|
なに言ってんの？ 別に無理して来てほしくなんかないんだからねっ！ |
| あ…いや、その… |
|
ま、まあ、今日は… せっかく会えたんだから特別に許してやるよ… |
| よかった、ちゃんと来れたみたいだね… |
| フフッ、あんたって頼りなさそうだからさっ！ |
| あっ… |
|
うん、ニュースで見たよ… とにかく無事でよかった！ |
| おいっ！ |
| ったく、しょうがない奴だなあ… |
|
もう、いいよ…反省してるなら… でも、今度は遅れるなよな！ |
| あれ、あんたは… |
|
やっぱり… こんなとこで何やってんのさ？ |
|
ホントかよ… フフッ、物好きな奴だね〜 |
| よおっ！ |
|
大丈夫！気にすんなって… これくらいは、全然平気だからさ… |
| それに、あんたは、遠くから来てくれてるんだしね！ |
| あっ…よかった！ |
| 知ってるよ！ニュース見たから… |
| そんなことより、あんたが無事で本当によかったよ！ |
|
何やってたんだよ！ こんなに遅れて！ |
| なんか特別な理由でもあったの？ |
| ったく、時間にルーズな奴は私嫌いだよ… |
| ふ〜う、せっかく会えたんだし今回はおおめにみるけど… |
| 今度からは、気をつけてよね！ |
| …………… |
| あれ、ちょっと… |
|
松岡じゃないよ！ どうしたのさ、なんでこっちに？ |
| ホ、ホントかよ… |
| まあ、私も会えて嬉しいけどさ… |
| あっ… |
|
よかった… また会えたね… |
| 私、最近あんたに会うのがなんだか待ち遠しくてさ… |
|
バ、バカ… な、なんでもないよ… |
| あっ… |
|
よかったあ〜、無事について… あんたの顔見るまで、心配でしょうがなかったんだからね！ |
| ホントによかった… |
| ちょっと… |
| 心配するじゃない… |
| 少しは待ってる私の気持ちも考えてよ… |
| ふ〜う、もういい… |
| 許してあげるよ… |
|
せっかく、あんたと会うの楽しみにしてたのに… 怒ってばかりじゃもったいないからね… |
|
でも、遅刻はダメだよ！ 心配しちゃうから… |
| あっ… |
|
あ、あたりまえだろ！ 何の連絡もなければ心配するだろうが！ |
| 私が、どんな気持ちでここに立ってたか、あんたにわかる？ |
| …………… |
| ふ〜う、わかればいいんだ… |
|
じゃあまたね 私、今日は帰るよ… |
| あんたのこと、心配しすぎてなんだか、疲れちゃったから… |
| 今度は、絶対こんなマネしないでよ！ |
| あっ… |
| こっちに来てたんだ… |
| でも、こんな所でなにしてたの？ |
|
そ、そう？ ホント物好きなんだから… |
|
でも…ありがと… とっても嬉しいよ… |
| 私も、あんたに会いたいって思ってたからさ… |
|
しっかし、本当にまた来るとは思わなかったよ… あんたも物好きだよね〜 |
| あははっ、悪い悪い怒るなって！ |
|
私だって… ちょっとは楽しみにしてたんだからさ… |
| あっ、ホントにちょっとだけだからな！ |
| そうだ、なんか送ってくれたよね？ |
|
いや、あんないいモノ… ホントにもらってもいいのかと思ってさ… |
|
その… うれしかったよ、ありがと… |
| そうだ、なんか送ってくれたよね？ |
|
ウフフッ、わかってるって… サンキュー！ |
|
あれ、なんだか… ちょっとたくましくなったんじゃないの？ |
|
うん…ウフフッ 男はそうでなくっちゃね！ |
|
ふ〜ん…あのさ… なんか、前より大人っぽい感じがするけど… |
| フフッ、なんとなくだけどね… |
|
ところで…あんたさ ちょっと変わったんじゃない？ |
|
ウフフッ、なんだか… ひと周り大きくなったように見えるよ… |
| あのさ… |
|
ほらっ、クリスマスプレゼント… べ、別にたいしたもんじゃないからあんまり期待すんなよ！ |
|
えっと… わかってるとは思うけどさ… |
| はい、バレンタインのチョコレート… |
|
た、たまにはいいだろう？ 年に一度なんだしさ… 女らしいこともしとかないとね… |
| わ、笑わないでよ… |
|
恥ずかしいからさ 早く食べちゃってよね… |
| で、これからどうする？ |
|
そうだ、なんだったら… このヘンで遊ぼうっか？ |
| う〜ん、これからどうしようか？ |
| そう？じゃあ、ついてきて！ |
| あんた、食事まだなんだろう？ |
| なんか食べにいこうか？ |
| よしっ、決まり！ |
| ふう〜、満腹満腹〜 |
| どう、おいしかったろ？ |
|
さて、お腹もふくれたことだし… そろそろ行こうか？ |
|
決まってるじゃない！ ライブだよ、ラ・イ・ブ！ |
| 悪いね、待たせちゃって… |
|
もうすぐ始まるからさ また感想聞かせてよ！ |
|
おらっ、ドラム！ 弱っちい音、出してんじゃないよ！ |
| あっ… |
| どうだった、私らのライブ？ |
|
そうか？ よかった…あんたに気に入ってもらえて… |
|
へぇ〜…生意気いうんだ！ 詳しいんだね、音楽のこと… |
|
あ…ゴメン 気に入らなかったみたいだね… |
|
フフッ、いいよ… 正直な感想、ありがとう |
| ほんとか？ならよかった！ |
| せっかく、遠路はるばる来てくれたんだから、楽しんで帰ってもらわないとね… |
|
フフッ、気にしないでいいよ！ 私だって楽しいんだからさ… |
|
それじゃ、ここで… あっ、また元気な顔見せてよね！ バァーイ！ |
| う〜ん、これからどうしようか？ |
| そう？じゃあ、ついてきて！ |
| で、これからどうする？ |
|
そうだ、なんだったら… このヘンで遊ぼうか？ |
| たまにはこういう所でのんびり過ごすのもいいもんだよね… |
| えっ？な、なんだよ急に？ |
| なるほどね… |
| でも、私、今は、曲は作っても詞は書いてないんだ… |
| 昔は書いたこともあったけどね… |
| ああ、ドームか… |
| 私さ、たまに思うんだ… |
|
あのドームのど真ん中で思いっきり歌えたら… なんてね… |
|
もしも、そんな日がきたら… ぜったい観に来てよ！ |
|
あははっ、いいよ！ 外野スタンドのいちばん上をとっとくからさ… |
| ウフフッ… |
| ほんとか？ならよかった！ |
| せっかく、遠路はるばる来てくれたんだから、楽しんで帰ってもらわないとね… |
|
フフッ、気にしないでいいよ！ 私だって楽しいんだからさ… |
|
それじゃ、ここで… あっ、また元気な顔見せてよね！ バァーイ！ |
| う〜ん、これからどうしようか？ |
| そう？じゃあ、ついてきて！ |
| で、これからどうする？ |
|
そうだ、なんだったら… このヘンで遊ぼうっか？ |
|
まあね… あんたは、どう？ こういう街って好き？ |
| ふ〜ん、そう… |
| ま、まあ、人によりけりだよね |
|
私は… あんまり好きじゃないな… |
| やっぱりそう思う？ |
| 私も好きじゃないんだ…なんだか生きてるって感じがしなくてさ |
| よかった、あんたも同じように感じるんだね…ウフフッ |
| なんだよ、ハッキリしないんだから！ |
| 私は、なんだか好きになれないんだ… |
| おっと、もういかないと… |
|
ライブの打ち合わせしなくちゃいけないからさ… 悪いけど、そろそろ帰るよ |
| また来なよ、ヒマがあったらいつだって付き合ってあげるからさ… |
|
それじゃ、元気でね！ バーイ！ |
| う〜ん、これからどうしようか？ |
| そう？じゃあ、ついてきて！ |
| で、これからどうする？ |
|
そうだ、なんだったら… このヘンで遊ぼうっか？ |
| もちろん！ |
| 今度も、次も、そのまた次も予定はバッチリ入ってるよ！ |
|
また…見に来るよね？ 私らのライブ… |
|
前もって電話してよ… 招待してあげるからさ！ |
| おっと、もういかないと… |
|
ライブの打ち合わせしなくちゃいけないからさ… 悪いけど、そろそろ帰るよ |
| また来なよ、ヒマがあったらいつだって付き合ってあげるからさ… |
|
それじゃ、元気でね！ バーイ！ |
| う〜ん、これからどうしようか？ |
| そう？じゃあ、ついてきて！ |
| で、これからどうする？ |
|
そうだ、なんだったら… このヘンで遊ぼうっか？ |
| あははっ、言えてるね！ |
| きっと、私みたいな親不孝者が集まる場所だからじゃないの？ |
|
あんたもね、こんな不良娘と一緒に歩いてるようじゃ… 親が泣くよ！ |
| えっ… |
| ぷっ… |
| あはははは！いきなり面白いこと言い出さないでよ！ |
| えっ？ |
|
ウフフッ、あんたってちっとも変わってないね… よかった… |
|
あ、そう… 悪かったね、田舎者は言葉を知らなくてさ！ |
|
さあ、入った入った！ せっかく来たんだからさ ライブ観てってよ！ |
|
はい、チケット… これでみんな、場所を空けてくれるハズだからさ… |
| じゃあ、終わった後にまたね！ |
|
フフッ…今夜は特別テンション高くってさ… あ〜、いい気持ちだった！ |
| やっぱり、あんたがみてくれてると… |
| フフッ、遠くから来てるあんたに、ハンパな演奏は聴かせられないからね！ |
| あっ、もうこんな時間か… |
| ホント、あんたと一緒だとなんだかあっという間に時間がたっちゃうんだよね… |
| 会えるまでの時間はものすごく長く感じるのにさ… |
|
あははっ、私たら なに言ってんだか… |
|
うんうん、あ、あのさ… 絶対また来なよ！ 付き合ってやるから…ね？ |
| それじゃ、元気で… |
|
あっ、気をつけてかえんなよ！ バーイ！ |
| う〜ん、これからどうしようか？ |
| そう？じゃあ、ついてきて！ |
| で、これからどうする？ |
|
そうだ、なんだったら… このヘンで遊ぼうっか？ |
|
そうだ、ちょっと 買い物に付き合ってよ！ |
|
違うよ、バカだな… 私のお気に入りの店にあんたを案内してあげるの！ |
|
フフフッ、あるあるある… この店、めちゃくちゃロックが充実してるんだ！ |
| えっ、なんか言った？ |
|
フフッ、まあね… 中坊の頃から、私の最高の友達だったからさ… |
| それに、ロックがプレゼントしてくれた友達も、たくさんいるしね… |
| みんな、大切な連中なんだ… |
| たとえ…ば… |
| み、みんなだよ、バカ！ |
|
…………… 別に言ってないよ、バカ… |
| あっ、もうこんな時間か… |
| ホント、あんたと一緒だとなんだかあっという間に時間がたっちゃうんだよね… |
| 会えるまでの時間はものすごく長く感じるのにさ… |
| あははっ、私たらなに言ってんだか… |
|
うん、あ、あのさ… 絶対また来なよ！ 付き合ってやるから…ね？ |
| それじゃ、元気で… |
|
あっ、気をつけてかえんなよ！ バーイ！ |
| う〜ん、これからどうしようか？ |
| そう？じゃあ、ついてきて！ |
| で、これからどうする？ |
|
そうだ、なんだったら… このヘンで遊ぼうっか？ |
| いつ来ても、か… |
| あははっ、ホントによく来るよね！ |
| その、福岡、遠いだろ？ |
| どうしてそんなに何度もこっちに来るの？ |
|
あ、ありがと… ホントにそう思ってる？ |
|
そう… 私も、またあんたに聴いてもらいたいな… |
|
あははっ、なるほどね〜 やっぱり本場の味は違う？ |
| フフッ、それじゃあ飽きるまで、食べに来ないとね！ |
| こらっ、ナンパ野郎みたいなセリフ言ってんじゃないよ！ |
| あんたには似合わないよ… |
|
あっ…悪い ライブの打ち合わせにいかなくちゃ もう帰らないと… |
| うん、ホントに… |
| あっ、いや、その… |
| あはは、悪いけど今日はこれで… |
|
またね… バ、バァーイ！ |
| ふ〜う… |
| うん、ここんとこたて続けに練習してるからちょっと疲れ気味なんだよ… |
|
そう… おまけにライブも立て込んでるんだ… |
| えっ…う、うん… |
|
なあ、私らの歌… また聴きに来なよ？ |
|
あんたが聴いてくれてるとさ 私も… あはっ、張り合いがあるからさ！ |
|
あっ…悪い ライブの打ち合わせにいかなくちゃ もう帰らないと… |
| うん、ホントに… |
| あっ、いや、その… |
|
あはは、悪いけど 今日はこれで… |
|
またね… バ、バァーイ！ |
| う〜ん、これからどうしようか？ |
| そう？じゃあ、ついてきて！ |
| で、これからどうする？ |
|
そうだ、なんだったら… このヘンで遊ぼうっか？ |
|
さあね… 少なくとも、噂が広まる程度には歩いてるみたいだけど？ |
|
『サウザンブラック』のボーカル千恵に男ができたらしいんだってさ ウフフッ、どうする？ |
|
困ったって… なんで困るんだよ！ |
|
私は… ちっとも困ってないのにさ… |
| えっ？うれしいって… |
|
あ、私は別に… そっか、うれしいんだ… な、なら、いいよね、あはっ… |
|
ちょっ… ど、どうしたんだよ？ |
| あるわけ…何？ |
|
ふ〜ん… まっ、そうだよね！ |
| 今日もライブ観てってよ！ |
|
これ、チケット… あのさ、前の方に来てよね… |
|
だって… あんたの顔を見ながら歌いたいからさ… |
| じゃ、じゃあ、また後で！ |
| 悪い、お待たせっ！ |
|
なに言ってんだよっ 打ち上げ、一緒に行こうよ！ |
|
メンバーも待ってるからさ… ほら、早く早く〜！ |
|
ふう… 今日はありがと 付き合ってくれて… |
| なに言ってんの！あんたはわざわざ東京から会いに来てくれたんだもん… |
| 私が礼をいわなきゃね… |
|
あっ、あのさ… また来てくれるよね？ |
| よかった… |
| …………… |
|
今度会う時まで、元気でね… 身体に気をつけなよ！ |
| それじゃここで… |
|
やっぱり、先に行ってよ！ 見送ってあげるからさ！ |
| う〜ん、これからどうしようか？ |
| そう？じゃあ、ついてきて！ |
| で、これからどうする？ |
|
そうだ、なんだったら… このヘンで遊ぼうっか？ |
|
フフッ…結構いいもんだよね こういう場所で、あんたとゆっくり過ごすのって… |
| なんだか、いろんな事を思い出しちゃうよ… |
|
あんたが来る前のこと… あんたが来てからのこと… |
|
それにあんたが… この街からいなくなった 日のこと… |
|
いま、そのあんたが私の隣にいるなんて… フフッ、なんだか不思議だなぁ… |
|
ふぅ〜… 風が気持ちいいね！ |
|
私、この辺りの街並みって無機質っぽくてキライだけど… でも、海は好きだな… |
|
ねえ… 海の水ってさ… |
| 海の水って、東京までつながってるんだよね？ |
| いいなあ… |
|
な〜んて… なに言ってんだろ、私… ウフフッ… |
|
ふう… 今日はありがと 付き合ってくれて… |
| なに言ってんの！あんたはわざわざ東京から会いに来てくれたんだもん… |
| 私が礼をいわなきゃね… |
| あのさ…また来てくれるよね？ |
| よかった… |
| …………… |
|
今度会う時まで、元気でね… 身体に気をつけなよ！ |
| それじゃここで… |
|
やっぱり、先に行ってよ！ 見送ってあげるからさ！ |
| う〜ん、これからどうしようか？ |
| そう？じゃあ、ついてきて！ |
| で、これからどうする？ |
|
そうだ、なんだったら… このヘンで遊ぼうっか？ |
|
あのさ… 元気でやってる？ |
| 風邪ひいてない？ |
| ケガしてない？ |
|
…………… 東京は遠いよな… |
| なんだって？ |
|
フフッ、そうだよね… あ〜あ、東京かぁ… 私も… |
| あっ… |
| ううん、何でもないんだっ |
|
だ、誰があんたの… 心配なんか… |
|
ふ〜う… やっぱり遠いよ、東京は… |
|
あっ…悪い ライブの打ち合わせにいかなくちゃ もう帰らないと… |
| うん、ホントに… |
| あっ、いや、その… |
|
あはは、悪いけど 今日はこれで… |
|
またね… バ、バァーイ！ |
|
あっ、もうこんな時間か… 早いな、もう！ |
| あのさ… |
| 今度はちゃんと電話してから来なよ！ |
| せっかく会えたのにこれじゃあ…寂しいからさ… |
| あははっ、な、なんちゃってね… |
| それじゃ、またね！ |
| いい？絶対だよっ！ |
| う〜ん、これからどうしようか？ |
| そう？じゃあ、ついてきて！ |
| で、これからどうする？ |
|
そうだ、なんだったら… このヘンで遊ぼうっか？ |
| フフッ、たまにはゆっくり廻ってみようか… |
|
な、なに言ってんだよ 私は別にねぇ… |
| …………… |
| あのさ… |
|
試しにさ、ちょこっと… 腕…腕とか組んで… |
| …………… |
| あはは、やっぱりいいや… |
| わ、悪い悪い、気にしないで！ |
| よっ！楽しんでる？ |
|
どう？ 私のはっぴ姿… |
| えへへっ、そうだろう？ |
| もちろん！福岡名物山笠もいいけど、この時期、地元の祭りも盛り上がるんだ！ |
|
ねっ、私のかつぐ女みこし 後で見に来てよ！ |
| おーい！ |
|
どう？ こっちも盛り上がってるだろ？ |
|
あっ、やっと来たな〜 ほらっ！ |
|
ふ〜うっ、いい汗かいたよ！ あ〜っ、冷たくていい気持ち〜 |
| そうだ！あんたも飛び入りでみこしかついでみたら？ |
| それもそっか！東京もんだなんてばれたら、きっと地元のおじさんたちに怒られちゃうね！ |
|
なにいってんだよ！ だらしないな〜 |
|
こらっ、スケベ！ しまいにゃ怒るよ！ |
| 今日は、気持ちのいい汗かいたな〜 |
|
う〜ん、どっちも同じかな？ 両方ともソウルフルじゃない！ |
| でもホント、今日は楽しかったよ！ |
| あんたと一緒にいると、なんだかあっという間に時間経っちゃうんだよね〜 |
| やっぱり楽しいからかな〜？ |
| あははっ、私ったらなに言ってんだか… |
| でも、来年もこんな風に過ごせたらいいのになあ〜 |
|
それじゃここで… あっ、気をつけて帰るんだよ！ |
| それより、今日は見事に晴れたね〜 |
| ねえ、絶好の海水浴日和だと思わない？ |
| う〜ん、最高の海水浴日和だよ！ |
| よ〜し！そんじゃ速攻で着替えて来るね！ |
|
よーし！準備オッケー！ さあ行くよ！ |
|
えへへっ、なかなかきれいだったよ 海ん中！ |
| な、なんだよ？どうしたの？ |
| はあ… |
|
バ、バカ、なにいってんだよ！ スケベ！ |
| ほらっ、夕日が最高にきれいだよ！ |
|
もう、どうしたのさ 今日はなんだかナンパなことばっかり言ってるぞ！ |
| えっ… |
| あ、ありがと… |
| ホント、今日は楽しかったよ！ |
| あんたと一緒にいると、なんだかあっという間に時間経っちゃうんだよね〜 |
| やっぱり楽しいからかな〜？ |
| あははっ、私ったらなに言ってんだか… |
| でも、来年もこんな風に過ごせたらいいのになあ〜 |
|
それじゃここで… あっ、気をつけて帰るんだよ！ |
|
ふ〜ん… じゃあ、そこらヘンの女の子でもナンパすれば！ |
| どうだか… |
| バ、バカ！何すんのよ！ |
| しょうがない奴だな、もう！ |
|
あ〜あ、今日はなんだか疲れたな〜 あんたにはＨな目で見られるし… |
| 私はともかく他の女の子だったら確実に嫌われるぞ！ |
|
どうだか… それじゃね、バイバーイ… |
| ねえ、ちょっと買い物に付き合ってくんないかな？ |
| そ、そうかな？ |
| う〜ん、これ新しいモデルなんだよね〜 |
|
まあね… あっ、やっぱりこんなとこに誘ってつまんなかったかな？ |
| うん、でも、あんたとならいい気がしてさ、なんでかな？ |
| よかったら、これからもちょくちょく付き合ってくれるかな？ |
| そうだ！弾いてみていい？ |
| えっ？どうして？ |
| ありがと、私、ギターいじってる時が、最高に幸せなんだ… |
| 弾いてみていいかな？ |
| う〜ん、やっぱいいなあ〜 |
| 今日は付き合ってくれてありがと |
| ホント、楽しかったよ！ |
| あんたと一緒にいると、なんだかあっという間に時間経っちゃうんだよね〜 |
| やっぱり楽しいからかな〜？ |
| あははっ、私ったらなに言ってんだか… |
| でも、来年もこんな風に過ごせたらいいのになあ〜 |
|
それじゃここで… あっ、気をつけて帰るんだよ！ |
| そう、じゃあ、帰ろうか？ |
| ごめん…できるだけ早くすませるからさ |
| 悪かったね、今日は付き合ってもらっちゃって… |
| これからは、気をつけるからさ |
|
今日はなんだか疲れたな〜 それじゃね、バーイ… |
| ＭＤって音がいいんだよね！ |
|
えっ？ あんた誰？ |
| ん？なんだよ？ |
| やっぱり聞くならブリティッシュロックだよね〜 |
|
おっと、いっけない！ そろそろライブの準備しなくっちゃ！ |
|
今日は楽しかったよ！ わざわざ来てくれてありがと |
| じゃあまたね… |
|
あっ、気をつけて帰んなよ！ バーイ！ |
| おっ！新しいモデルだ！ |
|
わかったよ！ あんたがそんなにいうならね… |
| でもさ、ひとつ条件があるんだ！ |
| ん？ |
| えっ？ |
| えっ？思い出したの？ |
| ふ〜ん… |
|
おっと、いっけない！ そろそろライブの準備しなくっちゃ！ |
|
今日は楽しかったよ！ わざわざ来てくれてありがと |
| じゃあまたね… |
|
あっ、気をつけて帰んなよ！ バーイ！ |
|
貸しスタかあ〜 良くお世話になったな〜 |
| 金のない時は学校の音楽室なんかも利用してたけどね！ |
|
今、毎日が最高に楽しいんだ！ あはっ、こんな気持ちになれたのきっとあんたのおかげだね！ |
|
言葉じゃ上手く言えないからさ 歌にして伝えるよ！ あんたへの感謝の気持ち！ |
| ん？なに？ |
| えっ？なにいってるの？ |
|
こんな所じゃ歌えないって！ 歌、聞きたいならライブハウスに来なよ！ |
| あっ、もうこんな時間か… |
| ホント、あんたと一緒だとなんだかあっという間に時間がたっちゃうんだよね… |
| 会えるまでの時間はものすごく長く感じるのにさ… |
| あははっ、私ったらなに言ってんだか… |
|
うん、あ、あのさ… 絶対また来なよ！ 付き合ってやるから…ね？ |
| それじゃ、元気で… |
|
あっ、気をつけてかえんなよ！ バーイ！ |
|
ねえねえ、この曲？ 聞き覚えない？ |
| ウフフ、そうだよ！ |
| でも、もうひとつ、あんたには聞いてもらいたい歌があったんだけどな〜 |
|
ねえ、いつか、聞いてくれないかな あの曲を…あの歌を… |
|
ふう… 今日はありがと 付き合ってくれて… |
| なに言ってんの！あんたはわざわざ東京から会いに来てくれてんだもん… |
| 私が礼をいわなきゃね… |
|
あっ、あのさ… また来てくれるよね？ |
| よかった… |
| …………… |
|
今度会う時まで、元気でね… 身体に気をつけなよ！ |
| それじゃここで… |
|
やっぱり、先に行ってよ！ 見送ってあげるからさ！ |
|
驚いた！ まさか、あんたが私らのライブ見に来てくれるなんて… |
| そうだったんだ… |
| まあ、この辺じゃ、私らも結構知られたバンドだからね〜 |
| そうだ！私らのライブどうだった？ |
| あんたの感想を聞かせてよ！ |
| そう！ありがとう！ |
| そうだ、せっかくだからバンドのメンバー紹介してあげるよ！ |
| みんな！彼、私の中坊ん時の同級生なんだ！ |
| これで、あんた、この黒猫じゃ顔パスだよ… |
| ふ〜ん、そう… |
|
ごめんね… そういうワケみたいだから… |
| あっ、そうだ、今度、福岡にくることがあったら、前もって電話してよ！ |
| そうすれば、もっと付き合えると思うからさ |
| じゃあね！ |
|
あっ、気をつけて帰んなよ！ バーイ！ |
|
どういうことだよ！ 私が気のない歌、歌ってるって！ |
| そりゃあ、歌詞間違えたのは悪かったよ！ |
| でも、だからって、歌に気が入ってないってのは言い過ぎだろう！ |
|
うるさいよ！ 人の気も知らないで！ |
| ん？あ、あんた… |
|
なんだと！ この人には関係ないだろうが！ |
| ああ、まあ… |
| う、うん… |
| ごめん、いきなりみっともないとこ見せちゃってさ… |
| 実はね、今、ちょっとしたことで悩んでるんだ… |
|
うん、そうなんだ… ごめん、せっかく来てもらったのに… |
| 私、本気で相談できる相手いなくってさ |
| えっ？ |
| ああ、あいつらはホントにいい奴らだよ… |
| でも、今回のことは、あいつらには相談できないんだ… |
|
実はね、私、あるスカウトから 他のバンドのギターとして、プロデビューしないかって誘われたんだよ |
|
もちろん、そんなことできないよ！ みんなを裏切るようなマネは！ |
| 私は、バンドのみんなと一緒じゃなきゃプロデビューなんてしたくないんだ！ |
|
それにやっぱりギターひいてる だけじゃイヤだよ… 歌いたいからね… |
| それはさ… |
| チャンスをつかめば、今すぐにでも東京に行けるかなって考えて… |
| あっ、勘違いすんなよ！ |
| ほらミュージシャン志望にとっては上京すんのが夢だからだよ！ |
| えっ？ |
| そ、それは… |
| …………… |
|
わかったよ… ありがとう！ あんたのおかげで目が覚めた！ |
| そうだよね、私、なに舞い上がってたんだろう！これまでみんなで頑張ってきたのにさ… |
| プロデビューがかかった、大事なオーディションライブ前だっていうのに、しょうがないよね！全く！ |
| 私、いまからメンバーにあやまってくる！ |
|
全部、洗いざらい話して もう一度、みんなで頑張るよ！ 心配かけてごめん！ |
| うん、今度、黒猫でも音楽関係者呼んでオーディションライブがあるんだよ |
| まあ、確率は低いけどね、でもプロのスカウトのナマの意見は聞きたいからさ |
|
今日はホントにありがとう！ 待っててね、少し時間はかかるかも知れないけど… |
| 私、必ずプロになって上京してみせるからさ！ |
|
あっ、来てくれてありがとう！ これで百人力だよ！ |
| あんたのおかげでメンバーとももう一度一つになれたし、今日は結果を恐れずに精一杯やるよ！ |
| 絶対後悔しないように思いっきり歌うから、最後まで見ててよね！ |
|
あっ、ん？ どうしたのそんな顔して？ |
|
なんだ聞いてたの？ うん、ダメだった！まだまだプロには、ほど遠いってさ… |
| えっ？ |
|
そりゃそうだよ！ 今の自分たちの全てを出しつくした結果なんだからさ |
|
それでダメなら仕方がない じゃない！ |
|
ありがと… それに気づかせてくれたのはあんたなんだよ！ |
| 私たち、もっともっと練習してきっと今より格段にいいバンドになってみせるから、期待しててよね！ |
| それからさ… |
| 近いウチに、私が昔作った歌聞いてもらえないかな… |
| あっ… |
| ここで、せっかくだからみんなに私のとっておきの歌聞かせるよ… |
| あはっ |
|
言葉じゃ上手く言えないからさ 歌にして伝えるよ！ あんたへの感謝の気持ち！ |
| あっ、どうだったあの歌？ |
| えへへっ、ガラじゃないって思うかも知れないけど、あの時の気持ちを全部歌にしたんだよ… |
|
そう、あの時の私、いつの間にか きっとあんたに心引かれてたんだね… |
|
ありがとう！ これで夢がかなったよ！あんたにあの歌聞かせられたんだから… |
| あっ… |
|
き、来てくれたんだ ありがと… |
| ごめん… |
| ハッキリ言うよ！ |
| 実は、私、去年の春、あんたに会いに東京まで行ったんだ… |
| うん、私が出したんだよ… |
| でも、急にあんたにとってはすごく迷惑なんじゃないかって考え直して、それで… |
| あんたが会いに来てくれた時も本当はものすごく嬉しかったんだけど… |
|
なんだか恐くて 素直になれなくて… ごめん… |
| ありがとう、実はね、そのことでビッグニュースがあるんだ… |
| 私らのバンド、プロデビューできることになったんだよ！ |
| うん！ |
| 全部、あんたのおかげなんだ… |
| この前、ここであんたにあの歌を聞いてもらった時… |
| 全然、知らされてなかったけど観客たちの中に音楽関係者も混じってたらしいんだ… |
| それで、あの歌に感激して、私らを売り出すことに決めたんだって… |
| あの歌には心がある、だってさ… |
| そりゃそうだよね、あの歌には私のせつない思いが、心が目一杯つまってたんだから… |
| でも、私は、あの歌で沢山の人を感動させたことよりも |
| あんたにあの歌を聞かせることができたことの方がずっとずっと嬉しかった… |
|
私、私…あんたが好きだよ… どうしようもないくらい… |
| あの歌に込めた私の心は今も少しも変わらないんだ… |
| で、でも、これは私の勝手な思いだから…気にしないで！ |
|
あんたには迷惑だよね… いいんだ、わかってる！ |
| えっ…う、嘘だろ… |
| う、うれしいよ… |
|
い、いいだろう？ 私だって女の子なんだぞ！ う、嬉しいんだ！ものすごく！ |
| あんたが私を選んでくれたことがあの歌が、私の心が、あんたに届いたってことがね！ |
| …………… |
|
東京で待ってて！ 私らもいずれは上京するからさ |
|
そうだ！ しばらくはメンバーともどもあんたのウチに置いてもらおうカナ？ |
|
嘘だよ！やだなあ〜 あははははっ |
| ねえ、忘れ物… |
| えへへっ、まだ、私のぬくもりが残ってるよきっと！ |
| 浮気防止のお守りだからね！ |
| 元気でね！ |
| 浮気なんてしたら承知しないからなあ〜！ |
|
あっ、ごめん、ごめん 待たせちゃったかな？ |
| な〜に、水くさいこといってんだか |
|
そうだ！中に入らない？ もう誰もいないしさ… |
|
そう？で？ 私に話って？ |
| えっ？ |
|
や、やだなあ〜 冗談なんだろう？ |
|
人が悪いなあ〜 本気にしたらどうすんのさ… |
| ほ、本気なの？ |
| …………… |
| 私は… |
|
う、嬉しいよ！ でも、なんて答えたらいいのかな… |
|
そうだ！ちょっと待ってて！ 今、返事をするからさ… |
|
えへへっ、驚いた？ 私さ、言葉で伝えるのヘタだから、歌を歌うよ！ |
|
ほらっ、前に話しただろう？ 私が、昔作った歌 近いウチに聞いて欲しいって… |
|
好き… 私も、ずっとずっと前からあんたが、大好きだったの！ |
|
嬉しいよ、夢みたいだよ！ こんな風にお互いの気持ちが通じ合える日が来るなんて！ |
|
悪いね… 気持ちは嬉しいんだけど… |
|
それはホントだよ！ 今でも、あんたに再会できて良かったと思ってる！ |
|
でも、それと、これとは別だよね 私、こういうの苦手だから上手く言えないけど… |
|
違うと思うんだ… あんたの望んでる関係にはなれないと思う… |
|
大好きなダチの一人であることは間違いないんだけどね… ごめん！ |
|
うん… これからも友達ではいてくれるんだろう？ |
| フッ…随分なご挨拶じゃない |
|
一方的すぎるんだよ！ 電話一本で、突然、もう会えないなんて言われたってさ！ |
| だいたいの理由はさっしがつくけど、ちゃんと本人の口からハッキリ聞きたいんだ！ |
|
やっぱり！ そんなこったろうとは思ってたよ！ |
| 痛いかい？でも、私が心に受けたキズはもっと痛いんだ！ |
|
ふう…わかったよ… 一発、ぶんなぐったらなんだかスッキリしちゃったしね |
|
もう他の女の子は泣かせるなよな！ こんな思いすんのは私だけで充分だよ！ |
|
あれ？ ちょっと、あんた… |
|
やっぱり！ なんで大阪にいるんだよ？ |
| うん、武者修行かねて大阪まで出張ライブだよ！ |
| もっとも、大阪見物もかねてるんだけどね… |
| そうだ！じゃあさ、もしかして大阪詳しいの？ |
|
ふ〜ん…そういえば あんたって福岡のこともあんまり覚えてないもんね |
| あ〜あ、いろいろあったのにな〜 |
|
べ・つ・に なんでもないよ！ |
| あれ？ |
|
…………… ねえ、メンバー知らない？ |
| 見てない？ |
| やっばあ、はぐれちゃった！ |
| だってあんた、昔の友達ってのと約束とかあるんじゃ… |
|
う、うん… あの、ありがと… |
|
ったく、バカ野郎たちが… 人波に押されて、こんなところまで流されてたなんて… |
| あとで一人ビンタ百発だな… |
|
ごめん、あんたにまで 迷惑かけちゃって… 用事あったんじゃないの？ |
|
あのさ…ホントに助かったよ ありがとう… |
| ああ、バーイ… |
| ちょっと！ |
|
やっぱり…偶然だね〜 こんな所で会うなんてさ！ |
| あはっ、まあね… |
|
本当は出張ライブなんだけどさ 交通費は自費だから、目一杯ビンボー旅行してるんだ… |
| しかしあんたもほんとに旅行好きだよね〜 |
| 私らは、年に二、三度ってとこだよ！ |
| でも…あんたが旅行好きで本当によかった… |
|
あっ、やばっ… じゃあね！ |
| みんなっ、急げコラァ！ |
| あっ… |
|
へぇ〜、東京も結構せまいね！ ホントに会えるとは思わなかったよ… |
|
決まってんだろ、東京見物！ ちょっと思い立ってね ブラッと来てみたんだ… |
|
もしかしたらって思ってたけど やっぱり… |
| な、なんでもないよ！ |
|
せっかくだからさ 案内してくれない？ |
|
あははっ、ありがと… よろしく頼むよ！ |
|
すごいね、やっぱり… どっちを向いても、ビルばっかり… |
|
ここが… いま、あんたが住んでる街なんだね… |
| …………… |
|
私、絶対また来るよ… 東京に…この街に… また来る！ |
|
フフッ… 私らのバンドも、一応は上を目指してやってるからね… |
| この日本の中心で、絶対スポットライトを浴びてみせるってことだよ… |
|
それに… この街には、あんたが… |
|
あ…あはっ、はははっ なんでもないよっ！ |
|
こんな時間か… ちぇっ、もう帰らなきゃ… |
| そうだね… |
|
悪かったね、いきなり案内して もらっちゃって… 迷惑じゃなかった？ |
|
そ、そう？ ならいいんだけどさ… |
| それじゃね… |
|
あっ、そうだ… また福岡にも来なよ？ 今日のお礼するからさ… |
|
あははっ、それじゃあね！ 絶対また来なよ！ |
| えっ… |
| あっ… |
|
フン… なにしに来たんだよ… |
| うるさいな… |
|
うるさいってば！ 今さら、なにしに来たんだよ！ 東京に帰れよ、バカ！ |
|
遅いんだよ… どうせ私の事なんか忘れてたんだろ？ |
|
いいよ、わかってたから… 今さら来なくていいよ 帰れってば… |
| ははっ… |
|
なんてな… なに言ってんだろ、私… バカみたいだよね… |
| いいよ、もう… |
|
あんたの顔を見て 怒鳴りつけたら、なんか… スッキリした… |
| ロクに連絡もよこさない男のせいで、いろいろ悩んでたけどね… |
|
フフッ、こんなところまで会いに来てくれたんだから… もういいよ… |
|
ううん、私の方こそ… 勝手な事ばっかり言ってゴメンね… |
|
さぁ〜てと！ 気分も晴れたし、スカッと帰るかな？ |
|
いいよ、一人で… ちょっといま、顔… みっともないことになってるからさ |
| じゃあねっ！ |
| あれっ、あんたは… |
|
どうしたの？ なんでこんなとこに… |
| うん、いま終わったとこなんだ |
| あははっ、ここは私の庭みたいなもんだよ？ |
|
でも… ありがと、心配してくれて… |
| おっ、いい考え… |
| あちゃ〜、やっぱダメだ… |
|
ごめん、よく考えたら 家の連中に今日は帰るって言ってあるからさ… |
|
あんたねぇ〜… それでも男なの？ |
|
ったく、昔っから妙に頼りないんだから… ウフフッ… |
|
もう、もったいないな〜 もっと早く来ればライブ観せてやれたのに… |
|
今度は、もうちょっと早い時間に来なよ？ 最高の演奏を聴かせるからさ！ |
| それじゃ、ここで… |
| あっ、気をつけて帰んなよ！ |
|
フフッ、私は 心配いらないって… |
| じゃあ、またね！ |
| ちょっと！ |
|
やっぱり… なにやってんの、こんな所で？ |
|
あははっ 食い意地張ってるんだね〜 |
|
そうだ、せっかくだからさ… なんかおごってやろうか？ |
|
ウフフッ… 中州の屋台がどんなにうまいかたっぷりと教えてあげるよ！ |
| で、何が食べたい？ |
|
そう来なくっちゃね〜 ほら、こっちこっち！ |
|
へえ、通なところを ついて来るね〜 こっちに、うまい店があるんだよ！ |
| …………… |
|
よろしい！ ほら、こっちだよ〜 |
| どう、うまかったろ？ |
|
なに言ってんだよ… 東京からここまで来るの大変なんだろ？ |
| 来てもらってばかりじゃ悪いからさ… |
| だから、気にすんなって… |
|
それじゃ…また来なよ！ バーイ！ |
|
こらっ！ こんなとこで何やってんだ！ 青少年！ |
|
何、驚いてんだよ！ 補導されるとでも思ったの？ |
| で？あんたはこんな時間に何をやってたんだよ？ |
| 迷子ぉ？ |
|
ったく、しょうがないな〜 ほら、ついて来なよ！ |
|
相変わらず 世話が焼けるんだから… ウフフッ |
|
はぁ〜… 男ってのはまったくどうしてこう… |
|
ほらっ、こっち来なっ！ あんたには似合わないって！ |
|
人捜し？ 誰を捜してたの？ |
| そ、それって… |
| いや、ふ〜ん、そう… |
| 不案内な場所をあんまり遅くまで出歩かないほうがいいよ… |
| 本当に補導されても知らないからね！ |
| 私は顔パスなの |
| どうせ来るなら、昼間にくればいいのにさ… |
| まっ、いいや… |
|
じゃ、気をつけて帰んなよ バァーイ！ |
| あれ？ |
|
ビックリした〜 どうしたんだよ こんなところで… |
|
しっかし…相変わらず この辺はチャラチャラした連中が 多いよね〜 |
| ほんとだ…あっ |
|
あんなこと… よく人前でやるよね まったく… |
| えっ？ |
|
ま、まあ… やっぱ、相手によるんじゃ… |
| なっ、なに言わせんだよっ！ |
| フン…ばーか… |
|
そうだ！ 私、用事あるんだった！ |
| そんなの全然かまわないって！ |
| 私だって、会えて嬉しかったしね！ |
| でも、もう行かなきゃ！ |
| 悪いっ、また今度ねっ！ |
| あれ？ |
|
ビックリした〜 どうしたんだよ こんなところで… |
| 別に、やってる事はいつもと同じだよ… |
| バンド！メンバーと待ち合わせしてるんだ！ |
|
フフッ、こいつばっかりは やめられなくてさ〜 |
| でも…ただ好きなだけでやってるわけでもないんだけどね… |
| 一曲だけね、ちょっと… |
| あ〜っ、お前ら遅いよ！ |
| あいつら、１時間も遅刻してへらへらと…こらぁ！ |
| あれっ？ |
|
やっぱりって… 何してんだよ、こんな所で？ |
| だったら電話しなよ… |
| 私、これからマスターと打ち合わせがあるんだから |
| そ、そんなしょぼくれた顔しないでよ… |
|
もう、わかったよ ちょっとだけ付き合うからさ！ |
| まあね…自分で言うのもなんだけどさ、結構注目集めてるほうなんじゃないかな… |
|
あのね… だからそう思うんだったら来る前に電話ぐらいしなよ！ |
| それとも、約束するとまずいことでもあるの？ |
| 実は、目当ての女がどこかにいるとかさ… |
|
あははっ、冗談だって！ あんた、そんな器用なヤツじゃないもんね〜！ |
| メンバーの中に、彼女がいるクセに、けっこう遊んでるヤツがいてさ |
| 頭に来るから、彼女のかわりにぶん殴っといてやったよ… |
| いっけない、もうこんな時間だ！ |
|
ああ、気にしないでいいよ！ 私が忘れてただけなんだから… |
|
それじゃ、悪い… また今度、ゆっくり会おうね！ |
| あれ？ |
|
どうしたんだよ？ なにやってんの、こんな所で… |
| そうなんだ… |
| でも私、悪いんだけどこれからヤボ用があってさ |
| でも、少しぐらいなら付き合うよ！ |
| うん、せっかく会えたんだしさ！ |
| そうだ、なんか食べてく？ |
|
焼き鳥ぐらいなら ソッコーで片付けられるよね？ |
| あははっ、実は私、ちょっとお腹へっててさ… |
| 焼き鳥３本ぐらいで遠慮しないでいいって！ |
|
いいんだってば ここは私の地元なんだから… |
|
それに、せっかく来てくれたんだから これくらいはさ… |
| あっ、もうそろそろヤバイな |
|
うん、今度はちゃんと電話してから来なよ… それじゃ！バーイ！ |
| あれ？ |
|
どうしたんだよ？ なにやってんの、こんな所で… |
|
そうなんだ… でも私、悪いけどこれからヤボ用があってさ |
| ごめん… |
| うん、ちょっとね… |
| これからオーディションの説明会があるんだよ… |
| バカだな、そんなに甘くないって！ |
|
地元の小さいヤツなんだ！ でも、力試しにはなるからね… |
|
フフッ、デビューか… そうだね、もしそうなったら東京に… |
|
あっ、いけない！ 話し込んでる場合じゃなかった！ |
|
なんだか悪いね 今度、埋め合わせするからさ… |
|
あの、また来なよ！ それじゃ！バーイ！ |
|
はい… 松岡だけど… |
|
あれ…どうしたの？ 電話くれるなんてさ！ |
| えっ、なんだよ？ |
|
会えないって… それ、どういうこと？ |
|
な、なんだよ、それ… 急に…ひどくないか？ |
|
ちょ、ちょっと！ 待てよ！ |
| オッケー、じゃあ決まりだね… |
|
そうだ、できたら黒猫に来てくれないかな？ 最近、練習でつめてるから… |
| うん！気にしないでよ！ |
| それに、ちょっと相談したいことがあるからさ… |
|
それじゃ、楽しみにしてるよ！ バーイ！ |
| はい、松岡だけど |
| えっ…？ |
| この野郎… |
|
全然電話して来ないでいきなり脳天気な声で… おめでたいよ、まったくもう！ |
|
人の気も知らないでさ… このバカ… |
|
退屈だからさ… その、たまには…電話ぐらいしてよね… |
| 絶対だよ！ |
|
だったらもういいや… あはは、ごめん、怒鳴ったりして それじゃ…バァーイ… |
| はい、松岡だけど |
|
えっ、どうしたんだよ 急に電話なんて… |
| はい、松岡だけど |
|
ああ、私だよっ… どう、そっちは元気？ |
|
あっ、そうだ… あれ…あのプレゼント… ホントにもらっていいのか？ |
| うん、まあね… |
|
ホントにありがとうな… 嬉しかったよ… |
|
あっ、そうだ… プレゼント、ありがとな！ でも、ホントにもらっていいのか？ |
|
ああ、うれしかったよ… 悪いね、サンキュー！ |
|
えっ、こっちに来るのか？ な、なんだったら… 付き合ってやってもいいけど？ |
| それじゃ、今度のさぁ… |
| 日曜は？ |
| 月曜は？ |
| 火曜は？ |
| 水曜は？ |
| 木曜は？ |
| 金曜は？ |
| 土曜は？ |
|
なんだよ、もう… それじゃ次の週の… |
|
あんたね〜… そんなに私に会いたくないわけ？ |
| あの日もダメ、この日もダメじゃ話になんないよ…もう… |
| ちぇっ…せっかく… |
|
な、なんでもないよ… それじゃあね！ |
|
オッケー、じゃ決まりだね… あのさ、気をつけて来なよ？ 待ってるからさ… |
|
ああ、それじゃ… バァーイ！ |
| オッケー、じゃあ決まりだね… |
| そうだ、その日は、ちょうど例のオーディションライブの日なんだ！ |
| 応援に来てくれるかな？ |
|
ほ、本当？ありがとう… 悪いけど頼むね、私達のバンドにとっては大事なライブだからさ |
|
それじゃ、待ってるからね！ バーイ！ |
| オッケー、じゃあ決まりだね… |
| ちょうど、その頃は、福岡名物山笠祭りの真っ最中だよ！ |
|
それじゃ、気をつけてくるんだよ！ バーイ！ |
| あっ、よ、よお〜、私、千恵だけど…えっと…なんだよ、暇つぶしに電話してやったのに… |
|
いっつもいないんだな… 最近はこっちにも全然来ないし… そんなに…忙しいのか？ |
|
あの、たまにはさ… 電話ぐらいしなよ… 私も結構ヒマしてるからさっ |
|
ははっ、それじゃ… バァーイ… |