| …………… |
| なんで謝るのよ |
|
言っとくけどね 別に淋しくもなんともなかったんだからねっ! |
| …………… |
|
あ〜あ… ほんとバッカみたい |
|
な・ん・で・も ないわよ! |
| ハァーイ、お待たせ! |
|
待ってないわよね? 私、約束の時間ピッタリに来たんだから… |
| あっ… |
| ちょっと、遅いじゃないの! |
| えっ、そうだったの? |
| なんだ…そういうことは早く言ってよね、もう… |
| ちょっと… |
|
いま何時だと思ってるの? 女の子を待たすなんて、最低! |
| 気をつけて、また遅刻するんでしょ |
| ホントに? |
| …………… |
| じゃ、今回だけは許してあげる… |
| あら…来てたの? |
| へえ、結構マメなのね |
| まあ、悪い気はしないけど |
| そうねえ、どうしようかな… |
| …………… |
|
ウフフッ、いいわよ… デートしてあげる |
| あっ、こっちこっち! |
| ウフフッ、まあね… |
| あなたは遠くから来てくれてるんだし… |
|
それにうれしいでしょう? 私に待っててもらえて… |
| あっ… |
|
よかった〜 ちゃんと着いたのね? |
|
知ってるわよ! ニュースで観たから… |
| まあ、こればっかりはしかたないわよね |
| 遅いわよっ! |
|
もう… 心配したんだから… |
|
何よ、うれしそうな顔して… 怒ってるんだからね、私! |
| 絶対? |
| …………… |
|
それなら、まあ、いいか… ウフッ、特別に許してあげる |
| …………… |
|
あら? ねえ、ちょっと… |
| やっぱり… |
| ウフッ、また会いに来てくれたってワケ? |
|
そうね、せっかく来てくれたんだし それじゃ、デートする? |
| もうっ、大げさなんだから… |
| あ… |
|
もちろん、待ってたわよ… 今日はどこに行こうかなって考えたりしながらね… |
| だから、結構楽しい時間だったわ… |
|
ウフフッ… 人を待つのが楽しいだなんて、ヘンよね? |
| あっ… |
|
いいわよ、別に謝らなくても… 知ってるから |
|
まあ、一緒にいられる時間が減っちゃったのは残念だけど… ね? |
|
もうっ… 遅いじゃないの! |
|
ウフッ、いいわよ そんなに慌てなくても… 許してあげるから… |
|
でも、もう遅刻しないでね? 待ってる方は心配なんだから… |
|
ウフッ、覚えておくからね… 今のことば… |
| あっ… |
| なんだ、やっぱり来たのね… |
|
いいわよ、もう… それに、私、帰るから |
| あんまり来ないからバイオリンのレッスン入れちゃったの! |
| しかた、ない? |
| バカ… |
| あなたってほんっとにバカね! |
| あ… |
|
や、やだ…なによ… 来るなら来るって教えてよ… |
|
そんなわけないでしょ? バカなこと言わないの… |
| それで、もちろんこれから付き合ってくれるんでしょ? |
| イヤだなんて言わせないわよ |
|
そ、そう…まあ、当然よね… ウフフッ… |
| それにしても、本当にまた長崎まで来るなんて… |
| ウフッ…東京にも私ほどの女の子はいないってワケ? |
|
ああ、そうそう プレゼントありがとうね |
| ウフフッ、結構いいセンスしてるじゃない… |
| すごく気に入ったわ… |
|
ああ、そうそう プレゼントありがとうね |
|
まあまあ、気に入ったわ… サンキュー! |
| あら… |
|
ねえ、あなた… ちょっと変わったんじゃない? |
| うん、なんだか身体つきが違って見えるもの |
| あら… |
|
ねえ、あなた… ちょっと変わったんじゃない? |
|
う〜ん…前より、少し… 大人っぽくなった 感じがする… |
|
ウフッ、な〜んて! 気のせいよね、きっと… |
| あら… |
|
ねえ、あなた… ちょっと変わったんじゃない? |
|
ふ〜ん… ウフフッ、なんだか男らしいわよ? |
| そうそう… |
|
はい、これ… メリー・クリスマス! |
| や〜ねえ、他に誰もいないでしょう? |
|
ウフフッ、言っとくけど… クリスマスに、私からプレゼントするなんて、珍しいんだからね… |
|
ウフフッ… わかってるとは思うけど |
|
はい、これ… バレンタインのチョコレート |
|
や、やあね、そんなにオーバーに驚かないで! 深い意味なんて別に… |
| べ、別に… |
| バカ、それくらい自分で考えなさいよっ! |
|
それじゃあ… 取りあえず、この辺りでゆっくりしていく? |
| さあ、それじゃ早く行きましょうよ! |
| あっ、そうだ! |
|
ウフッ…せっかくだからお買いものしていこうかな… ね、いいでしょう? |
|
それじゃ、こっちこっち! ほら、早く来てよ! |
| そうねえ〜、あれとこれを組み合わせて…う〜ん… |
|
あっ! あっちのもいいかな〜 |
| あっ、これもステキ! |
|
でもちょっと合わないわね… どうしようかな、もう… |
|
あっ、あれもいいじゃない! ちょっと試着してみようかな… |
|
あ、ねえ、外で待っててくれる? ゆっくり選びたいから、ね? |
| …………… |
| ウフッ、悪いわね |
|
あっ、ごめんね〜! なかなか一つに絞れなくて |
| …………… |
| 荷物、持ってくれないの? |
| だ・か・ら、ごめんねって言ってるでしょ? |
|
それとも… 待ちくたびれちゃったかしら? ウフフフッ |
| はい、お願いね! |
| なんですって? |
| 落とさないでよね |
| それじゃ私、そろそろ帰るから… |
| あっ、結構楽しかったわよ! |
| ウフフッ、これならまたデートしてもいいかな〜 |
|
だから、また来なさいよ、ね? 付き合ってあげるから |
|
それじゃあ、今日は悪いけどこれでね… あ、気をつけて帰りなさいよ |
|
じゃあ、待っててあげるから… バァーイ! |
| えっ、何? |
| …………… |
| 別に…普通にやってるけど? |
|
何よ… 何か言いたいことでもあるの? |
|
ふ〜ん… 言うのは簡単よね… |
| あ… |
|
ゴメンね、嫌な言い方して… 怒っちゃった? |
| ホント?よかった… |
| 嫌いだなんて言ってないじゃないの… |
| あ、そっか… |
|
まあ、最近はちょっとね… 壁に突き当たっちゃったっていう感じかな… |
|
そうだ、あなたは? 何かやってないの? |
| やーねえ、趣味の一つくらいないのかっていうこと! |
| バイオリンは…やってないの? |
|
ふ〜ん、やってないんだ… なによ、つまらないの… |
| それじゃ私、そろそろ帰るから… |
| あっ、結構楽しかったわよ! |
| ウフフッ、これならまたデートしてもいいかな〜 |
|
だから、また来なさいよ、ね? 付き合ってあげるから |
|
それじゃあ、今日は悪いけどこれでね… あ、気をつけて帰りなさいよ |
|
じゃあ、待っててあげるから… バァーイ! |
|
この辺りで 何か食べてく? |
| じゃあ行きましょうよ! |
|
ふう… 今日はこれくらいにしとこうかな… |
| う〜ん、食べたいんだけど… |
| 私、ちょっと油断するとスグほっぺにお肉がついちゃうのよ |
|
ウフフッ、そうよ 大変なんだからね… |
| あなただって、キレイな女の子と歩いてる方がうれしいでしょ? |
| 私は、もっともっとキレイになるんだから… |
| どう、楽しみでしょう? |
|
さってと… そろそろ帰ろうかな |
|
ウフフッ 今日は結構楽しかった… |
| またデートしない?ね? |
|
それじゃ、電話待っててあげる… 気をつけて帰りなさいよ |
|
それにしても、あなたって… 物覚えが悪いわよね〜 |
| だって、長崎のことだってほとんど覚えてないんでしょ? |
|
ふ〜ん… ホントかしら? |
|
まあ、なにしろ6年近くも前の事だし… 覚えてなくても仕方ないか… |
|
中学、高校… いろんな事があったなぁ… |
|
ねえ、私… キレイになった? |
|
ウフフッ、ありがと… あなたも、少しはカッコよくなったわよ… |
|
さってと… そろそろ帰ろうかな |
|
ウフフッ 今日は結構楽しかった… |
| またデートしない?ね? |
|
それじゃ、電話待っててあげる… 気をつけて帰りなさいよ |
| クリスチャンでもない人が教会に来るのって、ちょっとひっかかるけど… |
| でも、やっぱりロマンチックよね… |
| ウフッ、カップルで来たくなる気持ちも、わからなくはないわね |
| あら、違うの? |
|
あっ、そっか… そういえば、キスもまだだもんね |
|
ウフッ、それじゃ… ほら、こっちに来て… |
| ここなら誰もいないわよ… |
| ほら…は・や・く… |
|
な〜んてね! ほらっ、いつまでも一人で何やってるの? |
|
簡単に引っかかるんだから… ウソに決まってるじゃない! |
|
ウフフッ、単純ね〜! そんなに簡単にキスできると 思ったの? |
| ふ〜ん、怒った顔もカワイイのね? |
| …………… |
| へえ、あなたってキスしたくない娘としちゃうような人なんだ |
| もうっ、まだダメだってば… |
| でも…未来はわからないわね… |
| ウフッ…21世紀とか… |
| さ〜てと… |
|
えっ? そうね、もう少しぐらいなら大丈夫だけど… |
| ウフッ、そんなに私と一緒にいたいの? |
| そ、そう… |
| …………… |
|
あの、さっき…ゴメンね… からかったりしちゃって |
| うん…ゴメン… |
| あ〜あ、もうこんな時間… |
|
もうちょっと一緒にいたかったのに ね? |
|
私も楽しかった… ねえ、また来るんでしょ? |
|
電話…しなさいよ? 待っててあげるから |
|
ウフッ、それじゃ… バァーイ!元気でね! |
|
どうする? どこか、食べに入る? |
|
お薦めねえ… 私もそんなにしょっちゅう来てるわけでもないから… |
| そうだ!せっかくだから探検してみない? |
| ウフフッ、何だか楽しみね〜! |
| ねえ、ちょっとさっきのお店! |
|
なんだか、燃えてきたわよ… ほらほら、次に行きましょう! |
|
ふ〜う… さっきの点心のお店美味しかったわね… |
|
ウフフッ、もうお腹いっぱい! こんなに食べたのって久しぶりよ… |
| あ… |
| あ〜あ、またダイエットしなくちゃ… |
| えっ…ホントに? |
| …………… |
| タチの悪い冗談はやめてよね! |
|
あら、わかり易いおせいじね! まあ、悪い気はしないけど… |
| へえ、外見なんか気にしないってわけ? |
| まあ、そう言われても女の子は気にしちゃうんだけど… |
|
でも、食べてる時は太ることなんて忘れてたわ… 何だかすごく楽しかったから! |
|
やっぱり、食事って… 一緒に食べる人次第だと思わない? |
| 私は、そう思うな… |
| ねえ、もう少し回ってみない? |
|
バカねえ、大丈夫よ! 今度は、洋服屋さんとか雑貨屋さんを回るの… |
| ウフッ、そうね! |
| あ〜あ、もうこんな時間… |
|
もうちょっと一緒にいたかったのに ね? |
|
私も楽しかった… ねえ、また来るんでしょ? |
|
電話…しなさいよ? 待っててあげるから |
|
ウフッ、それじゃ… バァーイ!元気でね! |
| ねえ、今日は、ちょっとショッピングに付き合ってもらえる? |
|
ありがとう… じゃあ行きましょう! |
|
洋服とかアクセサリーとか いろいろ買いたいものがあったんだけど… |
| どうせなら、あなたが来てからと思ってガマンしてたのよ |
| だって、一人より二人で買い物したほうが楽しいじゃない |
|
それに… ほら、あなたのセンスってワリと私に近いから… |
| ワリと、よ! |
|
あっ、ほら、次はあのお店! 急いでよ、あと十軒は回るつもりなんだから! |
|
ふう… ありがとう、遅くまで付き合ってくれて |
| 本気でそう言ってるの? |
|
別に、聞いてみただけよ… 女の子はね、そういう時もあるの! |
|
ウフフッ… また来てくれるんでしょ? |
| 待ってる… |
|
それじゃ、元気でね! バァーイ! |
| ねえ、たまには、ゆっくりこの辺を散歩でもしない? |
| たまになら、いいわよ? |
| もちろん、相手にもよるんだけど… |
|
そ、そう?ウフッ、ありがとう… そう言ってもらえると嬉しい! |
| 自分では、このスタイルが一番気に入ってるから… |
| ねえ、女の子って年頃になると急にきれいになる娘が多いでしょう? |
| どうしてだと思う? |
| ウフッ、それはね、女の子は褒められれば褒められるほど、どんどんきれいになる生き物だからよ |
| えっ? |
|
も、もう、何言ってるのよ! バカっ!照れるでしょう… |
| ウフッ…正直なんだから… |
|
ふう… ありがとう、遅くまで付き合ってくれて |
| 本気でそう言ってるの? |
|
別に、聞いてみただけよ… 女の子はね、そういう時もあるの! |
|
ウフフッ… また来てくれるんでしょ? |
| 待ってる… |
|
それじゃ、元気でね! バァーイ! |
| そう?ずっと長崎にいると特別そうとも思わないけど… |
| あなたは、そう思うの? |
| ふ〜ん… |
| …………… |
|
ねえ… 腕、組んでみたい? |
| だって、ロマンチックな気分なんでしょう? |
|
い、いいわよ 組んであげても… |
| それじゃ、組んであ・げ・る… |
|
やあね、もう… 順序ってモノがあるでしょ? |
|
もうっ、組んで欲しいの? 欲しくないの?どっち? |
|
それじゃ、組んであげる… ウフフッ |
| ねえ…もし、今、あの頃の同級生に会ったりしたらどうする? |
| そう、あなたは忘れてるかも知れないけど、向こうは覚えてるかもよ? |
|
私と一緒のところを見られても… いいの? |
| えっ、私? |
|
私は、ぜんぜん困らないわよ! もともとボーイフレンドは多いしね… |
|
まあ、あなたは… そこらへんのボーイフレンドとはちょっと違うんだけど… |
| ちょ、ちょっとよ! |
| …………… |
| 何だか、あっという間だったわね? |
|
ねえ… 私、待っててあげるからね… |
| だから、また電話してよ、ね? |
| そう…ならいいんだけど… |
|
そ、それじゃ…元気で… 風邪なんかひいたら承知しないわよっ |
| あ… |
|
う、ううん、なんでもないの… それじゃあね… |
|
これからどうする? 私は、別に何でもいいけど |
| えっ… |
| もう、相変わらずわかってないのね? |
| 女の子がなんでもいいって言う時には、二つのパターンがあるの |
| 一つは、全然相手に関心が無い場合ね |
| もう一つは… |
|
ウフッ、宿題よ! 自分で考えてみたら? |
| ねえ… |
| 結婚って、考えた事ある? |
|
な、なによ! ここ、教会だから何となく、思っただけよ… |
| そんな事、わかってるわよっ! |
| もう…バカ… |
|
えっ? できるわけないでしょ、そんなの |
| わかるわよ、それくらい! |
| もう、バカなんだから… |
| ウフフッ、ありがとう… |
| でも、やっぱりピンと来ないわね? |
|
私はね、ただ… いくつぐらいで結婚するのかなって思っただけなの |
|
きっと、あなたにとっても私にとっても 全然、先の事だとは思うけどね… |
| 5年…ううん、もっと先かな? |
| …………… |
| ねえ、そんなに先でも、もし相変わらず今みたいに二人で会ったりしてたら、素敵だと思わない? |
| まあ、無理だとは思うけど |
|
だって長崎と東京だもの… いつまでも、こんな風に会っていられるとは思えないから… |
| ありがちなのは、年賀状で挨拶するだけの友達になっちゃうってパターンよね! |
|
友達… そう、友達なら… |
|
さっきはごめんね… せっかく来てくれてるのにヘンな事言ったりして… |
| ほら、せっかくのデートなんだから楽しくやりましょう! |
| えっ? |
| …………… |
| うん… |
| …………… |
| 何だか、あっという間だったわね? |
|
ねえ… 私、待っててあげるからね… |
| だから、また電話してよ、ね? |
| そう…ならいいんだけど… |
|
そ、それじゃ…元気で… 風邪なんかひいたら承知しないわよっ |
| あ… |
|
う、ううん、なんでもないの… それじゃあね… |
|
ウフッ、面白かったわね さっきのお店… ヘンなアクセサリーがいっぱい! |
| それじゃ、また来ないと…ね? |
| そうね、一緒に… |
| ウフッ、ねえ、飽きるまで一緒に来る? |
|
あ、聞いたわよ! それじゃ、私が来たいって言ったら長崎まで飛んで来てもらうから… |
|
男に二言はないわよね? 自分の言ったこと、忘れないでよ? |
| 私は、忘れないんだから… |
| ウフフッ、あなたと違って物覚えはいいのよね! |
|
そう…いいのよね… 困っちゃうぐらいに… |
| やだ、もうこんな時間… |
| もうっ、日が暮れるのが早過ぎるんじゃない? |
| まだ一緒にいたかったのに… |
|
ええ… またすぐに来てくれる? |
|
よかった… 待ってるからね… |
|
じゃあ、元気でね 絶対すぐよ、わかってる? |
|
ウフッ、それじゃ… 気をつけて… |
| バァーイ… |
| あっ… |
| ねえ、あそこのお店に入っていかない? |
| うん… |
| いいじゃない、いくつあっても! |
|
だって、たくさんあったらそれだけ私のこと… 思い出すでしょう? |
| イヤだって言っても思い出させるんだからね… |
|
ウフフッ… それじゃ、今日は何を選んであげようかな… |
|
ほら、こっちこっち! 次は私のショッピングよっ! |
|
もう…ほら 待ってるから早く! 1日なんて、短いんだから… |
| やだ、もうこんな時間… |
| もうっ、日が暮れるのが早過ぎるんじゃない? |
| まだ一緒にいたかったのに… |
|
ええ… またすぐに来てくれる? |
|
よかった… 待ってるからね… |
|
じゃあ、元気でね 絶対すぐよ、わかってる? |
|
ウフッ、それじゃ… 気をつけて… |
| バァーイ… |
|
ウフフッ、今日は、天気もいいし… なんだか歩きたい気分… |
| そうだ!グラバー亭にでも行ってみない? |
|
でしょう… ここは長崎の街を見るのに一番のビュースポットなの… |
|
こういうデートも たまにはいいわよね… |
| あなたの目に、長崎の街をしっかり焼き付けておいてもらいたいし… |
| どうしたの?急に立ちどまって? |
|
えっ?どこ? ハート石みつけたの? |
| えっ? |
| ほ、ほんと…驚いた… |
|
ウフフッ… それにしてもすごい偶然ね |
|
あなたは知らないだろうけど ハート石って、なかなか見つからないのよ… |
| いっつもカップルたちが一生懸命捜してるんだから… |
| ジンクスがあるからよ… |
| …………… |
|
ウフッ さあ、どうだったかしら… |
| 今日はなかなか楽しかった… |
| ハート石も見つけられたし… |
| さあね、自分で考えてみたら? |
| ウフフッ… |
|
でも、時間がたつのはホントに早いわね あなたと一緒だと特に… |
| あ…もう帰っちゃうのね… |
|
ううん…こっちのこと… なんでもない… |
| そう、じゃあ電話待っててあげる… |
| 気をつけて帰ってね! |
|
う〜ん、結構 今日も暑くなりそうね… |
|
そうだ! クルージングにでも行かない? |
|
ウチのクルーザー、確か今日は誰も使ってないはずだし… ねえ、行きましょうよ! |
|
毎年、夏はクルージングに行くん だけど、今年はまだだったの… |
| それに一人より二人の方がきっと全然楽しいから… |
| こっちよ… |
| どう?ご感想は… |
| ウフッ…そう? |
|
あらっ…あなたも持ってるの? クルーザー |
|
えっ? そ、そうかしら… |
|
さあ、早く! 遠慮しないで、乗って乗って! |
| どう?ピッタリの水着はあった? |
| そう? |
| さあて、いくわよ〜、ウフフフッ… |
| 大丈夫…毎年、来てるっていったでしょう? |
| それに、溺れたって誰かさんが助けてくれるだろうし… |
| ウフッ、頼りにしてるからね! |
|
ふ〜うっ… さすがに気持ちいいわね |
|
どうしたの? 不安そうな声出して… 浮輪してるくせに… |
|
バカね〜 沖だからいいんじゃない! 水がきれいなんだから… |
|
ふ〜う、気持ちよかった! どうだった? |
| えっ?なにが? |
| そ、そう…ありがとう… |
|
ウフッ…それじゃあ せっかくだから、背中にオイルでもぬってもらおうかな? |
| ウフッ、今日は楽しかった… |
| なぜかしら、なんだかあなたと一緒だと楽しいのよね… |
|
ウフフッ… 毎年、こんな風に夏を過ごせたらいいのに… |
|
あっ…私ったらバカみたい そんな保証はどこにもないのにね… |
| そろそろ帰らないと… |
| そう、じゃあ待ってる… |
| なによ、もう行っちゃうの… |
|
ううん…なんでもない… こっちのこと… |
| あ…気をつけて帰ってね! |
| 途中、混んでたでしょう? |
| 長崎くんちの頃はいっつもそうなのよ! |
| そうだ!せっかくだから見に行ってみる? |
|
ほらっ… ちゃんとエスコートしてよ… |
| 混んでて危ないんだからねっ! |
| もう、そんなんじゃ引き離されちゃうって… |
|
も、もう… いきなりなにするのよ! |
| ウフフッ…いいわよ… |
| はい…こうすれば大丈夫! |
|
ウフフッ…いいじゃない これくらい… |
| 奉納踊りのクライマックスはこれからよ… |
| きゃあ! |
| あっ… |
|
冗談じゃないわよね… もし、将棋倒しにでもなろうもんなら… |
| 大ケガしちゃうところだったんだから… |
|
あっ、ありがとう… 抱きとめてくれて… |
| でも、おかげで、ケガしないですんだもの… |
| えっ…ラッキーって? |
| …………… |
|
な、なに言ってるのよ! バカ… |
| 今日はとっても楽しかった! |
| 長崎くんちも、いいもんでしょう? |
| ねえ、本当にそう思うなら来年も来てよね… |
|
ウフッ… あなたと一緒だとなんだか楽しいから… |
| そろそろ帰らないと… |
| そう、じゃあ待ってる… |
| なによ、もう行っちゃうの… |
|
ううん…なんでもない… こっちのこと… |
| あ…気をつけて帰ってね! |
| ねえ、この景色に見覚えない? |
| そこにいるのは、誰? |
|
お願い!他のみんなには秘密にしておいて欲しいの… 私が放課後練習していること… |
| 何よ、ぼおっとしちゃって? |
| ふ〜ん…そう… |
|
さってと… そろそろ帰ろうかな |
|
ウフフッ 今日は結構楽しかった… |
| またデートしない?ね? |
|
それじゃ、電話待っててあげる… 気をつけて帰りなさいよ |
| ウフフッ…今日はこのへんでショッピングしたいんだけど |
| 付き合ってくれる? |
| ウフッ、あなたも弾いてみたら? |
|
もうっ、練習しても、練習しても今以上に上手くならないの! イヤになっちゃう! |
|
ありがとう…そうだ! あなたもやってみたら? ほら、私が教えてあげる |
| な、なによ?どうかしたの? |
| なんだか、心ここにあらずってカンジだったから… |
| えっ?なに? |
|
ウフフッ… やっと思い出したワケね… |
| あ〜あ、もうこんな時間… |
|
もうちょっと一緒にいたかったのに ね? |
|
私も楽しかった… ねえ、また来るんでしょ? |
|
電話…しなさいよ? 待っててあげるから |
|
ウフッ、それじゃ… バァーイ!元気でね! |
|
ふ〜う…ここをまた あなたと一緒に歩くなんてね |
| ウフッ…思い出さない? |
|
はい、これっ! 私、絶対優勝してみせるからね! |
|
あなたにだけは、見届けて 欲しいの… |
| 私、今まで生きてきた中で最高の演奏をするからね! |
|
どう、思い出した? 確かここで、あなたにチケットを… |
| な、なによ? |
| えっ…それは… |
| …………… |
|
まあ、いいじゃない… さ、行きましょう! |
|
ふう… ありがとう、遅くまで付き合ってくれて |
| 本気でそう言ってるの? |
|
別に、聞いてみただけよ… 女の子はね、そういう時もあるの! |
|
ウフフッ… また来てくれるんでしょ? |
| 待ってる… |
|
それじゃ、元気でね! バァーイ! |
|
ところでね… 私、ちょっと行きたいところがあるんだけど |
|
あたりまえじゃない! 約束したんだから… |
|
ウフフッ… やっと来てくれたわね… |
| ここね、あの時のコンクールの会場になった学校なの… |
| あなたは覚えてないでしょうけど… |
|
ねえ… 今度はちゃんと聞いてくれる? 感謝の心を込めた私の演奏を… |
|
私、あの時、誓ったの… いつか、あなたの為だけにバイオリンを演奏したいって… |
| やだ、もうこんな時間… |
| もうっ、日が暮れるのが早過ぎるんじゃない? |
| まだ一緒にいたかったのに… |
|
ええ… またすぐに来てくれる? |
|
よかった… 待ってるからね… |
|
じゃあ、元気でね 絶対すぐよ、わかってる? |
|
ウフッ、それじゃ… 気をつけて… |
| バァーイ… |
| どうして、どうして私が万年二位なのよ! |
| 何が、君の演奏には想いがないよ… |
|
冗談じゃない! こんなもの! |
|
はあ…何よあなた?誰? あなたに関係ないでしょう! ほっといてよ!バカ! |
| はい…どうぞ… |
| あなた…さっきの… |
| 誰なの?なんの用よ? |
|
えっ?同級生? も、もしかして… |
|
やっぱり…やっぱり あなただったの! |
|
それにしても驚いた… あなたがコンクールの会場にいるなんて… でも、突然どうしたの? |
|
そう…ウフフッ ホントに懐かしいわね… |
|
あっ、そうだ! ちょっと外で待っててくれる? |
| これから着替えるから… |
| ねえ、どうだった? |
| もう、感想よ! |
|
ち、違うわよ!バイオリン! 私の演奏! |
| そりゃ、まあ、あんまりキレイになったんで驚くのはわかるけどね…ウフッ |
| 本気で言ってる? |
|
そう…まあ、いいわ… どうせ、準優勝だしね… |
|
最近、いっつもこうなの… 準優勝、準優勝、準、準、準って! |
| いい加減、イヤにもなるわよ… |
| なんて、あなたに言ってもしかたないわよね? |
| ウフッ…正直な感想をありがとう |
| そうだ…もし、また、長崎に来ることがあったら、今度はちゃんと前もって電話でアポとってよね… |
| そうしてくれれば、少しは付き合えると思うから… |
| それじゃ、またね!バアーイ! |
| ウフフッ…時間通りね |
|
ねえ、今日は ちょっと遠出してみない? |
| そう、ならよかった |
| 明日ね、バイオリンのコンクールがあるのよ |
| だから、今日はパーっと遊んで全て忘れたい気分なの! |
| う〜ん、きれいねえ… |
| えっ…何が? |
| 大丈夫よ!気にしないでってば! |
|
それより せっかくなんだから思いっきり楽しみましょう! |
|
ふ〜う、もう夕方かあ… 早いわね〜 |
| ウフフッ…ねえ… |
| 泊まっていこうか? |
| バカね…出る気がないから言ってるんじゃないの… |
| また、準優勝に決まってるしね |
|
いいのよ、フォローしなくても… 私、わかってるんだから |
|
どうやったって、優勝なんかできないのよ… どうせ、私は万年二位… |
| えっ? |
|
わかってないわね! たかだか九州地方の大会なのよ 全国にはきっともっともっと上手い人が沢山いるわ |
| なのにこんな田舎でいつまでたっても二等賞じゃ、どうせこの先だって通用しないわよ! |
|
それにあの審査員の連中は見る目がないのよ… 私の技術力は評価しても、総合的にはいつも二位だもの |
| な、なんですって! |
|
なによそれ、いったい… どういうことよ… |
|
暖かくない?冷たいってこと? 私の演奏が? |
| …………… |
| そうか! |
| なるほど、わかったわ! |
|
どうして、どうして今まで気がつかなかったのかしら こんな簡単なことに… |
| これで、今度こそきっと優勝できるはずよ! |
| サンキュー! |
| 今日は付き合ってくれてありがとう、おかげで、自信がわいてきたわ! |
|
もちろん、コンクールに出る! 絶対!優勝してみせるから 明日、必ず応援しにきてよね! |
| …………… |
|
じゃあ、せめて、テレビで見てよ コンクールは全国放送されるはずだから… |
| 悪いけど、今日は私、もう、帰るわね! |
| 明日までにカンジをつかんでおきたいから… |
|
それになにより今 私、なんだかワクワクしてるのよ |
| 心からバイオリンを弾きたいって思えたのは…久しぶりだからね |
| ウフフッ…でも、私の誘いを断るなんて、あなたもたいしたプレイボーイね… |
|
バーカ…冗談よ… でも、あなただから誘ったのになあ… |
|
ウフフッ…なんでもない それじゃね… 気をつけて帰ってね! |
|
あ… 今日は、ホントにありがとう… |
| ウフッ…まあね… |
|
ウフフッ…ありがとう… あなたのおかげね… |
| ううん、なんでもない… |
|
そうだ、今日は私にまかせてくれる? 励ましてくれたお礼もかねて… |
| どう?いいところでしょう? |
| ごめんね、こんな遠くまで付き合わせちゃって… |
| なんだか、急にあなたと一緒に海が見たくなっちゃって… |
|
私ね…夏も好きだけど… こういう季節の海も好きなの… |
|
ウフフッ… こうして素足で歩くといい気持ち… |
|
水も、風も… ひんやりとしていてちょうどいいわね… |
|
ウフフッ… とってもきれいね… |
| なに、どうしたの? |
| いけない…すっかり忘れてたわ… |
|
困ったわね… こんな時間じゃもう船は動いてないし… |
| ねえ…仕方がないから泊まっていっちゃわない? |
| この近くにうちの別荘があるから… |
| ねっ… |
| ホントは、わざとなの… |
|
船が無くなるの、わかってて… ずっとここにいたの |
|
だから… 今日こそ…泊まっていこう… |
| お願い… |
| 入ってもいい… |
|
ねえ…せっかくだから… 一緒に外を歩かない? |
| とっても月がきれいだから… |
| なあに… |
|
えっ…どうして? どうしてそう思うの? |
|
ふう…ばれちゃってたんだ… 残念! |
|
はじめて男の子と夜を迎えて 落ち着かない女の子を演じてたのになあ… |
| ウフフッ…嘘… |
|
ホントはね…私、思い出が作りたかったの… あなたと二人きりの思い出が… |
|
時間がないんだ… 春にはウィーンに留学することになっちゃったから… |
| ホントよ…コンクールの優勝者は一年間、留学して向こうで音楽の勉強をする事になってるの… |
|
だから… あなたとの忘れられない思い出を作りたかったのよ… |
| ねえ、どうして私が優勝できたかわかる? |
| 答えは簡単!ある人のことを考えて演奏したからよ… |
|
音楽で人を感動させるにはね 演奏者には心から聞かせたいって思える相手が必要なの… |
| 今までの私は、そんなこと考えてもみなかった… |
| それに、聞かせたいって思うような相手もいなかったしね |
|
でも、よーく考えたら私にもいたの 聞かせたいって思える人が… だから勝てたのよ |
|
ウフフッ…さあね… それくらい自分で考えなさい… |
|
ありがとう… 今日は私のワガママに付き合ってくれて… |
| ほんと?迷惑じゃなかった? |
|
ウフッ、よかった… おかげで最高の思い出ができた… |
|
ウフフッ…ちょっぴり 物足りなかったけどね… |
| ウフッ…まあね… |
|
今日は、どうしても、あなたと 一緒に行きたいところがあるの… |
| 付き合ってくれる? |
|
そうよ… 少しでいいから、付き合って… |
| そこにいるのは、誰? |
|
お願い!他のみんなには 秘密にしておいて欲しいの… 私が放課後練習していること… |
|
しっかり聞いてよね… あなたの為だけに演奏するから… |
| あなたにだけは、見届けて欲しいの… |
| 私、今まで生きてきた中で最高の演奏をするからね! |
| ふうっ…やっとあなたに聞かせることができたね… |
|
おねがい… もう少し、もう少しだけこのままでいさせて… |
| 私にとっては、やっぱりものすごく心残りだった… |
| あの時、あなたにあの演奏を聞いてもらえなかったことがね… |
| だから、だから、同じことをまた繰り返したくなかったの… |
|
ねえ… 今度はちゃんと聞いてくれる? 感謝の心を込めた私の演奏を… |
|
私、あの時、誓ったの… いつか、あなたの為だけにバイオリンを演奏したいって… |
|
今日のこと忘れないでね… 私があなたの為だけにバイオリンを演奏したってことを… |
| …………… |
| 忘れないでね…私のこと… |
| ありがとう… |
| 私ね…あなたのことを… |
|
ううん、いいの やっぱりやめとく… |
|
いなくなっちゃう私に こんなこという権利なんてないしね… |
| うん… |
| ありがとう、来てくれて… |
|
うん… 本当はまだ、少し迷ってる… |
| だから、どうしてもウィーンに行く前にあなたに会っておきたかったの |
| どうしても、留学しちゃう前に自分の気持ちをあなたに伝えたかったからね… |
|
まず…あやまらせて欲しいの… あの手紙のこと… |
|
そう…もう、わかってるとは思うけど、あの手紙… 私が出したの… |
|
あなたに会いたくて、東京まで行ったけど、寸前で思いとど まって… |
| あなたにも、私のことを思い出して欲しかったから…それで… |
|
いいの… だって、おかげで私はずっとずっとあなたを忘れずにいられたんだから… |
|
あなたが転校していってから… 私、前よりもっと、バイオリンを弾くようになったの |
|
弾いている間は… あなたがそばにいるって思えたから… |
| それに、ね… |
|
いつかあなたに聞かせたい あなたの為だけにバイオリンを演奏したいって、そう思ったから… |
| 私…あなたが好き! |
| この前、音楽室で、やっとあなたの為だけに、バイオリンを弾くことができて… |
|
私、気がついたの… 自分の本当の気持ちにね… |
|
でも、あなたは… 私のことどう思ってるの? はっきり教えて欲しいの… |
| あ… |
|
う、嬉しい… ホントにそう思ってくれてるの? |
|
でも、皮肉ね… 二人を結んでくれたバイオリンが、また二人を離ればなれにしちゃうなんて… |
| 私は… |
| 私は自信ないな… |
|
だから…お願い… キスして… |
| すき… |
| …………… |
| ウフッ…これでもう大丈夫… |
| だって、ファーストキスだったんだからね… |
| わかる?ウフフッ…昨日ね… |
| 断っちゃったの!ウィーン行き! |
| うん…ウフフッ… |
|
さあ…どうかしら… でも、もう、絶対留学したくないことだけは確かね! |
| だって、あなたの気持ちがはっきりわかったんだから… |
|
もちろんよ!ヘンな心配しないで バイオリンくらい、日本でだって充分勉強できるもの! |
| それより、これ… |
|
一番のお気に入りだけど… あなたにあげる… |
|
あなたに持っていて欲しいから… 私が身につけていたものをね… |
| 春になったら私も東京に行くからね |
|
パパに大きなマンションを借りてもらうから… 何だったら一緒に住んじゃおうか? |
|
ウフフッ… 楽しみに待っててよね! |
| それじゃあね… |
| あっ… |
| 何、言ってるの、全然、大丈夫よ! |
|
それよりわざわざ見送りに来て くれて、ありがとう… |
|
会えて良かった… 向こうに行っちゃったら一年は会えなくなっちゃうからね… |
|
いやあねえ… そんな暗い顔しないでよ… |
| で…話って…なあに… |
| そ、そう… |
| えっ… |
| ほ、本気で言ってくれてるの… |
| えっ…私は… |
| 私は… |
|
あなたの気持ちはとっても嬉しい… でも、やっぱりダメ… |
|
だって、私は留学しちゃうのよ… 一年も離ればなれになったら… |
| きっとあなたの気持ちだって変わっちゃうわよ… |
| 恋愛に絶対なんてあるのかしら? |
| あ… |
|
ホントに ホントに待っててくれるの? |
| ありがとう…嬉しい… |
|
私も、あなたが好き… 私だって帰って来るまで、好きなのはあなただけでいれるって誓えるからね… |
| あなたが好きよ…大好き… |
|
やっぱり… 男の子の胸って広くて大きいね… |
|
忘れないでよ…私のこと… 絶対に… |
|
ごめんなさい… やっぱり…ダメ… |
|
あなたの気持ちは嬉しいけど 私、心変わりしないっていう自信がもてないから… |
| できない約束は、結局お互いを不幸にするだけだから… |
|
ごめんね… でも、恋愛はもっとお互いのこと、わかり合わなくちゃね… |
|
あっ… 別に責めてるんじゃないわよ |
| やっぱり、東京と長崎は遠いしね… |
| 今日は、わざわざ見送ってくれてありがとう… |
| それじゃ…私、そろそろ行くね… |
| 今までありがとう…さよなら… |
| あっ… |
|
やっぱり…思った通り 迷惑そうな顔ね… |
| いいわよ、嘘つかなくても… |
| もし、好きな娘がわざわざ訪ねてきたら、もっと嬉しそうな顔するはずだもの… |
|
でも、理由を教えてくれない… どうしてなのか? どうしてもう会えないのか? |
|
ふ〜ん…そうなの… ねえ、その娘って私よりキレイなの? |
| ううん、やっぱりいい… |
|
バカなこと聞いちゃったね… 最後に一言だけ言っていい? |
|
あなたバカじゃないの 私をふるなんて! |
|
女の子を天秤に掛けるなんて! 最低〜! |
| あっ… |
| へえ〜、東京から近いからもしかしたら、とは思ってたけど… |
| ウフフッ、ホントに会えるなんて思わなかったわ! |
|
さっき着いたばっかりなの… 親戚が横浜にいるのよ |
| パパと一緒に来たんだけど大人ばっかりだから、退屈で… |
|
ウフフッ、それで 一人で、抜け出して来ちゃったの… |
|
そうだ、ねえ、あなた… 横浜は詳しいの? |
| あらっ、横浜にも住んでたの… |
|
それじゃ、ちょうどいいわね… 案内してくれる? |
| いいのよ! |
| ウフッ、よろしくね |
|
ウフフッ… なんだか妙な気がしない? |
| だって、あなたと横浜でデートしてるなんて… |
| 何だか、二人で旅行に来たみたい |
| うれしい? |
| ウフフッ…そう… |
| 横浜の中華街って大きいのね〜! |
| 何だか、ちょっと悔しいわね… |
| そうだ、せっかくだから食べ比べてみない? |
| もうっ、グルメ番組みたいな事言わないの! |
| ウフフッ… |
|
ふ〜う… なんだか、あっという間の1日だったわ |
| 横浜へ行くなんて面倒だとばっかり思ってたけど… |
|
あなたのおかげで、楽しかった… ありがとう、付き合ってくれて |
| ウフフッ…そうよね… |
| それにしても… |
|
なんだかここ… カップルばっかりじゃない? |
|
ねえ、もしかして… いい雰囲気だなあ〜とか思ってる? |
| …………… |
| な〜んだ、残念! |
| 私は…そう思ってたのに… |
|
さ、もう帰ろうっと… じゃあね、また今度長崎で… |
|
何事もタイミングよね… ウフフッ、バァーイ! |
| ふ〜ん、そんなに私と一緒にいたくないわけ… |
|
ならいいわよ、それじゃ! バァーイ! |
|
なんだ、そうなの… それじゃ仕方ないわね |
|
いいのよ、気にしないで… それじゃ、また今度長崎でね! |
| あっ… |
| ちょっと!どうしたの? |
|
私は、演奏会に招待されたのよ… コンクールとは違うから気楽なものなんだけどね… |
| そういう、あなたは? |
|
あら、そうなの… でも、どうして? |
| ふ〜ん… |
| どうせなら、長崎に来ればいいのに… |
|
へえ… モテるって言いたいわけ? |
| はあ?何それ? |
| ふ〜ん…ヘンなの |
|
まあ、いいわ… それじゃ、もう行かないと |
| たまには長崎にも来なさいよ、ね? |
|
ウフッ、待ってるから… それじゃ、バァーイ! |
| あら… |
| へえ、まさか会えるなんて思わなかった… |
| ちょっとね、コンサートを聞きに来たの |
|
そうよ、知らないの? 今ね、ウィーンの楽団が東京に来てるのよ |
|
あ、そうだ… 早く着きすぎて困ってたの |
|
ねえ、どこかに 連れてってくれない? |
| ウフッ、よろしくね! |
| へえ、この辺りが東京の新名所ってわけなのね |
|
ウフッ、そうみたいね… だから私をここに連れてきたの? |
| カップルが来るところだから…? |
| ふ〜ん… |
| 意味があってもよかったのに… |
| バカね…ウフフッ |
|
ううん、オマケつきよ… 男の人なの… |
| ウフフッ…気になる? |
| あら、ちょっとなの? |
|
そう…その人ね… 70歳近いお爺さんなの |
| 私のバイオリンの先生よ! |
| ウフッ、安心した? |
| 心配しなくても、一緒に旅行するようなボーイフレンドはいないわよ! |
| こうやって、一緒に過ごす人はいるけどね… |
|
あっ…いっけない! もうすぐ開演時間だわ! |
|
あ…いいのよ 私が頼んだんだから… |
| それに、楽しかったし…ね? |
| ええ、コンサート会場の前でね… |
|
そうね、それじゃ、また今度… また、長崎に来てくれるんでしょ? |
|
よかった、待ってる… それじゃ、元気でね! |
| …………… |
| な…何しに来たのよ! |
|
捜して長崎まで? ふ〜ん、ヒマなのね… |
|
さっさと帰りなさいよ! 忙しいんでしょ、色々と |
| …………… |
|
わからない? ねえ、ホントにわからないの? |
| …………… |
|
さあね… 知らないわよ、あなたなんか! |
| …………… |
| えっ… |
|
そ、そんなこと言っても… 遅いわよっ! |
| …………… |
|
ふう… わかったわよ! もう、許してあげる… |
| ここまで来てくれたんだしね… |
| でも、また電話して来なかったりしたら…もう知らないわよ |
| ウフッ、ずいぶんと素直じゃない? |
| そ、そう…ありがと… |
|
残念でした! 今日はこれから用事があるの |
| デートしたければちゃ〜んと電話してくれないとね! |
| ウフッ… |
|
今日は、こんなところまで来てくれて… うれしかった… |
|
こりずにまた来てよね! 待っててあげるから… バァーイ! |
| あら? |
|
ちょ、ちょっと、どうしたのよ? なんでここにいるの? |
| ふ〜ん…そんなこと言ってホントは、女の子をナンパしてたんじゃないの? |
|
わかったわよ、一応信じてあげる… ウフフッ |
| 何って… |
| 友達と遊んでたんだけど? |
| …………… |
|
なにそれ、バカじゃないの? あなたこそ、さっさと東京に帰りなさいよ! |
|
残念でした! もう解散して、みんな帰るところだから |
|
ウフッ、もちろん 送らせて、あげる… |
|
バ、バカなこと言って… もう帰るところなんだから |
|
ウフッ、もちろん… いいわよ |
|
でも、何だか悪いわね 東京人のあなたに送ってもらうなんて |
| まあ、少しだけでも一緒に過ごせて、私はうれしかったけどね… |
| ウフフッ、それじゃ気をつけてね? |
|
待ってる… 元気でね! |
| あら?あなたは… |
|
なんだ、来てたの? や〜ねえ、教えてくれればよかったのに… |
|
それがねぇ… あ〜あ、気が重いわよ、もう… |
|
これから、パパのゴルフ仲間のおじさま達と会食なの… つまんないのよね、ホント… |
| パパったら、こういう席があると必ず私を連れてきたがるんだから… |
| まあ、自慢の娘だから、仕方がないけどね… |
|
冗談じゃないわよ! パパの顔を立ててるだけなんだから |
| そうしちゃおっか? |
|
なんてわけにもいかないのよね、これが… 一応、パパの顔を立ててあげないと |
| ウフッ、そうね… |
|
ほんと、私もそう願ってるん だけどね… |
|
あっ、いけない! もう行かないと… |
|
ううん、いいのよ こっちこそゴメンね、せっかく来てくれたのに… |
| 今度は、ゆっくりと…ね? |
| ウフフッ、それじゃ元気でね! |
| ちょ、ちょっと… |
|
あれっ、じゃないわよ! 来てたんなら連絡ぐらいしなさいよ、もう… |
|
まあ、会えたからいいけど… ウフフッ |
| ところで、私、家に帰る途中なんだけど… |
| もちろん送ってくれるわよね? |
| あら、こんなキレイな女の子に夜道を一人で帰れって言うの? |
| …………… |
| あなたって、信じられない人ね! |
|
情けないわね〜 いちいち確かめないの! |
|
ありがと… ウフフッ、よろしくね? |
|
ありがとう、助かっちゃった… また来るんでしょ? その時は、電話してよね |
| そうね… |
|
あ、気をつけて帰ってね… それじゃあ、元気で! |
| あら? |
| …………… |
|
もうっ、どうして連絡しないの? 都合が悪い日に来てもしょうがないじゃないの! |
| 私だって残念よ、もう… |
| まあいいわ、とにかくそこまで歩きましょうよ、ね? |
| それにしても… |
| いきなり、こんな所に来るんだから元気なのよね? |
| 私は、まあ、元気…かな? |
|
ウフフッ、お互いに元気だってことがわかったから… 来てくれてよかったのかな |
|
でも、やっぱり もったいないでしょ? せっかく長崎まで来たのに… |
|
そ、そう… ウフフッ、ありがとう… |
| あ…私、もう行かないと |
| なんだか悪いわね… |
|
今度は、電話してよね? あなたは会えるだけでよくても 私は、それだけじゃ物足りないから |
|
ウフフッ… それじゃあね ちゃんと電話しなさいよ! |
| あら? |
| …………… |
|
もうっ、どうして連絡しないの? 都合が悪い日に来てもしょうがないじゃないの! |
| 私だって残念よ、もう… |
| まあいいわ、とにかくそこまで歩きましょうよ、ね? |
|
まあね… カップルと観光客ばっかりだけど |
| ウフッ、そういえばあなたには両方ともあてはまるわね? |
| 今度また、時間があるときにゆっくり案内してあげる… |
|
こんなキレイなガイドさん まず、いないでしょう? |
| ど、どこよ… |
| ひっどい…男の人じゃないの! |
| あ〜っ…だましたのね! |
| もう…ウフフッ |
|
あっ、いけない… 散歩してる場合じゃなかったわ |
| 悪いと思うなら、今度は来る前に電話しなさいよ? |
|
ウフッ、それじゃ また今度ね! |
| ちょ、ちょっと! |
| やっぱり…来てたの? |
| ウフッ、ありがとう… |
|
でも残念ね アポなしでデートできるほど私もヒマじゃないから… |
| ま、まあ… |
|
せっかく来てくれたんだから 少しくらいなら…いいわよ 付き合ってあげても… |
|
それじゃあ… この辺を少し歩きましょう? |
| ちなみに、私は怒ってるんだけど |
| だって、偶然会えなかったらそのまま帰っちゃうんでしょう? |
| つまんないじゃない、そんなの… |
| 当然よっ! |
|
それじゃ私、そろそろ 行かないといけないから… |
| いいわよ、もう |
|
ホント言うとね 会えて、私も少しだけうれしかったから… |
| でも、今度は電話しなさいよ! |
|
ウフフッ… それじゃ、元気でね… |
|
バァーイ! 気をつけて帰りなさいよっ! |
| ちょ、ちょっと! |
| やっぱり…来てたの? |
| ウフッ、ありがとう… |
|
でも残念ね アポなしでデートできるほど私もヒマじゃないから… |
| ま、まあ… |
|
せっかく来てくれたんだから 少しくらいなら…いいわよ 付き合ってあげても… |
| さて、それじゃ…この辺を歩きながら話しましょうか? |
| 時間も、そんなにないことだし |
| あ〜あ、もっとゆっくりデートしたかったわね〜 |
| それとも、何かのついでに寄ってみただけなの? |
|
ウフッ、そうよね 東京から九州までくるのについでも何もないわよね? |
| うん?何か言った? |
| ヘンなの…まあ、いいけど |
|
あっ、そろそろ、私 行かなくちゃ… |
|
ごめんね あんまり付き合えなくて |
| まあ、その通りよね… |
|
だから、また来なさいよ、ね? ちゃんとアポとってくれればゆっくり付き合ってあげるから |
|
それじゃ、電話待ってるから… またね、バァーイ! |
| あらっ… |
| へえ、会いに来てくれてたの? |
| そうねえ、どうしようかな… |
|
う〜ん… やっぱり、やめとくわ… |
| バイオリンの練習があるから… |
| 言っとくけど、いきなり来るあなたが悪いのよ! |
|
でも… せっかく来てくれたんだし… |
| やっぱり、遊びに行っちゃおうか? |
|
ホント? ホントにまた来てくれる? |
|
それじゃあ 今日は我慢するわね… |
| ウフフッ… |
| 今度はちゃんと連絡してよね |
| 電話、待っててあげるから…ね? |
| 気をつけて帰ってね! |
|
大丈夫!言われなくてもがんばるわよ… バァーイ! |
|
はい 遠藤ですけど… |
|
あらっ…ウフフッ…よかった… 電話、待ってたのよ… |
| ん?どうしたの? |
|
会えない? それ、どういう意味? |
| なに言ってるのよ…急に… |
| ちょ、ちょっと、待ちなさいよ! |
|
もしもし? 遠藤ですけど |
| …………… |
|
ふ〜ん… ずいぶん、久しぶりじゃない? |
|
何か用? 私も、あなたと一緒で忙しいのよ |
| べ・つ・に! |
|
ふ〜う… まあ、いいけどね… 久しぶりに声が聞けたし |
|
でも、今はホントに忙しいのよ… ゴメンね?悪いけどまた今度電話してくれる? |
| それじゃね…バァーイ! |
|
はい 遠藤ですけど |
|
あら… ホントに電話してきたのね |
|
そんなことないわよ… ウフフッ、少しは楽しみにしてたんだから |
|
はい 遠藤ですけど |
|
あら… ウフフッ、元気そうね? 電話、待ってたのよ |
|
そうそう、プレゼント 贈ってくれたでしょう? |
|
ええ、とっても! 結構いいセンスしてるんだもの あなたのこと、見直しちゃったわ! |
|
そうね、まあ それなりに嬉しかったけど |
|
そうなの? ウフフッ、いいわよ デートしてあげても |
|
そうねぇ〜 じゃあ、今度の… |
| 日曜はどう? |
| 月曜はどう? |
| 火曜はどう? |
| 水曜はどう? |
| 木曜はどう? |
| 金曜はどう? |
| 土曜はどう? |
|
もうっ、しょうがないわね… じゃあ、次の週の… |
|
なによそれ… そんなに先のことなんてわかるわけないじゃない! |
| もう…せっかく… |
| な、なんでもないわよっ |
|
そうね、そうしてくれる 待っててあげるから |
|
そう? それじゃ、この日はあなたとデートってわけね |
|
ウフフッ、私も楽しみにしておいてあげる… 遅れずにちゃんと来なさいよ |
| じゃあ、またね…バァーイ! |
|
もしもし、晶だけど… もう、またいないの? |
|
最近いっつもいないじゃない… アルバイトってそんなに忙しいの? |
|
たまには… 電話ぐらいしてくれてもいいんじゃない? |
|
私、待ってるから… 声ぐらい聞かせなさいよね! それじゃあ… |