、違うの… |
実はね、今、ここで馬をモチーフにした展示会をやってるの…それで… |
一人で見に行くのも何だから友達を誘ってるんだけど 誰も付き合ってくれなくて… |
誰か付き合ってくれないかなあ… |
長旅で疲れたでしょう? ゆっくりお茶でもしよう… ねっ? |
まず地下街に行こうよ? |
あっ… |
ううん、ちょっとね |
うん…同じクラスの娘とその彼氏 |
別に…いいよ、もう有名だもん 私が東京の男の子と付き合ってるって… |
あっ、ごめんね… |
でも不思議… |
最初は、そんな風に噂されるのがすごくイヤだったんだけど、今は噂になったって、全然平気だから… |
ねえ… |
この後、大通り公園へ行ってみない? |
うん… |
えっ? |
ごめんね…ちょっと前まで男の子と二人きりでいることにすら抵抗があったから… |
私ね…自分でも不思議なんだけど相手があなただと平気みたいなの… |
やっぱり、昔からの知り合いだからかな… |
ウフフッ、いい天気だねえ |
そうだ! じゃあ、大学にでも行ってみる? |
入ってみたい? |
じゃあ、入ろう! |
ここね…大学生カップルの隠れた人気スポットなんだよ |
ああ、あれは、瑠璃子さん パパの研究室の助手なの… |
大丈夫、告げ口するような人じゃないもん それに… |
ううん、なんでもない… |
長旅で疲れたでしょう? ゆっくりお茶でもしよう… ねっ? |
まず地下街に行こうよ? |
ねえ… |
この後、大通り公園へ行ってみない? |
やだ、もう、こんな時間… |
どうして、あなたと二人だと時間があっという間にたつのかな? 時計なんてなければいいのに… |
だって、せっかくあなたが北海道まで来てくれたのに もう、さよならなんて… |
そうだ…思いきって門限破っちゃおうかな… |
だって、私だって あなたともっと一緒にいたいから |
…………… |
ごめんね やっぱり無理だよね… |
…………… |
ごめんね やっぱり無理だよね… |
そうだよね… ごめんね、バカなこと言って… |
ウフフッ…ここね、大学生たちの隠れたデートスポットなんだって |
そうだ…入ってみる? |
ウフフッ、きれいだね… |
うん… |
なんだか不思議だなあ… |
あなたと一緒だとどこへ行っても楽しいから… 場所なんて全然関係ないから… |
でも、時間がたつのが早いのはイヤだね… |
今日はお天気もいいし なんだか遠出したい気分だね… |
ねっ…付き合ってくれる? |
ここ… 一度来てみたかったんだあ〜 |
キレイだね… |
う〜ん、いい風… それに、いい香り… |
ん? なに、ぼうっとしてるの… |
えっ… |
もう、ヘンなの… |
あっ! |
ちょっと… 見たでしょう? |
ほんとに〜? |
な〜んか怪しいけど まあ、信じてあげようかな? |
今日は付き合ってくれてありがとう ラベンダー畑、きれいだったね… |
また、来年も見れるといいなあ〜 |
ううん、なんでもない… |
ホント?よかった… |
あっ、ねえ… |
なんでもない… |
気をつけて帰ってね |
…………… |
H!知らない! |
今日はなんだか疲れちゃったなあ ラベンダー畑は、きれいだったけど |
それじゃね、バイバイ |
今日、晴れて良かったね |
まだまだ、暑くなるらしいよ ウフフッ、最高に気持ち良さそう… |
ねっ、早く行こう? |
待たせてごめんね… |
なに? |
ヘンなの… |
ウフッ、ほ〜らっ… 気持ちいいよお〜 |
ねえ、泳ごうよ… |
どうしたの? さっきからあんまりしゃべらないけど… |
ほんとに?ありがとう… この水着、自分でもすごく気に入ってるの |
ちょっと、恥ずかしかったけど 思いきって、あなたを誘ってよかったなあ |
もし、先に着替え終わったらプールの入口で待っててね |
じゃあ、また、あとで… |
今日は付き合ってくれてありがとう プール、楽しかったね |
また、来年の夏もこれたらなあ… |
ううん、なんでもない… |
ホント?よかった… |
あっ、ねえ… |
なんでもない… |
気をつけて帰ってね |
…………… |
えっ? もう、Hなんだから! |
もし、先に着替え終わったらプールの入口で待っててね? |
今日は付き合ってくれてありがとう じゃ、ここでね |
バイバイ… |
今日はお天気もいいし なんだか遠出したい気分だね… |
ねっ…付き合ってくれる? |
小樽って… なんだか旅情を誘う街だよね… |
ウフフッ…そうかも? |
私ね…この赤煉瓦前が一番好きなの… |
なんだか、懐かしいカンジがするから… |
そうだ…この運河の周りってガラス細工のお店が一杯あるんだよ |
うん… |
きれいだね… |
うん… |
なあに? |
えっ、ホントに? |
でも、やっぱり悪いから… |
ありがとう…嬉しい… |
今日は付き合ってくれてありがとう 楽しかった… |
あっ、ガラス細工大切にするからね |
ホント?よかった… |
あっ、ねえ… |
なんでもない… |
気をつけて帰ってね |
ありがとう… |
今日はありがとう それじゃ、またね… |
バイバイ… |
そう? じゃあちょっと遠出しようか |
どう?これで満足かな? |
思い出さない? 私たちが小学生の時、遠足で来た牧場なんだけど… |
きゃああああ!助けて〜 |
あの時は、ホントに恐かったなあ〜 |
うん、でもね、私、あの時… |
ううん、なんでもない… |
ねえ、そろそろ帰ろうか? |
今日は付き合ってくれてありがとう じゃ、ここでね |
それじゃあ…またね 気をつけてかえってね |
えっ?どうかしたの? |
ああ、そうか…そうだよね… |
覚えてないの?あなたはしばらくここに入院してたんだよ… |
なんでもいいから、あなたも何か書いてくれないかな? 一方通行じゃ寂しいから… |
もう なに一人でニヤニヤしてるの? |
えっ? |
さ、さあ、どうだったかな… |
今日は付き合ってくれてありがとう じゃ、ここでね |
覚えてた?そう、私たちが一緒に通ってた小学校、短い間だったけど |
私、これだけは絶対やめたくない! 別に、噂になったって平気だから… |
な、なあに? |
えっ? |
ほら、急ごうよ… 早く行かないと植物園閉まっちゃうかもしれないよ… |
今日は付き合ってくれてありがとう 楽しかった… |
ホント?よかった… |
あっ、ねえ… |
なんでもない… |
気をつけて帰ってね |
うん… |
いいの、あたりまえだから… だってあなたは、一度も来たことないはずだもの… |
私の番であの交換日記がとまっちゃってたの覚えてるよね? |
実はね、書くことはすぐに書いたんだけど、どうしても渡す勇気がでなかったの… |
だって、あれには、あの時の… 私のピュアな気持ちが書いてあったんだもの… |
小学校5年生の女の子が一生懸命伝えようとした想いがね… |
私、あなたが転校するらしいって聞いて、ようやく決心がついたの… |
あなたがいなくなっちゃう前に伝えなくちゃいけない… |
いつか伝えられなかったあの時の気持ち… あなたに伝えられるといいな |
今日は付き合ってくれてありがとう 楽しかった… |
ホント?よかった… |
あっ、ねえ… |
なんでもない… |
気をつけて帰ってね |
うん、でも、ホントにいいの? 私なんかが相手で楽しい? |
そう…ありがと… |
あっ、気をつけて帰ってね |
今日はありがとう 楽しかった… |
ホント?よかった… |
あっ、ねえ… |
なんでもない… |
気をつけて帰ってね |
えっと… |
今日は付き合ってくれてありがとう とっても楽しかった… |
また、会いに来てくれるよね? |
よかった… |
あっ、待って… |
私、ここであなたを見てる… |
寂しいから… 見えなくなるまで見送るの… |
お願い… 気をつけて帰ってね… |
えっ、ほのかは、私だけど… どうして私の名前を知ってるの? |
えっ? あなたが… |
うん… |
あっ、でも… 私のパパになんの用だったの? |
えっ?私に? |
べつに… そんなことないよ… |
…………… |
えっ、うん… 馬は嘘をつかないし、とても純粋な目をしてるから… |
あなたは、やっぱり馬は嫌いになっちゃった? |
そう、よかった… |
うん、わかった… ちょっと待っててね… |
はい、これ… |
でも、ホントにまたたずねて来てくれるの? |
そう… じゃあ、楽しみに待ってるからね |
よかったあ〜 パパもあなたのこと気に入ったみたい… |
ごめんね、いきなりで でも、私、どうしても函館山の夜景をみたかったから… |
パパったら、一人で行くのは危ないから絶対ダメだって言うんだもん! |
ごめんね、迷惑だった? |
ほんと?ならよかった… |
う〜んっ、すごく楽しみだな〜 |
どうかしたの? |
なんだか、だらしない顔になってるよ |
やっぱりわかっちゃうかな? |
だって、私、函館山の100万$の夜景、昔から見に行くの夢だったんだもん… |
ねえねえ、早く行こうよ! |
想像してたよりずっとずっときれい… |
ふ〜う…きれいだなあ… |
あっ… |
えっ、ちょ、ちょっと… |
きゃああああ! |
ばかあああああ! |
何てことするの! |
何がてっきりなの!私は目にゴミが入ってそれで目をつぶってただけなのに、それを… |
あなただけは、そういう人じゃないって思ってたんだよ… 信用してたんだよ… |
だから一緒にこの夜景を見ようと思ったのに… |
最低!大ッキライ! ばかああああああ! |
あっ… |
私… |
…………… |
でも? |
えっ? |
…………… 私だから? それ…ほんとう? |
ふ〜うっ…もういい… |
許してあげる… |
不思議だけど、毎日ここで冬の真っ白な海を見ていたら… |
なんだか素直な気持ちになれたの… |
うん… |
あっ、でも… |
今度、またああいうことしようとしたら、私、絶対許さないから… |
はい…大丈夫… うん…早ければ、明日の朝一番の札幌行きで帰るから… |
うん…吹雪じゃしょうがないだろうって… |
あ〜っ…もしかしてヘンなこと考えてるんじゃないでしょうね? |
そう…なら良かった… |
でもよりによって吹雪だなんて… 夜が心配だなあ〜 |
ううん…なんでもない… |
あっ…ごめんね… 入ってもいい? |
…………… |
笑わないでね… |
あのね… 外の吹雪の音が恐くて眠れないの… |
それで…お願いがあるの… |
ここで寝てもいいかな? |
うん… だってあなたのこと信用してるから |
ウフフッ…私、ソファーで寝るね |
いいの? |
ありがとう… |
雪祭りに… |
う〜ん… |
それじゃ、気をつけてね… |
あっ、それから… |
昨日はありがとうね… |
ううん、大丈夫 |
それより、今日は来てくれてありがとう… |
どう?雪祭りは? |
ウフフッ でもね、本番は夜なんだよ |
雪像がライトアップされて神秘的なくらいキレイなんだから |
ねっ、夜までお茶でも飲んでおしゃべりしてよう… |
なんだか不思議だなあ 雪祭りの日にこうしてあなたと… |
ううん、なんでもない |
…………… |
うん… |
ねえ、覚えてるかな? |
私たちが再会したの… ここ大通り公園だったってこと… |
そう…でもどうしてかな? 私、あの時、この人なら私を助けてくれるはず… |
なぜだかそんな気がしたの… 不思議だよね… |
ウフフッ 私ね、夢だったんだよ… |
あなたと二人で、こんな風に雪祭りの夜をすごすのが… |
そうだ、これ… |
覚えてるよね? |
私、これだけは絶対やめたくない! 別に、噂になったって平気だから… |
うん…これに、あの時伝えられなかった気持ちが書いてあるの… |
小学校5年生の女の子が一生懸命伝えようとした想いがね… |
最初は昔の思い出だったけど あなたと会って過ごすうちに わたしね… |
今でも自分の気持ちが、少しも色あせてないってことに気がついたの… |
やっぱり、ちょっと恥ずかしいから向こうに行ってるね… |
ウフフッ…読んでくれた? |
あっ、お願い、何も言わないで! 今日はこのまま… 幸せなままでいさせて |
だって、やっとあなたに渡せたんだもん… |
やっと伝えられたんだもん あの時の私の気持ちを… |
なんでもいいから、あなたも何か書いてくれないかな? 一方通行じゃ寂しいから… |
えっと… |
今日は付き合ってくれてありがとう とっても楽しかった… |
また、会いに来てくれるよね? |
よかった… |
あっ、待って… |
私、ここであなたを見てる… |
寂しいから… 見えなくなるまで見送るの… |
お願い… 気をつけて帰ってね… |
あっ… |
来てくれたんだ… |
ありがとう… 嬉しい… |
私ね… あやまらなきゃいけないの… |
覚えてるかな… 去年の3月ころ…不思議な手紙が届いてたでしょう? |
うん… |
私、どうしても恐かったの あの時あなたに会うのが… |
それで…名前も書かずに手紙をポストに入れて… そのまま… |
ごめんね あなたに捜させたりしちゃって… |
あ、ありがとう… 優しいね…やっぱりあなたは少しも変わってない |
小学校の頃、私が大好きだったあなたと… |
あのね、私… 私… 今でもあなたが好きなの… |
どんなにページは色あせたって 私の気持ちは少しも色あせたりしてないの… |
あの日記を書いた時のまま… |
ずっとずっと… ここであなたを見送ったあの日から…ずっと… |
あなたが…あなたが…好き… |
でも、あなたは… 私のこと… どう思ってくれてるのかな? |
どんな結果になっても やっぱり、それを聞きたいの… |
えっ… |
ホントに… |
ほんとに… ほんとに信じてもいいの? |
は、はい… |
嬉しい…私…私… |
でも…あなたは、明日になれば… また東京に帰っちゃうんだよね… |
さみしい… 私、もっともっとあなたと一緒にいたい… |
できれば…ずっとずっと一緒に… |
あっ… |
大好き… |
…………… |
ウフフッ… |
はい、これ…お守り… |
うん… 私のこと忘れないように… |
ううん…私は大丈夫… |
だって…昨日、あなたがくれたから… |
これから、ずう〜っと、あなたを信じて待っていられる勇気をね! |
ううん、別に大丈夫だけど 急にどうしたの? |
そう… |
えっ? |
もちろん、私がしつこくからまれてて、偶然通りかかったあなたに助けてもらったんだよね |
どうしてかな?私、あの時 あっ、きっとこの人なら私を助けてくれるはず… |
なぜだかそんな気がしたの… 不思議だよね… |
なあに? |
えっ… 私のことが…好き… |
私の気持ち? |
…………… |
その前に… もう一度、あなたの気持ちをちゃんと聞かせてくれる? |
…………… |
私…私… |
ううん、違うの… 嬉しいの…とっても… だって私も… |
私も、あなただったから… たよりにしたんだと思うし… |
うん… 私もあなたが… 大好き… |
あっ… |
私ね…あなたと会うようになってから、いつの間にか夢になってたの… |
他のカップルみたいにあなたと二人きりでこんな風にすごすのが… |
ねえ、帰り道、腕組んで歩いてもいいかな? |
それともう一つ… |
ありがとう… 私を選んでくれて… |
ごめんね… やっぱり…ダメみたい… |
あっ…誤解しないで… |
あなたに久しぶりに会えてすごく嬉しかったんだよ… |
それは…ホントなの… |
でも…やっぱり… 私にとって…あなたは… まだ、ただのお友達だから… |
ごめんね… もっと沢山会えれば… 良かったのかもしれないけど |
北海道と東京は… やっぱり遠いよね… |
これからも いいお友達でいましょう… |
あっ… |
だって、納得できないから あんな風に電話で、一方的にもう会えないって言われたって… |
ほ、他に好きな女の子がいるの? |
やっぱり!ひどい… 私、私、信じてたのに… |
あなただけはそんな人じゃないって… |
ばかあああああ〜! |
…………… |
あっ、うそ! |
どうして? どうしてあなたが広島にいるの? |
ふ〜ん… |
私も、旅行… |
っていっても修学旅行なんだけどね… |
こんなところで、あなたと会えるなんて、すごい偶然だよね ウフフッ… |
ねえ、おみやげ選ぶの付き合ってくれない? |
うん、今日は半日自由行動だから… |
いいの…他の娘は、み〜んな男子とカップルでいちゃついてるんだもん… |
ひどいわね…違うわよ! |
もう… 私が男の子苦手なの… あなただって知ってるくせに… |
えっ… |
あっ… |
大丈夫…そんな心配しないで… |
なんでもないよ… |
それより、どれがいいと思う? |
え〜っ、私、食べ物がいいな… |
ウフフ、おいしそう… |
あっ、ごめんね もう行かないと… そろそろ集合時間だから |
あ、あの…付き合ってくれてありがとう… |
すごく、嬉しかったよ… 修学旅行のいい思い出になったし… |
じゃ、また会おうね… |
えっ |
あっ、どうしたの? あなたも旅行? |
私は、パパのお供なの… |
そう、大学教授ってよくわからないけど年中、学会があるんだあ… |
あ〜っ これでも、結構大変なんだからね 書類整理したり、清書したり… |
うん、時給にしたら無茶苦茶安いバイトなんだから… |
でも、あなたは偉いな… 旅費はほとんど全部、自分でアルバイトしてるんでしょう? |
北海道まで来るの大変だよね… |
ありがとう… |
あっ、もうちょっと話してたいんだけど、そろそろ席に戻らないとパパが心配するから… |
じゃあ、またね… |
ウフフッ…こんにちわ |
うん、パパのお供で… |
そう… |
うん、できれば、付き合ってもらえると嬉しいんだけどなあ… |
よかったあ… |
うわあ〜、こうしてみると東京って沢山の家や建物が密集してるんだね |
うん、全然! |
でも、なんとなく空が低く感じるのは、どうしてかな? |
えっ? |
ふ〜ん、そうかな? |
でも、なんだか嬉しいな あなたにそんな風に言ってもらうと |
雷おこしに、タワーせんべい それにタワー貯金箱… |
ふ〜ん、結構いろんなおみやげがあるんだね |
ウフフッ…そうでしょう? 地元の人にとってはあんまり関心ないことなんだよね… |
ホント? |
じゃあね… 私、あれがいいな… |
ねっ、いいでしょう? |
今日は付き合ってくれてありがとう とっても楽しかった… |
うん、待ってるから… |
それじゃ、絶対、また会おうね… |
ウフフッ、いつもと逆だね… |
大丈夫…ありがとう… |
えっ? |
あっ… |
別に… |
何もないよ ほっといて… |
僕たち? |
ふ〜ん…嘘つき… |
何よ、友達だなんていったって 全然、電話もしてくれないし こっちからかけてもいつも留守だし |
そりゃ北海道は遠いよ… |
でも、もっと会いに来てくれてもいいじゃない… |
わがまま言ってるのはわかってる… |
私、これでも一生懸命我慢したんだよ…でも…でも… |
ホント… |
ホントにそれだけ? |
私…迷惑じゃないよね? |
よかった… |
ううん、私の方こそなんだか取り乱しちゃって… |
でも、不思議だな… |
今までは十年近くも会ってなかったのに、今は一週間でもあなたに会えないと辛いなんて… |
あっ、私、そろそろ帰らないと… きっと家で、パパたちが心配してる |
今日は来てくれてありがとうね… それじゃ、また… |
えっ |
うん…ありがとう… |
あっ… |
こんな時間にどうしたの? |
私は、パパのお使いで大学まで来た帰りなの… |
そうだ…ねえ、帰り道途中まで一緒に行ってくれないかな? |
よかったあ〜 |
この時間になると女の子一人だとちょっと恐いから… |
きゃっ な、なに、あのふたり… |
…………… |
ねえ… |
あなたも、女の子にあんなことしたいの? |
私は、イヤだからね… |
送ってくれてありがとう… |
でも、危なかったかな? あなたって以外と狼さんみたいだし |
ほんとかな? それじゃ、またね バイバーイ… |
ホント?よかった… |
送ってくれてありがとう… |
ホントにありがとう… |
いつも、あなたに送ってもらえるといいんだけどなあ… |
それじゃ、またね… |
あっ、気をつけて帰ってね… |
あれ、こんな時間に何してるの? |
どうして、私が夜のすすきのにいると思うのよ! |
そうだったんだ… |
…………… |
私は… パパのお供で食事をしに… |
でも、笑わないでね 食事っていってもラーメンなんだよ… |
うん、パパったら、ときどき無性に食べたくなるんだって! |
あっ、パパが出てきたみたい… |
ごめんね…また、今度… |
うん…気をつけてね… |
えっ? |
あっ… どうしたのこんな時間に… |
えっ…ウフフッ ありがとう… |
うん… 友達の相談にのってて、なんだか遅くなっちゃったの |
プッ…何それ? そんなワケないでしょう… |
うん、難しいんだからね… ブラッシングとか… |
って…違うよ… |
ま、まあ、そんなとこかな… |
いっけなーい! 急いで帰らなくちゃ、パパに怒られちゃう… |
えっ… |
あれ?どうしたの? いつ、こっちに? |
あ、ありがとう… 嬉しいけど、ごめんね 今日はちょっとまずいの… |
うん… 友達と約束してるから… |
あっ…でもせっかく会えたんだし 少しお話ししよう? |
大丈夫、私、ちょっと早く来すぎちゃったみたいだから… |
うん…一番、北海道らしいのかな 夏はライラックがきれいだし冬は雪祭りの会場だし… |
まあね… |
あっ… もしかして、勘違いしてない? |
やだなあ、友達って女の子だからね 女の子! |
えっ… |
ウフフッ…ヘンなの… |
あっ、ごめんね 私、そろそろ… |
気をつけて帰ってね… |
あれ…どうしたの? |
こんな所で、何してるの? |
そうだったんだ… とってもうれしい |
でも…ごめんね 今日はまずいの… |
これからパパと映画見にいく予定だから… |
あっ、でもせっかく会えたんだし映画館まで一緒に行こうよ? |
もう、ついちゃったね… |
もう少し、ゆっくり歩けば良かったなあ… |
あっ、やだ、私ったら… |
ね、ねえ… 私たちどの映画見ると思う? |
もう、違うよ!私がそんな映画見るワケないでしょう? |
私とパパが見るのはサラブレッド物語! |
正解!良くわかったね? |
この映画ね… パパが監修したんだよ |
あっ、えっと… |
ご、ごめんね、そろそろ… その… |
うん… やっぱりパパに変な詮索されたくないから… |
あっ、ホントにごめんね せっかく来てくれたのに… |
それはそうだけど… |
うん… |
あっ、気をつけて帰ってね… |
こんなところで、何してるの? |
でも、よく私がここにいるってわかったね… |
あっ… まずいな… |
やっぱり、パパに見られるのはあんまり嬉しくないかなあって… |
それがダメなの、今日は大学の厩舎を掃除する日だから… |
あっ、でも、大学の構内だったら… |
ねっ…せっかく会えたんだし… |
北大は特別だと思うけど… 端から端まで歩いたら30分以上はかかるもん… |
ウフフッ…心配? |
大丈夫…この大学で私のこと知らない学生はモグリだもん! |
あっ、ごめんね… |
私、そろそろ戻らないと… |
私も… |
ううん、なんでもない… |
それじゃまたね 気をつけて帰ってね… |
あ、あれ?もしかして… |
やっぱり…どうしたの? 急に… |
そう…でも、間が悪いな〜 今日はちょっとまずいの… |
うん、友達とお洋服買いに来てるから… |
もうすぐ、その娘戻って来ちゃうし… |
せっかく来てくれたのに ごめんね… |
うん…札幌には洋服メーカーのアンテナショップが沢山あるんだって… |
カワイイ娘がいっぱいで目移りしちゃうんでしょう? |
もうっ!やらしいんだから… |
どうだか… |
くすっ… |
う〜そ!冗談だよ… |
あなたがそんな人じゃないことくらいわかってるから… |
あっ、ごめん、そろそろ… |
友達が戻って来ちゃうから… |
うん、ごめんね… |
あっ、気をつけて帰ってね… |
驚いた、こんな所であなたに会うなんて… |
どうしたの? |
ホントに? |
ありがとう…嬉しい… |
でも、ごめんね… 今日は付き合えないの |
実はね、学校の課外授業で来てるんだ…だから… |
ホントにごめんね… |
それじゃ、またね… |
あっ、気をつけて帰ってね… |
はい 沢渡ですけど |
あっ…嬉しいなあ電話してくれるなんて! どうしたの? |
えっ? |
会えないって… どういうこと? |
そ、そんな… ひどいよ…急にそんなこと言い出すなんて… |
あっ…ちょっと待って… |
あっ、沢渡ですけど |
ちょっとね… あのね、今度こっちにこれる時あるかな? |
ほんと!よかった〜 ちょうどその頃ね 私、パパのお供で函館に行くの |
それで、あなたにも来て欲しいんだけど ダメかな? |
ありがとう、嬉しい… 楽しみにしてるからね |
はい、沢渡です |
はい、沢渡です |
…………… |
…………… |
あっ… |
…………… |
う、うん… |
…………… |
私だって… でも、言葉だけじゃだめ… |
今…私… 稚内に来てるの… |
会いに来てくれる? |
待ってる… |
はい 沢渡です |
あっ… |
何か用? |
ふ〜ん、随分ひさしぶりだね… |
北海道はやっぱり遠い? |
ホントかなあ? |
じゃあ、どうして電話くれないの? 私、寂しかったんだからね… |
反省してる? |
…………… |
わかった… じゃあ、許してあげる… |
それじゃ…また今度ね バイバーイ! |
はい 沢渡です |
えっ? |
あっ… |
ごめんね… ちゃんと覚えてたんだけど… |
うん… |
はい 沢渡です |
え?あ、こんにちわ… |
そ、そう?私、男の子と電話で話したことなんてほとんどないから… |
ごめんね… |
あっ、そういえば、このあいだあなたから、私宛の小包が届いてたんだけど… |
ホントに?ありがとう! |
うん、すごく気に入っちゃった |
あっ、そういえば、このあいだあなたから、私宛の小包が届いてたんだけど… |
そ、そう…あ、ありがとう |
えっ、ホントに? |
もちろん、いいけど… いつこっちに来るの? |
えっと…そうだなあ… |
今度の日曜は? |
今度の月曜は? |
今度の火曜は? |
今度の水曜は? |
今度の木曜は? |
今度の金曜は? |
今度の土曜は? |
次の週の日曜は? |
次の週の月曜は? |
次の週の火曜は? |
次の週の水曜は? |
次の週の木曜は? |
次の週の金曜は? |
次の週の土曜は? |
それじゃあ… |
これ以上先はまだ、ちょっとわからないなあ… |
ごめんね… |
うん…待ってるね… |
それじゃ、待ってるね… そうだ、気をつけて来てね |
うん、バイバーイ! |
あっ…ほのかです… ちょっと電話してみたんだけどまだ帰ってないみたいだね… |
やっぱり、北海道は遠いのかな… |
だって最近、あまり会いに来てくれないんだもん… |
ねえ、会えなくても… たまには声ぐらい聞かせてね… それじゃ、またね…バイバイ |
もしもし… |
ほのかですけど… |
う、うん… もうすぐ雪祭りでしょう? それで… |
それで、できたらあなたと一緒に行けたらなあって… |
ホント?良かった… |
うん…ええっと… |
えっと…そうだなあ… |
今度の… |
それじゃあ… |
次の週の… |
その頃はもう雪祭り終わっちゃってるよ 本当に他の日はダメなの? |
そう、それじゃしょうがないね わかった…バイバイ… |
あの… 楽しみにしてるからね… |